福田政権が誕生して一ヶ月が過ぎた昨日、福田首相は拉致被害者家族らと就任後初めて面会しました。その模様は弊紙でも伝えていますが、例によって例のごとく新聞紙上では伝えられることに限りがあるので、きょうは福田首相の冒頭あいさつや、面会後の家族会メンバーのコメントをできる限り紹介します。このイザの記者ブログは1万字までなので、残念ながら「救う会」の西岡力東京基督教大教授のブリーフは割愛しました。なお、西岡氏によると、福田首相は「皆さん方と一体になりたい。私を毛嫌いしないようにお願いします」と述べたそうです。自分が家族会にどう思われているのか意識し、気にしているようですね。
《■冒頭の福田首相挨拶
みなさまこんばんは。きょうはこういう時間になりまして大変申し訳ないなと思ったんでありますけれども、各地からわざわざ駆け付けてくださりましてありがとうございます。私も実は、もう少しみなさまに、早くお会いしたほうがいいと思っていたんですけれども、私の政権も急にできましてね。国会行事もずっと詰めておりまして、先週ようやく参院の予算委員会が終わり、まあ、いささかでございますけれども、ゆとりができたということもございます。
また、私は実は、官房長官を3年半前に辞任いたしまして、以来、空白だった。ですから、この北朝鮮との関係の実態についてよく承知をしておりませんでした。ですから、私総理に就任してからいろいろな話をうかがって、どういう状況になっているかということもですね、調べたりしまして、その中で中山恭子首相補佐官にもよく聞いてまいり、ようやく最近になりまして、どういう状況かなという感じがつかめてまいりました。
私も自民党の総裁選挙の最中において、この問題を解決したいと実は申したんでありますけれども、それはですね、当然のことでございますけれども、みなさま方、一日千秋の思いで待っていらっしゃるんでしょう? そういうお気持ちに政治家としてこたえないわけにはいかない。こういう思い。これは私はズーッと持っています。
小泉総理が最初に平壌に行かれました。大きな決断をされました。そして5人の方々が帰られましたね。あの決断もですね、総理、本当によくやってくださったと思いますよ。大変大きな、勇気ある決断だった。そういうことが実現したのはですね、小泉総理の1日も早く帰ってきてほしいと。今までさんざん交渉してきたんです。だけども、うまくいかなかったんですね。しかし、小泉総理が訪朝するという決断をしてくだすった。その結果、5人も帰ってこられたということもございますし、それに引き続いて翌々年、家族が帰ってこられた。そしてまた、その年に3人。ジェンキンスさんを含めて3人帰ってこられた。合計13人の方々が帰ってこられたんですね。小泉総理がよく決断してくだすったと思いますよ。
そういうような思いは小泉総理も私も同じなんです。向こうにおられる方に1日も早く帰っていただきたい。この思いだけをもって私どもは考えている。努力をしているわけでございます。で、その思いは今でも持っております。また、単に拉致された方々が日本に帰ってくることももちろん、人道上の問題として大きな問題でありますけれども、同時に、当たり前のことを、北朝鮮の人にやってもらいたいと強く求めるということもあります。そしてできれば、北朝鮮との関係も修復したいと思っておりますけれども、その第一歩がこういう思いでこれからもその思いを強く持って交渉していきたいと思います。
■横田滋さん挨拶
今総理がおっしゃったように、6年前に5人の方がお帰りになり、また、●(聞き取れず)のお子さんもお帰りになりまして、生存者が発表された人は全部帰ってきております。また帰国された方が5年と言うことで、記者会見をされていましたが、それぞれ地域に溶け込んで、学校に進んだり、皆さん、●(聞き取れず)ですけど、非常に感謝していることをおっしゃっていました。非常にありがとうございました。
しかし、それ以外の12人につきましては、未入国または死亡ということを主張して、具体的な進展はございません。先般の総裁選の時に、福田候補が、自分の手で解決をしたいと強い意志を表明して頂いて、家族としては、非常に心強く思っておりまして、それが結果につながっていくことを期待しております。
(※マスコミ退室、その後、約45分間ぐらい面会。以下、終了後のカメラありオンぶら)
■横田滋さん
記者 改めて今の感想は。
横田氏 拉致を解決するために、総裁選の時に自分の手で解決したいといっていたが、その感じは現在も非常に強くて、政府が一体化して事に当たっているということで。我々はあまり思わなかったけれども、今が一番いい交渉のチャンスだと。例えば、核をやったり、ミサイルをやっているときは交渉どころではないが、核を無能力化をやっているということは、自分の大事なものを廃棄するということは何が目的かというと、やはり日本の経済協力などが必要だから、逆に交渉のチャンスが出てくるとおっしゃっていました。ですから、このところ膠着状態が続いていたが、これから期待が持てる感じがした。
記者 町村官房長官、高村外相の食い違い発言が報道されているが。
横田氏 それについては、ある程度分担して増元さんが質問した。しかし、明確な答えはなかった。やはり前から政府の方針としては定義をもちろん持っているが、進展がないとか言うと相手がそれに合わせてくることがあるかもしれないので、曖昧にしておいたほうがいいということで何も言わなかった。
記者 今まで家族会は圧力を加えることが運動方針だったが、総理はこれからいろんな方法で交渉していくといっていることは、若干ずれを感じるが。
横田氏 それは運動方針にはむしろ、圧力を強めるような形に決めたみたいだ。やはり対話をすると言うことは、圧力という背景がなければ、効果がないと思うので、それは今まで通り続く。例えば10月13日で制裁の期限が切れるが、制裁を継続するんだけれども、環境が変わってきたということでチャンスがきたというような気がするんですね。
記者 自分の手で解決したいと総理から言及があったが、家族会としてはどう受け止めているか。
横田氏 家族会のほうも、そういうことを非常に期待していますといっていたが、また、最後のあいさつの中でもその言葉が出て参りました。
■横田早紀江さん
非常にユーモアある方だったし、こういう状況で拉致問題は一生懸命取り組まなければならないと政府が一体となって、家族も一体となって、いっしょにみんなで救出するために頑張りましょうということで非常に心強く感じた。今度は本当に取り返してもわらなければならないし、子供たちは海におぼれている状態のままで長い間助けを求めている。泳いでなりブイを投げてくれるなり、何らかの形で必ず救出していただきたい。そして信じている。「自分の手で解決したい」という首相の発言には本気になってやってくださるんだという姿勢を見た気がするので、私たちは期待している。必ず取り返して下さいと言うことを一生懸命言ったので、分かって下さったと思う。
5年前のときは死亡宣告とか非常事態だったから、それぞれがみんなびっくり動転していた状態。これからの総理として、私たちが家族としてお願いした。一番いいようになるように一体となってやろうとおっしゃっている。
■飯塚繁雄さん
記者 首相になった福田さんと初めて面会し、前の印象と比べとうか
飯塚氏 さすがに総理大臣となったので、いま重要課題を、拉致問題という認識、意識はかなり上がってきているなと。しかしながら、総理いわく、3年のブランクがあったんで、その間、何も出来なかった、と。総理になられてからいろいろいま忙しい中だが、拉致問題をしっかり自分自身で認識して取り組みたいという意気込みは、ちらっと感じたが、でも、前の総理大臣とどうも比較してしまうのだが、真面目にやるという雰囲気はわかるが、意欲とか覇気とか絶対とか、そういったことがちょっと見受けられない、感じられなかったというのが正直な気持ちだ。
で、先ほど説明あったと思うが、拉致の解決はいまがチャンスだ、なんとか早く解決したいんだという気持ちは相当もっています、と。いまいろいろ交渉でいろんなかたちでプロセスが進んでいるが、それをきちっと注視、注目していきたいということだが、早く解決しようと言う気持ちと、注視しているという、なんか相反する感じがちらっとはしたが、それでも総理は、みなさんの家族の思いを今日相当聞かされました、さらにそういったいわゆる国民に対する政府としての責任、相当感じていたようだ。
それと私は特にこの問題が6者協議の枠組みの中で解決する歩みをとっているので、それについてはアメリカの協力というか支援が絶対だ、という話をした。とくに最近いろいろ取りざたされている北朝鮮のテロ支援指定国家の解除とか言う問題については、絶対そういうことがないように、強くブッシュ大統領に言って下さいと。我々も訪米団を組んで11月11日に訪米し、向こうの賛同してくださる議員とともにアピールを重ねて、新しい法案をつくっていくというような動きを要請している。
それから日本の大使館も昨日、一等書記官と話したが、一部、毎日新聞に誤解されるような記事が出ていて、アメリカ大使館については100%日本を支持する態度がものすごく硬い。ご承知の通り、シーファー大使もブッシュ大統領に対して直接電報なり、電話なりして、北朝鮮のテロ支援国家の解除は絶対あり得ない、してはダメだという強い意見をもっている。もしそれが解除になるようだったら、同盟国として裏切る行為になるという強い話までしているようだ。
昨日の一等書記官も、それをさらに精密に、あるいは中身を濃くしながらアメリカに報告するために私たちの話を聞きたいと言うことで、その中には特に拉致問題の解決、あるいは拉致問題の進展とは何かという定義付けの話もあった。私たちは、進展というのはあくまでも金正日が拉致問題すべて日本人を帰すという約束があって、帰してくる作業を始めたときに初めて進展だというふうにみんなであわせております。
どなたがいったか知らないけれども、3人帰ってくればそれだけで進展かという話がありますけれども、そうではないと。全体が結論的に帰すという約束がとられて、その段階でいっぺんにという状況にはないが、どんどん帰ってくる、そういう作業がはじまったときには進展だと認識しているので、誤解のないようにお願いします。
記者 訪米とテロ支援国家の解除について質問されたと思うが、総理からどんな話があったか?
飯塚氏 私は質問ではなくて、要望みたいな話でしたので、答えるという、そういった形じゃなかった。ですから直接訪米してブッシュさんにこう言います、ああ言います、あるいはそういったことを約束しますといった話はなかったんですよ。だから私が要請した言葉に対して反論とかそういうものはないからですね、受けていただいたという認識ですね。
■増元照明さん
記者 増元さんから、高村外相が進展についての定義について、これまでの定義を覆すような発言があったことについて質問したようだが、総理のリアクションは?
増元氏 とにかく高村外務大臣のそのような談話が出された。私たちは昨日アメリカ大使館に行ったときに、以前から日本政府の方針として進展の定義とか、解決、それは家族会のメンバーも一緒なんですけれども、それをうかがったので、変わっていないんだろうと思ったのですが、高村大臣の発言を聞いて、確認をしてみたいなと思ったのでおうかがいをしたが、総理としては普通に聞いておられました。
で、私が話をしているときに、中山補佐官のほうから、手を振って、今までの日本政府の方針は今までの変わりないということを意味されたと思うんですけれどもね。規定方針通りだというふうには理解します。
記者 高村さんの発言についてはどう思うか?
増元氏 それも私たちがうかがっている日本政府の進展の定義と違っているので、今政府は一体となってやってらっしゃるというので、これからおそらく補佐官とも総理とも外相ならびに官房長官含めてお話を深めていただけるというふうに思いますし、日本政府の方針は変わらずにいるというふうには思っています。
記者 福田総理の印象は?
増元氏 テレビで見ているのと同じような雰囲気でした。国会答弁と全く同じような話し方で、ほとんど変わられないんだなと思いますね。
記者 お会いになったらお聞きになりたいことがいっぱいあったと思うが?
増元氏 ええ。今回は私たち、本当にもう、一国民としてお願いするべきことだけお願いしようという気持ちでおりましたし、我々のできることは本当に小さいです。ですからあとは政府に、総理にやっていただくしかないので、お願いをしてきました。
記者 険悪な雰囲気とか、総理の耳にいたいようなやり取りは?
増元氏 ありません。はい。一切ありません。
記者 友好的だった?
増元氏 友好的でした。
記者 増元さんとしてこれで大丈夫だと思いましたか?
増元氏 ちゃんとやっていただきたいと思っております。期待をしていきたいと思っております。
記者 福田首相は冒頭で小泉さんの話はいっぱいされていたが、安倍さんのことは全く触れなかったが。
増元氏 そうですね。
記者 それについてどう思ったか?
増元氏 いや、あの、我々サイドとしては安倍さんの制裁の継続をやっていただきたいと思いますけれども、今、福田総理から安倍総理の話が出ないというのは、トラウマになってらっしゃるのかなと思いますけれどもね。でも、今回、北朝鮮への制裁を継続していただいたことに関しては感謝を申し上げて、今後ともよろしくお願いしますというのは申し上げましたが、真意は伝わっていると理解しています。
■有本夫妻
記者 この前、横田さんが「制裁一辺倒ではいけない」と話をしてましたが
嘉代子さん それは(今日は)おっしゃりませんでしたけれども。マスコミさんがそれを捉えて言ってるみたいですけど。やっぱり、私たちは制裁をしないといけないと。話し合いしよったらダメなんですよ。一番最初にアメリカに行きました時に、向こうの人が「この国と交渉するときは、物を先に与えてするということは絶対ダメですよ」といってたんですよ。話し合いということになると、非常に難しいんですよ。
記者 福田さんの決意みたいなものは感じました?
明弘氏 福田さんかて、自分の内閣の命運がかかっとるやん。わかりやすく言うたら。選挙かて、このままでいったら、わからへんやん。自分の内閣のときに、死んだいうてた人が何人か帰ってきたら、これはええことだわな。
嘉代子さん 総理は「今、内閣が一体となっておりますから」とおっしゃった。「この問題に取り組んでいきますので」といってましたね。
記者 ご夫妻からは総理へは何を言われましたか
嘉代子さん 1990年に金丸さんが北に行かれましたときに、先遣隊で、石井(一議員、民主党)さんが行ったんですよ。(石井氏が国会質問で拉致問題について)●(聞き取れず)を総理に言われましたでしょ。だからこの人(明弘さん)は「そんなこと言うだけの資格は(石井氏)にない」と言ったんですよ。
記者 お母さんは
嘉代子さん 私は、このごろ深刻に思うことは、足が悪くなってるので、いつまでこの運動ができるかな、という不安がずっとついて回ってるんです。だから1日も早くしていただきたいと思うんですよね。松本さんが、私は家族会の貫いてる人たちだけを助けて済むもんとちがうんですから、これを解決しようと思ったら特定失踪者460人、全部が全部そうではないでしょうけど、これもともに解決しないと、拉致は解決したとは言えないです、と。高村(外相)さんが言うたでしょ。「何人か帰ってきたら」と。あれは評価はできない。これは解決にならないですからね。そのときに、物を出すってことになったら困るわけです。
明弘氏 日本は、アメリカと共同歩調を取らんとあかん。(首相は)踏み込んだことは言わなかったけれども、今がチャンスの到来、というようなことを、ちょろっとひと言だけしゃべった。
嘉代子さん だから今、アメリカの核問題が年末には解決するもんと言うてますもんね。そこのとこにぱっと、拉致問題も乗ってくれたらいいと思うんですけどね。セットとして。
明弘氏 否応なしでも乗るんやて。
嘉代子さん アメリカが言うてきてますもんね。やはり、いくらかアメリカも出さないといかんでしょ。それを、日本にも援助してくださいと。新聞で見ましたけれど。そのときに、拉致問題も合わせて解決するとなったら一番いいんじゃないかと思うんですよね。
下手しよったらね、私らが懸念してるのは、(北が)何人か出してくる感じがするんですよね。そしてその何人かは、案外、特定失踪者から出してくるんじゃないかなと思うんです。今、死んだ人は死んだで押し切ってますでしょ。そこんところは私たちはちょっと心配してます。国民がそこのところまで、マスコミさんが明らかにしてくれてないから、金が北に流れるということを全然理解されてないですからね。国交正常化イコール、莫大なお金が北に流れるということですからね。そこを、マスコミさんがきちっと説明してくれたら…。
記者 それは総理にも伝えられましたか
嘉代子さん あんまり今日はね、言わないように。それはあんまり言わないように、前もって私ら打ち合わせして、今日は総理にはとにかく「よろしくお願いします」というぐらいに(と話し合った)。
記者 福田総理らの発言で、おっと思ったものは
明弘氏 「チャンスが近い」というようなことをちょろっとひと言いうた。
嘉代子さん それは私も同感ですよね。その機を外さないように。アメリカもそんなに長いこと引っぱらないと思うんですよね、核問題をね。早く片づけないといけないという気持ちありますからね。
明弘氏 あんまりアメリカが焦ったら、向こうの手に乗る可能性もあるからな。そこは日本が、日本の原理原則で、アメリカの原理原則を踏まえていってくれたらええんやろ。ついこないだまでは(米国は北を)悪の枢軸や、言うてたんやからな。
嘉代子さん なんか、どこかでぱっと変わりましたよね。中間選挙でかなり負けましたよね、ブッシュさん不利でしたね。だから、あれから変わったのかな、何で変わったのかな、という気がしてますよね。私たちの感覚ではアメリカの力で押し切ってくれると思ってたのが、ぱっと変わってしまったので、そこがなんでかな、という気がしてますけどね。
記者 横田さんの総会での発言「制裁一辺倒ではいけない」のこと、そのことについて家族会のなかで話はされてないんですね
嘉代子さん ないんですないんです。
記者 ご夫妻としては、それはあり得ないですか。
明弘氏 新たな制裁を加える必要はないけどな、安倍さんがやってたことを、何もないのにこっちから解除することは絶対あらへんで。福田さん、いっぺんに人気落ちてしまうやん。
嘉代子さん (北船籍の船舶入港禁止などの制裁を)半年間、10月に延長したんですよね。でも、昨日の新聞載ってますけど、自転車なんかものすごい抜け道あって、輸出されてるんですよね。だからそこのところはどうなんかなと思いますけどね。
明弘氏 家族会がどういうニュアンスで行くのかということを、佐藤さん(救う会会長)に聞いたんや。佐藤さんが、自分から言わんと、というから、俺は「褒め殺していくほうがええやろ」思って言うたんや。
嘉代子さん 今日のお話の一番最後に…(総理が)「あんまり嫌わないでください」って(笑)。
明弘氏 誰も昔のことしゃべらへんかってやからな。むこうからお返しが来たわけやからな。最後だけ笑いがあった。
記者 実際に話して、印象は変わりましたか
明弘氏 印象としては、雰囲気よかったんちゃう?
記者 政府の人から、アメリカの指定解除の動きについての発言は
明弘氏 解除のことは、アメリカの大使館のシーファーさんが本国に(解除しないようにと)。福田さんが行くまでには、それぞれの人が行くんちゃう。アメリカに、勝手にすることだけはやめてくれ、と言うやろ。
嘉代子さん 私らにしたら、ほんとにおかしいと思ったら、蹴ったらいいと思うんです。でも、行かれてる外務省の方はそういうわけにはいかないんでしょうね。
明弘氏 人質捕まえて金出せというのと同じやんか。規模が大きいか小さいかの違いやろ。片っぽは核武装してる1つの国やからな。1988年から来とるんやからな。これは。社会党が招待してそれをしゃべらしてるやん。
記者 福田総理が「チャンス」といったのは、これこれこうだからチャンス、とは言っていたか
嘉代子さん 前段はこれ、と言う風にはないですね。政府としたら、ほんとにきちっと、政府あげて、みんなで、中山さんとか、全部で、この問題に対してはきちっと国として解決せないかんいう気持ちで動いてますから、と。「今までとはちょっと違います」ということは言われましたね。
記者 違う気持ちはされましたか
嘉代子さん はっきり言うたらね、山崎拓さん、加藤紘一さん、古賀誠さんでしょ。この人たちが入ってきてる政府で、どうかなー、という気は正直ありますね。
記者 総理自身はどうですか
嘉代子さん 総理自身はね、あの人たちみたいには悪いとは思ってないんです。私はね。
記者 本当にそういう思いでやってくれるんじゃないかなと?
嘉代子さん うん。そういう気はあるんですけど。でも、はっきり言うたら担がれた人でしょ。なかなかあちらの人たち(山拓氏ら)を軸にして動くんじゃないかな、という気持ちがある。言えないですけど。大丈夫かなー、という気はある。もう、山崎拓さんなんか最たるものですよねえ。加藤さんも米50万トン出したでしょ。そういうことした人が、肝心なところにおるんだから、という気持ちはありますよね。
記者 実際にどこまで大丈夫かなと思うと。
嘉代子さん 正直な話、そんなことないと思いますけれども、そういう気持ちを私は持っております。福田さん自体は、話をしてたらそんなに悪い人という感じはしないです(笑)》
実は私もたまたま昨日、元政府高官と話をしていて、有本嘉代子さんのご懸念とよく似た話を聞いていました。その話というのは、「福田政権下で北朝鮮は拉致被害者を数人帰してくる可能性がある。ただ、それはわれわれがよく知らない被害者か、(北に家族を人質にとられている)寺越武志さんのような人物だろう。横田めぐみさんは生きているとしても、北には帰せない事情があるのだろうから」というものでした。その上で、あとの被害者は死亡したか、もともといないということにして拉致問題は解決、1兆円規模の対北支援開始ではたまったものではありませんね。
この元政府高官は、「米国のヒル国務次官補は、北とテロ支援国家指定解除について密約しているのではないか」との疑念も示しています。米国の田中均氏ともいわれる韓国びいきのヒル氏とライス氏のラインが、米政府内でも独走している疑いは、多くの人が共有しているところです。ブッシュ大統領は、安倍前首相との間では「この問題でアベを困らせることはしない。ライスが何を言おうと、俺と君とで決めればいいことだ」と約束していましたが、福田首相と同様の約束をしているわけではありませんし…。
コメント
コメント一覧 (91)
ちなみに「寺越」さんは誤字ですよね。
高村のような屁ぬるい発言は北に付け込まれるから、この際厳しい対応を取ることが一番大切なこと。
相手はこの国からの支援それだけが狙いのはずなのだから・・。
誤字の指摘、ありがとうございます。早速、訂正しました。確認を怠ると、ついやらかしてしまいます。ネットは便利ですが、今回は1万字制限に収まるよう一部カットするのに苦労しました。
八月でしたっけ、北朝鮮で洪水があった際に、外務省は朝鮮総連の支援物資積載船が北に向かうのを一時、許可しそうになったそうです。そのときは安倍前首相が「対北制裁に穴が開くことになる」とストップをかけたそうですが、今後、同じようにことがあればどうなるのか…。
本来この問題は、日本の国家としての「主権問題」で安倍首相時代はその認識が意識の上では多分にあったように感じていました。(外交交渉の絡む話でもありますので、発言等は別としても)
それにしても拉致被害者家族の方達は大人ですね、その辺りの感覚がちゃんと官邸に伝わっているのかどうかが大変気にかかります。
自民党総裁選時の候補者討論会で、麻生氏が「主権問題」を強調し、福田氏が懸命に「人権問題」と矮小化を試みていたのが記憶に新しいですね。下手に主権問題だと認めてしまうと、国家として絶対に譲れなくなってしまうので、その点を恐れているのでしょう。家族の方々は風雪に鍛えられた本当の大人だと思います。
テロ国家指定の解除に関して、拉致問題以前に、核問題でアメリカが譲りすぎだという議論は家族会の人にはできないでしょうから、政府、マスコミがもっともっと追及すべきではないでしょうか。
その点は政府の配慮も必要でしょうが、国民一人ひとりが考え、留意すべき問題でもあるような気がします。米国に政策に働きかけるには、米マスコミが動いてくれればいいのですが、彼らはともすれば「北朝鮮の方が日本よりまとも」だなんてメチャクチャなことを書くぐらいですからね…。
全員が生きている事を前提でしょうが
真っ当な事実を言えないのも悲しいです。
ポーカーで言うなら北朝鮮の手札には
何も残っていない可能性が大きいです。
何故こんな事になってしまったのか、
先の金大中事件も拉致事件でした。
韓国政府は素直に謝罪もしません。
日本のガードが完全に体を成していない。
つまり朝鮮半島の連中に舐められたのが
最大の原因だったのを自戒するべきです。
拉致問題は絶対に緩めてはいけません。
アメリカの対北テロ国家解除などは
もし行なえばインド洋支援を辞めると
日本のカードを有効に活用していただきたい。
http://d.hatena.ne.jp/harimaya/
福田総理の挨拶の中に「5人も」とありましたが、この“も”に拉致問題に対する思いの軽さが出ているような気がしますね。
福田康夫首相は26日夜。。「全員だ。こちらが向こうにいると言っている方々が全員帰ってくるということだ」
と述べ、政府が認定する拉致被害者全員の帰国が必要との認識を強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007102601000792.html
これは大大大問題発言です。福田首相は17人で終わらせる気マンマンですね。5人帰国なので残りは12人で手打ちして「解決済み」にしようという裏切り発言です。警察関係の話として、報道が伝える話でも20人後半といわれてます。家族会や特定調査会なら100人以上といいます。
17人で終わらせようというのは、山崎、古賀、加藤あたりが画策してると聞きます。
こういう前文を頂く日本国憲法というのは、事実上米国の保護国となることを宣言するものです。日本は周辺諸国を無条件で信用するので、米国さん、何かあったら頼みます。
ところが、日本は保護国のつもりでも、依存意識の強い日本を米国は保護するつもりはさらさらなく、ただの基地の置き場(浮沈空母)として60年間扱ってきました。
その結果、日本は「平和を愛する諸国民に」つけ込まれて、竹島侵略・尖閣侵略・金大中事件・日韓大陸棚日本側のみ共同開発・拉致・東シナ海中間線侵略・経済水域侵犯・沖ノ鳥島は岩、色々ありすぎます。
以上です。
それにしても、拉致家族会の皆様は本当の大人ですね。でも本当に痛々しいです。
さて、拉致問題は既に20年経過してしまっているので、主権問題とか人権問題と何と定義しようが、一般的解決には時間が経ちすぎです。矢張り、最高責任者同士の政治的決着しかありえないと考えます。
私は結論から言えば、被拉致者全員が本当に帰還できるなら、北朝鮮に拉致を認めさせて謝罪させれば、最後は「げんなま」を払っても日本国民は納得すると思います。20年放置してきた責任を国民一人ひとりが負う訳です。
件名としては、戦中の謝罪・賠償金ではなく、それこそ北朝鮮への国家開発支援、人道支援という未来志向の件名にすべきです。これで戦後賠償問題も示談として終了させないとダメです。
只、福田総理がどういう確信で進展が可能と思っているのかは聞きたいところですが、どうなんでしょうかねー。
日本がなめられているのは、残念ながら朝鮮半島からだけではないでしょう。手段にすぎない「友好」をまるで目的であるかのように扱い、ただひたすら低姿勢の外交(といえるかどうか)に甘んじてきた積み重ねがあります。北朝鮮に対しても、現在でこそ一定の制裁を科しているものの、今まではひたすらコメ支援でご機嫌をとるだけでした。また、それでよしとする国民が多かったのも事実でしょう。
鋭いご指摘です。小泉初訪朝直前の9月13日、福田官房長官と一緒に、安倍副長官を外して訪朝準備を進めてきた古川貞二郎副長官は記者会見で「拉致問題で何人が帰ってくる、こないということではない。そういうことがあればハッピーだが、それよりまず国交正常化に対する扉を開くことに大きな意義がある」と述べています。そもそもの出発点で、拉致は非常に優先順位が低かったのが実情でしょう。
あるいは人道上の支援を出しなさいというアメリカの方針でしょ。
拉致被害者を帰す段取りが全て整ったからの外務大臣発表であり、
それと歩調を合わせた総理と被害者家族会の面談じゃないですか。
核保有している北朝鮮を認めて暴発しないように体制維持の為に
金や食料支援しろと。そういうことでしょう。
山拓が「予言」してたことが実現されますね。
イラク戦争のつけはやっぱり日本に払わせることになるわけだ。
ただ、エントリの中で書いたように、仮に被害者を帰してくるにしても、こちらが想定している人じゃない人物を出してくる可能性の方が高いような気がします。ご指摘の17人を日本に帰してくるということは、今までの北朝鮮側の主張が嘘であったことを認めることになるので、なかなか…。
自らの国を自ら守ろうという気概も準備もない国を、他国が守ってくれると考える方がどうかしていると思います。米国を含め、世界諸国が自分の国のことを最優先して他国を見捨てるなどということは、むしろ当然のことだと思います。日米同盟を有効となるのは、相手が「日本は頼りになる。必要だ」と思ったときに限るのでしょう。
福田発言。災害に遭った選挙民にお見舞いをいうのと区別していないような…。人権問題とか、主権問題という以前に、人間に対する関心があまりない印象を受けたのと、一国の首相として、しっかりした価値観をもっているのか、疑問を感じました。飯塚氏の「意欲とか覇気とか絶対とか、そういったことがちょっと見受けられない」とは、その正直な感想と思います。
価値観はいわずもがなですが、実際の人間に関心を抱かない政治家が多い気がします。そういう者に限って、主観と偏見たっぷりの戦争責任問題や地方格差論を頭から信じてしまう…。
横レスで失礼致します。大したレスではありませんが・・・
「人命は地球より重い!」とのたまった黄門総理の息子ですからね。
どこか螺子が外れているのでしょう。フフフ
沖縄の海域を支那の潜水艦が侵したときにも思いました。
あの時に攻撃していれば(国籍不明艦として)支那の対応も違ったと思います。
今の日本は世界中に舐められていますよね。
最近の子供が大人を舐めているのと同様に・・・。
学校では先生の話を聞かない子が、塾では真剣に聞くのです。
私は厳しいですからね。
親御さんの話です。
だから成績も伸びます。
今のまま世界に舐められたら、やがて国益を守ることは出来なくなるでしょう。
こんにちは。わんこのそばです。
『対話と圧力』の対話路線で北朝鮮と国交正常化(それに付随する巨大な利権もか…)を目論む山拓、古賀、加藤の影響力が現政府にどこまで及ぶのか懸念されますが、日本側から調査員を派遣してでも拉致被害の捜索、救出に全力で立ち向かうんだと言う厳しい態度を示さないから日本は奴らになめられるんです。何人かを帰してきただけで幕引きをしようなんて事は絶対に許されません。進展と解決は違うのです。特定失踪者も含めて被害者とその家族全員が日本の地を踏むまで解決とはいえないのですから。福田さんに拉致問題を全面解決する覚悟がどれくらいあるのか、その決意の程をキッパリと表明してほしいです。
それにしても朝鮮半島は南北とも『拉致』と言う主権侵害を国是としているんでしょうかね。人の家に土足で入ってきて人攫いをした挙句、カネをよこせとゆすりたかり。国家ぐるみの主権侵害が明らかになったのに、謝罪するどころか逆切れして『日本にも責任がある』などと理不尽な謝罪を要求してくる始末。マジ馬鹿ですか?と突っ込みたくなります。
順法精神のかけらもないこんな国々と付き合うには毅然とした態度と『圧力』時には『無視』も必要か…。
いやー、女性というのは、よほど肝っ玉が据わっていますね。
有本嘉代子さんの「これを解決しようと思ったら特定失踪者460人、全部が全部そうではないでしょうけど、これもともに解決しないと、拉致は解決したとは言えないです、と。」という発言、本当に高村外相に直接聞かせたい。
「特定失踪者460人」という言葉は、嘉代子さんの口からしか出ていませんね。すごい人です。(わたしも神戸在住、少し自慢…!)
家族会の皆さんがぼんやりと持っておられる福田首相に対する不安…というか不信感、わたしにもわかるような気がします。本当に首相も腹を据えて、460人全員の帰国を図るべきですね。
貴重なエントリ、ありがとうございました。
じっくり読ませていただきましたが、冒頭の福田首相の挨拶何度読み返してみても「何となく軽いな・・・・」と感じました。皆さんは如何だったのでしょうか。
確かにこの問題に対する彼の従来からの主張や対応からみれば「かなり変わってきたな」と思われるのも事実でしょうが、何方かも云っていたように北が何人かを返してあとは「解決した」「人道支援だ」というような方向に走り出すような気がしてなりません。
それを止めるのは何といつても「世論の行方次第」でしょうね。我々としてはこれから拉致問題に関する福田政権のやり方をじっくりと見つめ、少しでもおかしなことをやるようであれば、声を大にして「反対」というべきです。
「数人でも帰ってくれば進展だ」というような高村外相の発言はこの時期もっての外でありますし、山拓、加藤などの主張も論外です。
それにしても西岡教授のブリーフィング、全文を読んでみたいですね・・・。
こんにちは。北朝鮮が日本に「過去の清算」(それ自体いろいろ考え方はありますが)を迫るのであれば、少なくとも北には「拉致の精算」はきっちりやってもらわねばなりません。でも、実行犯のシン・グゥアンス元死刑囚が英雄として暮らしているらしいですから…。
うーん、どうでしょうか。私もずっと政治の現場で見てきて、日本政府も米政府も北政府も、政府や政治家というものがそんなにぴったりすり合わせて歩調を合わせて動いたり、演技できたりできるものかな、という疑問は感じます。大きな背景としてそっちの方向で動いているのはそうなんでしょうが、政府内でも役人同士、政治家同士はろくにコミュニケーションがとれていないか、足をひっぱりあっているかが普通ですし。
そして幾人かの帰国があれば制裁緩和、次に正常化
利権を漁り、正常化を急ぐ議員も総理周辺に多い事ですし
それと米国の圧力
圧力がなくとも米追従が好きな日本の議員達
ライス、ヒル路線の批判はせずに日本の主権はどうでも良いと考えているのか
クリントン政権で行われた「ジュネーブ枠組み協定」の二の舞を演じていると言わないのかね?
「誘拐犯」に身代金を払って返してくれるのをお願いするのかw
米議会で批判が出たのとは大反対です
今度の「金大中事件」も主権侵害ですが「竹島侵略中」も主権侵害です
どちらも主権侵害を認めながら政治判断か問題にもしないつもりか?
「静かにした方が互いのためだ、こんなことで気分を害する日本は小さな国」とまで言われてw
最大の経済制裁、総連の犯罪検挙に動き、強制送還にして欲しい
そして北が拉致被害者を帰したら、そこから制裁を緩める交渉をするとか
国交正常化しても利益より悪害が多いのでは?
私は福田氏を調整型と言うより「圧力に弱い」のだと思ってますよw
国民の圧力は歯牙にもかけないくせにw
>実際の人間に関心を抱かない政治家が多い気がします。そういう者に限って、主観と偏見たっぷりの戦争責任問題や地方格差論を頭から信じてしまう…。 これはよく分かります。目の前の人間の気持ちも分からないくせに、口では妙に理想主義的なことや、人の和のようなことを言いたがる人をよく目にします。
チャイナの原潜の領海侵犯の際、今度福田政権発足に伴い政府高官に返り咲いた某Aが、領海侵犯の事実を公表した自衛隊を批判し、「対応を勉強してもらおう」などと国民に知らせない方がよいという趣旨の発言をしていたので、私が「国民の生命・財産に直結したことを公表しないでどうするのか」と反論したことを思い出しました。その前職の政府高官某Bも「日本人には有事法制はまだ早い」などと言っていました。安全保障に感覚が鈍く、また関心も持たない政府高官の多さには焦燥感を覚えます。安倍政権でこれが変わることを期待したのですが、また元に戻ってしまい…。
支那での遺棄化学兵器処理に絡んで、国内に一儲けを企む輩がいるのはじつに情けないです。これをきっちり処分し、北朝鮮支援で一儲けなど国の内外を問わずあり得ないという態度体制を鮮明にした上で、拉致交渉に臨むべきだと思います。
まず、返された5人を拉致した際の指示実行に関与したものの引渡しを受けなくては、何人拉致されたと言い合ってもそれこそらちが明きません。その連中を取り調べて自供させることが犯罪捜査の常道ではないかと。
これに対し、北朝鮮の代表は「我が国にとって人権とは自国民の権利や自由を保護するだけでなく、国家主権を守る闘争も含む」と自説を展開して反発したそうです。
ひょっとして福田総理に訓戒を垂れてくたのかも分かりません。
「国家主権を守れないような国は他国から何をされても文句を言う資格はない」とね。
そして、領海に入ったら追っ手を撃つ!
国際問題にはならんと思うけどなー
自国の国民を救出するんだから・・・
アメリカなら救出隊員は英雄でしょう。
>okinawapapa様
> チャイナの原潜の領海侵犯の際、今度福田政権発足に伴い政府高官に返り咲いた某Aが、領海侵犯の事実を公表した自衛隊を批判し、「対応を勉強してもらおう」などと国民に知らせない方がよいという趣旨の発言をしていたので、私が「国民の生命・財産に直結したことを公表しないでどうするのか」と反論したことを思い出しました。その前職の政府高官某Bも「日本人には有事法制はまだ早い」などと言っていました。安全保障に感覚が鈍く、また関心も持たない政府高官の多さには焦燥感を覚えます。安倍政権でこれが変わることを期待したのですが、また元に戻ってしまい…。
まだ早いなんて、あなたはそんなに偉いの?て感じですね。国民を馬鹿にしてますねー そういう情報を国民に明らかにすれば寝ぼけた国民も少しはましになるものを・・・
最近、拉致問題の進展との言葉を耳にしますね。
この問題については、政府の中にも国交正常化をしたい勢力があり、
どのような形で進展という判断をするかが議題になってくると思います。
その結果、一人二人返ってくるかもとか、北が再調査すると言ってるとか、
怪情報が乱れ飛んで来ています。
それも国内からです。北からの発信ではありません。
このような情報は我々の姿勢を揺さぶるためや、我々の妥協点を調べる為の
情報のはずです。
同じ日本人から邦からこのような言葉が出てくるのは悲しいことです。
我が国は拉致問題の解決なくして国交回復無しの姿勢を貫いて欲しいと
思います。
>私は結論から言えば、被拉致者全員が本当に帰還できるなら、北朝鮮に拉致を認めさせて謝罪させれば、最後は「げんなま」を払っても日本国民は納得すると思います。20年放置してきた責任を国民一人ひとりが負う訳です。
「被拉致者全員」の実態が不明であることを思い出して下さい。
仮に「全員」が明確に定義でき、かつ「全員」が帰還できるとしても、少なくとも私は「げんなま」を払うことには絶対に反対です。
放置の責任を国民一人ひとりに負わせるのは酷ではなでしょうか。
金正日体制または類似の独裁体制が継続する限り、1円も払うべきではありません。
北朝鮮は明らかにテロ国家です。「げんなま」を払うことはテロを支援することを意味します。
国交締結(「国交正常化」という言葉はおかしい)と拉致問題をリンクさせたことは日本外交の大失敗だったと思います。本来、両者は別次元の問題です。
むろん、拉致被害者奪還のためのインセンティブとしてそう言ってきただけかもしれませんが、金正日は一筋縄ではいきません。こちらの予想の裏をかいて多数の拉致被害者を帰還させるかもしれません。それ自体は喜ばしいことですが、それにより日本政府は「げんなま」を払わざるを得ない状況に追い込まれることが心配です。
「げんなま」を払えば、当然その金は軍備増強に使われ、日本はさらに強請られることになるでしょう。
こんばんは。親北議員には、砂利などの利権狙いの人と、下半身だか金銭だかを握られた人と、その双方の人がいるのでしょうか…。野党には、思想的に親北であることを隠そうともしない議員がけっこうたくさんいるので目も当てられません。これだけ北の正体が明らかになっても、そういう人たちを当選させ続ける有権者もいかがなものかと思ってしまいます。
こんばんは。拉致被害者家族の方々は、テレビで取り上げられることも珍しくないし、それなりにどういう考えをお持ちなのか、みんな知っているかと思うと…。意外と、全然、彼らの考えや望みについて、知らない人が多いことに愕然とすることがあります。そこで、今回のような機会に、コメントを掲載することで、新聞やテレビだけでは伝わりにくい彼らの真意のいったなでも紹介することができたら、と考えました。
福田首相の「一日千秋の思いで待っている家族の期待に応えるために」とか「北との関係も修復する」という発言はおかしいですよね。
まずは国家主権を侵害されたことと国民の生命を奪われたことへ言及すべきでしょう。
しかもこの席の冒頭で北との関係を修復する、とかは言語道断。
これが我が国の首相の発言ですから何をかいわんや。
まあ、一万歩譲って対北戦略的発言と超前向きな理解をしておきましょうか。
家族の方々が「安倍首相のことがトラウマになっているんでしょう」とか「思ったより悪いひとではない」と仰ってますが、被害者家族(国民)からこういうふうに言われるのも情けないですね。
私は以前のエントリでも何度か強調したように、福田首相に「言動の耐えられない軽さ」を感じています。何が安定感だと、世間のイメージなるものにはちょっと…。>何といつても「世論の行方次第」でしょうね。我々としてはこれから拉致問題に関する福田政権のやり方をじっくりと見つめ、少しでもおかしなことをやるようであれば、声を大にして「反対」というべきです。…全くその通りで、いま世論に逆らえる政治家も役所もありません。国民は、その力を自覚して使う方がいいと思うのですが、それがまた簡単ではないですね。
>僕の意見は、自衛隊の精鋭部隊を秘密裏に北に送り救出作戦を決行してもらいたいですね。<
おお~、賛成です。実行に当たっての壁は「情報の足りなさ」と「政権の決断力」でしょう。もし、福田政権で実行できたら支持率上昇、長期政権への展望が拓けるでしょう。
意外と北はモロいと思うけどな~。
福田氏をよく知る清和会の某議員は「福田さんは第一にもめ事を避ける」と言っていました。要は、自分の本意とは異なっても、軋轢や衝突を生みそうなことはとにかく避けると。それと、私は福田氏が官房長官時代の記者会見で、「そもそも日朝国交正常化で日本にとってどんなメリットがあるのか。それを国民に説明すべきではないか」と質問したのですが、「それは重要ですね」と述べただけでいつものように何も答えませんでした。議員や官僚にとっては、国交正常化実現はとても誇らしい実績になるらしいですが、私にはよく分かりません。
福田氏
>官房長官を3年半前に辞任いたしまして、以来、空白だった。ですから、この北朝鮮との関係の実態についてよく承知をしておりませんでした。ですから、私総理に就任してからいろいろな話をうかがって、どういう状況になっているかということもですね、調べたりしまして、その中で中山恭子首相補佐官にもよく聞いてまいり、ようやく最近になりまして、どういう状況かなという感じがつかめてまいりました。
このセリフ、気になりますねえ。拉致問題に関しては、一国民の私でさえ
忘れる日はありません。
特に、日々老いて行かれるご家族を映像で見た日は、胸が潰れる思いです。
それが・・政治家は・・安部氏など特定の政治家を除いては・・福田氏と同じ程度の感覚なのでしょうか。あまりにも 人ごと過ぎて失望してしまいます。
せめて、これからは、総理として精一杯、目に見える成果を出して欲しいです。
数年前でしたか、大手ゼネコン数社が連れ立って訪朝しようとしたことがありましたね。弊紙(私もかんでいます)が先だって情報をキャッチし、報じたところ、訪朝をとりやめた社もありましたが、北朝鮮で日本で不足している砂利を確保するとともに、日本の支援のもとに北で整備されるであろうインフラに一枚かもうという企業の論理のたくましさに、感心するやら呆れるやら。みんな生きていくためとはいえ、本当にいろいろありますね。
よくわからないのですが、日本人が拉致されたのに、なぜ日本政府はいつまでも北朝鮮の顔色を伺うのでしょうか?日本国が存続する必要性は領土保全、国民の命を守ることでしょう?
このような体たらくの政府、国会議員、国民だから他国から舐められるのでしょうね!
アメリカもトルコには決議を取りやめ、日本の従軍慰安婦決議には、何の反対も無くすんなり決議?これで同盟国でしょうか?こんな同盟国なら、いらない。さっさと給油活動なんぞやめればいい。
日本も核兵器、原子力空母、潜水艦を常備し日本の国力を上げる必要があると考えます。
北朝鮮に気を使い、中国の顔色を見、韓国には何の抗議もしない(竹島問題、在日帰還問題)はたまたアメリカの言動に右往左往!
一体日本の毅然とした姿はどこにあるのでしょうか?
国会議員の中で北朝鮮と裏で取引をしているものの名前を公開できませんか?
なんか、総理は、腫れ物にさはるかのやうにご家族に接してをられるやうに感じますね。予想どほりといふか。「譲歩」の過剰さは日本人特有のものでありませうが、その典型的なお人ですね、福田さんは。まるで平安時代の公家のやうです。
>北朝鮮との国交正常化の折には巨額賠償金が入ると北朝鮮は思っているようですね。世界の常識に立ち返って、過去の併合に対する賠償など一切払わないことを宣言し、前提にしておくべきです。
iZaブログでも時々北朝鮮との国交正常化で賠償金を云々という書き込みを見ますが、大韓民国との国交正常化に際しても賠償金などは出していません。バランスシートを作れば、旧宗主国が持ち出しになるからです。
1965年(昭和40年)6月大韓民国との間で結ばれた日韓基本条約で経済協力や関係正常化のため、8億ドル供与していますが、あくまで経済協力金として供与しています。しかも大韓民国を半島における唯一の政権として供与していますので、半島北半分にはびた一文払う必要はないのです。
8億ドルといえば現在の貨幣価値で言えば千億足らずですが、当時の南鮮の国家予算が3.5億ドルだったことを考えれば、それを元手に南が奇跡の経済発展を遂げたといえるでしょう。
拉致問題は明らかな主権侵害です。単なる人道問題ではありません。外国勢力が日本で工作破戒活動をして、国民を連れ去ったのです。私は「自衛権の発動」に当るとも考えます。
その認識を日本人すべてが共有しなければ解決しないのではありませんか。少なくとも宥和的な態度はとってはなりません。
援助など民主的な政府ができてからでいいのです。今援助しても金正日一派を肥やすだけで、北朝鮮国民の塗炭の苦しみが長引くだけです。
北朝鮮が1年前に核実験を実施して、4キロトン分のプルトニウムで1キロトンの爆発に成功しました。ちなみに長崎型は20キロトンですから、その20分の1の規模になります。
よって長崎型1発でこの小型核兵器を5発もてます。仮に長崎型10発分のプルトニウムを北朝鮮が保有しているとなると、小型核兵器を50発保有していることになります。これはかなりの脅威だと思います。
1年前の核実験以前には、在野の軍事専門家の神○氏や兵○氏は、北朝鮮には核実験能力はない、と主張されていました。また、北朝鮮の専門家の重○教授は、昨年7月のミサイル乱射はない、と発言されていました。
僕自身は、核実験があの時点で実施されるとは予測していませんでしたが、北朝鮮はタイミングを見計らっているだけでいつでも可能だろう、と見ていました。
どうも、北朝鮮は核を放棄しないように思えます。中国が核を絶対に放棄しないのと同じ様に。
以上です。
これで福田さんが”拉致解決などと言う誰かが損をしそうな”政治決着をしようとすればまた必死な連中が頭をもたげてくるわけで…まあそういう争い事が嫌いな首相が果たしてそういう行動に出るのかは疑問ですね。
とても皮肉というかエスプリの効いたコメントをいただきました。福田首相に読んでほしいぐらいです。
>(石井氏が国会質問で拉致問題について)●(聞き取れず)を総理に言われましたでしょ。だからこの人(明弘さん)は「そんなこと言うだけの資格は(石井氏)にない」と言ったんですよ。
この予算委員会質問は聞いていて滅茶苦茶腹が立ったので、議事録該当部分を読み直しているのですが...ちゃんと御家族も聞いてらしたのですね。
同委員会質疑では一見被害者家族に配慮する良識的議員のポーズをとりながら、実態は北朝鮮のスポークスマンではないかと感じましたが、被害者家族はこの「厄介者」を既に正確に認識されているようですね。
石井議員は日本の政治家として失格でしょう。 過去二回の対テロリスト国辱的解決手段の旗振り役である事を御本人が自慢しているくらいですから...こんな奴も比例区候補なのね、民主党は...創価学会「P献金」の追求は多いに結構ですが、石井議員御自身に対する「P(業界)献金」について私は疑義を覚えます。
どうも私の受けている印象では、マスコミは国民をバカにし、軽んじている政治家や官僚に限って「大物」という報道をする傾向があるような気がします。いつもそうとは限らないでしょうが…。相手が強面だと、すぐすり寄ろうとする報道機関は少なくないし。
大変失礼しました。訂正しました。ちゃんと頭の中では分かっていたのに、どうして?と自分でも思うミスで、迷惑をかけてすいません。恥ずかしい限りです。
おはようございます。政府はまず、国交正常化にどういうメリット、デメリットがあるのかの説明を国民するべきだと思います。正常化によって、バラ色の未来が開けるわけではないでしょうから。政治家や官僚の功名心や利権で一兆円ものカネを出させられてはたまりません。
本来、現在の立場に立たなかったら「毛嫌いされて」相手にされなくても仕方のない言動をとってきた人ですからね。つくづくこの人を押し上げた派閥の論理、自民党の勘違いに悲しくなります…。
政治家には、この人と同程度の人が多いと思います。もともと拉致問題は、票にも利権にも結びつくものではなく、それどころかこれに取り組む者は党内で変人、危ない人物とみなされるようなことでしたから。小泉初訪朝後の拉致問題フィーバーが一段落したころには、ベテラン政治家が「そめろそろ国民も飽きてきて、もうワイドショーで拉致問題は見たくないと思い始めたのではないか」と言っているのも聞きました。でも、そういういい加減な政治家であっても世論は怖く、常に気にしているわけですから、有権者の対応次第ではあるのですが…。
国会議員の中で、明らかに北朝鮮に「やられている」とされる人は、自民党にもH氏だのY氏だのいますが、伝聞情報や状況証拠はたくさんあっても、公表できる確たる証拠はなかなかありません。知り合いの公安関係者にも「知っていることを全部出してください」と頼みはしていますが、さすがに「じゃあ、どうぞ」とは言ってくれませんし…(笑)。すいません。
そうですね。以前、私は福田首相をよく知る自民党議員に「福田さんはスノッブですね」と言ったら、彼は少し考えて「福田さんはスノッブというより、貴族そのものだから」と答えていました。言い得て妙だなと感心した次第です。
「国民の支持のバックがない外交は弱い」(外務省幹部)と言います。逆に言うと、国民が強く支持すれば、強い外交が展開できるということだと思います。拉致問題でも、慰安婦問題でも何でも。ただ、日本の場合はいつも国内が割れています。共産党支配国のようにはいかないのは当然としても、もう少しなんとかならないものかといつも思います。
私も、核開発によってこんなにおいしい思いをしている北朝鮮が、核を放棄するわけがないと考えています。
テーマ外ですが、今朝の産経一面トップの記事「李氏訪日に反発、首脳会談中止通告ー安倍氏一蹴ー中国折れ実現」は良い記事でした。
願わくばもう少しはやく報道してくれたら、と言う思いもありますが…。
私見ですが、安倍前首相は表向き「あいまい」を言いながら、歴代首相では一番中国に対して「言うべき事は言った」首相だったと思います。
安倍首相を非難した「保守」はどんな思いでこの記事をみているのか、是非感想を聞きたいです。
李登輝氏が来年訪日を希望したとき、福田首相はどんな対応をするのか、見物ですね。
私が、福田首相にかろうじて安堵している点は、その何もしないであろうという点です。「とにかくもめ事、衝突を嫌う」(自民党議員)という福田氏の性質は、本来は彼がやりたい靖国代替施設建設、女系天皇容認などで怒るであろう軋轢を避けようとする方向に働くだろうからです。しかし、次の衆院選で意外と自民党が善戦し、彼が「国民の信任を得た」と思うようになったら、それから先のことは分かりません。
あの国会質疑については、現在の政府高官も「何を言っているんだ。石井氏と北朝鮮の関係なんて、みんな知っているのに…」と怒っていました。政治家の中には、鉄面皮としか思えない神経の図太さを誇る人がいるということですね。
何をいまさら、というお叱りは覚悟して私が書いた記事です。というのは、この情報を入手し、細かい経緯を聞いたのが金曜日のことだったのです。小泉内閣で安倍副長官は、こうしたやりとりなどを記者に懇談やブリーフの場でそれとなく流し、記事に書かせて政権の立場強化に働いたものですが、安倍内閣には安倍副長官はいませんでした。マスコミに出していい情報と出してはいけない情報の区別がつき、それをうまく利用できる人材がいなかったと、これまたいまさらのように残念に思います。
>これだけ北の正体が明らかになっても、そういう人たちを当選させ続ける有権者もいかがなものかと思ってしまいます。
危惧するのは、貧富の二極化が、左派への追い風になるのでは?という点です。
何でも反対、今の苦境は政府の無策だ、補助金だ、と。
国民の良識を呼び覚ますマスコミであってほしいものです。
>危惧するのは、貧富の二極化が、左派への追い風になるのでは?という点です。
>何でも反対、今の苦境は政府の無策だ、補助金だ、と。
*いらっしゃいますねぇ。兼業農家で、経営が苦しいと、
自助努力を放棄して、国に文句を言う民主党支持者が・・・。
>国民の良識を呼び覚ますマスコミであってほしいものです。
*マスコミにだけ頼るのではなく、このような場を通じて、
我々も行動できる時代になりましたので、
私も、微力ながら参加させていただいております。
>何をいまさら、というお叱りは覚悟して私が書いた記事です。
あっ、やっぱり。やけに波長のあう記者がいるものだと思ってました。署名記事でもよかったのでは?。
そうですか、情報入手が金曜日でしたか。今後も安倍・麻生外交を継承せざるを得ないような福田政権へのプレッシャー記事を期待しています。
>「大きな決断をされました」「あの決断もですね」「勇気ある決断だった」「決断をしてくだすった」「よく決断してくだすったと思いますよ」
決断、決断と5回も念押ししているが、決断なんて総理大臣なら当ったり前!、そんなの国民に対する義務と職務であって「恩に着せるとは何事か!コノヤロー!」と大声で罵りたい。
例え一人でも国民を拉致されたならば戦争をも辞せず位の覚悟で国家の全ての機能を駆使して救出奪還すべき事態なのですから徹底的に圧力を掛けまくらねば…。
今の政府は、本当に拉致解決をする気があるんだろうか、と思います。
安倍さんからは、拉致解決に対するやる気がかんじられましたが、
福田さんからは、安倍さんの半分も感じられません。
選挙がなければ、拉致問題は、蚊帳の外だったんじゃないかとさえ思ってしまいます。(こんなこと思うのは、いけないと思うのですが)
経済制裁は、弱めることなく解決まで継続しなくてはいけないですね。
右肩上がりの経済成長が見込めず、人口も現象するこれからの時代で、バラマキ型・富の再分配型政治がいつまで続けられるのだろうと思うと…。貧富は二極化するのでしょうか?。一部の富裕者とそれ以外、という形にわかれることもありうるような気もします。それはそれでサヨクの扇動工作には有利かもしれませんが。
そうですか、波長が合いましたか(笑)。ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
政治は結果がすべてという部分があるので、小泉氏の功績は大きいと評価しますが、同時に、当時官邸担当として取材していた者としては、小泉氏も拉致問題にはあまり関心がなかったことを指摘したくなります。当時、「小泉さんは拉致の『ら』の字も知らない」と言っていた政府関係者もいました。小泉氏も国交正常化に前のめりでしたしね。それを福田氏が「決断」「決断」と言うのもなあ、という感想はあります。
経済制裁と法の厳格適用こそが、北・総連を追いつめてきたのだと思います。それをゆるめたり、とりやめたりするのは北を利するだけですね。もちろん、交渉の窓口はいつでも開けていればいいし。
ヒル氏とライス氏のグダグダぶりはいい加減辟易ですが、
ヒル氏の奥さんが朝鮮系との話もあり、さもありなんと感じてみたりも。
最近ではヒル氏とライス氏を「昼飯コンビ」なんて揶揄する言い方も出ているようで。
> 福田氏と家族会について
これについては蓮池さんの著書「奪還」にもありますが、拉致被害者の皆様に対して、、
「黙って聞きなさい。あなた方の家族は生きているのだから」と。
こんな風に放言できる人が「一体になりたい」とは、何を言うのでしょうか。
今の段階では「恥知らず」との言葉しか思いつきません、今後変わればともかく。
また「私を毛嫌いしないようにお願いします」にも、これまたなんだかなぁ、です。
福田氏が嫌われているのは「理由あって」のことでしょうから、
言葉の意味を理解できていないようですね、、鈍感なのか計算なのかは分かりませんが。
小泉初訪朝時の関係者は小泉首相、福田官房長官、古川貞二郎副長官、田中均アジア大洋州局長でしたが、この四人はみな、拉致問題を深く知ろうとも、被害者家族会がどんな思いと経験をし、どういう考えを持つにいたったかについて関心の薄い人たちだったと思います。訪朝後の、拉致問題に対する世論の沸騰に、最も当惑していたのがこの四人であったと…。当時、官邸担当として見ていました。
>北朝鮮は明らかにテロ国家です。「げんなま」を払うことはテロを支援することを意味します。
=>こんにちは、返信です。
私は、政治、特に、国際政治では1.世界の世論を見方に付けて、2.短期間で結論を出し、3.「案件終了」にしないとダメだと思います。
戦後から今日まで見ても、国際政治交渉で国益を齎した政治家はそう多くはありません。日本流政治手法では、結論なしの時間浪費だと思います。
従い、拉致者の生還と言ってみたところで、閉鎖された国との交渉事では結果がでないのは明白です(北方領土も同様ですが)。
では、どうしたらご帰還できるのか? 1.力づくで取り戻す、2.従来どおりの金で形をつくる、 3.粘り強く交渉するのが重要で、時間と結論は二の次、4.拉致者を見殺しにする。
現実的な手法は、拉致者+行方不明者全ての人が帰還する、いわゆる全ての賠償案件もひっくるめる、合意後は戦後案件すべて終了とするならば、金での解決はありうると思います(その財源は、化学兵器処理で中国へ恵む理不尽な兆円から出せば宜しい。因みに、これに小和田元国連大使閣下が噛んでいるそうです。左翼志向の元官僚、中国媚、皇太子妃のオヤジとくればそれは恐ろしいです)。
この辺りが現実の日本の実力に残念ですが似合っていると思います。
福田氏の育った環境(家庭が政治家で目立ってはいけない)が
幼少時から問題行動を起こしてはいけない空気が充満して
「いい子」をやらざるを得ないからでは、と推察します。
「いい子」になって自分の欲求を抑圧した結果、周囲の望む自分を
演じ続けたり自分自身が何者か洞察するのを自ら止めてしまったり。
一人の問題行動が家族の問題を考えさせるきっかけになる例は
前進です(悩みは恵みとも云います)が、
こと国民や国家の利益を伴う立場にいる方の、
幼少期の環境がもとで国益を損ねるのは余りに自覚が足りない。
国民の幸福・国益を追求するリーダーシップを一国の首相
の資質に求めているのだから、そういう行動ができない方には、
一旦職務を降りていただいてほしい。
自分がなにゆえに「もめ事や人と意見がぶるかるのを避けるのか」
自分探しをするのは、非常に有意義な行いです。
親の影響から独立する、正に親離れするチャンスです、何才であっても。
> ご指摘の17人を日本に帰してくるということは、今までの北朝鮮側の主張が嘘であったことを認めることになるので、なかなか…。
それは思い込みだと思いますよ。
9.17を思い出してみてください。
9.17以前に北朝鮮は「拉致疑惑はでっちあげ」と主張していました。
そして、多くの人々は「北朝鮮が拉致を認めることは、今までの北朝鮮側の主張が嘘であったことを認めることになるので、なかなか…。」と思い込み、主張していましたよね?
ところが現実は、9.17で北朝鮮は見事に拉致を認めてしまった。
北朝鮮という国は以前の主張をいとも簡単に覆すことができる国なんですよ。
普通の国であれば、そんなことをしたら政権が持たないものでしょう。
しかし、北朝鮮のような完璧な独裁体制の国は、将軍様がどんな失政をしたとしても、どんなに外国からバカにされ、どれだけ外国からの信頼を失おうと、体制はビクともしないんですよ。
だから、北朝鮮にとって「嘘であったことを認めること」なんか、どうってことないのです。
つまり、私たちの対応次第で、9.17のように、北朝鮮は「嘘であったことを認めること」くらいは平気でします。
同様に、「北朝鮮には返せない事情がある」などと言うのも、北朝鮮のことを知らずに私たちの常識で言っているだけの話だと思います。
北朝鮮というのは、あの国を出た人間がどこで何を言おうと、どうってことありません。
私たちが私たちの物差しで「嘘を認めるはずがない」「拉致被害者を返すはずがない」「拉致被害者を返せない事情がある」などと推測し、それに基づいた対北朝鮮外交をするから、北朝鮮を利することにもなるし、私たち日本の国益にならない外交姿勢になってしまうのだと思います。
>金正日体制または類似の独裁体制が継続する限り、1円も払うべきではありません。
それはそれでひとつの見識だと思います。
日本が支援をする国はすべて民主国家でなければならない、その条件を満たす国だけに日本は支援を行う、というのもひとつの考え方でしょうね。
しかし、それはそれとして、今の北朝鮮の体制は、彼らにとってふさわしい体制なのだと私は思います。
彼らの文化、歴史、民族性に適合している部分があるから、あの体制が長続きしているのではないかと思います。
私たちに迷惑さえかけなければ、それはそのままにしておくのが、お互いのためではないか、と私は思うのですが。
>「げんなま」を払えば、当然その金は軍備増強に使われ、日本はさらに強請られることになるでしょう。
どう払うかという方法にもよりますが、必ずしもそんなことにはならないでしょう。
日本が支援をすれば、北朝鮮は中韓からの支援を減らす方向に進むと思います。
北朝鮮を属国扱いし、内政にも口を出す中国。
同じ言語を話し、交流することにより情報流入の危険性の高い韓国。
北朝鮮はそんな中韓への依存を減らしたいはずですから。
そして、日本が支援をしたところで、北朝鮮は現体制がある限り、永遠に貧乏でボロボロのままでしょう。
そんな北朝鮮が軍備増強をしたところで、日米の軍事力の前にはしょせん蟷螂の斧。
それほど気にすることないと、私は思うのですが。
ええ、いざとなれば北朝鮮が「何でもあり」だというのはその通りだと思います。ただ、私が言いたかったのは、今の局面・情勢で17人で終わりという形はとる可能性は高くないだろうということです。それでも北にとっては大きな譲歩(日本にとってはとんでもなくても)でしょうから、米国が北にすり寄り、福田政権となった今、北は出すにしろもっと小出しにするだろうと。
おそらく、強く反撃されたり攻撃されたりすることによってナイーブな自我が傷つけられるのが心底嫌なんだろうな、なんてことも考えます。ただ、彼の場合はその一方で、すべて思いのままでなければ気に入らない独裁者気質もはっきりと持っていますので、次期衆院選の結果次第ではどういう振る舞いに出るか分かりません。
>私たちが私たちの物差しで「嘘を認めるはずがない」「拉致被害者を返すはずがない」「拉致被害者を返せない事情がある」などと推測し、それに基づいた対北朝鮮外交をするから、北朝鮮を利することにもなるし、私たち日本の国益にならない外交姿勢になってしまうのだと思います。
=> 仰る通りです。全く同感です。竹村健一の言った「日本の常識は世界の非常識」という標語そのものです。今や殆どが海外旅行を経験し、国際ニュースに馴染み始めた日本人が多いのに、日本の常識でしか物を考えないマスコミの悪影響でしょうね。
最近では、ミヤンマーの軍政府=悪、サンスーチー女史=男女機会平等=民主化=善というその国の歴史も文化も無視したマスコミ誘導に頭にきています。本当に日本のマスコミって、ステレオタイプで、勉強しないし、ダメですね。
>stopchinaさん
>>金正日体制または類似の独裁体制が継続する限り、1円も払うべきではありません。
>それはそれでひとつの見識だと思います。
=>Safetyさんのご意見に同意します。Stopchinaさんの仰るの正しく一つの見識で私は完全否定するものではありません。できれば、上手な外交交渉で1円も払わず拉致者が全員帰還というのが理想です。
拉致者を無事に早く救出するのは、国民の胆力と覚悟が入ります。
でも、今、我々国民が各小選挙区で選出している代議士と彼等が選んだ総理があのレベルですし、それを補佐する国家公務員も、破廉恥野郎の現状では金が絡まない救出案は机上の空論と残念ながら思う訳です。
皮肉屋さんの仮面を脱いで、もっと怒りの感情を出して何に怒っているか
自覚しながら。
…そうですね。我らが日本国の首相なのですから、国益にかなう力を発揮されることを祈ります。
> それでも北にとっては大きな譲歩(日本にとってはとんでもなくても)でしょうから、米国が北にすり寄り、福田政権となった今、北は出すにしろもっと小出しにするだろうと。
私たちが「大きな譲歩」「小出しにする」などと北朝鮮に理解を示すようなことを口にするから、北朝鮮にとって「拉致解決カード」の価値がつり上がることになるし、「一定の進展」が議題にもなってしまうのではないでしょうか。
北朝鮮への理解が不充分なままに無責任な予測をすべきではないと思います。
「何でもあり」の北朝鮮にとっては拉致被害者を返すことなど、どうってことないのです。
それを返さないのは、あるいは「小出しにする」のは、私たちの対応にまずさがあるから、という視座を持つべきではないでしょうか。
ついでに言うと、今日本がとるべき対応は「拉致被害者全員の一括返還を求めること」であり、それ以外の「小出し」はすべて拒絶することです。
被害者の一部でしかない10人や20人を返してくれるくらいなら、誰も返してくれなくていい、と交渉を決裂させればいい。
一方、実行犯の引き渡しなどは(少なくとも、今は)どうでもいい。
そもそも主犯が誰であるかなどは自明のことですし。
真相の解明など被害者の帰国に較べたら優先順位は低くしてもいいでしょう。
そういったことは遅かれ早かれ生じるであろう現体制の崩壊を待って行えばいいと思います。
>今日本がとるべき対応は「拉致被害者全員の一括返還を求めること」であり、それ以外の「小出し」はすべて拒絶することです。…これは当然のことであり、私もそう思います。ただ、17人でおしまい、という一つの予想をされたコメントに対して、私の見方では、そうはならないだろう、そういう出方はしないだろうという見解を書いたつもりなのですが…。
> 日本の常識でしか物を考えないマスコミの悪影響でしょうね。
ただ、朝鮮半島問題に関する限り、それをマスコミのせいばかりにするのもどうかな?と思っています。
朝鮮半島の専門家と言われる人たちの北朝鮮への認識もたいしたことがないと言うか、おかしなものが多いと言うか。
9.17以前に北朝鮮が拉致を認めるなんて誰も言っていなかったでしょう?
他の地域に較べたら、朝鮮半島の地域研究はレベルが低いのかもしれない、とも思っています。
そういう意味では、(少なくとも、北朝鮮問題に関する限り)マスコミが「ダメ」なのも、専門家と言われる人々のレベルを反映している部分があるのではないか、とも思うんですよね。
「2007/10/27 18:58」の投稿へのレスをしますね。
おっしゃっていること、概ね同意します。
拉致問題がこれだけ国民の関心や同情を集めることができたのは、主権とか人権とかじゃないと思うんですよね。
そうではなく、横田ご夫妻などの「親が子を思う気持ち」にこそ国民は心を打たれ、解決してあげたい、と感じているのだと思います。
「親が子を思う気持ち」、これは(今言われている「人権」とか「主権」などとは違い)古今東西人類普遍のものだと思います。
だからこそ、
> 最高責任者同士の政治的決着しかありえないと考えます。
> 被拉致者全員が本当に帰還できるなら、北朝鮮に拉致を認めさせて謝罪させれば、最後は「げんなま」を払っても日本国民は納得すると思います。
…ということは成り立つと、私も思います。
文中に家族会の方のマスコミの方へのやるせない気持ちが載っていました。
こうやってブログ掲載されたこと自体が素晴らしいです。