どうでもいいことですが、民主党は今回の参院選で、全国キャラバン政策アピールミュージカルの上演という新しい試みを行いました。民主党のホームページなどによると、企画・政策は菅直人代表代行で、「ふるさと再生 土と緑と水に」「幸福の王子 逆転の夏」という2種類があったようです。全国の延べ30カ所以上で公演が行われたといい、「ふるさと」の方は、自民党の農業政策では農家は食べていけないということと、東京一極集中を描いた話で、「幸福の王子」の方は、医療格差と教育格差、年金問題を取り上げたものだそうです。

 まあ、いまさら終わった話を書いても仕方がないのですが、この民主党が「目で音で政策を分かっていただける」と自賛したミュージカルの歌詞集を読んでいて、何だか紹介したくなりました。こんなミュージカルを見て面白いのかな、と疑問を感じる内容ですが、実際に観ていないので分かりません。作詞は湯川裕光氏、作曲は松尾美佳氏だそうです。

 ・タイトル「農家の将来
   春なお寒き日に 種を蒔き
   代かきをして 初夏には田植え
   雨ごとに 青田うつくし
   緑なす 生命の輝き
   田の草とりに 手間をかけ
   夏、日は照りて 稲穂がみのる
   それが農家の仕事 ああ、わが仕事

   しかし農家に明日はない
   働けど働けど 報われることなし
   秋、待ちて久しき 収穫の日よ
   豊かな稔りも 新たな悲しみ

   だから農家に明日はない
   働けど働けど 報われることなし
   ああ、父母たちの 営々として
   耕しつづけた 大地は悲しき

 ・タイトル「都市と地方
   都会は自由 そして栄えてる
   ヒトもモノも東京に
   集まってしまうんだ!
   だけど私は 農家の娘
   生まれ育ったこの村が
   とっても好きなのよ
   土と緑と水に 抱かれて過ごす
   田舎暮らしは素敵よ
   あなたも知ってるはずね

   それでもヒトは 東京に集まるのさ
   地方は忘れられて 誰もいなくなった

   田舎には楽しみがない
   地方には輝きがない
   駅前には誰もいない
   商店は店じまい
   悲しいけど 現実

 ・タイトル「悲しき業者
   昼なお暗き 闇と知りつつ
   へつらい媚びて プライド捨てる
   部署ごとに 利権わけあい
   天下り 役人の楽園
   ご機嫌とりに 精を出し
   夜、酒盛りの 宴がつづく
   それが私の仕事 ああ、わが悩み

   しかし仕事は選べない
   働けど働けど  報われることなし
   悪、ついに染まりし 契約の日よ
   巨額の儲けも 大きな苦しみ

   そうだ私も立ち上がろう
   少しでも少しでも 世のためになるなら
   ああ、役人どもの 復讐なんか
   恐れることなく 勇気をふるおう

 ・タイトル「逆転の夏
   その日はいつかくる
   あきらめずに歩きつづけて
   勝利という名のあなたを
   この手に抱きしめられる しあわせ

   どこにいるのだろう
   あなたを探して
   きょうは見つからない
   明日もだめでも
   その日はいつかくる
   あきらめずに求めつづける
   勝利という名のあなたを
   この手でつかまえられる 時まで

 …煽っているなあ、と私は感じたのですが、そうでもないのでしょうか。「働けど働けど」というフレーズがお気に入りのようですね。公演では、ミュージカル上演後、地元選出の国会議員の演説や、参院選立候補者のあいさつ、菅氏の演説などがあったそうです。何というか、私には、センスがいいようには思えないのですが、民主党が本当に形振りかまわずに選挙を戦ったのはよく分かります。このイザにも、期間限定で民主党議員のブログが立ち上がっていましたし。

 自民党には今回、やはりいろんな意味で必死さが足りなかったのではないかという気がしています。別に、ミュージカル上演を勧めるわけではありませんが。私もいったい、何を書いているんだか。反省してきょうのところは、ここらでやめます。