何のことやら分からない写真でしょうが、実は私は27日から、第4回アフリカ開発会議(TICAD4)の取材のため、横浜市内に設けられたプレスセンターに詰めています。写真は内外の記者が入り乱れて仕事をしている共用スペースのものです。多目的展示場か体育館のような場所に細長い机と椅子を置いて、電話回線とインターネット回線を引いただけですが、とりあえずそれで十分なのです。
この会議の開催中、福田首相はアフリカの40カ国の首脳と個別に会談し、各種の支援と協力を表明するとともに、日本の国連安全保障理事会入りへの支持を要請しています。もっとも、27日に会った16人のうち、明確な支持を表明したのは5人だけで、13人と会談した28日の首尾も上々とは言えなかったようです。まあ、日本の存在感を印象づけることには意味があるでしょうが、1人あたり15分だけ会って「じゃあお願い」と言っていもなかなかうまくは運ばないようです。当たり前ですが。
さて、本日の本題に入ります。昨日はちょっと事情があって、強いて言えば神奈川県つながりがあるだけで、TICAD自体とは何の関係もない短い記事を書き、またしてもボツの憂き目に遭いました。まあ、紙面が狭いのは分かっていますし、昨日は中国が自衛隊による支援物資運搬受け入れを表明するなど大きなニュースがあったので仕方がないのですが。というわけで、まずその記事を掲載しますが、在日米海軍が、原子力空母配置にあたってわざわざ日本人向けのマンガをつくり、地元市民に配布するという内容です。反発が強いからでしょうが、それにしても、随分と気を遣っているものだなと感じました。
《退役のため28日に出港した在来型の米空母「キティホーク」に替わり、8月から原子力空母「ジョージ・ワシントン」が神奈川県の横須賀基地に展開するのを前に、在日米海軍は新空母のPRを狙った日本人向けのマンガ「CVN(同艦の艦番号)」を作成した‖写真。初版は約2万6000部発行し、地元を中心に無料で配布する予定。マンガ好きで知られる麻生太郎元外相にも贈られている。
ストーリーは、ジョージ・ワシントンに配属された日系米国人のジャック・オハラ三等兵曹が、横須賀に到着するまでの間、艦内での厳しい訓練や同僚との交流、日本人祖父母との対面などを通し、人間的に成長する姿を描いたもの。同艦は22日に船尾の一角で火事があり、乗員に鎮火されたが、作品の中でも偶然、航行中にランドリーで火災が発生し、オハラ三等兵曹が消火する場面が出てくる。》
別に米軍の宣伝がしたいわけではありませんが、それは下の写真のような本でした。厚さは200ページとけっこうボリュームがあり、発行元は在日米海軍司令部、著者は佐藤晴美、かづさひろしの両氏、印刷・製本は大阪書籍です。大阪書籍というと、教科書会社というイメージが強かったので、ちょっと意外でした。
マンガ作品として見れば、ストーリーも平坦で人物造形も浅く、あまり評価できるものではありませんが、ジョージ・ワシントンと米海軍のPRとしてはけっこうよくできていると思います。艦内での生活ぶりや訓練の様子、乗組員たちが楽しみにしていることなどが、よく伝わってきます。また、日本食や日本のホスピタリティーなども持ち上げられています。
また、表紙裏には在日米海軍司令官、ジェームズ・D・ケリー少将の「発刊にあたって」という挨拶文も掲載されていました。ケリー氏は、「私の海軍軍人としてのキャリアを通して、この美しい国日本に約8年間も住むことができたことは、非常に光栄」「日本は私の心に永遠に刻みこまれることでしょう」「ジョージ・ワシントンが、アメリカの最も偉大な同盟国であり、世界第二の経済大国である日本に前方展開されることは、素晴らしい日米の協力関係、同盟を世界中に示すもの」…などと、美辞麗句をちりばめて日本を礼賛しています。
ほんの少しですが、思いやり予算も減りましたし、相次ぐ米軍人による不祥事への国民の目も厳しいということも配慮しているのでしょうね。成功しているかどうかはともかく。火災発生の件は、マンガがまるで予言していたようで興味深く感じました。それともけっこう頻繁に起こるものなのでしょうか。このマンガは、近日中に在日米海軍のウェブサイト上にも掲載されるそうです。
私は、日本の国土に、同盟国とはいえ他国の軍隊が常駐している現状は、本来異常なことだと考えていますし、決して望ましいことだとは思っていません。ただ、日本人自身が、自分自身で自国を守る覚悟も備えも持っていない上、周囲を、日本にミサイルを向けている中国や北朝鮮などに取り囲まれている日本の現状を思うと、当面は日米同盟は強化すべきだと思っています。その中で集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更、装備面の充実などを通じ、同盟の片務性を改めてより対等な立場を確保し、そして将来的には自主防衛を目指すべきだと。現在の日本のあり方を米国一辺倒だと批判する人は多いわけですが、経済的視点だけでなく、他国攻撃能力(ミサイル、空母、爆撃機、地上攻撃型戦闘機その他)を持たず、まともな偵察衛星もなく、すべて米国に頼っている日本の現状を押さえた上で、議論を展開すべきだと思います。
米国や米軍に対する批判や不満はいくらでもありますが、安全保障面であまりに多くのことを依存しながら、口でいくら偉そうなことを言っても親に甘えてすねている子供のようではないかと感じるのです。世界はこれから、現在の米国による一極支配から、どんどん多極化していくのでしょう。その際に、日本は一つの極としてとどまるための準備をしていかなければ、冗談ではなく、中国という極に従属・依存する存在になるか、あるいは飲み込まれて「東海省」にでもなってしまうのかもしれません。現在の日本のありようは、そうなる可能性をあながち否定できない先の見えない停滞状況にあるような気がします。
コメント
コメント一覧 (75)
米軍はかなり日本に気を遣っているのですね~。
>その際に、日本は一つの極としてとどまるための準備をしていかなければ、冗談ではなく、中国という極に従属・依存する存在になるか、あるいは飲み込まれて「東海省」にでもなってしまうのかもしれません。
南モンゴル、東トルキスタン、チベット、次は台湾、そして沖縄とはデモに参加したり集会で散々聞かされました。「しれません」ではなくて、無防備なら確実に「そうなる」でしょう。
現に折に触れ、沖縄の文化は日本文化ではないとか、太平洋をアメリカと中国で二分割して管理しようとか、その兆候は多分に見えてます。
かねてから国防費三倍増、徴兵制、自力での核兵器開発と空母、潜水艦の建造、その上でのアメリカとの同盟関係が必要と考えていますが、やられてみないと判らない、判ったときは手遅れ、の雰囲気も多分に感じてます。
へぇ~この絵何となく見覚えもある気もするのですが‥
日米安全保障条約において『日本の防衛』については『偏務性』がありますから‥今までの『Bush=小泉』の時はその件に触れることはなかったですね。『Bush=安倍』になってからは「日本の上空を通過して米国に向かうかも知れないミサイルを『迎撃できない』と言うことは理解できない」と確か駐日大使が言っていましたね。感情論としては至極もっともな事と思います。米国側から『日米安保条約は不均衡条約だ」と言われてもしょうがない様にも感じます。
ま、お互いに気を遣っていれば拗れることはないと思いたいですけどね。
ありがとうございます。
エントリー違いなのですが、本日こういう記事を目にしました。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/
「凶悪シナ人お茶の水警察官突き落とし事件!!
不当拘束(48時間留置)の暴挙!」
こんな司法ってありますか!!
腐ってますよ。
どうして新聞はこういう大事を取り上げないのでしょうか!!
こんなのがはこびったらもう日本は終わりじゃないでしょうか!!
>こんな司法ってありますか!!
>腐ってますよ。
昨日、この記事を見て本当に頭に来ています。
>どうして新聞はこういう大事を取り上げないのでしょうか!!
取り上げてほしいですね。多分、週刊新潮はやりそうな気がしますが。東京地裁の山口雅高裁判長、酷い、酷すぎる!。
>かねてから国防費三倍増、徴兵制、自力での核兵器開発と空母、潜水艦の建造、その上でのアメリカとの同盟関係が必要と考えていますが…。いっきにはそこまで物事を進められないにしても、もう少しできることはあると思うのですが、なかなか進展しませんね。まあ、福田首相は官房長官時代に国民保護法がつくられるとき、最も重要な民間防衛の部分を、「戦前の隣組を思い起こさせる」という感情的な理由で省いた人でもありますし、現政権には何も望む気はないのですが。
>今までの『Bush=小泉』の時はその件に触れることはなかったですね。『Bush=安倍』になってからは「日本の上空を通過して米国に向かうかも知れないミサイルを『迎撃できない』と言うことは理解できない」と確か駐日大使が言っていましたね…。いえ、これは小泉首相・福田官房長官時代にも一度問題になり、その際には福田氏が中途半端な官房長官談話を出しています。それを安倍氏が、より明確ですっきりしたものとして打ちだそうとして、いま福田内閣で棚上げされているというわけです。また、防衛庁(当時)も数年前に「日本上空に飛来するミサイルは日本を狙っている可能性が高いとみなせる」として、撃墜は可能だという政府解釈をつくり、当時の内閣法制局長官もそれを追認するような答弁をしたのですが、いつのまにかうやむやのうちに忘れられ、また元に戻ってしまった経緯もあります。>ま、お互いに気を遣っていれば拗れることはないと思いたいですけどね。 …これはまあ、基本ではあるのだと思います。
> 米国や米軍に対する批判や不満はいくらでもありますが、安全保障面であまりに多くのことを依存しながら、口でいくら偉そうなことを言っても親に甘えてすねている子供のようではないかと感じるのです。
本当に仰るとおりです。
自分で自分を守る努力をしないで、足りない部分(こちらが殆ど)をカバーしてくれるものを拘束するような注文をつけてばかりいるようでは相手からも軽んじられます。
日本はまともな国家意識を持った政治家を多数派にしないとシロアリに食い尽くされた家のようにちょっとした外乱で簡単に倒れてしまうでしょう。
かっての清国や朝鮮のように。彼らの宿痾は科挙と門閥政治にありました。
日本の官僚は上級公務員試験で採用され、政界は2世ばっかりの状況はまるで百年前の彼の国の体制が移ってきたようです。
昨日の支那に自衛隊機が行くとの報道に
瑞穂ちゃんが
『勿論反対です。』
『災害救助で、支那から要請があったんですが』
『ゥムムム!!! 反対なんですけどぉ~~~』
良いキャラしとりまスゥ。
久々のほっとしたひと時でした(^^♪
こんにちは。
>当面は日米同盟は強化すべきだと思っています。その中で集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更、装備面の充実などを通じ、同盟の片務性を改めてより対等な立場を確保し、そして将来的には自主防衛を目指すべきだと。
まさに、私もそう思います。しかし一方で、「小泉や安倍みたいな媚中派にそういう事をやって欲しくない!!」と全てをぶち壊す様な発言をした保守系言論人もいましたな。小林よしのりです。
昨日発売のサピオの『ゴー宣』欄外によると、彼は8月15日の靖国参拝はしないそうです。曰く、15日は秋葉原のコスプレみたいなのが多いので心静かに参拝する為に日をずらす云々。そんな個人的な感情で日をずらしていいのなら、高度な外交判断で不参拝を決めた安倍さんを叩きまくったのは何だったのか?政治問題化させない為に靖国を特殊法人にしようとした麻生太郎を叩いたのは何だったのか?小林よしのりについて、意見の相違を感じる事はありましたが、反面、言論人・思想家としての純粋さを尊敬しておりました。失望したのは初めてです。言論人と政治家の差を度外視した難癖なのかも知れませんし、今後も彼の著作に目を通すつもりではありますが…。かなり哀しいです。
ブログ本論から離れた事を書いてしまいすみません。
横レス失礼します。
>昨日発売のサピオの『ゴー宣』欄外によると、彼は8月15日の靖国参拝はしないそうです… 政治問題化させない為に靖国を特殊法人にしようとした麻生太郎を叩いたのは何だったのか?
>小林よしのりについて、意見の相違を感じる事はありましたが、反面、言論人・思想家としての純粋さを尊敬しておりました。
>失望したのは初めてです。言論人と政治家の差を度外視した難癖なのかも知れませんし、今後も彼の著作に目を通すつもりではありますが…。かなり哀しいです。
疑問については、直接小林よしのり氏に意見を書いて送れば良いではありませんか?
氏ならば、真摯に(?)漫画で答えてくれるかもしれませんよ。
全く同じ考え主義主張の人など居ない気がします。
お互いに勉強して誤解は正し、より良い方向に向かって進むのが得策と存じます。
誰かを盲信することも、嫌悪することも、共に避けるべきだと考えています。
(氏もそのように書いているはずです)
氏が日本を愛し、純粋に国の行く末を案じていること。私は、疑っていません。
とんでも無く国賊的な人物では無いと思いますよ。
じゃ、とりあえず(笑)、昨日発売のサピオ。
立ち読みしに行かなくっちゃ!
>高度な外交判断で不参拝を決めた安倍さんを叩きまくったのは何だったのか?
御意、よくぞ云ってくれました。
このほかにも8月15日に靖国参拝しないといって口を極めて罵った保守言論人も多かったですね。
現実の政治を少しでも良い方向にしようとしたときに直面する壁、それを乗り越えるための知恵とか工夫を大きな目で見守ることが出来ない連中が多すぎます。
で、仲間割れは左翼を利するだけということは判っているはずなのに、それを続けるということは、保守系言論人が現在の状況に安住していると云われても仕方がない。
「そんなことはない!」というなら、小異を捨てて大同団結し、現実の政治を変えるために行動を起こしてみろ、と云いたい。
(でも今週号の小林よしのりの靖国映画批判には何の異論もありません、その通りだと思う)。
こんにちは
全くその通りですね
彼は当初は本当に純粋だった
それがある意味主張を支持する人たちが増えるに比例して、より攘夷的に
なり、独善的になっていきました
私も当初はかなり支持しましたし、共感しました
しかし今はとてもではありません
しかし彼の功績は功績として認めています
左翼と反日で充満していた日本国に、大きな風を起こして問題提起しました
現代の若者に過去の戦争について、事実関係を提示したことは大変立派です
今の言動が商売からくるものではないと思いたいですね
今や完全な孤立主義と化していますので、読む価値もなくなっています
尼港事件で虐殺された日本人が、監獄の壁に残した遺言です。
無残な殺され方をした彼らが、日本人に忘れるなと言い残したのは、「自分を守れないなら、私たちのようになる!」という、残酷な世界の現実だろうと思います。
現状では日本の安全保障に必要な米軍の寄港を、誤差レベルの放射能で騒いだり、平和という空念仏で反対するのは、まさに日本人を裸にして狼の前に放り出そうとするのと同義だと思います。
尼港事件・通州事件・満州引き上げ・南洋など、多くの日本の民間人の犠牲が残した教訓をなぜか消し去ってしまって、甘い言葉だけが踊るのは、どうにも見ていられません。
エントリーを読み、どうしても再度TBさせて頂きました。
ご紹介の記事、読んできました。確かにひどい話のようですが、ただ、これまでの経緯がよく分からないので、どうして記事にしないのかと言われても、私には答えられません。あしからずご了承ください。
>大臣のおっしゃるミサイル防空訓練をするだけでも大いなる前進かと思うのですが。こういう法改正も憲法解釈もいらないけれどもやってみる価値のあることっていっぱいあると思いますよ。…そのミサイル防空訓練についてはよく知らないのですが、hanausagi様のコメントへの返事に書いた民間防衛に関連してくると思います。このとき、私は防衛庁長官だった石破氏に「民間防衛の件は大丈夫なのか」と聞いたところ、石破氏は「俺は福田さんとは話ができる。ちゃんと説得する」と言っていましたが、結局、聞き入れられなかったようです。石破氏に関しては私は一定の評価をしていますが、以前から福田氏の子分におさまってしまっている点に大いに不満を抱いています。どうしてそうなったかについては思うところがありますが、ここでは本題ではないし、スペースもないので省略します。
こんにちは。現在はもちろん将来に向けても、日本はどの程度の国防能力を持つべきか、その行使についてどうあるべきかという問題は、広く国民に共有されて当然だと思います。
阿比留さんがおっしゃるように、現状を充分に認識した上で議論が進められるべきですね。
ただ、こうした問題提起をするだけで、「軍国主義を礼賛するのか」という頓珍漢な批判をする人もまだ多いようで、なかなか本題に入れないもどかしさを感じます。
また、自国に米軍が駐留する事態を憂慮し過ぎるのも、気持ちは分かりますが、かえって砂上の楼閣のような意見を表明するだけになるかもしれません。
日本のように米軍が駐留する国は、いくつか存在しているので、そうした他国の類似した事例を参考にしても良いでしょう。
いずれにせよ、簡単に結論が出るものではないと思いますが、せめて「国防を考えることは日本を軍国主義国家に導くことでない」という前提が確立されてほしいところです。
国民は官僚を選ぶことはできませんが、少なくとも国会議員は自ら選ぶことができるわけですから、その権利を有効に行使したいものですね。どういう結果になろうと、その責任は国民自ら負い、結果をかみしめることになるのですから。
良いキャラでは済まされない危ない人物ではあるのですが、面白いやりとりですね。
ご丁寧な返信ありがとうございます。はっきりミサイルへの対処と言ったのかは私の記憶違いかもしれません。
>どうしてそうなったかについては思うところがありますが、ここでは本題ではないし、スペースもないので省略します。
いつか本題にされることを期待します、なんて言うプレッシャーをかける気はありませんのでご安心ください。(返信ご無用)
アメリカも、日本人の対米軍感情に腐心しているようですね。
我が県でも、佐世保に米軍艦船が入港する際は毎回労組はじめ各団体が漁船までチャーターして赤い旗を翻して叫んでいます。
また佐世保基地では市民を招いた基地ツアーを実施しているようです。
アメリカも今になってみれば、終戦時のWGIPをやり過ぎたかな、という思いも、あるいは感じているのかもしれません。
ところで中国が震災の甚大さに困って自衛隊支援を申し出た後、人民から反日の意見が出ている、とのニュースを見ました。
アメリカとは立場・戦略は大きく違えど、中国も反日やり過ぎた、と感じている部分もあるのでは。
サピオ。本屋さんで拝見して来ました。
8月15日に参拝しない理由。お気に召さないのですね。
私は、小林氏は一私人だから、個人的な感情で日をずらしていいと思います。
映画『靖国』 についての記事。
私は、素晴らしいと思いました。
たくさんの方の目に触れて欲しいと思いました。
(ゴー宣。次回も単行本が出れば買います!)
私は、これからも氏の記事を読みたいと思いました。
阿比留瑠比様のこの意見、
>私は、日本の国土に、同盟国とはいえ他国の軍隊が常駐している現状は、本来異常なことだと考えていますし、決して望ましいことだとは思っていません。ただ、日本人自身が、自分自身で自国を守る覚悟も備えも持っていない上、周囲を、日本にミサイルを向けている中国や北朝鮮などに取り囲まれている日本の現状を思うと、当面は日米同盟は強化すべきだと思っています。その中で集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更、装備面の充実などを通じ、同盟の片務性を改めてより対等な立場を確保し、そして将来的には自主防衛を目指すべきだと。
は、集団的自衛権解釈変更の部分だけを除いて完全に私と同じ考えです。
やはり遠い将来の話だとしても、自主的独立を目指さなければ。
同志を見つけたみたいで、非常に嬉しいです。
なぜ現行憲法で集団的自衛権が認められないのかということを説明します。
現行憲法の拡大解釈はもはや限界にきており、これ以上の解釈変更を行なうと憲法の条文と実態との乖離が大きくなりすぎて、憲法の最高法規としての権威に大きく傷がつきますし、これまでの国会での議論はなんだったのかということにもなると思うからです。
あの条文をどう読んでみても、集団的自衛権を認めるようには読めません。
条文に立脚しない解釈などありえないと思います。
小泉元首相も自衛官出身の中谷元衆議院議員(元防衛庁長官)も私と同じ考えです。
http://www.nakatanigen.com/
ただし憲法改正が実現して新憲法に変われば話は別です。新憲法では、集団的自衛権は解釈にせよ、明記するにせよ、集団的自衛権はすっきりと認めるべきだと思います。
かつて私は軍事論議が好きな仲間たちから、なぜおまえは解釈変更での集団的自衛権を認めようとしないのかと手ひどく叩かれました。
しかし、こんなことで憲法改正賛成派同士が争っても仕方ありませんね。
こんばんは。コメントありがとうございます。
>疑問については、直接小林よしのり氏に意見を書いて送れば良いではありませんか?
そうですね、うん、一度書いてみます。
>全く同じ考え主義主張の人など居ない気がします。
>お互いに勉強して誤解は正し、より良い方向に向かって進むのが得策と存じます。
確かにその通り。出来れば、小林氏にもそういう姿勢を持って欲しいと願います。下の方でstaroさんが書かれていますが、最近の彼は余りに独善的過ぎました。今や、限られた人としか会わないし、情報収集の基本といってもいい新聞記事の把握もおざなり(5.14に阿比留さんが嘆かれた様な事です)。目に悪いから仕方ないのかも知れませんがネットも余り見ない。これじゃ駄目です。
>氏が日本を愛し、純粋に国の行く末を案じていること。私は、疑っていません。
>とんでも無く国賊的な人物では無いと思いますよ。
もちろん。彼が勝谷某レベルの人間であれば、哀しくなったりしません(笑)ただし、狷介な評論で安倍政権の全てを叩きまくり、結果として福田政権成立の片棒を担いでしまった事は、充分に反省してもらいたいと思います(最新のわしズムでそれっぽい事は書いていましたが)。
>私は、小林氏は一私人だから、個人的な感情で日をずらしていいと思います。
阿比留さんへのコメントに「言論人と政治家の差を度外視した難癖なのかも知れません」と書きましたが、その上で言わせて貰いますと、彼は一連の経済政策や対外政策で批判しまくった小泉首相の靖国参拝を評価しました。「心ならずも…」と、取りようによっては英霊の志を貶める様な発言をした首相であっても、参拝したら評価する。即ち彼にとって靖国参拝というのはそれ程大切なものであった筈です。首相にはそういう基準を適用して、自分はずらす?しかも彼は私人であっても天下に名を知られた言論人ではありませんか。少なくとも、道義的な責任は伴う筈です。貫くなら貫けと言いたい。
>映画『靖国』 についての記事。私は、素晴らしいと思いました。たくさんの方の目に触れて欲しいと思いました。
これについては私も同感です。
>(ゴー宣。次回も単行本が出れば買います!)
>私は、これからも氏の記事を読みたいと思いました。
私もそのつもりです。「戦争論」以前からの愛読者という事もありますが、ひとつの考える材料として、読むつもりです。
>このほかにも8月15日に靖国参拝しないといって口を極めて罵った保守言論人も多かったですね。
彼らの愛国心なるものに疑いを持つ訳ではありませんが、もう少しちゃんと見極めてから発言して欲しいものです。返す返す、5.14の阿比留さんのブログは考えさせられる内容でした。フランス革命の「自由・平等」思想が旧体制を悉く滅ぼしていく熱狂の中で、ちょっと待ったと敢えて空気に逆らったのが保守思想の始まりですよね。暴走しがちなネット上ならはともかく、その空気を保守論壇が読んでどうするといいたいです。
>それを続けるということは、保守系言論人が現在の状況に安住していると云われても仕方がない。
佐藤優氏によると、北方領土問題の活動家の中には、本当に解決すると仕事・利権が無くなってしまうので、裏で交渉を妨害しているという現実があるとの由。どうも、そういう構造が保守論壇の中にもあるのではないかと疑ってしまいます。そうではないと信じたいですが…。
すみません、書き忘れておりました。
コメントありがとうございました。
大阪書籍といへば、教科書とくに小学校のそれをみますと、「こくご」での「反戦もの」が多い印象がありますので、意外なかんじもしますが、郷土に関する書籍については、結構よいものも多いんですよ。しかし、米軍の宣伝に「加担」する出版(笑い)となれば、教科書執筆者からクレームがおしよせるんやないかと、よけいな心配してしまひます。
こんばんは。コメントありがとうございました。
>彼は当初は本当に純粋だった>…より攘夷的になり、独善的になっていきました
知識人である以上、一定の純粋さが無ければいけないとは思うのです(その主張の是非はともかくですが)。今回その純粋さが訳の分からない曇り方をした。まず第一にそれが疑問。そして又、staroさんご指摘の「独善的」な面、余りに対人関係を狭めすぎていますし、情報収集も不足。結果的に、かなりおかしな純粋さを持つに至っている。「思いて学ばざれば則ち殆し」という状態でしょうか。
>今や完全な孤立主義と化していますので、読む価値もなくなっています
ただですね、元気さんやhanausagiさんも書かれていますが、まだまだ凄いところはあるんです。凡百の言論人を上回る発進力のある彼がヘンテコ靖国映画への批判をしたのは大きい。私の中では彼は「鶏肋」。捨て去ってしまうには惜しい人材である気もするのです。オザワの為に飛んだり跳ねたりしているだけの勝谷某とは格が違うというか。甘いですかねぇ…。
すみません、余りコメント欄を独占するのは気が引けるのですが…。
staroさんがかねがね言われるところの似非保守議員の追放、これは、似非保守言論人の追放という応用もありえますよね。小林よしのりが似非であるかどうかはともかく、どちらの似非追放も必要だろうと思います。ただ、一方で、ただでさえ劣勢の保守陣営であれば阿比留さんや他の方々の言われる「大同団結」も必要なのかなとも思うのです。要は選別をきちんとすればいいだけの話かも知れませんが、staroさんのお考えをお聞きしたいと存じます。
阿比留様
自国の防衛を他国に頼ると言うことが納得いきません。
愛国心、防衛、抑止力位を普通にもつのが当然でしょうがね、国家として。
今日、何とか退院してきました。昨日退院が決まり4Fのご親族の方にご挨拶にと担当看護師に連絡に行きました所、退院されたとの事でよかったですね。おめでとうございます。小生は6年前に糖尿の検査の際に脊髄の骨の中に異常が見つかり最近歩行も辛くなり現在リハビリを続けていますので明日からも病院通いは続きます。今後とも宜しくお願い致します。
ご意見にまったく同感です。
特にこの部分。
>米国や米軍に対する批判や不満はいくらでもありますが、安全保障面で
あまりに多くのことを依存しながら、口でいくら偉そうなことを言っても
親に甘えてすねている子供のようではないかと感じるのです
本当に自立を考えているのなら、国防に対し国民を巻き込んでもっともっと
議論を進めていかなければならないと思います。ミサイルが実際日本に向け
られているという現実を直視した議論です。
今のまま米軍が撤退という事態になると、それこそ冗談抜きで阿比留さんがおっしゃるような事態に進んでいく可能性は十分にあると思います。
福田さんが首相になってから、中国の事情は良きにつけ、悪きにつけマスコミによく登場しますが、アメリカを筆頭にイギリス、フランス、等の日本と同じくする民主主義国家の情報が非常に少なくなりましたね。
国民は目の前の事柄を見て行動するため、中国に関しては政府にて誘導されているように感じます。今の自民党の執行部は中国様様の連中であり、私利私欲に励んでいるのでしょうね。
アメリカ、中国、イギリス、フランス、ロシアの一級国家はどこの国に自国を守ってもらっているのでしょうか?当然、自国を守るのは主権国家の最低条件です。
日本がアメリカに守られている?うそでしょう、それは!アメリカは日本国を利用しているだけのことです。このままでは、日本国の自滅が目前です。
なんとか、しなくっちゃ!
こんばんは。もう2年近く前になりましたが、06年7月28日に「小林よしのり氏についての思い出」というエントリをアップしました。その中で私は、こう書きました。《現在は首相候補と言われるある政治家が、数年前に私にこう言ったことがあります(この人も小林氏と会ったことがあります)。「小林よしのり氏は思想家だよね。思想家ならばこれでいいけど、われわれ政治家は現実と直接、向き合わないといけないから」》…この政治家は、安倍氏のことです。思想家は直截的に理想を語れますが、政治家は、状況と見ながら一歩一歩現実を動かしていかないといけない、そういう当たり前の役割分担が、双方に共通認識としてあればいいのに、と思います。
例外はありますが、教科書問題などで安易に歴史歪曲を許すな、などと叫んでいる人たちの多くは、あまり真面目に歴史を学んだことのない人ではないかとときどき思います。歴史をイデオロギーを通してみることは学んでいるのでしょうが…。
こんばんは。>せめて「国防を考えることは日本を軍国主義国家に導くことでない」という前提が確立されてほしいところです…。この点については、現在でも10年、15年前に比べれば随分マシにはなっているとは思いますが、まだ十分に理解されてはいませんね。これも敗戦後遺症という名の戦後レジームの一つなのだろうと思います。
>06年7月28日に「小林よしのり氏についての思い出」というエントリをアップしました。
さきほど、遡って拝見させていただきました。
>思想家は直截的に理想を語れますが、政治家は、状況と見ながら一歩一歩現実を動かしていかないといけない、そういう当たり前の役割分担が、双方に共通認識としてあればいいのに、と思います。
そうですね。
安倍元首相も小林氏も国を思う気持ちに違いは無いと思います。
ただ、やはり、(言いすぎを覚悟で書くと)、
自室で資料とアシスタントを相手に書く漫画家と、
私利私欲や他国の思惑まで視野に入れた生身の人間相手の政治家では自ずと違って来て当たり前なのでしょうね。
要求されていることも責任も違いますもの。
土俵が違いすぎます。
ただ、私は、氏の思考能力、表現力を買っています。
(漫画という手段で訴えることは大きいです)
人に伝える手段を持っているということは、凄いことです。
(諸刃の剣になるところが辛いのですが)
この漫画によるPR漫画。「CVN(同艦の艦番号)」を作成した意図もそこにあるのかも知れません。
人に訴える手段として、とても有効だと思います。
私も欲しいですもの。(笑)
安倍元首相は、本当に残念でなりませんでした。
私利私欲の権化のような政治家とマスコミ(を利用する者)の餌食になったのだと思っています。
孤軍奮闘で疲労困憊していく様子は、気の毒を通り越して(自分の無力さが)哀しかったです。
理想と現実。
アメリカと日本の間の問題も、中国と日本の問題も、
北と日本の問題も…
結局は、思想と政治。理想と現実の差。その違いなのかもしれません。
そのバランスが難しいのだからこそ、考えの違う者が批判に終始することなく、補えあえたら良いのですが…
魑魅魍魎相手に(笑)バランスを取ることの出来る強靭な政治家。
そんな政治家の登場を待つしか無いのでしょうかね。
まるで、陰陽師ですね。
(少々、不謹慎な発言ですね。お許しを)
アフリカ諸国との会議も大切ですが、我が国総理に於かれましては、もっと戦略的に事を運んで欲しいものですね。
中国と援助額の背くらべしてるだけでは困ります。
勿論、トップ会談だけで全てが決まる訳ではないので、まだいいですけど・・・
福田氏が、また訳のわからぬ事を“その場の思いつき”で言わぬかと、内心ヒヤヒヤしていました。
内容につき、阿比留様の気付いた点あれば、又アップして頂けると幸いです。
マンガにして地域住民の好感を買おうとは、アメリカ軍もなかなか“戦略的”ですね(笑)
現実問題として、外国の軍隊が我が国に居座り続けるのを快く思っている国民は、そうそういないと思います。
しかし、“今は”米軍に守られなければやっていけない日本の現状もあります。
問題は多々あり、スパイラルのように絡み合っています。
そのスパイラルを、少しづつでもいいですから解していってくれる政治家を望みます。(一時から比べると、随分解れましが・・・)
>そのスパイラルを、少しづつでもいいですから解していってくれる政治家を望みます。
“官僚”もです。
真に愛国者の官僚を望みます。
実際には国家を想い憂う方も少なからずおられるのでしょうが、国民に見える聞こえる分には、かなり少数に思えます。
横レス失礼します。
>「国防を考えることは日本を軍国主義国家に導くことでない」という前提が確立されてほしいところです。
軍国主義という言葉を、左派系の人たちは好んで使いますが、軍国主義とは全ての事柄より軍事を優先する事ですよね。端的に言えば、「ミサイルはあるけど、洗濯機は無い」だと思いますが、今の世界でそんな国は、独裁国家か共産主義国家しかありません。
その辺を彼らはどう思っているのでしょか。
多分、考えてないのでしょうけど。
ご紹介のマンガ,読んでみたいです。 在日米海軍のサイトかぁ(行ったことないけど)。。。 公開されるんですね。 こっそり待ちます(^^)
いろんな事が絡み合って,現在があるのでしょうけど,より良い双務的関係にするには,やはり強い意志が必要だと思います。 その先に適切な行動がついて来るでしょう。 互いの気遣いもこの意思があってこそと思います。
正しく強い意志の出現に期待し,後押ししたいです。
こんばんは。>ところで中国が震災の甚大さに困って自衛隊支援を申し出た後、人民から反日の意見が出ている、とのニュースを見ました。…結局、自衛隊機派遣は見送りになりました。28日夜から「NHKは派遣が決まったようなニュースをばんばん流しているが間違いだ。まだ派遣の可能性は五分五分だ」という情報は得ていたのですが、たくさんの記者が一斉に取材していることでもあり、私一人の情報では紙面にうまく反映できなかったのが残念です。
> 大阪書籍というと、教科書会社というイメージが強かったので、ちょっと意外...
大阪書籍の会社自体は先月だったか?事実上倒産してますね。
本業以外の不動産投資が祟ったらしいですが...出版事業は継続しているのでしょうが、そこらへんの事情が本件にどう絡むかが興味ありますね。
何せ、私的には小学校社会科で御世話になってた記憶があるもので、意外な出版社使うもんだなぁと言う印象が強いです♪
>現行憲法の拡大解釈はもはや限界にきており、これ以上の解釈変更を行なうと憲法の条文と実態との乖離が大きくなりすぎて、憲法の最高法規としての権威に大きく傷がつきますし、これまでの国会での議論はなんだったのかということにもなると思うからです。…これまでの国会での議論と言っても、これは佐藤首相時代に社会党対策で現在の解釈を打ち出しただけで、それまでは違いました。例えば、岸首相の国会答弁をみると、他国の領土・領海では集団的自衛権を行使しない(自国の領土・領海や公海などでは行使できる)という制限行使論でした。安倍前首相もこれに戻そうとしていましたね。>あの条文をどう読んでみても、集団的自衛権を認めるようには読めません。…また、これを言うなら自衛隊の存在自体が素直に読めば違憲そのものだと思います。小泉氏は首相就任当初は集団的自衛権の解釈見直しを表明しましたが、「面倒くさいので」(小泉氏の周辺)やめただけですし、中谷氏は加藤紘一氏や山拓氏の影響が強い人であり、私はご説とは異なる見解を持っています。
おはようございます。>教科書執筆者からクレームがおしよせるんやないかと、よけいな心配してしまひます。 …どうなんでしょうね、そういうこともありえないではないような…。まあ、経営が苦しいので仕事のえり好みはやっていられないのかもしれませんが。
おはようこざいます。何はともあれ、ご退院おめでとうございます。今回はご入院が長かったようで、大変でしたね。病院通いは続くとのことですが、やはりご自宅に戻るとご気分も落ち着くことと思います。今後もよろしくお願いします。
>句読点を省略しないで下さい。特に文末の句点を省略しないで下さい。お願いします。‥‥読みにくいこと及び整理しにくいことから、再々度お願い申し上げます。
おはようございます
>小林よしのり
そうですね、彼は本質的には我々と同じだと思います
決して頭が悪いわけではなく、理屈もキチンと理解していると思います
問題は理想と現実の溝をどう埋めるのか?といった場合、
論理矛盾に陥り、精神論で解決してしまおうとしてしまいます
攘夷思想の強い人ほどその傾向が顕著ですよね
我が国にエネルギー資源がないのは子供でも知っている事ですが、
この問題ひとつとっても攘夷思想の人たちは目茶苦茶な論理を言います
保護主義、孤立主義に走ると相手も同じ報復をします
そうすると貿易立国である我が国は外貨を得る手段がなくなり、
たちまちエネルギー資源が枯渇し、行き詰ります
エネルギー資源を自給自足で賄うとなれば、
3000万程度の人口にまで減らす必要があります
それでいいのですか?って事ですよね
で、3000万の人口を世界のどこが相手にするのですか?って
1億3000万人いて消費国としても大きな相手だから日本国は大国なのに、
3000万人なら北朝鮮ですよね
人間は異文化と接触することにより技術革新を生み、より文明が発展し、
現在の高度な技術と知性を持つに至ったのに、
それは明治維新に至る大きな理由であったはずですよね
欧米の兵器と我々の兵器では全く勝負にならなかったから、
開国に踏み切って、富国強兵を進めて近代化をしたはずなんです
今のハイテク先端技術も他国との競争があるから発展しているのです
攘夷をやって、当面はいいでしょうね、憂さ晴らしにもなって
しかし、数十年もすると他国との軍事的均衡が破れ、
あっという間に北朝鮮のような状態になります
これでは明治維新以降、苦労した意味がありません
この問題を具体的に解決する方策を全く提示できないから、
攘夷思想の人達は支持されないのだと思います
西部、紺谷、榊原や高木や金子ら過去に当たった試しがない、
自称経済学者なる連中の話をパクるだけで自らが経済学者になりきってます
この連中は真実や論理などどうでもよく、
仕事が欲しいから適当なことを放言しているに過ぎません
私には癖があって、そう書き込む方がスムーズなのです
読みにくく、不快であるなら、私などの書き込みなど無視してください
いつも大したことは書いておりません
もしかして日本は、安保の面ではニートなのではないでしょうか?
振り返れば私も学生から社会に出て多くのことを学びました。学生の議論はしばしば学芸会になりがちです。現場感覚が大切なのだと思います。
ご賛同ありがとうございます。米国はいろいろと問題のある国ではありますが、ただ批判していればいいというような安易な態度では、特アをはじめ、内外の反日勢力を利するだけだと思います。また、対等な同盟国としてうんぬんという言い方もありますが、同盟の片務性をそのままにして対等と言ってもなあ…と率直に感じている次第です。
こんにちは。>日本がアメリカに守られている?うそでしょう、それは!アメリカは日本国を利用しているだけのことです。…当然、米国は米国の利益を求めて日本を利用しているわけですが、それでもその核の傘の下に、日本が守られ、経済成長を続けてきたのは事実だと思います。ただ、これからの時代にも、ずっと米国が守ってくれるかというと、それはご指摘のようにありえないと思います。米国の国際的地位は総体的にどんどん衰えていくでしょうし、中国はじめ新たに台頭してくる国も出てきます。その中で、日本だけがいつまでも戦後レジームに安住できる道理がないと考えます。
>魑魅魍魎相手に(笑)バランスを取ることの出来る強靭な政治家。そんな政治家の登場を待つしか無いのでしょうかね。…これも私が何度も書いてきたことですが、そういう政治家の登場をただ待ったって、そんなに人物・識見・手練手管も含めて卓越した政治家が、どこからかわいて出てくるわけではありません。今いる政治家の中でマシな人、比較的権力の近い場所にいる人をわれわれ国民が支持し、育てていくしかないと確信しています。繰り返しますが、理想の政治家がある日突然現れるなんてことはありえません。相手に理想を求めすぎると、必ず簡単に失望を覚えることになります。欠点もあれば間違いもある政治家をなんとか引っ張り、成長させることを考えるべきだと思います。
こんにちは。>そのスパイラルを、少しづつでもいいですから解していってくれる政治家を望みます。…そういう政治家を選ぶのも、支援し育てるのもわれわれ国民の責任だと思います。いま国会にたくさんいる、どこの国の代表か分からない政治家たちも、みんな国民の一票を背に当選してきたのですから。官僚については、国民が選ぶわけにはいきませんが。
マンガとして見ると、とても商業誌に載せられるような作品ではありませんが、米空母の紹介だと思って読むとけっこう興味深い内容でした。こういう本をつくるなんて、米軍もいろいろ気にしているのだなと、改めて分かる気がします。
やっぱり、食べていくためには、みんな苦労しているということかなあと感じました。しかし、どういう伝手で大阪書籍に話が行ったのか少し興味がありますね。
そうですね。少なくとも日本の安全保障に関する議論には、現場感覚は乏しいですね。現実よりも法解釈ばかりにこだわる「神学論争」が主流ですね。国民の生命を軽視しているようにすら見えます。
お疲れ様です。先日、名古屋・大阪で直下型地震が発生した場合の死者・損害額などを詳しく算定されていました。数学的・物理的な推算です。
ところで直下型地震と同じか、それ以上にドッカから一発が? の危険性が高いと考えます・仮に皇居に広島型相当が飛んで来た場合、どのくらいの被害になるのか、名古屋城、大阪城でも詳細に推定して頂きたいと考えます。MD構想で安心する国民はいないでしょう。
ついでに 小林よしのり=水戸斉昭 失礼しました。ご自愛のほど。
空自の派遣見送りで、元に戻ったから、今度こそ国防の基本戦略の構築が必要である。
>MD構想で安心する国民はいないでしょう。…他に有効な手段がない以上、高価なMDもないよりははるかにマシでしょうが、安心はできませんね。こちらには攻撃兵器がありませんから、先方は安心して撃ってこれるわけですし(それこそ米軍を除いて)。
憲法9条もそうですが、私は憲法前文が大嫌いです。読むたびに(そんなに読みませんが)、いやらしくて卑屈でみじめったらしくて嫌になります。
月9のキムタクさんと北海道のタイゾウ先生とがダブって、テレビを楽しんでいます。北海道の有権者のみなさの判断を楽しみにしています。麻生先生の前にタイゾウ総理の誕生でもいいのでは。
自民党の二世議員を整理することと、自民党という巣の中に産み落とされた異種の卵が孵化する前に異種の卵を整理しないとならないと思い始めています。平沼先生のぶれない政治家の集団を期待しています。
戦後レジームからの脱却をわたしも真剣に考えたいと思います。小杉隆という人畜無害な自民党の政治家がいましたが、佐藤ゆかり先生はどうなんでしょうね。昔の人にすがっている姿に不安を感じているのですが。
原子力空母心配いらないとおもいます。倉庫の中で核物質を臨界状態にする
国ですので、アメリカだからって反対もないと思います。何かが起きた時には、信頼できる自民党にしない国民の自己責任だとあきらめることにしました。
不快なことは全くありません。稍読みにくく、整理しにくいのでお願いしました。読点や?マークは使用されているので句点もお願いしてみては・・・と思ったまでです。書き込み自由な場所なので書き手の意向を尊重し、諒といたします。
故山本氏七平氏が「日本人は安全と水はタダだと思っている」と述べて一世を風靡しましたが、また「日本人は貝殻のない牡蠣のように無防備でだら~っとしている」とも述べていました。
この無防備で「だら~っと」した精神は異様な光景ですが、漫画であれブログであれ啓蒙活動はどんどん強化すべきと思います。ご健筆を大いに期待いたします。
(余談ながら全学連世代の団塊が一線を退場しつつあるのは欣快です)
貴台のエントリーとは直接関係はないのですが、皆さんのスレッドの数々を読んでいて、一昨日のことをお話ししたくなりました。
衆院選が近いのか、最近政治家のポスターを見るようになりました。わたしの選挙区の代表をよく知らなかったので、失礼とは思いながら「どうかあなたの“保守度”を教えて欲しい」とメールしました。当然、人権擁護法案をどう思うか?、外国人への参政権付与法案は?、ずばり“国を思う気持ちは?”…などと、とんでもないことを並べ立てたのです。
すると、何と!!当の代議士ご本人がわたしの家を訪ねたい…と。一昨日の11字の約束に、わたしは朝からそわそわ…。
結果的には、わたしの息子(わたしは子無しですが)ほどの年代の方は、立派な国を思う心をお持ちの代表でした。安倍前首相とも近く、(私たちが期待するあの)若き保守代議士たちとも仲間です…と。憲法改正についてもわたしの意見を述べました、靖国の近くに住んでいるので毎朝手を合わせて議事堂へ行きます、あの二法案には反対の立場ですね、単に帰化するだけではだめで何らかの手立てが必要でしょう…などと、小1時間ほど話しました。安心したしだいです。
このことから、わたしたちは遠くを見ながら身もだえして憂うことなく、まずわたしたち一人一人が自分の足元の代表となる方に直接ぶっつかって心情を聞く…ことの大切さを感じたのです。
恐らく(特にいまの時期であれば)わたしたちの代表となる方々は、喜んで自分の心情を話されるものと確信します。わたしは、思い切ってメールを出してよかった…と思いました。以上です。
11字→11時
>これまでの国会での議論と言っても、これは佐藤首相時代に社会党対策で現在の解釈を打ち出しただけで、それまでは違いました。例えば、岸首相の国会答弁をみると、他国の領土・領海では集団的自衛権を行使しない(自国の領土・領海や公海などでは行使できる)という制限行使論でした。安倍前首相もこれに戻そうとしていましたね。
なるほど、知りませんでした。
無知を正してくださいまして、ありがとうございます。
制限行使論ならば、容認できるかと思います。
集団的自衛権は、国防には必要不可欠であるという意見自体は、阿比留瑠比様と私は共有していると思いますので。
内閣法制局に聞いたところ「自衛に必要な最小限度の軍備に限り現憲法下で認められるべきで、集団的自衛権は必要最小限度を超えるから違憲だ」という解釈のようですが、集団的自衛権も自衛に必要なはずです。
>これを言うなら自衛隊の存在自体が素直に読めば違憲そのものだと思います。
まったくおっしゃる通りで、本来ならばぜひとも改憲が必要だと思います。
憲法が現実の実態と合わないという事態は、望ましい状態ではありません。
しかし自民党案の改正憲法案は長すぎると思います。
もっと簡潔にして、侵略戦争は禁止するとしても、仮に日本本土に敵国軍隊が上陸し不法占領をされた場合には、そういう地域の奪還ができるぐらいの戦力を整え、法的にもそれが行なえるような体制を作るべきだと私は考えます。
よくあるパターンなのですが、護憲派は改憲派のことを「戦争がしたいんじゃないの」と誤解するのです。
改憲派はこの誤解を解くべく説得を行なわなければなりません。
こんにちは。ただ、私はタイゾウセンセイをはじめ、小泉チルドレンの多くのことはほとんど評価していません。二世にも問題がありますが、たいした考えも準備もなく、ただ、今なら議員になれそうだからで国会に来られては、国民がいい迷惑だと思う部分もあります。もちろん、チルドレンの中にも立派な人はいますが。>戦後レジームからの脱却をわたしも真剣に考えたいと思います…。はい、一緒に考えていきたいです。
> このことから、わたしたちは遠くを見ながら身もだえして憂うことなく、まずわたしたち一人一人が自分の足元の代表となる方に直接ぶっつかって心情を聞く…ことの大切さを感じたのです。
>恐らく(特にいまの時期であれば)わたしたちの代表となる方々は、喜んで自分の心情を話されるものと確信します。わたしは、思い切ってメールを出してよかった…と思いました。以上です。
そうですね。
ただただ待つとか。
ただただ批判するのでなく…
阿比留氏もおっしゃているように、
>理想の政治家がある日突然現れるなんてことはありえません。
>相手に理想を求めすぎると、必ず簡単に失望を覚えることになります。
>欠点もあれば間違いもある政治家をなんとか引っ張り、成長させることを考えるべきだと思います。
jess-kunさん の実例を鑑みて、自ら動くようにします。
ありがとうございました。
>余談ながら全学連世代の団塊が一線を退場しつつあるのは欣快です…。これは、人によってみんな違うのであまりひとくくりにすると「一緒にするな」と怒られそうですが、私もそう思うときがあります。特に政界は、世代で考え方がくっきり分かれる部分が大きいですし。
こんにちは。貴重な実例のご報告、ありがとうございます。ふだん、議員にも声は届くのだと書いてきたものとしても、その実例を示していただけるととてもうれしいです。>わたしたちは遠くを見ながら身もだえして憂うことなく、まずわたしたち一人一人が自分の足元の代表となる方に直接ぶっつかって心情を聞く…ことの大切さを感じたのです。…これはおそらくいろんなことについても言えるのでしょうが、政治家は決して特殊な人間ではなく、普通の人たちですし、なおかつ有権者のことを恐れているわけですから、特にそうだと思います。信頼できると思ったら、応援してあげてください。
憲法改正が遠のいたように見える現状は残念ですね。やはり、現在の日本のいろんな歪みは、憲法に端を発していることが多いと思います。>護憲派は改憲派のことを「戦争がしたいんじゃないの」と誤解するのです。…もしそのように誤解するとすれば、よほど他人のことを品性下劣で好戦的な人間だと信じ、自分のことは高潔な平和主義者だと思っているのでしょうね。そういう誤解をするような、他者をはなからバカにし、さげすんでいるような人とは口も聞きたくなくなります。
実に嬉しい話ですね。ありがとうございます。
眩暈がしてきました。
とにかく、余計な事だけはして欲しくなかったのに…。
自らに足枷をして、その代わりに何を得るのでしょう。
もしもそれが、人道国家という評価だけなら、国を売る行為だと思います。
幸い、破棄完了まで時間があります。
次期政権には、対象外となる新型クラスター爆弾の導入に対して、別途予算を設け国防の空白ができないようにお願いしたいです。
こんばんは。ご教示ありがとうございます。
>問題は理想と現実の溝をどう埋めるのか?といった場合、
>論理矛盾に陥り、精神論で解決してしまおうとしてしまいます
>攘夷思想の強い人ほどその傾向が顕著ですよね
この傾向、言葉を返せば、「9条さえ守っていれば日本は安全だ」と思考停止をしている左翼の馬鹿者の精神構造と余り変わらないですね。理想過多で現実が全く見えていない状態。
保守思想のひとつの定義に“歴史や習慣からその地域・国の伝統を抽出し、その伝統を守る為であれば他を変えるのも厭わない”というのがあった筈ですが、これも「理想と現実の溝をどう埋めるのか?」という文脈で捉える方がいいかも知れませんね。
>我が国にエネルギー資源がないのは子供でも知っている事ですが、
揚げ足を取るつもりはありませんし、既にご存じかも知れませんが、青山繁晴氏によると、どうも日本の領海内からはレアメタルが取れるとの由。東シナ海のガスもそうですが、こういう幸運な条件を充分に活かさねばなりませんね。
※ご参考までに。4分25秒あたりからその話になります。
http://jp.youtube.com/watch?v=R5F2iL-d_zY
>西部、紺谷、榊原や高木や金子
榊原氏や金子氏の胡散臭さというのは、経済の事がよく分からない(すみません)私でもよく分かります。紺谷氏や高木氏(勝ですよね?)については余り気に留めていませんでした。今後注視してみたいところです。西部氏に期待するとすれば、特定の問題というよりは、高所からのひねくれ話かな?日露戦争勝利後に浮き立つ日本にあって、それは「皮相上滑り」の文明であると喝破した夏目漱石の様な。西部氏がこれに価するかどうかは別にして、そういう人は何人かいてもいいかなと思います。
ともあれ、今日も勉強させてもらいました(先程の人口についてにせよ、先日の後期高齢者医療制度にせよ…)。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。