今朝の産経は、FNN(フジニュースネットワーク)との政治に関する合同世論調査の結果を掲載しています。予想通りというか残念というか何というか、安倍内閣の支持率は16.2ポイント降下して5割を切ってしまいました。
政府はこの復党問題について、事前の世論調査を繰り返していたようですし、私も「内閣情報調査室は、復党は認めたら支持率は10ポイントは確実に下がると言っている」といった話は早くから聞いていました。織り込み済みの世論の反応ではあったのでしょうが、やはり痛いのも本当でしょうね。
さて、今回の世論調査は緊急調査のため、回答者は1000人で、サンプル数としては少し不足気味かもしれません。でも、だいたいの世論の雰囲気のようなものは反映していると思うので、きょうはその内容を、紙面よりちょっと詳しく報告してみます。
まず、いわゆる「造反組」の復党に賛成の人は17.3%で、反対は67.2%だったのですが、これを世代・男女別に見てみると、一つの傾向が浮かび上がってきました。
それによると、最も反対が多かったのは50代男性の74.2%。次いで50代女性の73.1%で、逆に最も反対が少なかったのが20代女性の58.1%、次いで20代男性の58.4%とでした。50代と20代とでは、ほぼ15ポイントの差が出ていて、特徴的です。
これだけて判断することができないのは当然ですが、傾向としては一番反発しているのは50代で、容認しているのは20代ということが言えそうです。昨年の郵政解散は、若い無党派層を取り込んで自民党を圧勝させたと言われていますが、今回の数字だけをみると「?」な部分がありますね。
次に、同じように内閣支持率について見てみます。20代男性は51.9%、20代女性は50.0%とともになんとか5割を確保しているのに対し、50代男性は各世代・男女の中で最も低い43.0%、女性は47.3%と、やはり評価は低いとの結果が出ています。
世代別に支持政党をみると、20代男性では自民党との回答が37.7%なのに対し、50代男性は33.3%。同じく20代女性は36.5%で50代女性は31.2%と、比較的20代に自民党支持が多いことが分かります。
となると、当然予想がつく話ではありますが、民主党を支持するかについては20代男性で14.3%が50代男性では28.0%と倍近くに跳ね上がります。女性も20代の14.9%に対し、50代は16.1%と民主党支持がわずかながら上昇しています。
私は過去に、こうした外部のリサーチ会社による世論調査を記事化する仕事を7、8回ほどやりました。その一つひとつを記録に残しているわけではありませんが、ある世代的な特徴があることには気付いています。
それは、憲法改正や教育基本法改正など国家観がからむ問題や、安全保障関係などでは、だいたい50代か60代が一番、リベラル的な回答を寄せることが多いことです。造反組復党への反対がこの世代に多いことへの説明にはなりませんが…。
また、造反組の復党について、安倍内閣を支持するかどうかで見てみると、「支持」の人は27.5%が賛成(反対60.0%)しているのに対し、「不支持」の人では賛成はわずか6.5%(反対81.2%)にすぎませんでした。
さらに、支持政党別にみると、復党反対が最も多いのは公明党支持者の79.4%でした。次いで共産党支持者の79.3%、民主党支持者の75.9%で、自民党支持者では57.6%にとどまりました。
サンプル数が限られているので明確ではありませんが、昨年の衆院選で自民党の新人候補を応援させられた公明党支持者が、反発している姿が想像できると言ったら、うがちすぎでしょうか。
ちょっと興味深く感じたのが、造反組に対する復党条件についての見方です。例の誓約書を書かせるなどの条件について、「甘すぎる」と厳しい見方をした人が最も多かったのは50代女性の43.0%で、「甘すぎる」が最少だったのは20代女性の25.7%。その差は17.3ポイントも開きました。
ところが男性では、50代の36.6%に対し20代は29.9%と6.7ポイント違うだけです。これまた安易に男女の発想の違いに結びつけるにはサンプル数が少なすぎるのですが…。
そして、私がとても面白いなと感じたのが、自分自身を「無党派」だと思うかどうかについての回答でした。全体では54.9%の人が無党派だと答えたのですが、無党派だと自覚する人は20代男性では44.2%にとどまったのです。反対に、50代男性では59.1%に上りました。その差は14.9ポイントにも上ります。
女性は男性に比べ、無党派との回答が多かったですが、やはり20代の59.5%を50代の60.2%が上回りました。少ないデータでは牽強付会のそしりを免れませんが、「若者=無党派」という構図は成り立たないということに意を強くした次第です。私が日頃、漠然と考えていたことと一致していました。
今回は、特徴がわかりやすく表れていた20代と50代に着目して紹介したので、物事を少し単純化してしまった側面もあるかもしれません。ですが、周囲を見渡してなんとなく「そうだよなあ」と同感される人も多いのではないでしょうか。
どうも、安倍首相は、同世代にいまひとつウケが悪いという結果でもありました。今回の世論調査は、60歳より年長の人については「60歳以上」という区分になっていたため、70代、80代という世代間の違いは把握できませんでした。
ただ、私が永田町界隈で実感しているのは、「政治家は60代とそれ以下では考え方がかなり違う」「60代半ばの人はGHQの影響(戦後民主主義教育など)が強すぎる」ということです。
ある政府関係者は、「全共闘世代、安保世代を飛び越えて52歳の首相が誕生したのは時代の要請だろう」と話していましたが、私もそう思っているのです。話がちょっとずれたかもしれませんが。
コメント
コメント一覧 (59)
支持率は必ずしも投票行動には結びつかないと、最近考えるようになりました。
先の衆院補欠選挙では、直近の政党支持率が自民40㌫超え、民主10㌫割れだったにもかかわらず、得票は4倍の差はつかず、公明党票の差だけでした。
『現状に不満を持っている層は投票で意思表明するが、大きな不満を持たない人は棄権する人もいる』のではないかと。
先年の総選挙では郵政既得権への不満が投票行動で爆発した結果の大勝だったことは明らかですしね。
沖縄の知事選では与党35・野党30・棄権35くらいだったと思いますが、これは大きな不満を持っていない人が70%いたということかもしれません。
今後安倍政権が気を配らなければならないのは、不満層をどれだけ味方につけることができるか。不支持率が上がるのは要注意だと思います。
阿比留様
支持率が下がりましたね。しかし高支持率が続くのも異常で有り、支持率が下がるのも現状では当然でしょう。
しかし、50代の支持率が少ない意味が分かりません。それでしたら誰だったら良いのでしょうか?一閣僚と首相とでは言動の差が歴然ですからね、安倍さんは復党問題に100%と賛成だったのでしょうか?それ以前に郵政で解散されることに賛成だったのでしょうか?それよりも今わが国で一番大切なことは「郵政」でしょうか?まだ大きな課題が山積していると思いますがだから支持率で一喜一憂するのは止めましょう。今朝の支持率低下の報道見てちょっと正直不安になりましたが・・・
アメリカの歴史学者の本にありましたが政治家は青年時代に体感した政策やその反動に強い影響を受ける、というものがありました。
政治家にしても50代の人達にしてもそういったものはあると思います。50代の人達が青年時代(15歳~25歳として)となると35年位前ですから1970年頃の政治状況が主観の元になっているのではないでしょうか。
親革新・反米親中・安保反対という心情でありながらノンポリを気取るスタンスが当時の多くの人のとったものであったなら安倍さんは全く正反対な人という事になりますね。
おはようございます。>支持率は必ずしも投票行動には結びつかない…。これは確かにそうでしょうね。私もそう思います。普段、何らかの考えは持っていても、投票場に行かない人が投票行動を起こすとしたら、何が理由でしょうか。不満、怒り、祝祭的な何か…。ご指摘の通り、不支持率の上昇の方が要注意かもしれません。
おはようございます。来週参院選があるわけでも、総選挙があるわけでもないので、今の時期の支持率低下に一喜一憂する必要は確かにありませんね。あとは、安倍政権のスタッフがいうように、一つひとつ実績を上げることによって評価されることが大事なのだと思います。教育基本法、防衛庁省昇格、道路特定財源の問題…と、確実に成果を積み重ねることこそが。
おはようございます。その時代の空気というものはありますよね。一般に保守系とされる弊社にしても、かつて学生運動にかかわった幹部たちはたくさんいますし。世代交替には、そうした世代が背負った背景、思想の交替という意味もあるのでしょう。
支持率下がりましたね。っていうか下がるのは分かっていたので、特に驚きませんが。安倍内閣の目標がしっかり決まっているのなら、支持率に一喜一憂せずに日本国民のために前進して欲しいです。
投票と言えば自分も若い頃は選挙に行かなかったなぁ。同僚の在日韓国人に「何で行かないの、もったいない」と言われても行かなかったなぁ。若い頃は自分の一票で政治が変わるわけないと思い込んでいましたので。今は何が何でも行きますよ。
そうですね。実際に政治家を見ていると、そのたかが一票に血眼になっていますし、その一票が本当に社会を変えるのだと分かるのですが、若いころは、妙に覚めた姿勢になりがちですよね。しかし、国政選挙ならば候補者がどういう人物か分かるのでいいのですが、住んでいる場所の市議会選などでは、候補者が保守系か革新系かすらも分からないことが多く、困ります。投票基準となる目安すら情報が入らないことも。記者がこれでは困るのですが、実際、議会事務局に聞いても「そういうことは分かりません」とまともに回答してくれませんし、地元事情によほど詳しくなければ分からないことだらけです。話がずれましたが。
不作の世代、ダメダメだから無視しましょうwww。
ただ安倍内閣、自民党への不信任とまでは思いません。
他の野党が酷すぎて自民党以外には政権を託す気にはなれません。自民党もどうして公明党を排し、単独でやらないか不思議でなりません。
私たちの世代でも左翼、反権力などと未だに言っているのは脳みその無いバカばかりですよ。
阿比留さんの分析と違った観点から支持率の分析をしてみました。
50歳代男女が支持しないと回答したのは、復党組11人におのれや周囲の人間と重ね合わせ、不支持としたのでは。
人間50年やっていれば、ごますりや調子の良い人間、馬鹿正直な人間等沢山見てきます。
そんな社会の現実を復党劇の中に見た中年のサラリーマンも数多くいると思います。
また若年層に安倍さんの支持が多いのは、小生も経験がありますが、昔、中曽根さんと福田さんどちらが首相になった方が良いかという問に中曽根さんは背が高いし、福田さんより男前だ、外国に行っても見劣りがしない等々、政治家の理念がどうこう言う以前に、外観で好き嫌いを判断することもあります。
前回の郵政解散後の選挙は、小生のように旧い自民党体質が変わるだろうと期待した有権者やライオンヘアにしびれた有権者など有権者の心理は様々だと思います。
安倍さんの場合、夫人同伴で飛行機のタラップから下りるところがテレビ中継されたり、小生が見ても格好いいと思ったほど。
外観の格好良さだけでなく、心も一本筋が通った男らしさを見せて欲しいです。
今の安倍さん、少し線が細く見えるところも、50代に支持されない理由では?
選挙には皆勤賞です。国政・地方、ともにすべて投票に行っております。いまでは参加自体が目的化していますが・・・
従って政治に対してはいかなる発言権も留保しております。
ところで阿比留さんに一度お聞きしたいことがあります。
フジテレビの論調と産経の論調のずれです。
昨日もニュースで「従軍慰安婦・・」などの用語を使っておりました。
今回の支持率調査でも他紙と差違のない分析をしています。産経新聞と別会社と言うことは分かりますがTV朝日と朝日新聞のように論調をそろえることが必要ではないでしょうか。
お考えをお聞かせ下さい。
政治家でいうと、河野洋平氏、加藤紘一氏、山崎拓氏らが同世代ですね。古賀誠氏、二階俊博氏、中川秀直氏らがそのすぐ下あたりでしょうか。まあ例外も当然いるわけですが。
こんにちは。それだけ公明党の選挙支援という麻薬にとらわれてしまったということですが、逆にいうと、それだけ選挙がしんどいのでしょうね。よほど有権者にアピールする何か(容姿、家柄などの地盤、実力、なりふりかまわぬ利益誘導…)がないと、一度は当選しても再選は難しいという人が多いのだと思います。そういう際に、票を一定数、確実に底上げしてくれる存在はどれほどありがたいか。もちろん、麻生外相のように、公明サイドからの支援申し出に「公明支援は足し算ばかりじゃない。(それによって保守票が逃げる)引き算もある」と断った人もいますが、多くの議員にとっては計算できる数千、数万票は断れないのでしょう。
田原氏はうまい(ずるい?)ですから、徐々に発言を修正して権力者には甘くなる人ですが、明らかに思いこみでモノを言っていますね。以前も国連について批判する論者に対し、「国連を信用しないで生きる価値なんかない」という趣旨のわけのわからないことを主張していました。今はそんなこと、言わないようですが。
こんにちは。>人間50年やっていれば、ごますりや調子の良い人間、馬鹿正直な人間等沢山見てきます…。そうですね。そういう部分はあるのかもしれません。外観重視ということもあるでしょうし、あすの紙面に掲載される部分なのであまり詳しく書けないのですが、安倍首相で一番評価されている項目は「人柄」でした。これも、ご指摘の「線の細さ」にしてもイメージ先行から抜け出していない現状を表しているようです。
こんにちは。フジテレビと意見をそろえるというのは、フジ側によほどのことがない限り、これ以上は無理だと考えています。朝日・テレ朝、読売・日テレのように、資本関係上、新聞社が上部に位置するならともかく、弊紙はむしろ逆ですし。また、そもそも新聞社に入ってくる人間と、テレビ局を志す人とはタイプが全く異なります。新聞社には記者志望の人がある程度集まりますが、テレビ局には報道志望よりもドラマ、バラエティ担当を夢見て入社する人が多いのではないでしょうか。その中でもフジは、比較的お笑い路線が強かった局ですし。現場で知り合ったフジの記者にも、真剣に報道を考えている人もいれば、何でこんなことをやらなきゃならないんだ的な考えの人もいました。現在でも、ある程度はグループ企業の論調をすりあわせる場はあるし、一定の役割は果たしていると思いますが、これ以上は…。
わかりやすいな。
相対的に学会の影響力が低下するわけだから、当然と言えば当然だけど。
50代にそう言う傾向が強いのは、ある意味で「やっぱりな」という感じがします。
50代は言わずとしれた団塊世代を擁しています。彼等がリベラルなのは懐かしき青春時代の「闘争精神」が残っているからではないでしょうか?
そんな訳で、団塊世代が大量離職した後で、第二の人生をプロ市民活動に見出す人が大勢出てくることを懸念していたレポートには肯けるものがありました。確か正論か文藝春秋かWiLLに掲載されていたはずなんですが・・・
世代論というのは、数多くの例外があるので気をつけないといけないのですが、ある程度の傾向は現わすのでしょうね。個人的には、50代といっても前半と後半では少し違うような気がします。しかし、団塊の世代を頂点にした一山の世代は、やはり「革新」というような言葉にある種の幻想があるのでしょうね。しかし、こうした考え方には(日米安保同盟の下にありながら、非武装中立を唱えるように)規範の分裂やら欺瞞があるわけです。
わたしはシラケ世代から新人類などと言われた世代ですが、そうなるには理由があって、上のような欺瞞に気がついてしまっていたということが大きかったと思っています。ですから、最近の若者の保守化というのも、単に言行一致の常識化(たいていは消極的なものですが)に過ぎないですよ、と言いたい気分があります。
復党組は、公明党の影響力があまり及ばない人たちでもあるわけですかね。すぐ、ずぶずぶになる可能性も否定できませんが。
定年退職後にプロ市民活動…ですか。それは、とても恐ろしいですね。あまり想像したくないですが、もし本当にそういうことが起きたら…。うーん、やはり恐ろしいとしか言いようがないです。
やはり昭和45年前後に学生だった団塊世代をサンドウィッチにしている世代が、当時の左翼的パラダイムから抜け出ていないというにつきると思います。パラダイム、つまりある発想法,思考法に無意識的に縛られるわけですから、意識的に抜け出るのはかなり大変です。あたしの場合、シナ遊学体験が思考を大きく揺り動かしてくれました。その意味でシナには大変感謝しています、うふふ。
こんばんは。>50代といっても前半と後半では少し違うような…。そういうこともあると思います。50代、60代といってもおおまかな塊を便宜的に分けたにすぎませんから。でも、やっぱりある程度、育った時代の空気、雰囲気は反映しているのでしょうね。郷愁のようなものもあるかもしれません。>最近の若者の保守化というのも、単に言行一致の常識化…私もほぼ同意します。
そうですね。無意識に縛られてなかなか意識的には抜け出せないのが、「閉された言語空間」でもあるわけですよね。まあ、今回を含め、私が見た数回程度の調査結果で決めつけるわけにはいかないでしょうが。シナ遊学体験、さぞや貴重な体験をされたのでしょう。
私は詳しい調査方法がわからないのですが、調査を目の前にすると若者は即決で「ジミントウでいいじゃん、わからないし興味ないよ」、一方50代はこだわりがあり「民主も応援しないと自民が暴走するしなあ」という人がいるのでは?と想像します。
また自民の小泉氏のわかりやすさや勝ち組イメージ、民主のわかりにくさやマスコミに露出する若手議員のインテリ臭、あるいはなんでも反対というスタイルへの反発・見苦しさも原因だと思います。党首のルックスもあるかもしれません。
高齢者が復党組に厳しいのは、彼ら彼女らの価値観の中に政治や社会に厳しい倫理観を持っているからでしょう。ウソをきらう、という。この傾向は特に女性は高いでしょうね。またリベラルを好むのは自分たちの上の世代へのアンチテーゼも含まれいる気がします。リベラルと叫んでも、まあ何とか今の枠組みは大きく崩れないし、という安心感も自民支持にあえて回らない理由かもしれません。
こんばんは。>ウソをきらう、という。この傾向は特に女性は高いでしょうね…。なるほど、そういう見方もできますね。ただ、エントリにも書きましたが、今回は60代以上が一括になっていて60代と70代の意識の差などが見えませんでした。それで50代という世代に注目して書いてみたのですが、以前の調査時の記憶では、60代と70代でまた、けっこう意識の差があったように思います。ご指摘のように、>まあ何とか今の枠組みは大きく崩れないし…という意識は、若者はどうなのでしょうかね。以前、若い世代が書く小説に見られる若者像として、「きょうより明日が悪くなることを自明のこととしている」というような趣旨の文を読み、少し考えさせられたことがありました。
興味深く読ませていただきました。
さて、このまま安倍政権に否定的な世代(国家感無き世代)がいなくなり肯定的な世代が主流になれば自国の生存権を他
国に預けるような憲法を見直してまともな国家になるのでし
ょうか。そうなって欲しいですが。
知り合いの自称右翼で保守の60代男性と話をすると彼の求め
ているのは不正をしない政治家だそうです。
私は不正をしてでも国家利益を追求する政治家を育てたいと
思うのですがどうでしょうか?最初から騙すつもりで言い寄
ってくる奴等と対等に戦うには日本の法律やモラルは甘すぎ
ます。
こんばんは。不正をしない政治家、ですか。国家に対して不正をしない政治家という意味でなら同感です。単に清廉潔白であるという意味だとすれば、それはあまり政治家に求めてもどうかな、と思います。例えば、小泉氏はお歳暮、バレンタインデーのチョコレートの類さえも受け取らないというスタイルを貫きましたが、それは彼を支えるスタッフが彼の代わりにいろいろな役目を果たしてくれたからこそできたことだと思います。もちろん、政治家イコール悪というイメージが固定していては、国民の真っ当な政治参加の道すら封じることになりかねませんから、それも困りますが。私は、たいていの物事は程度の差こそが問題なのであって、あまり正邪善悪の二元論に陥るような判断はしたくないと個人的には考えています。ご指摘のように、世界は底意地の悪い国ばかりで、日本だけが誠意を示しても何も始まらない場所ですし。
安倍内閣が目指し多くの国民が支持した「美しい国」創りは、山積する重要案件を実行してゆくことにありますが その為には世論の後押し、高支持率が不可欠だという発想が不可欠です。是非とも支持率に直結する重大問題は党の仕事であってもTVラジオ出演を設定し直接国民に語りかけて欲しいです。
さて、安倍政権支持率低下ですが仕方の無いことでしょうね。復党問題・教育基本法・防衛省など小泉さんの置き土産がありましたから。
やはり、「リベラル派」には受けが悪いですよね。
国民投票法案も軌道に乗りそうですから、今後の安倍政権に期待します。
内閣支持率などあまり信用していません。味噌汁の味を見るのにチョッとだけ味を見れば、全体が分かるといっても、爪楊枝で味見するのと、ちゃんと椀で味見するのとは違います。加えて味見する方の体調、気温、運動量、その他もろもろの条件が異なるわけで、支持率はすぐに回復すると推理しています。
公明党は自民党が強くなったり、あるいは新党を作ったりして自分たちに取って代わることを恐れているのでしょう。50歳代の方々は根本に嫉妬心があるやに推理しております。安倍総理にはそのあたりの研究が大事かと。3ヶ月たったら発言しようと。ところで、風邪の方は大丈夫でしょうか。支持率より、そっちが気になります。
最後の線、いざという勝負では国民に直接訴えるべきであるということは、安倍首相もそのスタッフたちも重々、承知していると思います。ある意味で、官房副長官、幹事長、幹事長代理、官房長官として常に小泉氏のやり方を間近で見てきて、いいも悪いも一番承知しているのは安倍首相自身でしょうから。今回の支持率の件は、おり込み済みではあっても反省材料になっているでしょうから、おそらく心配はいらないだろうと思います。
居酒屋、盛況でいいですね。どうも目立たたないようですが、教育基本法改正も、防衛庁の省昇格も、長年の課題であり、政争を呼んだ重要テーマでした。それが安倍政権になったらあっさり成立しそうだということは重要な進展だと思うのですが、「当然」だと受け止められているのでしょうか。
私の体調に気を遣っていただき、感謝します。だいぶよくなりましたが、お腹の調子はよくありません。まあ、いい休肝日になったかと。もし、自民党ないし保守勢力が公明党と手を切る日がくるとしたら、それは直前までは秘して一挙に進めないとダメでしょうね。タイミングを見計らい、一気呵成にいかないと…。
>血統の良さとスマートな物腰が熟年男性には嫉妬も重なりアンチ安倍が多いのは仕方ありません。
嫉妬、国の一大事にそんな事を感じる団塊世代もいるのでしょうかねぇ、そうだとすれば同世代として情けない。
私の若い頃は政治家の汚職のたびに政治に対する夢が無くな
って選挙に行かない事が大半でした。今のような特定アジア
の横暴も余り無かったですし日本はアジアの大国でしたから
経済だけ考えていれば政治、外交に無関心でも何とかなって
いると思い込んでいましたからね。
今思えばそんな無関心世代がそのまま何の情報も無く今に至
っていると言うのが実態だと思っています。
本当に私たちの世代は「今を知らない」んですよ。
だからあいも変わらず朝日を読んでいる人が多い。
情けなくなりますが若い人達に期待していますし安倍さんは
歴代最高の首相だと思っています。
初めてコメントさせていただきます。
戦争中生まれの60代男性です。
世代論で人を判断するのは避けなければと思いますが、世代のよる考え方はあると思います。
物心がついたのは、戦後のGHQ占領下でしたが、日教組教育の影響はなかったと思います。そして少し上の世代のように「戦争のことを知っている」と自負する世代でもありません。アンケートにこの世代を反映させるのは無理でしょうが。
安倍首相の活躍にに大いに期待している一人です。
はじめまして。私もあまり単純化して世代で人を判断しようとは全く思っていませんが、おおまかな物の見方の違い、考え方の相違のようなものはあるかな、と思っています。もちろん、個々人によって違うのは当然ですし。本当に世代的特徴を追及するのであれば、1万人単位でアンケートし、もっと年齢も細かい区切りで調査しないとできないでしょうね。コメントありがとうございます。
>教育基本法改正も、防衛庁の省昇格も、長年の課題であり、政争を呼んだ重要テーマ...
あっさり成立しそう...「当然」だと受け止められているのでしょうか。
私もなんか変だなあ、静かだなと思ってます。朝日新聞は騒いでますが、TV全体は踊りません。NHKですら。こないだの朝ナマでも主題はいじめであって基本法ではなかったですし。反対集会などありますが盛り上がってるようにも思えず。日本の左翼バネは壊れてきてるんでしょうか。以前ならもっと大騒ぎです。
それと、団塊の世代は、心情左翼であっても、明確な政治思想信条がなく行動に出ないのかなと思います。
ところでNHK”日本のこれから”「ネット社会」http://www.nhk.or.jp/korekara/
12月8日放送。ネットを悪者にしようという下心。
小渕政権のときを思い出します。あのときは支持率は現在とも比較にならないぐらいに低空飛行でしたが、自自連立を組み、次々に法案を成立させて目を見はらせましたね。
ネットについては、弊社が本当に適応できるかどうかはこれからでしょうが、社会の中では不可逆的に大きな存在となっていますね。その番組はどう扱うのか。
こんにちは。
体の具合どうでしょうか。
政治家の外見の話が少し出ていましたが、外見って大いに関係あるのではないでしょうか。こんなこと言ったら怒られそうですが。どっかの女性の団体に。
『人は○○○が9割』って書籍を読んだことがありますが、「言われてみたらそうかも」という箇所がいくつもありましたよ。自分は学がないし、心理学のことは全くわかりませんが、一番「なるほど」と思ったのはこの本のタイトルでした。やはり、本が売れるか売れないかを決めるのはタイトルなんだな、と。もちろん、内容を批判しているわけではありません。結局は中身がないとどんなに見た目を繕っても、いずれ「お里が知れる」ってことなんですけどね。本当の品とは内面からにじみ出るものだし。
「ぼんぼん」とか「苦労知らず」など本人にはどうすることもできない出自で安倍総理を批判している人には正直がっかりします。「苦労知らずの安倍さんにはわからないでしょう」という主旨の発言をする野党議員が多いように感じますが、良い政策や対案を出すのが政治家の仕事であり、他人の生まれた環境や境涯にあれこれ言うのは品が無いと思うのですが。言いたくても言わないのが品格でしょう。そう言っている時の姿はあまり美しいものではありません。まぁ、そう言っている議員本人も筋金入りのぼんぼんだったりするんで、「あんたもぼんぼんじゃん」といつもテレビの前でつっこんでますが。
数年前、副長官時代の安倍氏が、外相になる前の主婦気取りの田中真紀子氏に「金持ちのぼんぼん」云々と言われ、当選同期会の2、3000円の会費も払ってもらえないエピソードを紹介して「永田町で一番金持ちはあの人の方だろうに」と言っていたのを思い出しました。いずれにしろ、あまり意味のないことだと思います。
こんばんは。
これもどーでもいいことですが、一つ補足があります。
本物のお嬢様や御曹司は「自分が金持ちだと気付いていない」ってことをすっかり忘れておりました。
気付いていないんですよね、本物は、本当に。
自分の置かれている状況が当たり前で普通だと思っているようです。
自分の置かれている環境を客観視できる人とできない人というのはいると思います。あるいは、自分は特別だから、何でも何を言っても許されると思っている人と。
今回のは確かにサンプル数は少ないですが、本当に興味を引かれる数字ですね(笑)。
この差はやっぱり情報の取得の仕方や、思考の根拠になる教育のような気がします。
50代以上はやっぱり戦争経験者の直の意見を聞いてきました。
ましてや、私の母の兄は年が離れているので戦死していますので、そういった事を毛嫌いと通り越して嫌悪しています。
そして、20代となればそういった直の意見ではなく伝え聞いた話ですから、話す方の信用度の問題になり、戦争というものを理解する気がしないのではないでしょうか?
もしくは理解ができない?
だから意外に簡単に戦争やむなし的な事もネットの中なら言えるんだと思います。
実際に話というのは経験者がかたるのと、伝え聞いた話を伝えるのとでは差がありますから、安倍総理=たか派という情報が蔓延すれば当然反発します。
高齢の方は直に聞いてるぶん「冗談じゃない!」となり、そのきっかけが復党だったと思うんです。
政策的に考えれば反発するようなものでもないし、本来は大騒ぎするようなネタでないのに、これほどのことが起こってるのはマスコミの凶器たる使い道ですね。
右でも左でもいいのですが、そんな区分けをしてる暇があったら、重要な事をもっとマスコミには報道してもらいたいものですね。
自由とは責任がついてまわる自覚もして欲しいと思う日々です。
(阿比留瑠比様ではないのは明白ですが^^;;)
今回の復党問題についてではありませんが、たいしたことではないのにマスコミが一斉に騒いで無理矢理大問題にしていく場面と、本当は大事なことなのにマスコミがろくに取り上げないのですぐ忘れ去られていく問題と、二つの例を何度か見てきました。今はネットがあるので、以前ほど極端ではなくなったかもしれませんが、マスコミは自分たちで自分たちをコントロールできない凶器である部分があるのは確かだと思います。
面白いアンケート結果ですね。無党派層の構成も面白い結果だと思います。50台って団塊世代ですよね。結構政治に敏感な世代だと思って居たりします。今の政治のやり方に共感出来ずにどの党派へも支持を見出せないって方も多いのではないでしょうか。教育基本法の民主の抵抗や「日教組を潰したい」と本音が言えない自民に嫌気がさしているような気がします。いっその事、日本の政治を海外に委任して政治分離をしてほしいとさえ最近思ったりもしてます(まぁ無理でしょうけどね)
確かに50代というのは、政治に敏感な世代なのかもしれません。…ちょっと趣旨から外れるかもしれませんが、私も毎日のように政治家と会ったり、話したりしているわけですが、彼らはおおむね真面目に仕事をしているのです。思想や考え方はいろいろですが、そんなに国民に毛嫌いされるような悪いことをしているとも(例外はいるでしょうが)思いませんし。なんか、復党問題をいろいろと考えているうちに、私の方が感情的になってしまったのか、彼らが可哀想で…。もちろん、冷静に見ようとは心がけていますが、そんなに日本の政治ってひどいのかなと頭がこんがらがってきました。すいません。疲れてきたのか、変な回答になってしまって。
そうですね。真剣に国益を考えての代議士もいるとは思っているのですが地方議員等は地元の利益を考えての代議士さんも結構多いのでは無いかと思えて成りません。それが彼等の支持基盤になり先輩政治家への遠慮や思慮策謀の元に成って更にそれが利権への構図に成っている。
民主党の日教組議員も支持基盤が日教組という巨大な組織票が民主党への圧力へも成っているかと思います。
海外でもこのような構図は同じだとは思いますが、利権の構図を離れた所で客観的に国益を考えて政治を考える組織が必要に思えて成りません。まぁ理想論ですけどね。直接的に利権に左右されない政治って出来ないものなんですかねぇ~。
いっそ政治家の給与を今の十倍ぐらいにして、減点制で減額するシステムにすれば、一切の利権から手を引き、厳然たる政治活動にいそしむかもしれませんが…。ちょっと不可能でしょうね。
今の政治家の給与を幾ら与えても、どうしても地元への名声欲等出てきてしまいます。米国みたいに地元からの立候補は出来ないみたいに選挙システム自体を変える事が出来ればいいのですが無理でしょうね。どうしても今の政治のシステム自体に悲観的に成らざるを得ないんですよね。米国でも代議士に企業がたかるんですよね。まぁ純粋に国益に適うと言えば地元利権で地元の事しか考えない代議士よりも企業利益=国益に適えば、それの方がまだましかも知れません。
外国のケースはあまり知らないのですが、米民主党みたいに、クリントン夫妻から幹部からみんな中国系企業、中国系NPOからの資金提供受けまくり、になると困ります。それならまだ地元の方がましかとも。
そうですねー。現在も朝鮮総連等からかなり資金提供を受けて売国奴みたいに成っている人も多いみたいですし。色々難しい問題ですね。いっそ国会なんてシステム無くして電子会議で国益のみを考える(参加者は有権者)で余計な発言したら発言停止(?日)みたいなものの方が良いかもと思えます(議論制御・維持がめちゃ難しそうですが)
レポートでは計測されていないでしょうが、80歳台後半以降のサヨクに走らなかった人の意見と若手の意見が意外に合うという、そういうことだと思いますね。
私は30代ですが、40代前半の知人も含めて2人とも、以前にそういう話で盛り上がったことがあります。
そういう部分はあると思います。私も、80代、90代の方のお話の方が、その下の世代の方よりすとんと腑に落ちるような思いを何度かしました。それこそ、限られた経験の中の話ですが。
コメントありがとうございます。
本日「硫黄島からの手紙」を息子と観て参りました。
冒頭「顕彰碑」のアップが映し出され、揮毫者が
岸 信介 と刻まれてました・・・。
60年を経て 正しく日本を描いてくれた クリント.イーストウッド監督に英霊になり代わり敬礼したい気持ちになりました。そして本家と自称してるらしき喧しい保守論人とは一線を引き、御祖父のDNAを受け継いだ 新しい日本の指導者、安倍首相を「草の根保守」のとして支えたいとの思いを新にしております。