昨日午後、私のパソコンが突如、謎のウイルスに感染し、使用不能となってしまいました。慌てて会社に持ち込み、なんとかならないものかと調べてもらったのですが、結局、今まで書いてきた記事や取材メモ、もらったメールや自分が使いやすいようにセットしていた各種設定はすべて白紙となってしまいました。これは、ひと財産失ったようなものなので、かなりの脱力感を覚えました。2年数ヶ月前にも、原因不明のハードウェア障害ですべての記録が真っ白になった経験があり、ただただ「とほほ」という言葉しか出てきません。

 そんなわけで、昨夜はとりあえず、パソコンは会社にある予備機を借りて確保し、ブログ訪問者のみなさんへの返事は書いていた(もちろん、紙面の記事もです)のですが、さすがにエントリを更新する余力はありませんでした。というわけで、本来ならば昨日紹介するはずだったものが一日遅れたのをお詫びします。

 私は前回のエントリで、20日の自民党人権問題等調査会でのやりとりを報告し、強いプレッシャーを受けながら発言を続けている西田昌司参院議員の訴えに注目するよう呼びかけました。その中で、稲田朋美衆院議員が「西田さんがこの会で発言されたことに関して、京都の自由同和会というところから、抗議の文書が西田さんの同僚に配布されております」と述べていたものが、次の文書であるようです。早速、あちこちうろうろしてコピーを入手してきました。

 

 下手な接写ですいませんが、読めますでしょうか。会の印鑑が押してありますね。西田氏の発言に対し、「許しがたい」「現在、訴訟準備中」などとかかれています。文書の送り手の名前については、調査会でも実名はあげられていないので伏せておきます。文書はなんでも、京都選出の国会議員、京都府会議員や京都府の各市町村議などに送られているようだと聞きます。稲田氏は「このような訴訟を準備しているというような文章が同僚にまかれること自体、西田さんの政治活動の自由に対する制限」と指摘していますが、その判断はここを訪れるみなさんにお任せしたいと思います。

 次は、太田誠一調査会長宛てに送られたとされる文書です。太田氏自身は、「書面は私のところに来ておりません。あるいは来ているのかもしれませんが、見ておりません」と語っていますね。本人がそう言っている以上、そうなのだろうと思うしかありませんが‥。

 

 こちらの文書は、太田氏に対して「西田参院議員への適切なご指導を」と書いてあります。そして再び、訴訟準備中であることが述べられています。この二つの文書は、ともに自身の「不規則発言」に対して反省を示す一方、西田発言について「政治テロリストや卑劣な暴力行為者と同一視し」と批判していますが、これまでの西田氏の言葉はそういうものだったでしょうか。

 実は、この抗議文に添えられた参考資料には、私のこのブログからも一部引用があったそうです。それでは、私の過去エントリ「4日の自民党人権問題調査会で語られた問題の本質」(6月5日)、「人権擁護法案の今国会提出見送りと議員たちが語る『本音』」で紹介した西田氏の発言が、果たして訴訟の対象となるような名誉毀損だといえるのでしょうか。これも、みなさんに自由にお考えいただければ、と思います。私も、この国がどういう社会へ向かおうとしているのか、改めて考えてみたいと思っています。