ブログ更新が滞っていてすいません。沖縄出張関係の記事執筆や、年末のいろいろな雑務処理含む飲み会)に忙しく、新規エントリを立てる余裕がありませんでした。で、本日は子供と一緒に近くのスーパーでこんな人気アニメ番組のショーを見物し、土曜日だというのに午後から外務省に行ってたまった仕事(の一部)を片付けていた次第です。

  

 

 でも、さすがに年末らしく、夜には都内某所で開かれたホームパーティー形式の忘年会に顔を出してきました。雑誌編集者や外交関係者、テレビでよく見る顔、名前と記事は紙面でよく見ていたけれど、顔は初めて知る弊紙関係者…など、たくさんの人の話を聞き、楽しい一時を過ごしました。たまにこのブログにコメントを寄せてくれているという人もいて、ちょっと照れくさい思いもしましたが、私は勧められるままに、めったにありつけないお寿司(青森・大間のマグロほかとお肉松坂牛)をおおいにパクつき、とても満足しました。

 

 プライベートな会合なので詳細は書けません従って写真もアップできません)ただ、この場で少し話を交わした某国外交官の言葉に「なるほど」と思ったので、少し紹介しようと思います。それは、小泉純一郎元首相の現在のあり方に対する会話でした。やりとりはおおよそ次のような感じでした。

 

 外交官 小泉元首相は何をしているのか。首相までやったのだから、もっと日本のために働こうとはしないのか

  政界再編の動きがあれば動くかもしれないが…。また、小泉さんの秘書官だった飯島氏は、いま汚職事件で批判されている防衛省の守屋前次官とあまりにも近い関係だったこともあり、動きにくいのではないか。

 外交官 そういう政局の話ではない。元首相の存在は、その国にとって一つの財産だ。もっと外国に行って講演するとか、日本の考えを伝えるとか、やるべきではないか。退任後、一年間は目立たないようにするというのは、後任首相の立場を考えれば分かるが、もうその時期は過ぎたろう

  小泉さんはかなり変わった人だし、そういう外交的な発想はあまりないようにも思える

 外交官 そういう意味では、森元首相は非常によく働いている。首相が都合が悪くていけない外交行事などて、首相の名代、代理としての役割を果たしている。元首相という財産は、そう何人もいるものではない。安倍前首相はいずれ、その役割を果たすだろうが、まだ病気がよくなったばかりで外遊はできないだろう。でも、小泉さんにはそんな制約はない。小泉さんはいろいろな逸話もあって外国でも人気があるのに。今のままでは、小泉さんはあまりに利己的に見える。

 …私は当初、現福田政権があまりに頼りないので、小泉氏再登板の話でもしているのかと勘違いしたのですが、そうではなく、元首相としての役割を果たしているのか、という話でした。確かに、小泉氏は悠々自適を楽しみすぎているような気がしないでもありません。政局好きの人ですから、今はそっちに意識が向いているのかもしれませんが。

 きょうはこのほか、この外交官と中曽根元首相や某国元元首の評価などについても意見を交わしたのですが、外国人外交官の視点は参考になるなあと感じました。聞けば納得するのですが、聞かないとなかなか気づかない視点があるなと。まあ、私が単に愚かであるだけなのかもしれませんが、率直で辛らつな見解を示してくれたので勉強になりました。

 ところで、話は飛びますが、昨日、財務省の前を通りかかった際に見かけた風景の写真です。全日本教職員組合の人たちが、何やら騒いでいました。民主、社民両党に近い日教組とは異なり、より共産党に近い全教の方々ですね。

 

 近くで聞いてみると、教育予算増と、教員大幅増を来年度予算の復活折衝で勝ち取れ、と主張していました。でもねえ、ここに座り込んでいた人たちが持つ幟旗を見ただけで、十数の都府県から教員たちが大量に動員されているのが分かりました。少子化がどんどん進む中で教員大幅増ねぇ…。平日の昼間っから、わざわざ東京に出てくる余裕があるのに。

 最後に、これも昨日撮影したなぜか気になる鴨の写真です。鴨を見つけたら、とにかく写真に収めたくなる自分の心理が自分でも分かりません。