本日はまず、前回のエントリの補足です。前のエントリで、山梨県の教員異動の際に県教育委員会へ提出されると同時に、教職員組合にもコピーが渡されるいわゆる「異動希望調書」について書いたところ、山梨県のある教員が、その実物のコピーをファクスしてくれたので写真を掲載します。マル秘とありますが、これをもとに教委と組合が相談して異動先を決めるわけですから、秘密も何もあったものではありませんね。

 

 前回のエントリで書いたように、本人が希望する異動先3校を書く「自発」と、希望していなくてもとにかく3校を記入しなくてはならない「組織上」の欄がありますね。(注)の欄には、「異動希望のない者も『自発希望欄』以外のすべてに必ず記入すること」とあります。

 

 また、この教員は、山梨県の教員採用と山教組の関係に関する一例として、口利きで採用が決まったという実例もファクスしてくれました。A校長が、自分の子供の採用をだれにどういう風に依頼したかという流れについてです。これについては、私が直接ウラをとった話ではないので、地域や名前は伏せておきますが、元文には実名が入っています。

 A校長が子供の採用をまず依頼したのは、A校長が山教組の地域書記長時代に地域支部委員長だったB教育事務所長でした。そこでB教育事務所長は採用試験の採点にかかわるC管理主事に話を通し、義務教育課長がそれを認めた採用となったわけですが、このC管理主事はA校長、B教育事務所長と同じ山教組地域支部の教育文化部長で、みんな組合仲間で先輩・後輩の関係にあったということです。

 この件が公然の秘密としてささやかれるようになったのは、当時、B教育事務所長が頻繁にA校長のところを訪ねていたのを、他の教員が何度も目撃していたからだそうです。教育事務所長が一介の校長のもとを何度も訪ねるのは不自然なことから、だんだんと子供の就職の件だとだれもが感づいたとのことでした。

 これとは別のD校長の場合は、歴代義務教育課長会という親睦会に子供の採用を働きかけ、そこからやはり管理主事、義務教育課長へと話が降りていって採用が決まったと言います。教頭から校長への昇任などの口利きも、これと同じように教育事務所長や歴代義務教育課長会、あるいは結婚式の仲人などが仲介、口利きする例が多いそうです。その際には、商品券のやりとりなどがあるといい、組合仲間ぐるみの口利き関係が慣習化しているそうです。

 山梨県に限らず、どこの県でも長年行われていそうに感じるところが、なんとも残念です。なんだかなあ…。

 

 昨日夕、外務省から外に出て空を見上げた瞬間、はじけたような勢いのある雲が目に飛び込んできました。どうせ一度きりの人生なら、もっと好き勝手暴れた方がいいのかななどと、勤め人らしい感慨にとらわれながら、どんどん姿を変えていく雲の姿に見入った次第です。