昨日のエントリで予告した通り、昨夜は7時から約2時間にわたり、東京・内幸町のプレスセンタービルで、「阿比留のブログ」の出版記念パーティーが開かれました。たくさんのイザブロガーのみなさんをはじめ、政治家、評論家の方々がわざわざ足を運んでくれ、私を励ましてくれました。まずは、心からお礼を述べたいと思います。ありがとうございます。

 実は、昨日はけっこう大変でした。今朝の新聞各紙に記事が載っていますが、国立国会図書館が夕方4時から記者会見し、「新編靖国神社問題資料集」なるものを発表したのです。この資料集はA4判で約1200ページという膨大なものでした。

 で、何が大変かというと、私はパーティーの会場に6時半までに来るように言われていたのです。靖国問題に関して、弊紙では別に明確な担当者がいるわけではないのですが、いろいろな行きがかり上、私が記事を書くことが多かったので…。国会内での記者会見に出る記者と、とりあえず会社に待機してその資料集が届けられるのを待つ記者に分かれ、私は後者でした。そして4時20分すぎに届いた資料集から何が記事になりそうかを探したのですが、あまりにも膨大で全部目を通すことなどとてもできません。

 そうしているうちにも時間は刻々と過ぎていくので、とりあえず私は昭和59年の中曽根内閣時代に設置された「靖国懇談会」での議事録に関する記事に絞り、なんとかその部分だけ書き上げて、6時すぎに会社を出てパーティー会場へと向かったのでした(記事は朝刊3面に掲載されました)。1面や2面の関連記事は、同僚記者が手際よくまとめてくれましたが、迷惑をかけました。この場を借りてお詫びとお礼を言いたいと思います。

 さて、パーティーの話です。会場には、ブロガーのみなさんや政治家では中川昭一氏、下村博文氏、戸井田とおる氏、世耕弘成氏、松浪健太氏(この人は産経記者出身なのですが、話をしたのは実は初めてでした)らが、評論家・学者では田久保忠衛氏、屋山太郎氏、金美齢氏、宮崎正弘氏、西岡力氏、栗原宏文氏らがパーティー事務局のお願いを快諾してやってきてくれました。また、日本文化チャンネル桜と日本新聞協会の取材もありました。これは私が緊張して舞い上がるのも無理はないというものでしょう。

 読売新聞のメディア戦略局からも2人の方が来ていて、「うちもイザのような記者ブログをやりたいのだけど、踏み切れずにいる」「ひどいコメントやトラックバックは会社がセーブしてくれるのか」と言った趣旨のことを聞かれました。私が「イザでは、自分ではコメントの削除もできない」と話したら、何か考え込むような顔をされたのが印象的でした。まあ、どこの社でも、これからの時代の情報発信・交流のあり方をいろいろと考えているのでしょうね。当たり前の話ですが。

 乾杯のあいさつをしていただいた金氏は、私がかつて書いた記事の内幕を暴露され、ただでさえ緊張していた私はさらに冷や汗を流したのでした。その後、少し会話を交わした際に「台湾を忘れないわよね」と念を押され、思わず「忘れようがありません」と答えていました。金氏はあまりに流暢な日本語を操るので、一瞬、台湾の方と話していることを失念しそうになるぐらいですが、本当に台湾を愛している方だなあ、と改めてしみじみ感じ入った次第です。

 …本来は来賓のあいさつの一つひとつを紹介したいところですが、メモをとっていたわけではないし、社交辞令もあって私の本をほめていただいた内容が多かったので、残念ながら割愛します。私自身がなんとあいつしたかというと、結論から言えば「これからも開き直って(居直って)頑張ります」ということに尽きます。

 このようなたいして中身もないブログが、多くの方々が読んでくださったことで本になり、またこうしてパーティーまで催していただきました。そして、多くの立派な方々に過分なお褒めの言葉と鞭撻をいただきました。何がどうしてこんなことになったのか、よく分からないのは今も変わりませんが、みなさんにひたすら感謝いたします。重ねてありがとうございました。しめの産経新聞出版の山本社長のあいさつで、「売れ行きが期待したほどではない」という言葉を聞き、現実の厳しさも感じましたが。

 これだけではナンなので、もう一つ、昨日のエントリの続きを。私と同僚記者が安倍首相の昭恵夫人をインタビューしたのは26日のことでしたが、その際、昭恵さんは「主人が今朝、どこかで足を打ったようで、『痛い』と大騒ぎになりました。それで、予定していたインターネット用の『ライブトーク官邸』の収録も中止になったんです」と話していました。そのときは気の毒ですね、という話になったのですが、昨夜の首相ぶらさがりインタビューでこんなやりとりがありました。

 記者 一昨日あたりから足の具合がよろしくないようだが、どうしたのか?大丈夫か?

安倍首相 大丈夫ですね。皆さんもよく、くじくんじゃないの。

 

 記者 くじかれた?

 安倍首相 あなたなんか、しょっちゅう、くじいている感じがあるけどね。

 

 記者 くじかれた?

 安倍首相 そうね。

 

 記者 それに関連して…

 安倍首相 関連して?

 

 記者 下村副長官が従軍慰安婦の発言について、与党内から懸念の声が出ている。総理の考えと明らかに異なる下村氏の発言は総理の足を引っ張ると考えないか?

 安倍首相 あのう、それも工夫したつもりなのかもしれないけど、そういう質問をしているようじゃね、先輩記者の「足元」にも及ばないということにもなりますよ。政府の考え方は私はもう述べている通りです。》

この質問には、安倍首相もかなりご立腹だったようです。ジョークで切り返してはいますが、ちょっと棘のある答え方です。まあ、何が首相の足を引っ張っているかなんて、今さら聞かなくてもわかりきっているような気もしますが。

 ※追伸 午後8時13分。大事なことを書き忘れていました。パーティー会場には、埼玉を本拠とする2人の某女性記者ブロガーからの白いムーミンのぬいぐるみ電報(グフグフ祝辞が書かれていました)が届いていました。ありがとうございます。感激です。昨夜、というか未明に自宅に帰って、4歳の娘の枕元に置いておいたところ、今朝、目を覚ました娘が「サンタさんだと思うよ」と季節外れのことを言っていました。