沖縄・渡嘉敷島で昭和20年に起きた住民集団自決について、那覇市在住の照屋昇雄氏が、60年以上たって「軍命令は創作」だったと勇気ある証言をしてくれました。ろくな根拠もなしに軍による強制と記述している歴史教科書の一刻も早い訂正が求められるところですね。久しぶりに心からうれしいニュースでした。
旧日本軍の行為については、ほかにも南京事件のように誇大というのもバカらしいほどめちゃくちゃな宣伝工作が行われている問題もありますね。その中でも、日本人自らが世界における日本のイメージを「セックススレイブの国」に貶めたのが、平成5年に当時の河野洋平官房長官が出した慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話、いわゆる「河野談話」でした。
これは、元慰安婦とされる韓国女性からの聞き取り調査のほかは、資料も根拠もなしに旧日本軍に慰安婦調達の強制性を「政治決断」だけで認めた最悪の談話でした。河野氏や当時の宮沢首相は、韓国の要請にしたがって強制性を認めることで、この問題に決着がつくと愚かな判断を下し、すべての日本人に耐え難い恥辱の烙印を押しました。
私は正直言って、もし地獄というものがあるのなら、河野氏は間違いなくそこに行くだろうと思っています。過激なようですが、それぐらい怒っています。以下がその河野談話の要旨です。
《調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接、あるいは間接にこれに関与した。当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。(平成5年8月4日)》
宮沢氏や河野氏のナイーブな政治判断とは裏腹に、韓国はその後、国際社会で日本軍による慰安婦強制連行・慰安婦の性奴隷化という虚構を撒き散らし、現在のノムヒョン大統領に至っては、日韓基本条約を無視して「日本は賠償すべきは賠償しなければならない」とまで妄言を吐きました。さすがに、日本政府は相手にしていませんが。
さてそこで、河野談話ができる際の事務の官房副長官(官僚のトップ)だった石原信雄氏に対し、産経新聞が昨年7月に行ったインタビューの詳録を紹介したいと思います。これは紙面化されていますが、字数の制限がある紙面からあふれた分まで伝えることで、あるニュアンスを感じ取っていただければと考えました。埋もれさすには惜しい内容だと思うのです。
Q 慰安婦と政府のかかわりを示す資料はあったのか
石原氏 国外、国内、ワシントンの公文書館も調べたし、沖縄の図書館にも行って調べた。それこそ関係省庁、厚生省、警察庁、防衛庁とか本当に八方手をつくして調べた。当然といえば当然だが、日本側の公文書では、慰安婦といわれるような女性を強制的に募集するような文書はない。八方手をつくしたがそんなものはない。日本政府が政府の意思として韓国の女性、韓国以外も含めて、強制的に集めて慰安婦にするようなことは当然(なく)、そういうことを裏付けるデータも出てこなかった。(慰安婦の)移送・管理、いろんな現地の衛生状態をどうしなさいとかの文書は出てきたが、本人の意に反してでも強制的に集めなさいという文書は出てこなかった。当たり前で、国家意思としてそういうことはありえない。(中略)少なくとも、政府の意思として動いた人にそういうことはなかったと思う。文書にないんですから。ただし、戦争が厳しくなってから「(軍が人数を)割り当てした」「軍の方からぜひ何人そろえてくれと要請があった」と、そういう要請はある。それは、従来であれば、業者の人たちが納得ずくで話し合いで本人の同意のもとに数をそろえた。ところが、戦争が厳しくなってからどうも、ノルマを達成するだめに、現地判断で無理をしたのが想定された。(中略)(韓国女性に)ヒアリングした中には、意に反して(慰安婦)にされたと涙ながらに話した人がいた。
Q 意に反するといっても、親が本人に黙って業者に売ったケースもありうる
石原氏 そこはああいう戦時下のことだから。しかも個人の問題だから、親との話がどうだとかはこれは追究しようがない。(中略)裏づけ、本人の親と会うとか、当時の関係者と会うとかそういう手段はない。もっぱら本人の話を聞くだけだ。
Q これで日韓間の騒動が収まるとの政治判断によって、かえって問題は大きくなった。訴訟を起こした韓国女性のいう自らの経歴も二転三転している
石原氏 我々はできるだけ客観的事実を聞き取るための条件設定努力を続けたけど、それは限界がある。こっちに捜査権があるわけじゃない。誰がどうだったか、金銭関係はどうだったかとか調べることはできない。それは不可能だ。そこは日本政府の意を受けて強制したかどうかは分からない。(中略)我々は、当時の関係者として、いかなる意味でも日本政府の意を体して日本政府の指揮命令のもとに強制したということは認めたわけじゃない。
Q 河野談話からは、甘言、強圧の主体が誰かが欠落している
石原氏 普通の談話であれば、物的証拠に基づく手法ではああいうものはできない。だから、論者によっては当然、そこまでいかないのになぜ強制を認めたのかという批判はあるでしょう。あの当時、「絶対強制なんかなかった」「とんでもない話だ」と反対意見もあったし。だけども、本人の意思に反して慰安婦にされた人がいるのは認めざるをえないというのが河野談話の考え方、当時の宮沢内閣の方針なんですよ。それについてはいろいろとご批判はあるでしょう。当時からあったが。
Q 石原さんは反対しなかったのか
石原氏 私は補佐役だから、弁解なんかしない。過程はいろいろあるが、政府として内閣として補佐にあたった以上は私は全責任を負わないといけない。個人的にどうだとか言ってはいけない、組織の人間としては。まとまるまでは中で議論があったが、まとめた以上はそこにいた人間は逃げられない。
Q 河野談話が出された結果、国連人権委員会などでも「セックススレイブ」という言葉が使われるようになった
石原氏 それはもちろん、そういうことに利用される可能性は当然ある。限られた状況の中で意に反した人がいたと認めれば、やはり訴訟している人たちは一事が万事、すべてが強制だと主張しているが、それを認めることになるというリスクは当然、あの談話にはあるわけだ。それは覚悟した。そういう風に言われるだろうと。だから出すべきでないという意見も中にはあった。だけど、政府として決めたんだから、我々関係者は少なくとも弁解がましいことはいえない。
Q 宮沢首相の政治判断か
石原氏 それはそうですよ。それは内閣だから。官房長官談話だけど、これは総理の意を受けて発表したわけだから、宮沢内閣の責任ですよ、もちろん。
Q 国家賠償請求につながるとは思わなかったのか
石原氏 全く想定していない。それはもちろん、あの談話をまとめるにあたっては外務、財務、法務省すべて関係者は承知している。われわれはあの談話によって、国家賠償の問題が出てくるとは全く想定していなかった。当然、当時の韓国側も、あの談話をもとに政府として要求するということはまったくありえなかった。(中略)慰安婦問題はすべて強制だとか、日本政府として強制したことを認めたとか、誇大に宣伝して使われるのはまことに苦々しくて仕方ない。もちろん、こういうものをいったん出すと悪用される危険はある。外交関係とはそういうものだから。だけど、あまりにもひどいと思う。(中略)それが(韓国は)今日まで、いろんな国際会議で日本政府が政府の意図で韓国女性を強制的に慰安婦にしたと言っているが、全く心外そのものだ。(後略、おわり)
すいません。これでもところどころ端折ったんですが、随分と長くなりました。石原氏は、慰安婦問題で二度、産経新聞の取材に応じてくれた(二度とも私はその場にいました)こともあり、少なくとも彼の誠意と善意は本物だと感じています。一方、この問題の主役である河野氏は、産経新聞のインタビュー申し込みに応じようとはしません。朝日新聞のインタビューには応じ、自己弁護と自己正当化を試みていましたが。
インタビューを通じ、実は事務方の石原氏は河野談話に反対だったことが浮かんできますが、彼は「批判は甘んじて受ける」というスタンスですね。一方、無意味どころか有害な韓国との政治取引で日本と日本人の名誉に深い傷を負わせた河野氏は反省もせず、今日まで反日言動を繰り返しています。河野談話が、仮に善意や過去への贖罪意識からできたものだとしても、私はやはり許すことができません。
別に河野氏やその類の人に向けた言葉ではないかもしれませんが、ニーチェの次の言葉で締めくくりたいと思います。
《まことに、わたくしは、同情することにおいて至福を覚えるような、あわれみ深い者たちを好まない。彼らにはあまりにも羞恥心が欠けている。》
《ああ、同情深い者たちにおけるよりも大きな愚行が、この世のどこで行われただろうか?また、同情深い者たちの愚行以上に多くの悩みをひき起したものが、この世に何かあっただろうか?》
コメント
コメント一覧 (62)
いるんですね、ホントの国賊というのが。同情とは優越感の同義語だ!→ホイホイ語録より。宮沢というのも何処か胡散臭く許せないと思っております。個人的で申し訳ありませんが。
ホイホイ語録。面白そうですね。宮沢氏という人も、言動がよくぶれる人であります。
阿比留さま。何かひとこと。
このお名前を紙上で見たときはペンネームだと思っていました。失礼しました。
しかし、豊富な知識に裏打ちされたしっかりした論調は感心しながら読ませていただいております。
さて、私は'82年以来韓国とつきあっており第二の祖国と自負しております。余談ながら家内は「私は二号で本妻は韓国にいる」と吹聴しております。
私が知っている韓国人たちは年齢・職業とも多岐に亘りますが観念的反日は少ないように思います。たとえば慰安婦についても韓国で言われる挺身隊と慰安婦との違いも日本人以上に正確に理解しており、植民地支配についても肯定的とは言いませんが諸悪の根源とは考えていないようです。釜山のP氏は巨済島近くの吹島にある日本海海戦記念碑の撤去に反対していますしソウルの大学教授夫人は総理大臣が靖国へ参拝するのは不愉快だが当然であり理解できると言っています。
河野・宮沢両氏の土下座謝罪は声なき韓国人にも馬鹿にされていることを知っていただきたいのです。
私はこの手の“すりより友好”は結果として韓国人を侮辱するものであり、日本人にとっても自尊心を汚すものとなり政治家としてしてはいけない最悪の決断だったと思います。
ソウルの黒田さんがいう「あった歴史よりあるべき歴史」は韓国人が主張することで、日本人がその場しのぎで同調するものではありません。結果は河野・宮沢両氏が思っていた友好とは正反対の現状です。
この世は無常というけれども、あまりにも酷すぎる。
日本の歴史上最悪の時期なのではないかと思えるくらいだ。
真に人の為を思った行為は捻じ曲げられ、罵倒され、中傷される。
それが間違いであってと知りながら薄笑いを浮かべて謝罪もしない。
政治家も、小説家も、メディアも。
この国はどこへ向かおうというのか。
今日も貴重な取材資料をありがとうございます。いままで石原氏は河野洋平と同じ穴の狢くらいに考えていたのですが、見方が変わりました。
それにしても河野洋平という御仁は正真正銘の売国奴ですね。心に後ろめたさを持つがゆえに自己弁護に走るのでしょう。破廉恥な男です。
中曽根・河野両者とも悪徳商法につかまり、証文を書かされた挙げ句、それをネタに脅かされているみたいですね。
一筆書けば無かったことにするとか言われて。
私の考えを言えば、神道の融通無碍を言い過ぎるのはよくないと思います。中曽根元首相のようなご都合主義につながりかねない危険があると思うからです。天皇ご親拝の問題は、別に今すぐでも可能だと思います。現に、弟宮である常陸宮さまをはじめ、皇族方はほとんど参拝されていますし。
私も「すりより友好」はしょせん、対等であるべき相手を下に見た、一種の侮辱だと思います。また、その場しのぎで相手に合わせて一時的に摩擦を回避するやり方は、後世の者にツケを回すものですね。
まあ、悪い面に目を向けると暗澹たる気持ちにもなりますが、世の中いい方向に向かっていることもあると思います。一度に全部変わることはありませんが、私には正統保守である安倍首相の誕生も、日本が新しい時代へ進んでいることの表れのような気がします。
石原氏は、少なくとも次の古川貞二郎氏よりははるかに信念のある人だと思います。インタビューにも、かなり率直に答えてくれたと思います。
どうして危険性に気付かないのか、気付いても甘く見るのか。外交ゲームで相手の善意を信じるなんて愚の骨頂でしょうに。分かりません。
うーん。社論を代表する社説(弊紙の場合は主張)と個人の署名コラムは違うとしかいえません。小泉さんの靖国参拝で、かなり属国状態を脱したと思ったのですが…
阿比留様
やはり現場に居られた人の表現には迫力が有ります。
そして、石原さん、河野の悪代官ズラ、オランウータンが干からびた顔の宮沢の顔が思い浮かびます。「ドンコンならんな」こん奴らは! そして思い浮かぶのは、河野の倅の顔です。小生が河野太郎の立場ならば、この問題が起きた時またあまりに媚中発言があったときは同じ政治家として諌め引退を促しますが、小生の考えが常識とするならば、息子も似たような考えでしょうか?まさか親子で日本を食い物にしようとしている訳ではないでしょうね?麻生さんもどうしてこんなグループに居るのでしょうか不思議でなりません。
それから、お絵かきじいさん様の案じていられる「蛙の遠めがね」の石井さんは、陛下のご親拝が何の憂いも無くできる為にはこんな方法も有るんじゃないでしょうかと靖国神社に問いかけられたのではないでしょうかね。分祀は反対だけど、と解釈して読ませていただきましたけど。
これを書いている時、北朝鮮が核実験の準備が出来後は金正日の指示を待つだけというフジテレビのニュースが報じていました。
ただ、ありがとう。正論だ。余談だが胸のつかえが取れた思いだ。
彼は政治家だ。だから我々は彼の不能を許すべきではないのだ。
政治家の場合、破廉恥、不義に留まることはけしてない。
結果に責任を問われることを、河野さんは、恐らく理解していない。
だからこそ、許すべきでないのだ。
彼が為しうる唯一の善は、今すぐ一切の影響力を放棄することだ。
河野太郎氏は接点がないので実はあまり知らないのですが、洋平氏と同じではないようです。しかし、正統保守でもありません。麻生さんは加藤紘一が嫌いで河野洋平についたといったところでしょうか。宏池会の限界というか。
私は、神道学については全く無学です。しかし分祠とは、至る所に八幡様、天神様があることと理解しております。石井さんの言われる別の神社へは、加藤、小沢・・のいう分祠と同じですね。それが融通無碍の意味としかとれません。
河野自民党総裁のもとで、自民党の綱領から憲法改正が削られそうになったとき、もっとも強く抵抗したのが現在の中川昭一農水相と安倍官房長官でした。河野さんは自分の罪深さをついに自覚しないまま、これからも過ごすのでしょうね。
そうですね。私がこれまで神道関係者に取材した限りでは、残念ながら石井さんの主張はよく分かりません。すいません、明確なことがいえなくて。
しかし、考えようによっては産経新聞としての主張は靖国神社かくあるべしであっても、いやわしはちょっと違うという論者の主張も掲載する方が自由にして民主的なプレスである証明になるんではありませんか。
むしろ、社主以下社を挙げて金太郎飴キャンペーンを繰り広げる方が異様です。
阿比留記者様、コメントは不要です。
1)特定アジアの対日工作に絡めとられて、ニッチもさっちもいかない。この場合、自己の誤りには気付いている。いずれ用済みと共に特定アジアから切り捨てられる。
2)真性バカ。信念に基ずき、過去現在の言動がある。だから、地獄へもあえて行く。その信念から選挙区の支持を受け議員を続ける。
個人的には、1)であってほしいと思います。2)だとあまりに哀れだし、国民の被害も止まらないからです。
阿比留様、お疲れでしょうから、コメントは不要です。
父Kの方は、(2)だと思います。信念というほど深いものではなく、ある時期そう思ったら、もうそれ以上考えることをやめてしまったというレベルだと思いますが。
政治家は結果責任ですから、両者はこの件について日本国民に謝罪すべきですな。
人間ですから間違えることはあると思います。でも、彼らは間違っていたことを決して認めないでしょうね。
わたしは、「蛙の遠めがね」の記事を重要なサインととります。書いてあることはいわゆるA級戦犯の御霊を「境内」こそ一緒であっても別の「社」(やしろ)に移せということです。これはいわゆる神道の正当な解釈である分祠の意味と違い、いわゆる分祠論者の使う分祠と同じ事です。産経新聞社のこれからの社としての方針(方針変更)を、OBを通じて送っている(探っている)のです。izaで最大のアクセスのある阿比留様のサイトの軒先を借りて、注意を喚起する次第です。屋山さんの正論欄の(我々の賛意を表する)言説も吹っ飛んでしまう可能性大な重大問題なのです。これからの問題なのです。
蛙の遠めがねの中での「融通無碍」というのは、同じ境内の中にある別の「おやしろ」へ”お祀り替え”をするそのための神道上の理屈(いいわけ)をつくりなさいと言うことです。石井さんの論は、靖国神社がこれまで神道という宗教上あり得ないとしてきた「いわゆる分祠論者」の「分祠」をすることを期待しているのです。これは神社の本質に関わる問題であって岡崎氏などの論じている末端の問題のレベルではありません。蛙の遠めがねという本来の新聞紙上ではないコラムの名を借りて大問題をとりあげているのです。
これを論じている人は、石井英夫という産経新聞の象徴のような人です。岡崎、衛藤というような有名人であっても完全な部外者ではありません。ここにも私は問題の重大性を見ます。
本論で報告しておられること以外のことをとりあげてまことに申し訳ありませんでした。蛙の遠めがねの記事について、私が感じている重要性からこのようなことを致しました。なにとぞご容赦ください。お詫びまで申し上げます。
私も違和感を感じる記事ではありましたが、社内で何かこれまでと異なる方針が決まったとか、そういうことは聞いていません。ですから、私は特に重視もしていないというのが正直なところです。
おはようございます。そうですか。社内で雰囲気的にもとくに動きはないのですね。私の杞憂だったのですね。なにしろ執筆者が石井英夫氏でしたし、わざわざ別のコラムをたててでしたのでね。有り難うございました。安心しました。ますますのご活躍を祈ります。
首相には外圧に屈することなく自己主張できる方を期待しています。
次期首相の安倍氏の主張されている政策にも共感はできますが、本日の毎日新聞の記事にもありましたが彼の主張がその背後にいる大学教授や岡崎氏の意見だけを反映しているのなら少し危険な感じがします。大きく左にゆれていたふりこがその反動で右側にちぎれて飛んでいかないか少々不安です。
個人的には岡崎久彦氏は大好きですが。
河野洋平の件。
そもそも従軍慰安婦などというコトバそのものが創作でしかない。同じ創作でも、渡嘉敷島の場合は「援護法適用申請のためだった」という悲しくも切ない現実があった。出来得れば、当時の厚生省の役人に大岡裁きがあったならば、と思わずにはいられない。
石原氏の話は説得力があるが、ただ一点「賠償問題は想定していなかった」と言うのは腑に落ちぬ。
ありもしないことでも謝罪する以上、賠償義務を負うのは国際常識ではないのか?
ご自身を含めて当時の関係者をかばっているように、私には思えてならない。
山本夏彦氏の顰に倣って…
官房長官談話を発表した河野洋平、そして許した宮澤喜一、そんなに謝りたければ、自腹を切れ、自腹を!!
やたらと安倍氏の本にゴーストライターがいるとか、ブレーンはだれだとか言いたがる人がいますが、当たっていません。確かに安倍氏と岡崎氏が親しいのは事実ですが、安倍氏は自分で考えて行動する人です。私はここ八年あまり、ずっと安倍氏の言動を見てきましたが、最近になってはじめて安倍氏に注目せざるをえなくなった人たちが、よく分からないままそんなことを言っているのでしょう。
そうですね。河野氏なんて大金持ちなんですから。私財のすべて元慰安婦に寄付したならば、少しは見直すこともできるんですが。
「一つの嘘をつくと,それを守るために新たな嘘を塗り重ねていく」..
自らの「心」も傷つくのだろうが,それで傷つけられた他人はもっと傷ついているのに..
河野氏も照屋昇雄氏や石原氏のように事実を認めて述べる「勇気」を持って欲しいですね.このままでは人間としても「失格」です.
それは、あいまいに誤魔化し、あるいはそしらぬ顔で通すことのできる国内問題とは違います。
それにしても、派閥順送り人事はとんでもない弊害で、とんでもない不適当な人間が大臣になってしまう。安倍氏がそういう内閣を作らないことを望みます。
同感ですが、そんな勇気も誠実さもないのでしょうね。
安倍氏支持を表明した古賀誠氏と二階俊博氏が昨日から、安倍氏が大反対した人権擁護法案をまた持ち出そうと動きはじめました。一体何を考えているのやら。
http://www.zamami.net/miyagi.htm
このときに全責任を負った梅澤部隊長も大変な困窮生活を送られたと聞きます。
今後この件について続報を書かれるのなら、この事件も合わせてスポットを当てて頂ければと思います。
ところで河野洋平ですが、福本伸行さんのコミック「銀と金」(双葉社)で、彼奴をモデルとした巻があります。(10・11巻、競馬勝負)
河野の泣きっ面をご覧になれば少しは溜飲が下がるかも。
(少し古い本なので、book offあたりのほうが見つけやすいです。)
日本軍が遺棄していない兵器の補償話を中国とまとめてきたのも彼ですね。
泣きっ面…探してみます。
>人権擁護法案をまた持ち出そうと動きはじめました。一体何を考えているのやら。
同和事業が終わって、開放同盟は人権にシフトしてますから、彼らの利権獲得に動いているのでしょう。
先日の長野知事選でも開放同盟が運動してた人が勝って、同和事業に批判的だった田中元知事が落選しました。選挙運動や票田という意味もあるんでしょうね。
しかし一部の利益のために大多数に不利益を与え、国政を歪め、自身の益のみを図るのは困りものなのですが、そういう分別もない人達なのでしょう。
いくら安倍氏支持を表明しても、安倍氏は古賀氏を重用する気はまったくありませんから、早速嫌がらせでもはじめたのかとも思いました。何しろ、やれやれ‥
河野は29日にまた福岡で工作活動を行ったようですね。
民主主義国日本で立法の長たる人間が共産主義国の工作員であるという事実は、もう絶望的な気分になりますね。
産経新聞、阿比留氏には是非中心となっていただいて徹底糾弾お願いします。
河野氏も加藤氏も山崎氏も、いずれ政治の表舞台から消えていくでしょうが、後世、どう評価されるでしょうか。それとも存在自体が忘れられていくのか。
引退した野中や金丸以外にも現役で国を売る奴らが実力者とか影響力があるらしい。日本の政界はけじめや責任感の欠落した連中が押し合いへし合いしているように見える。
これをみると京都市の衛生局の職員などかわいいものだ。
河さんについては、森という気配りの人が「自民党総裁になったのに、総理になれなかったから可愛そうだ」と議長にしたといいます。人がいいのもよしあしです。
「鹿内証言」なるものがインターネット上の検索では貴方の発言だけです。コメントで長々と説明されても元の意味が不明なのです(もう少し論拠を示して貰わないと内容が理解出来ません)。産経出版を批判されるのは、それはそれで意義のあることだと私は思います。是非BLOGを開設して頂いて自身の言葉や論証を纏めて発表して下さいませんか? コメントで議論するには内容が多岐に渡っており適切とは思えません。是非ご検討下さい。
遅いレスで申し訳ありません。
今日の主張で、「約230点の史料」という記述がありますが、それはこの石原信雄さんのインタビューからのものなのですよね。さりながら、このインタビュー詳報には「約230点の史料」について、数には触れていません。そもそも230点のソースはどこにあるのでしょうか?
また230点のリストはこの際、「なかった」という主張に説得力を持つ為には、世界に明らかにしたほうがいいと思いますが、その点では阿比留さんや産経新聞はどうお考えなのでしょうか?
リストとは、別にインタビューで出た話ではなくて、当時、政府が公表したものです。お調べになったらいいと思います。
> リストとは、別にインタビューで出た話ではなくて、当時、政府が公表したものです。お調べになったらいいと思います。
そうですか、石原信雄氏のことばじゃなかったのですね。わかりました。調べてみます。有難うございました。
? でも。約230点は石原信雄氏のことばが(初出?)だったと匂わす産経記事もあるんですよね。http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070514/skk070514002.htm あ、これは平成9年のでしたか、1997年。「当時」「政府発表」と仰るからには、河野談話が平成5年8月4日、1993年。
阿比留さんが仰るのは1993年ということで、確かですかな?
1997年のことなら、産経さんが取材でつかんでいらはる。
>政府が公表したものです。
調べてみましたが、官邸、内閣府、外務省のサイトにはありませんでした。
230点のうち100数十点は加藤談話の際に、残りは河野談話の際に公表されたものです。私は当時、政治部にはいなかったので、詳しい経緯は分かりませんが、その資料は外務省にあるのではないかと思います。サイトについては分かりません。
> 230点のうち100数十点は加藤談話の際に、残りは河野談話の際に公表されたものです。私は当時、政治部にはいなかったので、詳しい経緯は分かりませんが、その資料は外務省にあるのではないかと思います。サイトについては分かりません。
そうですか、外務省か内閣官房なのでしょうね。問い合わせ方を考えてみます。なんどもご回答、ほんとうに有難うございました。
「しかし、談話の根拠は元慰安婦女性からの聞き取り調査だけで、9年3月の参院予算委員会で、平林博内閣外政審議室長は「個々の証言を裏付ける調査は行っていない」と答弁した。」
文書の調査等についてはぜんぜん触れず、これだけを読んだら、わたしでも河野談話に反対したくなります(笑)。
イザ語辞典も酷いけど
この産経記事も酷いのですね。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/41426/
こちらこそご丁寧にありがとうごさます。