本日の新聞各紙は、政治とカネの問題をめぐり、松岡利勝農水相の自殺で弱みがなくなった(減った?)自民党側が、民主党の小沢一郎代表の資金管理団体による10億円余の不動産購入問題に対する追及を強めていると書いています。もちろん、松岡氏が死去したとしても、疑惑そのものがなくなるわけではありませんが、死者に説明責任を説いたところでどうにもなりませんし。私も、本当のところどうなのかは知りたいところですが…。
民主党側は一応、「政治とカネの問題は議論していく」(高木義明国対委員長)としています。ただ、すでに伊吹文明文部科学相の事務所費問題に関しては伊吹氏の説明に納得(※2月17日の私のエントリ「事務所費・民主党は伊吹氏の説明に納得!?」を参照)しているようですし、あと残っているのは、小沢不動産問題や、朝鮮総連傘下団体から裏献金を受けていたとされる角田義一前参院副議長の件など、自民党ではなくて民主党側の問題が主ですね。
で、自民党はきょう、党の最高意思決定機関である総務会を開き、今国会に提出する政治資金規正法改正案を了承しました。資金管理団体による新たな不動産取得を禁止し、現に保有している不動産については、政治資金収支報告書に、これまで必要とされた地番や面積だけでなく、利用状況や使用者も詳細に記載するというものです。ひらたく言えば、政治資金で買ったものの利用していない土地・建物などを持つ小沢氏一人を狙い撃ちした改正案ですね。
さて、それでここからが本題です。丹羽雄哉総務会長のブリーフによると、本日の総務会で井上喜一衆院議員から、とても興味深い提案がありました。それは次のようなものです。私は、とうとう公の席でこの話をする人が出てきたか、と驚きのようなものを感じました。
《井上さんから、「この問題と言うよりも、自由党が(保守党と)分かれたときの政治資金の使い道、これが(小沢氏の)不動産のほうに利用されているのではないか。党のほうで調べてほしい」ということなので、執行部で対応してほしいと言った。》
井上氏は現在は自民党ですが、以前は自由党に所属していたベテラン議員です。2000年4月に、自由党が保守党とに分裂した際に保守党側に入り、保守新党を経て自民党に復党しています。私はこの分裂時の自由党・保守党を担当していました。そしてこのとき、保守党に行った政治家たちが異口同音に悔しがっていたのが、「自由党から政党助成金の分与がない。人数に応じて分けるべきだ。なのに小沢氏は一銭も渡さない」というものでした。自由党に残った側は、「勝手に出ていく者に金を分ける義理はない」という姿勢でした。
その後、紆余曲折を経て自由党は2003年7月に民主党と合併しましたが、永田町では、「そのときに自由党が持っていた13億円とも言われるお金(預貯金)はどこへ行ったのか?」とずっとささやかれていたのです。こういう噂話は、なかなか裏がとれるものではないので、私も関心を覚えつつも手が出せないでいたのですが、井上氏の指摘は、まさにこの点を突いたものではないかと。これは数週間前のことですが、ある自民党幹部は「小沢氏の政治団体の収入と購入した不動産の金額が符合しない」とも話していました。
まあ、私は国会議員会館をうろうろしながらこうした話を仕入れては、「そうは言ってもこういう点はなかなか難しいし、追及はできないだろうな」と思っていたのです。本日も、井上氏が総務会で話したというだけで、これで即、党として取り上げるというものでもないでしょうが、こういう話が非公式な情報交換の場ではなく、表の席で出てきたのが意外でした。そして、自民党はもしかすると「本丸」に攻め込むつもりなのか、と感じた次第です。松岡氏の自殺と、社会保険庁の年金記録紛失問題で、かえって開き直ったのかと。ただの妄想かもしれませんし、これ以上、伝聞で憶測を重ねるのは控えますが…。
きょうはこれから安倍首相と小沢氏の党首討論が行われます。本日、熊本で執り行われる松岡氏の密葬に出たいという安倍氏の要請に対し、民主党側が「党首討論が先約だ」と蹴って実現したわけですが、これまで小沢氏は地方回りだなんだと党首討論に応じようとしなかったのですから、この姿勢はどうかと思います。昨夜、深夜帰宅で乗った車の運転手さんも「どんな人であれ、葬儀は人の生き死にの問題だから、何より大事なはずだ」と民主党を批判していました。
関連して、おまけに最近のボツ原稿(執筆者は後輩記者)の一つを紹介します。前回5月16日の党首討論で小沢氏が安倍氏に「こんな問題がある」と指摘し、対応の必要を主張した問題について、安倍氏が反論したもので、5月23日に出稿したものの、紙面からはみ出てしまったものです。
《無駄遣い補助金は小沢氏の指導? 首相が責任指摘
「小沢さんが出した例は、海部内閣のときに交付措置をしたもので、当時は小沢さんが(自民党)幹事長を務めていた」
安倍晋三首相は23日、日本経団連の定時総会であいさつし、16日の党首討論で民主党の小沢一郎代表から「無駄遣い」と批判された補助金制度創設の経緯を説明、小沢氏を痛烈に皮肉った。
小沢氏は党首討論で、国の補助金で建設されながら12年間利用されずに閉鎖された福井市内のスキー場を紹介。融雪装置の設置とスキー場建設のセットでなければ政府の補助金を受けられなかったため、地元負担との合計で1億円以上の公費が無駄になったと批判していた。
首相は「(当時の小沢氏は)党の指導者。私は議員にすらなっていなかった」と述べ、暗に小沢氏の責任を指摘。さらに「私の内閣では絶対にしない」と強調した。》
ついでに、そのときの小沢氏の主張も掲載します。これも、軽いジャブ級のブーメランと言えるでしょうか。
《小沢氏 福井県の美山町というところ、今、合併して福井市になっております。これはテレビやメディアでも報道されましたけれども、雪国なものですから冬場に道路の通行が非常に困難になる。この雪を除去する、融雪っちゅーんですか、その装置をつけたいと国に対してお願いをした。そしたら、たまたま国土省に雪国快適環境整備事業とかいうのがあり、そこにその道路の雪を溶かす、除去する補助金の項目があると。
それをお願いしたところ、役所からそれだけじゃ補助金出せない、スキー場も一緒につくれ。こういうことがあって、そこで地元は、何もスキー場欲しいと言っているわけじゃないんですと、冬場の道路の雪を除去できればいいんですと、こう言ったんですけれども、両方つくんなきゃだめだ、ということで泣く泣くその事業を受け入れて町で事業として行った。
その補助金の額は本来の道路の雪を消す事業に、3800万か3900万の補助金が国から出ました。スキー場設備の方には、4000万円ちょっと。合計8000万円ほどの、補助金出たんですけれども、そのスキー場は本来、要らないと言っているやつですから、12年間、今日まで1人も使用しないで、そのまんま野ざらしになっております。福井市でも、スキー場はもうやめちゃおうという決定をしたんですけれども、そうすると補助金を返せと言われるんじゃないかと今、頭を悩ましているという事例があります。
本来の住民の必要となるもの、それだけでならば半分以下の補助金、国の補助金でよかったわけですよ。それからさらに裏負担、地方の負担ちゅうのは、スキー場に1億円、それはほとんど借金ですね、それをかけて誰もずっと使わないスキー場を造らせられちゃった事例がある。私はそういった類のことはですね、ほかのいろいろな事業、ハードの面もソフトの面も含め、あると思うんです。
まずは総理が、こういうような無駄遣いがたくさんあると、まず洗いざらい調査してそしてその仕組みを変えるなり、なんなりするのが、まずは政府としてとるべき役目ではないでしょうか。》
小沢氏の言っていること自体はよく分かるのですが、何だか今回の社会保険庁の問題と構図が重なって感じられて…。これも気のせいかもしれませんが。
コメント
コメント一覧 (46)
いつもの事ですね~
大体民主党の幹部は自民党から流れて来た人が多いんですから
裏では旧社民が蠢いているようですがw
小沢氏が党首選挙で旧社民のチカラを借りた事を思い出します
彼らは前原前党首の国防政策にも不満を持ってたようですね
大体どの国の政党でも国益重視が大前提でしょう
国民を守らないと明言している憲法なんて論外です
9条で「国の交戦権は、これを認めない」なんて言ってますしw
コレでは自衛のための戦いも否定する事になります
何とか解釈で自衛はできるとしてますが・・・
また民主党は沖縄政策で1国2制度を取るとか
国の主権をアジアの国々と共有したいなんて言ってますし
日本はまじめに国益を追求する野党が必要だと思いますね
党首二人の話を聞くと
安倍「スケジュールを建てて問題解決して行きましょう。」
小沢「議論が出尽くすまで話し合いましょう。」
何を?が無かったので国民には民主党が何に反対しているのか解らなかった。
民主党のWEBサイトにも民主党案が載ってなかったし。
小沢さんは妙なスリ替えをやってますね。地元が選択したわけでしょう。それに、そのいらないスキー場だって地元業者が喜んで作ったんじゃないでしょうか。
それを政府になすりつけてくるというのは、詭弁です。
しかし、世論調査によると、そういう小沢さんでも、安倍さんよりリーダーシップがあるとおもわれてるようです。見た目とか声とか、そういうことで判断する人が多いですね。故松岡氏もかなり損したのではないかと思えます。
>また民主党は沖縄政策で1国2制度を取るとか
私は、これは沖縄県民に対する侮辱だと思うのです。数年前に沖縄に行った際、地元紙の投書欄を読んでいて、本土復帰前に社会党の訪問団が沖縄に来て「日本語がお上手ですね」と言い放ったという投書を読みました。一刻も早い本土復帰を願っていた県民が、これを聞いてどんな屈辱を感じたろうかと思うと、私も怒りに震えました。
小沢氏は政局の人で、政策はあまり関心がないようですね。自由党党首のときも、記者会見で自分のところの政策(中学校の国立化)を聞かれ、知らなかったこともありました。
てら銭をめぐり親分達がヤリトリをしている錯覚を覚えます。
「政治とカネ」の問題は今の制度が続く限りは永遠の課題で
議会制民主主義という名の負の部分かもしれません。
国会議員がわが町に道や橋を作る事に専念するような姿勢は
ピント外れで地方の事は地方議員に任せればいいのです。
選挙の方法も国会議員は米国大統領選のように間接的にして
票を投じる人は旅費を除いてボランティアでしてもらう。
明治の頃は税金を納めていないと投票資格はありませんでした。
一定年齢になれば誰でも選挙権がある、一見良さそうに見えて
公平なようで、そこに落とし穴があるように思えてなりません。
松岡大臣の死は残念ですが、一つの宿題を与えてくれた感じで
今日のブログを拝見していると光熱費とか緑資源とかの小さな
氷山の一角より、根の深い奥を見た気がします。
http://d.hatena.ne.jp/harimaya/
政治家は容貌だとか、親のイメージだとかからは逃れられませんね。開き直ってそれを利用するしかないのでしょう。松岡氏は…お気の毒でした。
>まるでヤクザが賭場から得たてら銭をめぐり親分達がヤリトリをしている錯覚を覚えます。…当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。最近は必ずしもそうでもないですが、かつての派閥の領袖はまさに金をかき集めて子分達に配ることで権力を持っていたわけですし。で、その派閥同士で総裁選の支援などを巡り、恩義の貸し借りをして…。確かに光熱水費は分かりやすい問題でしたが、ほんの一部だったとは言えると思います。
今回の自殺はあまりに自民党に都合が良すぎる気がしてならないのは気のせいでしょうか?
まぁ、亡くなった方とはいえ、緑資源機構に関しては徹底的に調べて関連をきちっと調べて欲しいと思います。
>自由党が(保守党と)分かれたときの政治資金の使い道、これが(小沢氏の)不動産のほうに利用されているのではないか。
へ~、分裂の時にそんな事があったとは知りませんでした。
まぁ、新しい政党を作ったのは勝手だからという気持ちもわからなくはないですが、小さい男ですね~(笑)。
そういえば誰かも書いてましたが、管さんも報道2001でブーメラン刺さってました^^;;。
システムの運用を開始した時の大臣だったそうで、言い訳は、自分が大臣を辞めた後に”ずさん”だったからそうです(笑)。
ま、大臣が誰でも、本質は社会保険庁の人間の問題ですけどね^^;;。
私も数年前までは結構小沢さんに期待はしてたんですよ。
というか西村議員が好きだったことも理由にあるのですが、そういったブレーンがいるから小沢さんがやればという期待ですね。
しかし、今の小沢さんはちゃんとしたブレーンいないのかなぁ?
討論事態がグデグデ、話し方もよくない、言葉は選択しすぎて平坦などなど、印象が悪すぎます。
ところがマスコミって面白いなぁと思うのは、それを”謙虚”という。
日本語知ってるんでしょうか?(笑)。
日本人は謙虚って言葉はぐっときますし、もともと強面のイメージから謙虚さをだしたギャップがかどがとれた印象に摩り替わってるそうです<一般的な話です
ネットではありえない!!!! 現象なんですが、世の中そんなもので、興味のない人にとってはエンターテイメントなんですよね、政治ですら。
それにしても死者に鞭打つ行為っていいますけど、ルール違反はルール違反で、業績は業績です。
な~んで一緒にしてごちゃ混ぜにして、最後は曖昧で終わるのでしょうか?
こんな事だと、また自民党の秘書からいつか”自殺者”でるんじゃないですか?・・・。
>ところがマスコミって面白いなぁと思うのは、それを”謙虚”という。
…小沢氏ほど謙虚という言葉と縁遠い人は少ないと思うので、これは変ですねぇ。こんなことは、小沢氏を知っているマスコミなら、みんなよーく分かっていることのはずですが。>日本語知ってるんでしょうか?(笑)。…同感です。西村議員は随分と小沢氏に煮え湯を飲まされたようですね。
>あなたが、「私は政治部で社会部ではありませんので、松岡農水相自殺事件のことは知りません」といっていた理由が、このエントリーでようやくわかりました。…事実を書いたまでで、何か誤解があるようです。裏切られたような思いを与えてしまったとしたら、大変申し訳なく思いますが、今回のエントリに特別変わったことを書いたつもりはありません。今に始まったことではなく、私は一貫して小沢氏の言動に疑問を呈してきました。それは過去のエントリを見ていただければ分かると思います。
うーん、きょうの自民党総務会のメモを見て、井上氏の発言に驚いて書いたということなのですが…。でも、政治休戦の「喪」などないというのはその通りで、エントリの中にも書きましたが、民主党が本日の党首討論にこだわり、首相の密葬参列を許さなかったのも政治闘争の一つだとは思います。
あいつは金丸訪朝団でも一役買っていた
元々自由党は自民党より右だったはずだ
彼の本を読んだが、そうとしか思えなかった
しかしいつの間にか横路と手を組んでいた
赤の赤、真赤っ赤の横路である
いかれた赤い悪魔である
毛沢東、スターリン、金日成、金 正日、土井たか子、横路である
私は小沢一郎はあるとき、朝日新聞と密約したのだと予想する
突然、朝日新聞とテレ朝、田原総一郎、筑紫哲也らが小沢を称賛しはじめた
権力の為には政治理念さえ捨てる小沢一郎
ダルフールで自民党を追及できない小沢一郎
親中国路線の安倍政権を攻撃できる格好のネタである
福島みずほとも手を取り合う小沢一郎
逝ってよし
本多勝一氏も小沢氏のことを絶賛しています。
>で執り行われる松岡氏の密葬に出たいという安倍氏の要請に対し、民主党
>側が「党首討論が先約だ」と蹴って実現したわけですが、これまで小沢氏
>は地方回りだなんだと党首討論に応じようとしなかったのですから、この
>姿勢はどうかと思います。昨夜、深夜帰宅で乗った車の運転手さんも「ど
>んな人であれ、葬儀は人の生き死にの問題だから、何より大事なはずだ」
>と民主党を批判していました。
上記の如き民主党と小沢党首の態度を知る時、死者に礼を尽くす事無く墓さえ暴いて死者に唾する中国を思い浮かべるのは、私だけでしょうか?
中国と同じかどうかはともかく、民主党は作戦としてもうまくないのではないかと思います。いったんは葬儀参列を了承しておきながら、あとでひっくり返したりしているし。
今日の党首討論を衆議院TVの録画で見ましたが、安倍さんの丁寧な説明は一応納得できました。ただ、これから社保庁から独立した第三者機関の詳細は詰めていく必要はあるでしょうね。
国民としては、安倍さんの答弁をしっかり聞いて自分の年金を安心したいところでしたが、答弁中の安倍さんの声が聞こえないような野党の大きな野次には、あきれてしましました。国民の側に立っているなら、問題を解決する方策を述べている箇所では、拍手すべきもの。やはり、この人たちは政局にしか関心ないのかなあ。
野党も、年金問題を政局や参議院選挙対策に矮小化せずに、全政党協力して早急に年金請求権時効撤廃特例法案を成立し、国民の不安を解消してもらいたい。
また、松岡さんに問題があったとしても、葬儀に安倍さんを参列させなかった野党の態度は、あまりに心が狭いですね。非難されてしかるべきです。
(以下、iza内から転載)
5千万件もの年金支給漏れの責任は、民主党の管直人代表代行と自治労にある。事実関係を整理しながら、ポイントを記してみよう。
①5千万件の年金支給漏れは正確には、全体で3億件にのぼる年金記録のうち、5千万件が紛失しているということだ。
②年金は平成9年から加入者全員に基礎年金番号が与えられ、生涯一つの番号で管理され、転職や結婚をしても支給漏れが生じないシステムに切り替わった。ところが、それ以前は転職の度に新たな年金番号が付けられ、1人でいくつもの番号を持つ加入者が出た。そうした人をすべて基礎年金番号に統合(一本化)していれば問題はなかった。社保庁がその業務をきちんとしてこなかったことが原因だ。
③つまり、年金記録紛失の第一の責任は、社会保険庁にある。そして、この社会保険庁が、日教組と並ぶ左派イデオロギー労組である「自治労」によって牛耳られていることは、周知の事実だ。
④たとえ自治労に問題があるとしても、それを監督する政治家の責任があるはずだ。では、平成9年に、基礎年金番号制に切り替えたときの厚生労働大臣は誰かといえば、民主党の管直人代表代行なのである。ちなみに、自治労は民主党の支持基盤である。自らの支持基盤である自治労に迎合して、管直人氏が年金番号事務を徹底させてこなかった、という問題なのである。
⑤管厚生労働大臣のあと、厚生労働大臣ポストを独占してきた公明党の北側一雄幹事長は公明党の責任を追及されることを恐れてのことだろうが、5月30日午前の記者会見で、年金記録紛失問題について「基礎年金番号導入の政策判断をした当時の厚生相の菅直人氏の責任が一番、大きい」「問題の発端が政策判断時に3億件の年金記録をどう統合していくか、問題意識を持っていなかったことにあるのは確かだ」と述べ、民主党の菅直人代表代行を批判している。菅氏は、基礎年金番号の導入を閣議決定をした平成8年当時、自社さ連立政権の厚生相だったのだ。
⑦では、安倍政権に責任はないのか。政権政党として責任を感じているからこそ、安倍晋三首相は年金支給の時効(過去5年分まで)を撤廃し、全加入期間の年金を支払う救済策を示した。“不祥事の百貨店”とまで揶揄(やゆ)される社保庁を廃止、新たな非公務員型の日本年金機構をつくる社保庁改革関連法案も衆院厚生労働委員会で可決された。
自治労の牙城である「社会保険庁」を解体することなくして、年金問題は解決できないと、判断したからである。
⑧民主党の小沢代表は、この問題で安倍政権を追及しようとしているが、安倍批判をすることで、自らの責任を隠蔽し、社会保険庁解体という改革をストップしようとしているのではないのか。
⑨この問題で、安倍政権の支持率が下がっているという。しかし、問題の拡大を防ぎ、抜本的な改革をすることで、国民の年金を守ろうとしているのは、安倍政権ではないか。
マスコミは事実関係をきちんと提示すべきである。
太郎さんのすばらしい解説です
たとえば、一人の議員が、除籍する位なら、政党としての体を成していますが、2,3の政党に分裂する場合は、元の政党が分裂する訳ですから、一旦第3者機関(裁判所等)に全額を預け、それから配分する仕組みが必要ではないでしょうか?
議員ではない身なので、好き勝手言ってますが、政治に携わる方は、活動資金等を、ガラス張りにしていただきたいですね。
総理はひたむきに答弁なされてをられましたね。
年金問題といふのは、これが正解だといひきれる政策がみあたりませんので、野党側は追及しやすい問題なんでせう。またこれにあはせ、マスコミ各社の世論調査で内閣危機も煽れる。しかし総理は、今までの社保庁のありかたへの反省をふまえて改革をすすめる、約束をすると答弁しました。にもかかはらず、同席野党議員らは、総理にたいする失笑のやうな反応をする。テレビがはいってることも大いに関係があるでせうが。いづれにしろ、ネットで国会中継を確認できる世の中になりましたことはいいことですねホント。
ご無沙汰しております。
政治資金に関する興味深いお話ありがとうございました。
私も今日の党首討論は見ておりましたが、与野党のすさまじい野次によく聞き取れないありさまでした。
中継があるせいか、議員もハッスルしていたのでしょうが、大概にしていただきたいものです。
>本日、熊本で執り行われる松岡氏の密葬に出たいという安倍氏の要請に対し、民主党側が「党首討論が先約だ」と蹴って実現したわけですが、これまで小沢氏は地方回りだなんだと党首討論に応じようとしなかったのですから、この姿勢はどうかと思います。
これまで、自分は討論に応じてこなかったくせに、故人の葬儀というときに討論をぶつけてくる民主党側の手口には、嫌気を通り過ぎて呆れてしまいました。
早いうちに解党していただきたいものです。
今日は畑の草取りを途中でやめて党首討論のTV中継を見ました。年金問題は国民の高い関心事であり、総理がどういう考えを持っているのかよく聞いておきたいと思ってTVを見た人が多かったのではと思いますが、安倍総理が真摯に答弁しているにもかかわらず、それをかき消さんばかりの民主党議員達のヤジ…菅直人の声も聞こえていたように思いますが、いつものことながらウンザリしました。
>相談に行った人には原則全員に支給するという前提がなければ?問題の解決にならないのでは…と小沢党首が詰め寄ったのに対し安倍総理から>では小沢さんは無条件に?全員に支給するのかと逆に問いただされて小沢は、結局そういうことではないようなことを言っておりましたが、民主党にも名案など無く、年金問題は民主党にとって参院選を睨んでのただのパフォーマンスに思えました。
松岡農水相に何があったかは別として、>法案を委員会に戻して更に審議を尽くす、総理総裁としての大きな度量を…などと言っておきながら安倍総理を葬儀に参列させなかった民主党は、度量など微塵もなく、党利党略に血道をあげるだけの、人道に反した血も涙もない実に心の狭い政党だということがはっきりしたように思いました。
こんばんは。ご無沙汰しています。
「政治とカネ」も大いに結構ですが、「マスコミとカネ」もマスコミの公共性に鑑みれば大いに国民の前に明らかにされるべきではないでしょうか?
ところで本日の朝日新聞には、以下の見出しの記事がありました。
「本社、8億3300万円申告漏れ 東京国税局が指摘」
3年間でこれだけの金額だそうです。
一方、同じ社会面では、以下の見出しも・・
「JFE11億円所得隠し 受注工作費、経費に偽装」
こちらは7年間でだそうです。
「申告漏れ」と「所得隠し」とはどう違うのか、マスコミ用語は至極難解です。
記憶違いかも知れませんが、朝日新聞は以前にも10億円程度の「所得隠し」、もとい「申告漏れ」があったような気がします。
武富士からの5000万円の「編集協力費」というのもあったよう・・・。
週刊紙ネタでは、政治部の幹部記者の取材費水増し請求というのもありました(クレジットカードでの支払いを2重請求したとか、数字の1を4に改ざんしたとか。。)。殆ど人物が特定されている記事だったので、事実無根であれば、当然法的措置をとって然るべき記事だったと思いますが、その後どうなったのでしょう?
「説明責任」大いに結構。社会の木鐸として是非範を示して頂きたいものです。
何となく、「ナントカ還元水」その他で自殺した松岡大臣が哀れにすら感じられます。
まぁ報道ですからどこか非情な部分も必要なのかもしれません。
小沢さんの不動産問題、なかなか興味深いお話をありがとうございます。
個人的にももっと盛り上がってもええのになぁ~と思うんですが、
がんばってくれてるの産経さんくらいですね。
やはり与党を叩けば国民うけがいい(反政府)、
みたいな感覚がメディアには蔓延っているんでしょうか・・・。
二番目に大きい政党の党首のスキャンダルなのに・・・・。
しかし、今回の民主党の対応は非礼というか、人道に反すると言うか。
普段、平和だの人権だのえらそうなこと言ってる割には、
こういうセコイ策しかしない所が、野党に甘んじてる理由でしょうか。
この件は徹底的に追求をして、明らかにして欲しい物です。
民主党が保守政党として、政権奪取に賭けるなら、国民の共感も得られるでしょうが、今のように、旧社会党の票基盤を選挙に使いたいが為に、党に取り込んでいる内はダメでしょう。それが解らない所に今の民主党の限界を感じます。
陰謀説と笑われそうですが(^◇^;)
結局はおまぃが最初からizaを荒らす目的だったことが露見しただけだ
笑わせちゃーいけねぇよ、差別主義者が
おはようございます。葬儀に参列できなくなって、安倍首相は怒っていたと聞いていますから、党首討論でもそのことに触れるかと思っていたら言及はありませんでした。外野のヤジはひどかったですが、党首同士はまあ、大人の対応だったのかもしれません。
太郎様のよく整理された解説のご紹介、ありがとうございます。とても分かりやすくまとめられていますね。参考になります。
日本にはいわゆる「政党法」はないのですよね。政党がどういうものかという規定がないので、かなりいいかげんな運用を許しているように思います。共産党なども、個人としてはカネを集めていなくても、政党としては大金持ちですから…。
野党議員のヤジが首相への嘲笑っぽかったのは、内閣支持率が低下していることでいわば増長したのでしょう。うさ晴らしというか。私もテレビで観ていましたが、いやな感じを受けました。国民はどう思ったでしょうか…。
そうですよ。ni0165とやらは、古森氏のブログを荒らし、IZAを荒らすためのブログまで作る職業サヨクの粘着工作員とつるんでいます。
公安がIPを抜いたら反日ファシストのネット工作の滑稽な場面が暴露されるかも。ww
>ni0165
>
>結局はおまぃが最初からizaを荒らす目的だったことが露見しただけだ
>笑わせちゃーいけねぇよ、差別主義者が
ni0165は極左の「痰壺」というブログに屯してます
汚い者同士で引かれ者の小唄を唄ってますな(わら
こんにちは。安倍首相は昨夜のぶらさがりインタビューで、「1日、2日、党首討論をずらしてもらいたかったが…」と述べていました。その日にしかできないという性質のものならともかく、これまで民主党側が避けてきたのに。
こんにちは。ヤジについては、同僚記者が委員会室で面白い見聞をしていたので、改めてエントリで取り上げようかと思います。もちろん、自民党側も負けじとヤジは飛ばしていたようですが、いずれにしても話している声が聞こえないようなヤジは、真剣に見たいと思っている国民を軽視していると思います。
1.お疲れ様です。自裁された場合、何も言わないのが武士道で、仏に成る、つまり「成仏」ですから当然ですが、そうはいっても事実関係の「お取調べ」があり、目付け、若年寄、などが「お役目」として、事実関係等の報告をする必要があり、これも命懸けの「お役目」で、これを行うこともまた武士道に含まれております。其の辺りのご理解不足される方がおられる恐れ是あり、補足を。阿比留様のサイトですから、当然の「お役目」でして「お役目大儀にござる」「ご承知のような次第にて、誠に心苦しいが、お役目とあれば仕方がない、が、辛いものがござるの・・・」が当然のマナーかと。
2.staro様の論理明快なご説明に感心しました。①シン・ガンス問題②年金支給を混乱させた 以上の二点で管 直人は国賊と明快に成りました。
今回の朝日の件がどうなのか知りませんが、おそらく「所得隠し」は故意の事例について、「申告漏れ」は国税当局との見解の相違、または法解釈への誤解から発生した事例について言うのだと思うのですが、これは普通に考えてもグレーゾーンが大きそうですね。ただし、朝日(に限らずマスコミ全般)は企業や有名人の申告漏れを厳しく書いてきたのですから、自社がそういうことになれば、その分、厳しく指弾されて当然だと思います。
今回の件に限らず、永田町は基本的に非情なところだなあと感じています。もちろん、マスコミはそれに輪をかけてそうですが。よくマスコミは権力を監視しなければならないと言われますし、それはその通りなのですが、政権交替を狙う位置にある野党第一党もまた、監視すべき「権力」だと考えています。マスコミ自身も、これまた監視すべきある種の「権力」だと思いますし。
恥ずかしながら、私も今朝の産経政治面の同僚の記事で初めて知ったのですが、平成17年に国会で、亡くなった松岡氏がこの問題を「解散で返還が必要な政党交付金の返還逃れだ」と取り上げていたようです。偶然でしょうが…。
私はあまり「陰謀説」には与しませんが、参院選に向け情報戦が激しくなっていくのは本当でしょうね。怪文書などを入手した場合、ブログで公開していいものかどうか…。まあ危ない内容のものはやめておきますが。
今朝の弊紙も1面、社会面で松岡氏のことを追及していました。それも仕方がないことなのだろうと思います。…ただ、去るもの日々に疎しと言いますから、いずれは話題に上らなくなり、世間から忘れ去られていくのかと思うと無常を感じます。
小沢氏の不動産取得問題、ますます物議をかもしそうで目が離せませんね。
このブログ以外であまり取り上げられないのが残念です。最近は、産経新聞をとっていない人でもネットで記事を目にしますから、この問題が周知となることを願います。松岡大臣の件は本当に痛ましく、政権へのダメージが取りざたされていますが、最近の世の中の動静を見ると、トトで多額の賞金が下りたり、安倍さんがダービーを当てたり、ミスユニバースに日本代表が選ばれ、またカンヌ映画祭で日本女性が入賞するなど、数々の大飛躍が起こっています。これらの上げ潮を考えると、今回の政変劇もお坊ちゃんの安倍総理を雄雄しく鍛えるための試練であると思えます。明治維新の時代に比される現代の政治状況の中で、参院選までに時間がみじかいですが、短期間で脱皮、完成することがどうしても必要なのでしょう。
松岡氏のようなタイプの政治家は、これからなかなか出てこれなくなったのだろうと思います。政治家にはなれても、大臣など注目を集め、一挙手一投足が監視されるような立場には就けなくなったのかと。また、首相にしても昔よりハードルが高くなったと思います。以前は、派閥をまとめて子分の数を増やせば、国民にはどういう人物か分からなくても永田町の論理で首相になれ、またそれなりに務まりましたが、これからは…。