昨晩はポスト小泉候補の一人、福田康夫氏がやってくれました。読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄氏や政治評論家、ベテラン政治記者らによる「山里会」に招かれ、会場近くまで来ておきながら、テレビカメラが待ち構えているのを見てドタキャンするとは‥。これは福田氏にしかできない。さすがです。時の首相を含め、有力政治家がマスコミ幹部とひざを突き合わせて本音で語り合う山里会をドタキャンするなんて、並の政治家には真似ができないことです。

 

 そんな「超大物」である福田氏がもし首相になったら、どんな政策課題に取り組むでしょうか。新聞は政治家の政策を取り上げないとよくお叱りを受けることもあり、これまでの言動などから、独断と偏見(それと見聞)をもとに推し量ってみました。

 

 まず、なんといっても「日中首脳会談」はすぐに再開しそうですね。これは中国は大喜びで応じるでしょう。マスコミも大きく取り上げるでしょうが、ただ、その効果は疑問です。外務省の元中国課長は「福田氏が首相になれば、首脳会談は復活するだろうが、それで日中間の諸懸案が解決するわけではない」と冷静な見方をとっています。

 

 福田氏といえば、台湾の李登輝元総統の訪日にも反対していましたが、当時、外務副大臣として李氏の訪日に尽力した衛藤征士郎氏がいま、福田応援団の団長役を務めているのも解せない限りです。

 

 次に、国立・無宗教の追悼施設をつくることも当然、やるでしょう。福田氏が官房長官時代に立ち上げた諮問機関「追悼懇」のメンバー10人の人選では、「福田さんは当初、靖国神社参拝に賛成の人は1人も入れないと言っていた」(官邸関係者)ほどですから。

 

 夫婦別姓もやりそうだし、男女共同参画社会も推進するでしょう。以前、産経(私)が全国の市町村の男女共同参画条例を調べて問題点を指摘した際、官房長官記者会見で記事をろくに読まずに「何も問題はない」とにやにや答えていたぐらいですから。

 

 日朝国交正常化には意欲を示しそうですが、拉致問題には冷たそうですね。この件は以前のブログに書いたので省略させていただきます。

 

 選挙応援は嫌いのようだから、来年の参院選への取り組みはどうなるのかな。何せ、前回の参院選では、自分の下で官房副長官を務め、同じ群馬(福田派王国)選出の上野公成氏の選挙応援すらやろうとしませんでしたし。

 

 皇室典範改正については、福田氏はばりばりの女系容認派ですから、秋篠宮妃紀子さまのお子様の性別にかかわりなく、押し進めることでしょう。そうなると、自民党議員の大半はこの問題ではノンポリだから、皇室の歴史に大転換が訪れるかもしれません。

 

 永住外国人への地方参政権付与はどうかなあ。この問題に対する福田氏の考え方はよく知りませんが、この問題にこだわる公明党とは仲良くしそうだからなあ。うーん。

 

 思いつくまま、適当に記してみましたが、みなさん、どうお感じになったでしょうか。

 

 まあ、いずれにしろ、これまでの言動に基づく仮定の話であって、実際に首相になれば違う対応をとられるのかもしれません。ただ、安倍官房長官に批判的で、福田氏擁立に熱心だったナベツネさんを袖にするなんて、「やっぱり総裁選に出るのは諦めたのかな」と感じています。やはり福田氏に「出ろ出ろ」と言っている山崎拓氏も周囲には「福田さんは横着だ」と漏らしているようですしね。