本日の朝刊3紙に内閣支持率に関する世論調査結果が載っていました。で、これが毎日新聞は36%、産経新聞(フジテレビの報道2001調べ)は43.4%、日経新聞は49%と非常にばらつきがありました。毎日と日経では13ポイントも違いますね。もともとサンプル数が1000人程度の世論調査では、社によって数字が多少上下するものですが、今回の数字はちょっと極端です。

 根拠はありませんが、「安倍内閣を支持するか」なんていきなり聞かれても、そんなことは別に意識していなかった人や、特に考えたこともなかった人が多くて、設問のあり方や聞き手の口調、雰囲気に左右されたのかなあと思いました。そりゃみんな、日々自分のことで手一杯で、自分が現内閣についてどう思うのかを普段から自覚的に考えている人は少ないでしょうし。参院選がもっと近づかないと、この時期の調査結果にはそれほど信憑性もないなと改めて感じた次第です。

 また、日経の調査では、先月の調査より支持率は1ポイント上がっていました。支持率49%というのは、聞かれた人の半分が「支持している」と答えたわけで、これだけ毎日毎日、テレビや新聞や週刊誌が安倍内閣に罵詈雑言、批判、非難を雨あられのように浴びせていることを考えると、正直、高いなあと感心もしました。

 特にテレビや週刊誌の安倍首相批判については、私から見ても事実誤認や歪曲、恣意的な一部分だけを取り上げた意地悪報道が多いのに、それでも半数の人がなお支持しているとすれば、たいしたものだなあと思います。まあ、逆に毎日の結果の方が実態を反映しているとするならば、半数から3分の1強へと変わり、だいぶニュアンスが違ってきますが…。

 間を取って、フジテレビの調査がだいたい相場かというと、報道2001の調査は対象が首都圏限定なので、全国調査とはまた傾向が違うのですよね。これも1週間前に比べると、なぜか約7ポイントも支持率は上昇していますが。あるいはマスコミの反安倍報道の異様さに有権者が気付き始めたのかな、という気もしないではないのですが、結局、理由は分かりません。

 安倍首相本人は、きょうも郵政造反組の衛藤氏の復党問題について記者団から支持率への影響を聞かれて「私はそういう観点から判断したことは一度もありません」と述べていました。また、個人的関係を優先させたのではないかとの質問には「そういう勘繰りをする人はいつもいますね。そういう観点からは私は判断しません。日本のために、国づくりに同じ方向を向いて努力していく情熱と信念を持っている人にやってもらいたいと申し上げた通りですね」と答えていました。

 ちょっと前置きにふるつもりだった支持率の話が長くなりました。実は本日は、このブログで何度も宣伝させてもらっている私の本の正式な発売日でした。それで、私は朝から時間を見つけては書店に出かけ、実際に本が売っているかどうか確かめてきました(バカ丸出しです)。

 最初にのぞいた東京駅の構内にある某書店では見つけられませんでしたが、近くのYブックセンターでは「政治の話題」のコーナーに数冊、平積みにされていました。目立たない場所でしたが、よしよし。大手町のK屋書店では書棚に2冊あるのを見つけたので、そのうち1冊をそっと平積みしてあった自民党の加藤紘一元幹事長の新刊の上に置きました。

 その後、よく行く赤坂の某書店ではやはり見当たらなかったので、その足で近くのB堂書店に行ったところ、1冊だけ置いてありました。私はしばらく逡巡した後、この1冊を購入して某議員事務所に贈呈してきました。きょうはそれほど忙しくなかったので、移動の合間に愚かなことに時間とカネを費やしていまいました…。