今朝の産経は、朝鮮総連中央本部の土地・建物をめぐる仮装売買事件で、東京地検特捜部が総連ナンバー2(実質トップ)の許宗萬責任副議長から任意で事情聴取したようだと報じています。いいですね。戦後日本社会のタブーにいよいよメスが入っていくのかと期待しています。まだ捜査の行方がどうなるのか、私には分かりませんが、許氏は政界にも顔が広いとされます。さて、何らかの波及があるかどうか。
私は本日は夕刊当番なのですが、今のところ、ばたばたしなければならないような動きも特になく、平穏です。そこで、ふと思い立ち、この問題でにわかに注目を集めている朝鮮総連の代理人、土屋公献元日弁連会長に関する弊紙の過去記事を産経のデータベースで検索してみることにしました。すると…。
まず、1994年2月の、土屋氏の日弁連会長就任時の人物紹介記事には、土屋氏のこんな過去の業績が紹介されていました。いきなりヒット、という感じです。さすが人権派弁護士ですね、総連との付き合いは昨日、今日に始まったものではないようです。
「朝鮮高級学校生徒の高校体育連盟加盟問題で日弁連に人権救済を申し立て、高校総合体育大会参加への道を開いた」
ただ、この日弁連会長就任時の他紙のスクラップをみると、毎日新聞には、「中曽根氏(康弘元首相)がTBSを名誉毀損で訴えた訴訟で代理人を引き受けたが、『単にうわさだけで政治家をやり玉にあげるのは軽率では』と報道のあり方にも注文をつけた」とありましたから、そっち系一色の人というわけでもなさそうです。中曽根氏の訴訟って、何の件でしたっけ。私は覚えていないのですが。
次に同じ年の5月には、当時の永野茂門法相による南京事件「でっち上げ」発言をめぐり、永野氏の辞職を求める会長声明を発表していました。なるほど。歴史問題に対するスタンスがうかがえます。
95年12月には、オウム真理教に対する破防法の団体規制適用について「まことに遺憾であり、将来に禍根を残すものと言わざるをえない」との談話を発表しています。それに先立つ10月にも、同じ件で「我が国の民主主義、国民の人権にとって由々しき事態を招く」と反対声明を出していました。ある意味、一貫した人だなあとも思いますが、何で禍根を残すのかは私には分かりません。
99年12月には、東京で開催された「戦争犯罪と戦後補償を考える国際市民フォーラム」の実行委員長を務め、「日本帝国主義が行った侵略と捕虜虐待」を糾弾したそうです。フォーラム開催に当たっての記者会見では「戦後、日本は事実を隠し、責任を果たさなかった」と発言しています。はあ、なるほど。
で、2002年5月に北朝鮮・平壌で行われた「日本の過去の清算を求めるアジア地域連帯討論会」では、常設協議会日本委員会代表もやっていますね。小泉前首相の初訪朝前という時期と、開催地が微妙です。また、この協議会は04年12月に、日本の国連安全保障理事会常任理事国入り問題をめぐり、「日本は、日本が犯した戦争犯罪に対する責任を果たしていない」とする反対声明を出した23団体の筆頭でした。
…確かに、この人物の傾向性や確信犯であることはうかがえます。でも、土屋氏に関する新聞情報は、意外と少ないなという印象です。本当は、元日弁連会長ということで、もっといろいろ出てくるかなと思っていたのですが、過去記事自体が予想より少なくて。一方、ネットでは、土屋氏がもっといろんなサヨク・反日団体やその主張とかかわっていることが指摘されていますが、そのあたりはあまり新聞は書いてこなかったようです。ちょっと、自社のデータペースで過去記事を引いてみただけなので、決めつけることはできませんが。
ここから話は微妙にずれていきますが、新聞は、相手が公的立場にあるときには、失言や問題発言、あるいは特異な言動について詳細に報じますが、その立場を降りたら途端に関心を失い、同じ人がもっと変なことを言っても記事にはしません(記者個々人のメモには残っても)。また、重要な問題であっても、そのときの話題になっていないことは、小さく扱われがちです。紙面は有限ですし、ニュース価値の問題もあるので、それが悪いとは必ずしも言えないとは思いますが、新聞情報とネットで得られる情報について、改めて考えてしまいました。やはりネットが優位な点が多いなと。
現在、新聞各社はみんなニュースサイトを持って、ニュースを流しています。ウェッブに配信されない記事もありますが、大きな話は基本的にネットで閲覧できますね。そして、それに関連する情報を集めたいときは、またどんどんググっていけばいいと。となると、紙媒体の価値は、ニュースの一覧性、紙ゆえの読みやすさ以外に何があるかと考えてしまいます。まあ、地道に一次情報を発掘して、独自ダネとして載せることか、深い解説記事を重視することしかないとも思うのですけどね。
以前、民主党の小沢一郎代表の不動産問題を調べている際に、私たちが、ある程度情報がたまってから記事にしようと思っていたような情報が、ネット上で、次々と先行して提示され、議論されているのを見て、1日刻みで発行され、なかなか取材の途中経過を書きにくい新聞はどうしたらいいのかと危機感を覚えたのを思い出しました。
現在、新聞は多くのニュースを整理し、取捨選択して載せています。上に述べていたような問題の解決策には全然なりませんが、毎日、政治、経済、社会、外信、運動、文化、特集の各部から出稿されたものの、紙面の関係上、こぼれ落ちて掲載されなかった雑多な記事を、片っ端から収容するような面があったらなあ、と思っています。テーマもバラバラで統一性がなく、読みにくいかもしれませんが、そういう記事の方がかえって面白く読んでもらえるんじゃないかという気がするのです。
コメント
コメント一覧 (58)
お疲れ様です。
日弁連って本当に不可解な団体だと常日ごろ思っていました。
どうも表に出てくるのは人権重視という建前論が多いですが、個別の弁護士は結構なやり手だったりする。何かマスコミ業界とも共通するところがありそうですが。
それにしても、選挙を控え、すべてが年金騒ぎで浮き足立っていますが、この総連の話、そのバックにある政治の話、時間切れ前に、もっと盛り上がらないものでしょうか。角田さんの話とかも。
今度、参議院選に立候補する『9条ネットの共同代表』が土屋さんらしいですね
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51516024.html
そういうことを発表しているニュースがあるかと思ったら
http://www.j-cast.com/2007/06/15008484.html
しか引っかかりませんでした
参議院選挙が始まったら、きちんと報道してくれることをメディアの方々に期待しております
今日もお元気そうでなによりです。
日本人は体制・政府を茶化す傾向が強い一方、権威に弱い国民ではないでしょうか?
そういう意味では、検事はこわもてで、弁護士先生は見方と考えていた方達には、こういう左翼系のしかも大弁護士先生がいることが白日の元に晒されるのは良いことでしょう。
緒方氏も同種ですね。
結局、戦前~戦後のエリートとは東大卒で、マル経や共産思想を叩き込まれた人が、敗戦=嫌戦=体制批判を市民面して今日まで打倒日本!をスローガンに活躍してきたつけが今あふれ出したということですね。
矢張り、この際、社会・共産主義の幻想を叩き潰し、日本の古き佳き面影を復活させる「美しい国」づくりが大切です。
安倍総理にも参院選は是非、頑張ってもらわないと拙いです。
私も個人的には総連問題の方が関心があるのですが、選挙となるとどうでしょうね。やはり、自分の生活(お金)に直結したことの方を身近に感じる人が多そうな気もします。でも、角田前参院副議長の件を風化させてはいけませんね。
ご紹介のアドレスを検索してみました。土屋氏の拉致問題に対する発言は、残念ながら弊紙の過去記事にはありませんでした。でも、それこそことの本質を示す大事な部分だと思います。ありがとうございます。
最近、Expressをお試し購読したんですが、
ニュースについてはほとんどIZAでも見ることができ、
記者さん相手に失礼ですが、私にとってはあまり必要ないように感じました。
(でも親は広告がなくて見やすいと言っていたので、購読はする予定です。)
ちょっと前までは、ネットは嘘情報が多いとか言われていましたが、
そのネットに接するうちに、新聞も実は嘘が多く、
「ネットは嘘が多い」と情報を流すのも新聞だったり……
でもネットリテラシーが普及して、そういうプロパガンダに似た呪縛が、
最近ようやく解け始めてきた、ってのが現状のように思います。
そうなると、やっぱり新聞はネットとどう共存していくか
ってのが課題になってくると思います。
なんてことを偉そうに私が語らなくとも、
たぶん新聞業界のかたは皆さんそう考えていらっしゃるのでしょう……。
マカオの金融機関で凍結されていた北資金が
日本円で換算して約30億円、これくらいで
核施設の停止・封印をするという話だけれど
朝鮮総連関係の不良債権が約627億円とでは
金額の桁違いに何か裏があるのではないか、
それにしても今までこの資金の流れが彼の国に
渡って潤っていたのではないか?マカオの事、
不良債権の事、将軍様の懐もそろそろ裏底が
見えてきた感じで最後のあがきに日本政府は
どう向き合えばいいのか、見守りたいと思う。
http://d.hatena.ne.jp/harimaya/
警察庁は緒方、土屋氏を総連と取り持ったキーパーソン満井氏、そしてその会社から献金を受けている中川幹事長に注目していますね
小泉時代の不可解な朝銀への公的資金投入のバックにいた野中広務、中山正暉の不正から現在清和会に移った北朝鮮利権の全貌を暴いて欲しいものです
>現在清和会に移った北朝鮮利権の全貌を暴いて欲しいものです
これは初耳
是非、私も注目したい
なんちゃらゲンダイなるうんこ紙ネタでないことを祈る
弁護士の人たちは、一般社会の中ではかなり自由な、あるいは強い立場ですが、弁護士会に対しては、そうでもないようですね。>日本人は体制・政府を茶化す傾向が強い一方、権威に弱い国民ではないでしょうか?…みんながそうだとは思いませんが、確かに権威主義的言動をとる人はよく見ます。現在は、かつて権威であった「官僚」「銀行」「大企業」などが、もはや権威であり続けることがでなくなっていると思うのですが。
こんにちは。エクスプレスのご購読、ありがとうございます。そうですねぇ、ネットでだいたい読めるというのは、その通りなのでしょうね。>そのネットに接するうちに、新聞も実は嘘が多く、{ネットは嘘が多い」と情報を流すのも新聞だったり……。耳が痛いご指摘です。その通りで、新聞もテレビも、嘘とまで言わなくても、誤った情報はたくさん流していると思います。また、取材した時点ではその通りであっても、情勢が一変して結果的に誤報になる例もありますし。どうやってネットと共存し、新聞が生き延びていくかはまさに試行錯誤中ですが、有効なビジネスモデルはなかなか見つかりません。
難しかったそうですね。
合格者が弁護士や検事になるんですよね。
木村拓哉主演のドラマ「HERO」のような
中卒の検事がいればあってみたいです。
By 007
文責 森浩
阿比留様
魑魅魍魎、いい年して、長く日本人として生きて、税金で禄を食み、弱い者、困った人の金を頂きそれを生業とする輩達が国民を欺こうとしている。
安倍総理が支持率低下をも恐れず地道に改革を進めていられると言うのに万が一自民党の現職議員にでも関係者が出ると日本は中国並みの国家になりますよ。今朝の「産経抄」読んで小生は中国の国民性もわが国もあまり変らんのでは無いかと本当にいやな思いをしましたが・・・
毅然とした生き方が無理ならばせめて、「恥ずかしい」という言葉を理解できたリーダー達が各分野に出て欲しいですね。
北朝鮮がそれだけ日本のカネに依存してきたということだと思います。朝鮮総連はいま、その600億円を返せないのはなぜか。朝銀信組が総連に渡したお金はいま、どこに行ったのか。北朝鮮に流れ、北朝鮮が使ったということでしょう。つまり、北は日本に依存してこれまで生き延びてきたということだと思います。そして、おそらく現在、相当、切羽詰った状況にあるのだと考えています。
国会議員の動きを見ていて、清和研に利権が移ったようには見えにくいのですが、その件は注目ですね。私も全貌を暴いてほしいと期待します。
いまも難しいのだろうと思います。
かつて総連は、与野党を問わず多くの国会議員に触手を伸ばし、抱え込んでいたといわれます。今も、北朝鮮に何かを握られているとしか思えない言動をとる自民党議員もいます。この際、両方明らかになればいいと考えています。少しは外国に対する警戒心を持ってもらわないと…。
さて、新聞の将来ですが、ネットを使っていない世代はまだまだ20年は存在すると思います。と言うことは新聞の価値はまだまだ捨てたもんじゃないということです。私もディープな情報はネットで得ていますが、確実な信憑性のある情報は新聞からと言うことにしています。もちろん各誌の偏向性を読み込んでの話ですが・・・。
今通勤でテレビを見ながら(聞きながら)車で通勤しているのですが、どこの局も同じ内容ばかり、必要性がなくなるのはテレビのニュース番組のほうが早いのではないかと思います。垂れ流しなので、何を言ってもいいと思っているのではないでしょうか?
新聞各局は月に一度、各誌のスタンスを明確に提示し、たとえば各項目ごと共通にして読者に示しながら、それぞれの意見を書くようにすればもっと価値が高まると思います。
今のネットでの情報もデマやいい加減なものが多く、それを読む人が正しい判断基準を持っているかどうかが問われる時代だと思います。日本を貶めるような輩は、新聞がだめならば次にネットに向かってくるのは当たり前ですから。
今度時間があったら調べてみようかと思います。
>それが悪いとは必ずしも言えないとは思いますが、新聞情報とネットで得られる情報なついて、改めて考えてしまいました。やはりネットが優位だなと。
私はネットが優位とは正直思いません。
正確に言えば、ネット崇拝ではないというべきなんでしょうが・・・。
新聞の記事でいいところは、「本来なら」とさせていただきますが、一般人が踏み込めない裏付けが記者なら可能という点です。
所詮、ネットは素人情報発信です。
お金が絡んでいませんから自由にかけます。
逆に言えば責任のある記事ではないという判断をされてもしかたありません。
しかし、現実的にネットはスピーディに事が運び、一般人で踏み込めないはずの情報が最近はちらほら流れてますよね?
これが私には不思議でしかたありません&逆に引いてしまいます。
先ほど本来ならと強調した意味はもう何度も書かれている公然の事実なのであえて書きませんが(笑)、どちらが優位ではなく、どちらも情報源なんだと思います。
これも繰り返しますが、ネット世論はまだまだ世論ではありません。長い月日が必要です。
そこに付け目があるととるか、有効であるととるかは各社のスタンスでしょう。
そういえば、かみさんの実家で朝○新聞の売込みがきて、お父さんが啖呵切ったそうです。
「な~に偉そうなこといってんだ。それが人様にお願いしてる態度かぁ!」
他にも友達が怒ってました。
「何が買わないと日本人じゃないだ! ふざけるな!!」
などなど・・・。
私のまわりは、私が何も言わなくても勝手に不買運動に参加してくれてます(笑)。
いいのか、悪いのかはわかりませんが^^;;。
最後にお袋曰く
「あれは商売を知らない人だ。ダメだあれじゃ」
と元八百屋をやっていたお袋は言ってました(笑)。
会見で土屋氏が「在日の方々のため」という旨の説明をしていました。
総連は確かに在日の皆さんにとって存在意義があるのでしょう。それは納得します。
しかし、総連が組織としてやってきた闇の部分を考えると、拉致被害者やご家族の生命・権利はどーなんだ、と思ってしまいます。
こういう人権派の人々を見ると、いつも一方の権利だけを振りかざしているので、嫌な気持ちになってしまいます。
しかも、土屋氏みたいに弁護士ですらこうなのですから・・・
そーいえばS民党党首も弁護士でしたね。
自民党の稲田議員もそうですが、弁護士も様々です。
>tropicasso様
> 弁護士の人たちは、一般社会の中ではかなり自由な、あるいは強い立場ですが、弁護士会に対しては、そうでもないようですね。>日本人は体制・政府を茶化す傾向が強い一方、権威に弱い国民ではないでしょうか?…みんながそうだとは思いませんが、確かに権威主義的言動をとる人はよく見ます。現在は、かつて権威であった「官僚」「銀行」「大企業」などが、もはや権威であり続けることがでなくなっていると思うのですが。
阿比留さん
日本人は体制・政府を茶化す傾向が強い一方、権威に弱い国民ではないでしょうか?… >この意味は、勿論皆がそうとは思いませんが、おらが国の代議士先生を政党別ではあるでしょうが、殆どの人がヨイショすると言う意味で結局、権威に弱いと思いますね。しかし、同一人物たるおらたちは、一方で、安倍政権なんだ、社保庁どうした、警察何してるというステレオタイプの政府批判を落語家や漫談家のネタ宜しく無節操にする傾向があるという意味で書いたつもりです。
仰る通り、それら権威も昔の威光や実力も失せていますし、世の基準が大きく変わっているのに、安倍支持率低下ではありませんが、短絡的に物事を捉える危うさをお伝えしたかったわけです。
>必要性がなくなるのはテレビのニュース番組のほうが早いのではないかと。…確かに、ネットの進化と多機能化は、かなりテレビの相対的地位を下げていくだろうなと思っています。また、ネットがこれからさらに普及しても、活字しか読まない人も、これからも多少はいるでしょう。だから、新聞自体は当面、細々と生き残るでしょうが、資本力の弱い弊社はこのままではけっこう、厳しいと考えています。やはり工夫が必要なようです。
>私はネットが優位とは正直思いません。…ご意見を参考に、ちょっとエントリを微修正させていただきました(笑)。>、「本来なら」とさせていただきますが、一般人が踏み込めない裏付けが記者なら可能という点です。…これは確かにありますが、これって別に特別なノウハウがあるわけではなくて、日常的な接触から培った取材対象、情報源との人間関係・信頼関係であることが多いのですよね。もちろん、報道機関の看板を背負っての話なのですが。一般的な情報は、省庁や政治家のホームページ、グーグル検索などで、たいてい間に合うような気もします。そして、小沢不動産のときのように、記者以外の方たちが自分で法務局に足を運び、登記簿をあげ、現場で聞き込みをしているのをネットを通して見ていると、自分達のやっていることとほとんど何も変わらないな、と思ったのです。まあ、>どちらも情報源なんだと…このあたりで落ち着くのかもしれません。
>土屋氏が「在日の方々のため」という旨の説明をしていました。私は土屋氏の認識に疑問を持っています。総連が長い間、在日同胞から吸い上げたカネや物資を組織的に北朝鮮に送っていたわけですから。これ以上、北朝鮮の工作機関、統一戦線部の下部組織である総連が存続することが、在日の方々にとって本当にいいことだとは思いません。>こういう人権派の人々を見ると、いつも一方の権利だけを振りかざしているので、嫌な気持ちになってしまいます。…私もそうです。
まずい表現で誤解を与えたかもしれません。ごめんなさい。私は、tropicasso様の意図されたことを理解した上で、ちょっと付け加えたつもりでした。そして、世の中が変わってきているのに、そうして変わらない権威主義の人がいるなあといいたかったのです。
記事は、産経紙面には載っていました(後輩記者が取材に行きました)。ネット上はどうだったかは、すいません、把握していません。資料については、そうですね。検討します。
許宗萬に東京地検がどこまで迫れるでせうか。彼は「億」単位で政界への献金(買収)をしてゐたといはれてをりますから…かつて公明党が池田大作をヒッシで守りきったやうに、まさか自民党がこれをくりかへすのではと疑念もします。なんせこの人がかかへてゐる爆弾はテポドン超級でせうから。選挙前に、どえらいこともおこりさうですね。ま、逆説的ではありますが、北のチカラを借りてでも政界再編へと繋がれば、これまた良し、といふことかも知れませんが。。
まさにご指摘のジレンマに悩まされています。米国の大手紙でも、ネットに記事をすべて流すところと、一部にとどめるところと両方あるようです。日本でも、ものすごい勢いで記事を更新している新聞もあれば、そうでもない社もあります。みんな、ネットとのかかわり方に試行錯誤しているのかもしれません。もちろん、産経もいろいろと考えているのですが、これという解決策には到達していません。50年後どころか、5年後も危ないという思いがあります。
阿比留さんが杞憂なさっているポイントとはちょっとずれているやもしれませんが、新聞の購買部数の低下には世の中の「タダなら幻想」も関係していると思います。産経一月¥2950ですけどizaタダですし。周りの若けぇ奴らもそんなような事を言って新聞とってません。
ただ報道各社のニュースサイトも現在のところ新聞ありきのものだと思うので、新聞そのものが廃止されるような事態が起こってもタダのままなのかは判りませんが。
個人的には一覧性、政治から生活まで載っているから新聞が好きです。残念ながら終了してしまいましたが、『凛として』の連載が大好きでした。八田與一さんの記事はすべて切り抜いてスクラップしてあります。『正論』も本当に勉強になるのでよく切り抜いてます。
余談ですが19日1面の「総連施設を格安譲渡」の記事の結びは
<朝鮮総連は「産経新聞の取材には応じない」としている。>でしたね。慮外ながら、さーすが産経!と思いましたです。
>なんせこの人がかかへてゐる爆弾はテポドン超級でせうから。…そうですね。小泉前首相の2回目の訪朝に、この人が深くかかわっていることは有名ですからね。また、この人がわざと関係のない人の名前を出して捜査を混乱させる可能性もあります。ただ、それでも地検には、真相に迫ってほしいものです。
>tropicasso様
> まずい表現で誤解を与えたかもしれません。ごめんなさい。私は、tropicasso様の意図されたことを理解した上で、ちょっと付け加えたつもりでした。そして、世の中が変わってきているのに、そうして変わらない権威主義の人がいるなあといいたかったのです。
阿比留さん、
いやいや、謝って戴くなんて、おこがましくてこちらこそ恐縮至極です。
阿比留さんのご職業では、当然、記述内容や表現方法にはプロとして細心のご注意を払われているのですが、一方、こうしてブログに参加させて戴いている以上、我々素人としてもニュアンスが変わって伝わってしまうことがあれば、それは如何なものかと思い敢えて返信した次第です。
却ってしつこくて、失礼致しました。
でも、真理は日本的な以心伝心ではなく、キチットした言葉で最後まで合理的に理論的に伝えないと、現代世界社会では理解され難いことを痛感しております。
明日からのブログに期待しております。
暑さからビールのがぶ飲みにはご注意下さいね。
確かに、ニュースサイトを運営している新聞社が軒並みつぶれていったら、サイト自体が減っていくことでしょうが…。他社がただで流してる情報で、お金をとるわけにはいきませんし、難しいところです。正直なところ、ニュースサイトを始めても、記者の数は増えませんし、記事をサイトにアップする手間が増えるだけで、現在はお金が稼げるわけでもありません。イザのように、ネットを通じて多くの人のご意見を知ることができるのは、確かにありがたいことなのですが、現実はなかなか厳しいものがあります。
>momonger様
> 確かに、ニュースサイトを運営している新聞社が軒並みつぶれていったら、サイト自体が減っていくことでしょうが…。
新聞はテレビ・パソコンに比べて、携帯性に優れ、軽量で、電源を必要とせず、繰り返しや細切れでもどの頁からでも読者本意でどんな姿勢でも読める、包装や再生、かつて便所でも使用された、優れた公器です。
人口減少に伴う部数減はあっても、志があれば残っていくと思います。
izaを拝見してますと、記者諸氏の使命感のようなものが感じられます。ふと記者ブログでの投稿数や閲覧数に応じてポイントや報酬を、とも考えましたが、逆に記者個人の意見表出を妨げることでした。ですから無報酬でブログを続けるのは、潔い行いだと思います。
もと毎日新聞の記者が書かれた著書によると産経の関東では夕刊を発行しない決断を評価してをりましたね。広告収入のデメリットと紙や印刷代金、流通等の経費を計算したら完全にマイナスであるにもかかはらずこれを断行したのは、評価されてしかるべきであると思ひます。ただしかし、これが現状の宅配制度を揺るがせるものではないといふのが悩みどころです。朝日や讀賣がこれを維持し、毎日が創価に、日経が支那に、といふ談合関係が堅固である現状、産経には孤軍奮闘(といっても創価やジェンフリに甘いやうに思ひますが)してもらひたいところです。
弁護士は基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを目的とすると、覚えていますが、日本人の基本的人権ではなく外国人の人権の尊重を優先させる考え方は、一見正義に見えますが、勝者つまり日本の占領を継続し続けている宗主国様への阿諛追従としか思えません。
岡田英弘先生が[歴史とはなにか」(文春新書)の中で、日本史学者のなかの進歩的な(言い換えれば,自分の祖国に恨みをいだき,何とか祖国にけちをつけたい)人が,韓国人の言い分を受け売りしているだけのことだ.またそれによって、自分がいかに物わかりのいい、進歩的な人間であるか、少数民族に対して理解があるかということを、ほかの日本人に誇示したい、ほかの日本人の頭を抑えたい、という無意識の動機が働いているのだ。
とありますが、日本の国家権力と同等の権力者が、他国の代弁者であることをなぜ許してきたのか、弁護士法は、日本人のためのものなのに,外国勢力に優先されることは、日弁連の存在そのものが、いったい何なのか。
日本人をいつまでも悪と決め付けるのは、ヨハネの黙示録以来の宗教的解釈でしょうか。
池田信夫氏が先日[神は妄想である]と書いていましたが、彼らもこの妄想に憑かれた人たちなのでしょうか。
先の大戦は、キリスト教国と日本の伝統宗教(神道)との戦いであったと、近頃痛感するようになりました。
日本の神を世界の人たちに理解させる方法はないものか。考え続けています。
老人の独り言。コメントはご無用です。
横並び体質ですねん。イザと産経WEBをまとめて過去記事検索つきで、月500円なら気楽に払えます。千円なら首をかしげますw。産経WEBは24時間はタダでその後は記事はひっこめるとか。
もし20万人が参加したら、月1億ですよ。
分厚い雑誌やまんが本が只で配られる時代、izaの有料化は難しいと思います。貴重な反対意見やトンデモ意見が見られなくなりそうで、互いにもったいないと思います。
NHK受信料と同様、利用の軽重に関わらず同一料金は、支払いに疑問を持ちます(私はNHKの5チャンネル体制に対してBS料金を払ってますが、テレビ台数分には反対です)。
「正論」や「モーストリークラシック」を購読したり、仲間で意見広告をだしたり、「産経」に書いてあったよ、と話しの流れで教えてあげてもいいし、カンパを差し上げてもいいし。
産経さんをもっと具体的に(金銭も)応援しては如何でしょうか。
日弁連には政治的に中立であって欲しいと思いますが、そうではないようです。
特定の政治勢力と同じスタンスの要望書を政府に対して出してくることも多々あります。
マスコミには、こういった正義面した偽善の団体を暴いて欲しいと思います。
しかし、既存のマスコミがそれらの勢力と同じスタンスだと、報道されないのが現実ですね。
山口県の母子殺害事件の詭弁を垂れ流す死刑反対派の弁護士が批判されていますが、こういったところから日弁連本体にも国民の厳しい視線が注がれることを期待しています。
やはり中小規模の全国紙新聞社は、紙媒体を捨てる覚悟を決めた方が良いのではないかと感じます。コンサル的に言えば、パラダイムシフトして弱みを強みに変えない限り勝ち目はありません。全国戸別配達網がないのが現状の弱みであれば、それを強みとするビジネスモデルを作るしかないのではないでしょうか。
既にAFPやロイターなど通信社がネット配信をはじめてますよね。最後に残るのは取材者(生産者)と読者(消費者)だけで、中間の配信業者社は滅ぶかも…。
新聞業の本業は、一般的には取材・解説・配信の三つと思いますが(社によっては洗脳と思想宣伝を追加しているところもあるようですが)、配信をネットに任せれば取材と解説が残ります。
しかし、最近は大新聞社の解説員を凌駕するような個人ブログの分析が現れて来ており、読者の支持も集めています。中小全国紙は、取材と解説、どちらか一方に集中した方が生き残り易いかもしれません。
取材業の場合は既存の通信社に勝る、きめ細かく専門的な取材網を構築し、記者が携帯PCを持ち歩いて、あらゆる取得情報を素早くデスクに送信、内容の適否をチェックしてすぐにネット公開、内容の判断は読者に任せる。
巨大なデータベースのような取材情報サイトで、会員読者が検索によりあらゆる生情報を引き出す(過去何十年の情報も含め)ことができる。各会員は MyPage を設定して検索方法を登録しておき、読者独自の紙面を作れる、というようなイメージ。
解説業の場合は、ニュースの裏を読むような追加取材と解説に徹し、ある意味、研究所やシンクタンクの分析官ようなレベルの分析を読者に提供する。
営利企業として残れるのはどちらでしょうね。
ちょっと的違いな事だけど・・・
新聞って政治、経済、社会、文化とか色々あるよーだけど別々の新聞
(経済専門とかなんでも特集新聞とか)に出来ないの??
産経取ってる人はそれを1ヶ月でこれとこれって選べたりとかさ。
内容は必ずしもリアルタイムじゃ無くてもいいものもあるでしょ?
renotaは興味ないところを飛ばしてるからだけど・・・ヽ(;´Д`)ノ アウー
ъ( ゚ー^) 誤爆スマソ
私もつい、日本社会の以心伝心に甘えてしまう傾向があります。それと、昨夜はビールを飲み過ぎました。
弊紙の場合は、「うちが書かなければ、他者は絶対この角度では書かないだろうな。この事実は無視するだろうな」というテーマが多いので、その分、使命感のようなものが生まれるのかもしれません(笑)。最近は、ネットなどでは保守派は当たり前の存在ですが、私が入社して支局にいたころ(約17年前)は、何かの行事で国歌斉唱があった際、起立するのはいつも私一人で、しかも起立したことで他者から嘲笑されていました。岩手靖国訴訟について、靖国参拝を違憲とする原告の主張に疑義をはさんだら、地元紙のベテラン記者から面と向かって「だから君はバカなんだ!」といわれましたし。今日の時代の変化には、産経が一定の役割を果たしたという自負はあるのですが、これからの社会に同じように必要とされるかには、正直なところ自信が持てないのです。
夕刊廃止は、それ自体はいいと思いました。ただ、欲を言えば、同時に朝刊を増ページして、もっといろんな記事が載るようであれば…とも思ったのですが、印刷工場の能力の関係や、広告がなかなかとれない現状もあって、なかなか…。
岡田英弘氏には以前、一度インタビューする機会がありました。岡田氏のご著書にある「目から鱗」のお話を、ぜひ直接うかがいたいと。政治家必読だと思います。
横並び体質というよりも、淘汰されまいと懸命なのです。>イザと産経WEBをまとめて過去記事検索つきで、月500円なら気楽に払えます。…ご提案のようなことも検討すべきだと思いますが、今のところ、ネットでの情報でお金はとれないだろうと判断しているようです。
そうですね。今回の教育再生関連3法案に対しても反対の表明を出していました。浮世離れした一部のサヨク幹部が、弁護士全体の総意であるかのように振舞うのはやめてほしいものです。
ご指摘の内容は、私も理解できます。ただ、問題はどうしたらネットに配信した情報から「十分な」収益を得られるか、という点にあるようです。取材記者はカネ喰い虫ともいわれます。その通り、面白い(有益な)一次情報を得ようとすると、けっこうお金がかかることも少なくありません。新聞が成り立たなくなった後の世界のジャーナリズムがどうなるのか…。
人々の関心、趣味がどんどん多様化していっているとも言われるから、そういうやり方もあるでしょうね。ニーズはありそうです。現在でも、専門誌、業界紙はありますし。でも、それでは現在の社員を食べさせていくことはできないかもしれません。うーん、分かりません。
>mutimsa様
> 弊紙の場合は、「うちが書かなければ、他者は絶対この角度では書かないだろうな。この事実は無視するだろうな」というテーマが多いので、その分、使命感のようなものが生まれるのかもしれません(笑)。最近は、ネットなどでは保守派は当たり前の存在ですが、私が入社して支局にいたころ(約17年前)は、何かの行事で国歌斉唱があった際、起立するのはいつも私一人で、しかも起立したことで他者から嘲笑されていました。岩手靖国訴訟について、靖国参拝を違憲とする原告の主張に疑義をはさんだら、地元紙のベテラン記者から面と向かって「だから君はバカなんだ!」といわれましたし。今日の時代の変化には、産経が一定の役割を果たしたという自負はあるのですが、これからの社会に同じように必要とされるかには、正直なところ自信が持てないのです。
阿比留さん
横レスにて失礼致します。
怯んではだめです!産経が嘗て以上に、今日、その存在意義を増しているのは事実ですし、若者世代が侮蔑歴史教育から目覚め始めているのは喜ばしいことです。
ジャーナリズムにしろ、個人にしろ、「個性」こそが大切で、多数、少数の支援に限らず、自分の個性を通し続けることが重要ではありませんか?
ことジャーナリズムは体制にも大衆にも阿ったら最後です。
今日もがんばって下さい。
怯んでいるつもりはありませんが、これからの時代にどうやったら生き残っていけるか、危機感を募らせているのは本当です。新聞社といえども、私企業であり、収益が上がらなければ、つぶれるしかありません。すぐに、そういう状況になると言っているわけではないのですが‥。
誤字がありました。仮想売買→仮装売買
ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました。
その点、専門業者であれば、企業として成り立っている限りは安定して情報をえることが可能です。
あと、「紙」という材質そのものにもメリットはあります。
通信回線が軒並みダウンした場合、その間、携帯電話やインターネットは全滅ですが、新聞の場合、一部分は稼動可能ですよね(といっても、オフラインで稼動するには人員面等の問題があって、つらいのはつらいと思いますが)。
OAだのITだのいったって、耐熱金庫に保管できるのは紙の情報であって、巷で記憶媒体と呼ばれる類のものは、保管に適しません。熱でだめになるからです。
たとえは悪くて恐縮ですが、ゴキブリやビールスには、彼らなりの強みがあるので永きに渡って生き残っているわけですし、新聞社さんにおいても何らかの展開があると期待しています。
>今日の時代の変化には、産経が一定の役割を果たしたという自負はあるのですが、これからの社会に同じように必要とされるかには、正直なところ自信が持てないのです。
大丈夫ですよ産経さんは。全体として新聞発行部数は減るでしょうが、朝日さん毎日さんあたりの分でしょう、贔屓ではありません。
またぞろ部数確保のために、南京・慰安婦・政府批難のパターンから、転向しかねませんが。
「レイプオブナンキン」を下敷きにした映画公開の記事がありました。朝日毎日各紙は、いかに日本のイメージダウンに貢献したか、日本人の自尊心を傷つけたか、自らを含めて日本の国益を損なったか、思いをいたすべきです。
私も当面は、ネットと新聞が補完関係をとれればいいと思っていますし、紙には紙のよさと利点があることも承知していますが、同時にまた限界も感じています。>新聞社さんにおいても何らかの展開があると期待しています。 …これが必要なのでしょうね。具体的にはまだ思い浮かばないのですが。
>大丈夫ですよ産経さんは。全体として新聞発行部数は減るでしょうが、朝日さん毎日さんあたりの分でしょう、贔屓ではありません。…心強いお言葉をいただきました。特にA紙は日本国そのものを地盤沈下させ、特アの属国にするべく動いているように感じることがあります。本人たちの意識はどうなのか分かりませんが。