毎度毎度、お気楽エントリばかりでは政治記者のブログとしてはやはりナンなので、本日は23日にシンガポールで行われた日米外相会談で、拉致問題に関して気になったことを書こうと思います。この会談について、私は24日付政治面に掲載された「同床異夢の6カ国協議」という記事の中で、次のような会話があったことを紹介しました。
《6カ国外相会合に先立つ日米外相会談。高村氏が、6月の日朝実務者協議で約束した拉致問題の再調査を北朝鮮が実行していないと指摘すると、ライス国務長官はこう再確認してきた。
ライス氏「日朝で全く何も起こっていないのか?」
高村氏「何も起こってはいない」
ライス氏「分かった。米国からも、北朝鮮にしっかりとメッセージを送る」
日本が米国の協力を取り付けた形だが、拉致問題の現状を米側が必ずしも把握していないことを示すエピソードでもある。》
6月11、12両日の日朝実務者協議で、北朝鮮が拉致問題の再調査を約束してから、6週間が経過していますが、北朝鮮は何の動きも見せていませんね。これは、日本ではだれもが知っていることですが、ライス氏にはそれがちょっと意外だったようです。8月11日の北朝鮮のテロ支援国家指定解除がもう既定事実化している米国としては、日本はまだそんな状態なの?と言いたいところだったのかもしれません。
日本政府側は、「このタイミングで事実をライス氏に認識させたのは良かった」と喜んでいましたが、私はそれとは異なる二つの感想を抱きました。一つは、「ああ、結局、拉致問題に関する米国の関心はその程度だな」というもので、もう一つは、「ヒル国務次官補はやはり、こういう重要な点も上司であるライス氏やブッシュ大統領にはきちんと伝えていないのだな」というものです。日常的に斎木アジア大洋州局長と電話でやりとりしているヒル氏が、日朝の現状を熟知しているのは疑いようがありませんから。
この点について日本政府側は「ライス氏は忙しい立場だから、何でも報告されたらたまらないだろう」とヒル氏をかばうような反応を示していましたが、これもどうでしょうか。ライス氏はテロ指定解除に対する日本の世論の反発を気にしており、6月の京都外相会合でも、また別の機会でも、日本世論の慰撫を狙うような発言を繰り返しています。そのライス氏にとって、日朝が実は何も動いていないという日本世論を方向付けるかもしれない問題が、そんなに意味のない情報でしょうか。そんなの、ヒル氏が一言伝えれば2、3分で話は済むことでしょうにね。北朝鮮の核問題を早く決着したことにしたいヒル氏は、そのマイナス要因となる点については報告を手控えていたというのが実態ではないか、というのが私の推測です。
それはともかく、この会談を受けて、ライス氏はその後の6カ国協議非公式外相会合の場で、次のように発言しました。これについても、日本政府側は「ライスがかなり強く言ってくれた」と喜んでいましたが、私は遅きに失したように感じました。
「日朝の進展は重要だ。拉致は悲惨であり、北朝鮮が調査を通じて真相を究明し、問題解決に向けた行動をとる必要がある。この問題で米国は日本を強く支持している」
だって、今になって北朝鮮に多少のプレッシャーを与えたところで、北朝鮮が最もほしがっていた果実であるテロ指定解除の流れは変わりませんしね。この外相会合では、北朝鮮の朴宜春外相も出席していたのですが、高村氏が何を言っても(たいしたことは述べていないようですが)、特に反論はせず、目立った発言もしなかったと言います。とにかく、8月11日まではじっとしていればそれでいいと、本国の指示が出ていたのかもしれません。
逆に、朴外相はASEAN地域フォーラム閣僚会合の場では、「日朝では話し合いが行われている。6月半ばに約束ができたことについて重視する」と述べました。この点について高村外相は記者団に「約束はできているし、話し合いは進んでいるという印象を(参加各国に)与えたいのかなあ」と語りましたが、実際そうなのだろうと思います。これは今回に限らず以前からですが、北朝鮮とヒル氏の思惑は一致しているように思えて仕方がありません。以前のエントリでも、書いてきたことですが…。
6カ国協議非公式外相会合に関しては、ライス氏自身が「単なる非公式の機会だった」と記者団に語った通り、事前準備もなく、決定事項もない顔見せのような集まりでしたが、これが開催されたこと自体には別の意味もありました。それは、6カ国協議のプロセスは着実に進展していて、外相会合まで開く段階に来ているのだと、世界に発信するという目的です。
これは、拉致問題が全く動いていない日本としては歓迎できる話ではなく、実際、外務省幹部は割と直前まで「外相会合を開いて何を話すの?開くにしても、話し合うテーマを決める(実務者の)首席代表会合が先だろう」と見通しを語っていました。それが、議長国である中国の強い意向もあり、急遽ASEAN地域フォーラム開催中にシンガポールで開催されることになり、もともと出張する予定のなかった私も慌てて現地に行くことになったのでした。日本はただ、他国が仕掛けた展開に流されているだけだという感があります。
ライスが日朝の現状について知らなかった件もそうですが、他国を批判するよりもまず、日本自身に問題があるように思います。それは、日本が知ってほしいこと、訴えたいことについて変に遠慮し、はっきり言ってこなかった現政権のあり方そのものに主因があるように思うのです。
福田首相は昨年の初訪米でのブッシュ大統領との会談でも、ブッシュ氏が切り出すまで拉致問題について触れず、テロ指定解除に反対する考えも伝えませんでした。北海道洞爺湖サミットでの日米首脳会談でも、指定解除の再考を促すことはせず、ただ米国の対北朝鮮政策に追随しているように見えます。福田氏や政府側はよく「言わなくても、米国は日本の事情はよく分かっている」と説明するのですが、果たしてそれは本当でしょうか。
今回の日米外相会談まで、ライス氏が現状を把握していなかったように、情報はトップまでなかなか伝わらないことが多いのもまた事実だと思います。だからこそ、トップ同士の首脳会談に大きな意味があるわけですし、相手から直接聞いて初めて頭に入ることだってあるでしょう。今までいろんな省庁で見聞きしてきましたが、事務方は必ずしもすべての情報をトップに上げるものではありませんし、またそれは不可能ですね。あまり都合のよくない話はわざと省くことだって珍しくありませんし。
ただ、そうであるのは自明なことなのに、日本はこれまでのトップ外交の機会をうまく生かしてこなかったのだろうと、無意味に相手の気持ちばかりに配慮する「お友達外交」の弊害を改めて考えさせられた今回の出張でした。
24日夜には、シンガポールの某ホテルの中庭に面した中華料理店で、藤本特派員にごちそうになりました。この場を借りて改めてお礼を述べたいと思います。ごちそうさまでした。
コメント
コメント一覧 (92)
>「言わなくても、米国は日本の事情はよく分かっている」
「外交に強い」ってどのツラ下げていうか、という印象ですね。
アメリカに行って米議員と交渉した拉致議連の平沼、西村、松原ほかの迫力を見習え、と云いたい。
確かに、相手の気持ちに配慮すると言うところもあるんでしょうが、それとは別に、はっきり、「こうしてくれ」と言ってしまうと後には引けないので、ドンドン攻撃的になってしまう。それが恐いんではないんでしょうか?まぁ、駆け引きができないと言うか、穴を捲ってしまうというか。
総選挙の後は、平沼さんを外相にしてはどうでしょう?
テレ朝のネタはお嫌いでしょうが、今朝まで田原の「朝生」が
拉致問題と核をやっていました
増元さんと荒木さん、重村先生と手島氏らの発言は興味がありました
田原は北朝鮮または中国からあるネタを提供され、番組を世論誘導に利用
しようとしていました
北朝鮮に国連、日本などで構成する拉致被害者探索班的ものを作り活動
させるというもの
この案をブッシュに頼んで北朝鮮に飲ませろと
「絶対に飲むはずだ」
「ある人物がブッシュに頼めば実現する」
と断言していました
この意図は拉致問題の解決、落とし所、要するに幕引きですね
田原はなにがなんでも北朝鮮との国交正常化です
山本一太は逝ったに名前を変えた方がいいような発言ぶりでした
福田を擁護するあまり頓珍漢なことばかり言って、間抜けそのものでした
問題は「北朝鮮と国交する必要があるのか?」という問題を避けている、
逆にそれを言ってしまってはもしかすると拉致問題は更に進まなくなる、
そんなところでしょうか?
日本国民の大半は、拉致問題が解決しても北朝鮮との国交は望んでいません
また、国会議員の多くは北朝鮮は批判しますが、韓国は批判しません
マスコミもなぜか韓国は批判しません
民族右翼の鈴木氏は加藤紘一の発言をなぜか擁護しています
そして以前田原の番組で「どうして在日を右翼に入れるのか?」と聞かれ
「ボランティアのようなもの、人助けのようなもの」と言っていました
支離滅裂のように書きましたが、日本には根深い欺瞞があり、
総連、民潭、国会議員、マスコミが拉致問題、竹島問題の解決を邪魔してい
るものと思います
これらはすべて55年体制だと思っています
日米同盟も55年体制です
民主党内で、岡田一派が在日参政権への蠢動を強めているようです。
何かに取り付かれているみたい。
竹島問題も「馬の耳に念仏」とは・・・
お疲れ様でした。
わたしはヒル氏が何もしてくれないと、ヒル氏の上司に愚痴る前に、拉致問題を軽視している日本の政治家、国民から代議士として信託されている輩を教育することが先だと思います。日本の国家の威信を損なわされても、自身の損得でしか行動できない、行動しようとしない地元選出の代議士すら処理できない制度を改正しようとしない体制に問題があります。
男女の合意でなされた性関係を、男性側、女性側それぞれに責任を押し付ける世論があるのなら、建前上自分らが選出した代議士に不信任を突き付ける世論があっても良いのではないでしょうか。
文芸春秋誌7月号の「幸田シャーミン氏が寄稿した国連への告発文」に対する反論が見えてきません。告発内容が事実だとすれば、国連のためなら自衛隊員を戦地へでも送る、と公言する党首の見識はどう考えればいいのでしょうか。
わたしは核武装しようとは言えませんが、少なくとも自衛隊員の戦闘行為の責任は国家が負う。国家が必要と認めれば、民間人の銃砲刀剣の使用を認める。位の法律を国民総意で成立させたいものです。
日本がアメリカのポチと揶揄するのなら、日本が強い自立できる能力を持つことを国民の総意とするしか日本の生きる道はありません。
外交は内政の上にある。この言葉、今の内閣にも、マスコミ、教育界にもしっかりと噛みしめてもらいたい。
おかえりなさい! 無事のご帰国、何よりです。早速のエントリ更新、お疲れ様です。
私は、ブッシュ大統領やライス氏がヒル氏に何を耳打ちされようと、珍しく日本の世論が反発の姿勢を明確に表明し、それを彼らが感知した時点で、拉致問題において北朝鮮が約束を無視していることを、正確に認識していると思い込んでいました。
だから、大統領もライス氏も慌てて日本のメディアを呼んで、拉致問題を気にしている様子をアピールしているのだと。
今回のライス氏の高村氏への確認は、「山拓氏の動き」に関するものなのかと推測していました。私は最近の山拓氏の動きが非常に気になります。
>民族右翼の鈴木氏は加藤紘一の発言をなぜか擁護しています
最近の鈴木邦夫は本当に右翼か?と思いますね。映画「靖国」の時も李監督を擁護していたし、今回の加藤紘一発言の支持。
「たかんじんのそこまで言って委員会」で皆からやられていたけど、もう右翼の看板は下ろすべきでしょう。
>「ボランティアのようなもの、人助けのようなもの」と言っていました
何考えているのか判らん?。
ところがいざ問題が起きると、その確認事項が曖昧で両者の認識がまったく違うと…。
なんか、よくありそうな話です。
担当者が面倒を嫌がり、相手に良い顔しか見せたくない場合に、起こりやすいトラブルですね。
やはり上司が、きちんとした確認を指示すべきだと思います。
ご苦労様でした。
今回の六カ国協議は、形だけの会議のような感じがしましたね。
北は当初の目的である、テロ指定解除を勝ち取ったわけですから、後は如何にのらりくらりと追及をかわすかだけでしょう。いずれ、北は絶対核は手放さない。核を手放してしまえば、北の生きる道を自ら閉ざしてしまう。核保有国に対するアメリカの対応が、持つ前とは雲泥の差であることを北はよ~く見ている。ましてや拉致は、日本が馬鹿なシグナルを送った以上、北は主導権は我がほうにあると見ている。安倍さんをあれだけ非難した北が、今の福田首相には、批判も何もないことがその現れだろう。いずれ六カ国協議は、今後は拉致問題に理解を示しながらも、日本の金を如何に引き出すかというテーマに移るだろう。
又、ヒルですが上司に報告しないのは、当然だろうなと納得しています。というのも、彼は日頃の言動を見ますと、どうも反日のような気がします。それに、確か彼の妻は韓国人のはずです。日本にいる呉善花さんのような人とは違って、韓国人そのものが反日ですから、多かれ少なかれ影響は受けているような気がします。
>To staroさん
>何考えているのか判らん?。
国家社会主義者ですから当然でしょう。
渡部昇一さんは、右翼も左翼も根っこは同じだとよくいいます。
(muchさん)
こんにちは、厚いですね(^^ゞ
>鈴木氏
行き詰めれば政策はほぼ同じになるので、皇室を認めるか、認めないかっ
て話になってしまうだけの思想ですよね
それはそれでいいとして、鈴木氏は本当に民族右翼なのか?と疑問を
持たざるを得ないですよね
田原はそれを突いたわけですが、在日が天皇崇拝するの?どうして?って
突っ込まれて、しどろもどろなんですね
在日が異民族の皇を崇拝するんだ、すごいだろ?っていうのならわかるん
ですが(本当にそんなことになればすごいんですが)徒党を組んで暴力団
紛いのことになっていたり、それに近いような類に思われる行為をしていた
りしているんじゃないか?って突っ込みだったんですね、あれは
鈴木氏がやっているのは結局は皇室を利用した集団でしかないですね
あれでは本当の民族右翼が迷惑だろうと思います
>国家社会主義
これはわかっている人はわかっているから言えないんですね、特にマスコミ
「一致団結」って全体主義なんですよね
ひとつの結論を出した場合、個人の意志や尊厳なんか関係ない、そんな事を
考慮していては戦いには勝てませんよね
野球もサッカーも全て組織攻撃、防御だし、国の政策も最後は全体主義で
なければ活路は見いだせないはずなんですよね、当然戦争はそうですよね
最終的な結論を出すプロセスが如何に民主的かどうかが問われるだけで、
出た結論に対しては全体主義にならないといけないんですからね
ヒルがライスに言ってかなった。
6カ国協議でどこそこの国が協力的でない。
中国が北朝鮮に対して影響力を使っていない。
アメリカが北朝鮮との協議の席上言ってくれるだろう。
国連がもっと協力に声明を出してくれたら。
いつも「誰かが何とかしてくれたら」と言う論調ばかりである。
世界は日本に対してそんなに親切で、思いを寄せてくれている
とでも思っているのだろうか??
他国が拉致問題を積極的に解決してくれるとでも言いたいのだろうか??
きっとこの猛暑で痩せられたと思っていますが・・・
はっきり言って 食べすぎ ですよww
高村大臣も自国民に馬鹿にされてるって自分を理解しているのですかね?
それと米国にしか頼れないわが国の政府は情けないの一言ですね。
staroさん、
>在日が天皇崇拝するの?どうして?って
突っ込まれて、しどろもどろなんですね
絶対に崇拝しません。
私の側近?で一人帰化人(男性)がいます。 在日韓国人だったのですが、結婚を機に(相手は日本人女性)帰化申請して晴れて日本人になったみたいなのですが、その女性が私に曰く、天皇の報道があると必ず「滅びろ」とか言ってTVチャンネルを変えるそうです。
その女性は、このブログにもコメントしてもいいくらいの国粋主義の方なのですが、「貴方は一体何人になったの?」と怒って聞くと、「俺はアメリカ人だ」とマジな顔して言うみたいですw 47歳で見た目は立派な男性に見えるのですが・・・
そこで私が確信したのは、やっぱりあいつ等は馬鹿なんだな!っていう事がはっきりしました。
マジで彼らを帰化させるだけでも、日本はヤバイと思います。
ヒル国務次官補は、やはり北のメッセンジャーのような立場の人物なのでしょうね。
ライス国務長官に拉致に関する問題の進展度をまったく伝えないというのは、まずいですよね。
わが国トップの姿勢が拉致問題にもテロ国家指定解除問題にも軟弱でありすぎたことに原因があるという指摘はその通りでしょう。
しょせんアメリカは拉致に関しては人ごとに過ぎないので、今ぐらいの関心の持ち方でもまだよしとしなければならないのでしょう。
次期大統領になったらどうなることか…。
今から心配です。
【北京虐殺五輪反対集会】
8・8北京虐殺五輪反対国民大集会 アジア諸民族の独立を断固支持!
【日時】平成20年8月8日 18:00開場、18:30開始
【場所】代々木野外ステージ(最寄駅:JR原宿駅)
http://www.diskgarage.com/hall/map/01184.html
【内容】日本、チベット、東トルキスタン、モンゴル、ベトナムなどアジア各国の民族が代々木の野外ステージに集結し、各地を侵略し続ける支那中共の貪欲な欲望にまみれた北京五輪に断固反対の声をあげます。各民族代表によるリレートークほか、ゲスト講演者によるミニ講演を予定しています。そして、2008年8月8日午後8時8分に会場全体で北京五輪反対の大シュプレヒコールを行う予定です。
【参加費】無料、どなたでもふるってご参加ください。なお、会場には募金箱を設置する予定です。
【国民大集会実行委員会】実行委員長 殿岡昭郎 同事務局長 村田春樹
北京五輪開会式と同時刻に反対のシュプレヒコールの声を高らかに上げましょう。都合のつく方は是非ご参加ください。
私はアメリカも信じていませんし、まして北朝鮮、韓国、中国の反日国なんぞ信じては日本国が滅びます。
福田および利権屋の政治家は自己利益のみ!
鈴木邦夫?自分を売っているのでしょう!右翼と信じるほうが無理がある。
アメリカが日本を無視し、北朝鮮の核保有を見てみぬふりをするならば、
日本国の生き残る道はただひとつ、
憲法改正、9条廃止、徴兵制施行、核兵器保有、原子力空母所有、原子力潜水艦所有、宇宙核兵器所有し、日本の独立は日本国民が守りましょう!
アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、インド、パキスタン、中国、北朝鮮が核兵器を保有しているのになぜ日本および他の国が保有することを阻止するのでしょう?自国は自国民が守るべきです。
継続は力なり!
りませんよう・・・。それにしても暑い夏です。日高よし子
いかなエリートたる彼らであっても、外交上の「武器」がないことには、徒手空拳では戦いようがありません。
ここはひとつ、核武装……それがダメなら米第七艦隊にトマホークの出前をお願いするとか……。
妄想はともかく、プレッシャーをかける手段を持たないことには、外交なんてできないんじゃないかと。
>拉致問題の取り組み、根本的に何かヘンだ。
>いつも「誰かが何とかしてくれたら」と言う論調ばかりである。
>他国が拉致問題を積極的に解決してくれるとでも言いたいのだろうか??
その通りだと思います。
自分が主体的に彼らを動かすという意思が無い限り、誰も動いてくれないでしょう。
その為には、危ない橋を渡る必要があります。
そうした覚悟が、国民に必要だと思います。
「拉致問題で米国に頼り過ぎ」または「他国に頼り過ぎ」という
論理展開が読売を中心に発せられているように思います
産経にもちらほら言っている記者がいるようにも思いますが、
これは区別しなくてはならないと思います
米国に対して、若しくは米国は「日本を守る義務」があるのです
過去のいきさつから拉致も(北朝鮮による主権侵害も)米国に責任はあります
ここで善人になって、日米安保を米国側に立ったお人好し解釈するのは
やめましょう
これでは媚び米の山本一太です
米国は沖縄、日本本土に最大の基地を持っているのです
これは日本のみを守る為にあるものではありません
だれが考えてもわかることです
中国、ロシア、北朝鮮に対しての抑止力が在日米軍です
米国はテロ支援指定国家解除をしてはいけない義務があるのです
それと我々が我々の同胞を自力で守る、奪還するという当然の義務、論理は
別のものです
米国批判をかわし、日米安保を殊更言い立てる者たちを警戒しなくては
いけません
この者たちが福田政権を誕生させ、安倍政権を倒したのです
ライス、ヒル、読売、日テレ、森喜朗、古賀誠らは繋がっています
拉致問題で本当に騒ぎが大きくなっては困る連中です
忘れてはいけません
森喜朗が拉致問題でまともに取り組んだ事はありません
古賀誠もそうです
この両人と繋がるのは野中であり、小沢です
失礼ですが、読売が何を書いているのか知りませんが、ここで出た自国としての責任ある意識と、以下の文章はつながらないと思います。
>ここで善人になって、日米安保を米国側に立ったお人好し解釈するのは
>やめましょう
>米国はテロ支援指定国家解除をしてはいけない義務があるのです
そうでしょう。
でも、だからといって文句を言えば済む話でしょうか。
自国の責任を国民が再確認して、その上で米国他を動かすという意識を持つべきだと訴えるのは、当然の事と思います。
>それと我々が我々の同胞を自力で守る、奪還するという当然の義務、論理は
>別のものです
一緒にしている論は、少なくともここには出てないと思いますが。
貴重なエントリ有り難うございました。
う~ん・・ヒルさんが上司のライスさんに日本の状況を報告していなかったのではないか、との点ですが、ヒル次官補は元々、日本の事は軽視する向きがあった気がします。
彼がハニートラップに引っかかっているか、裏で献金を受けているかは想像の域ですが、彼が日本などは事実上無視している事は事実です。
>この点について日本政府側は「ライス氏は忙しい立場だから、何でも報告されたらたまらないだろう」とヒル氏をかばうような反応を示していましたが......
それを覆せない政府や外務省が無能と云う訳ではないですが、相手の事よりも、先ず自分の事(国)だろう!!と思います。
相手の事を思いやり考えるのは日本の美徳のひとつですが、こと外交に限っては、今の時代”その必要はないと考えます。
こんばんは。わんこのそばです。
シンガポールでの取材お疲れ様でした。
ヒル氏(別名:キム・ジョン・ヒル?)とライス氏の『昼めしコンビ』は日本の拉致問題について、それほど真剣に考えてはいないのですね。残念なことですが…
staroさんのコメにあった昨夜の『朝生』、夜中に目が覚めてしまい不本意ながら最後まで見てしまいました(泣)当事者である増元さんの発言はやはり説得力がありますが、他人の意見を聞く耳を持たない、司会者を始めとする出演者連中がヤイのヤイのと自分の主張ばかりを声高に喋るこの番組は見終わった後にとても後味の悪い朝を迎えることが多いです。
『日本人拉致問題は人権侵害であり、日本に対しての国家主権の侵害であり、北朝鮮という国家が手を下した犯罪であり、現在進行中のテロ行為である』『北朝鮮はテロ支援国家ではなくテロ国家である』ということを世界中にもっと積極的に主張して、アメリカの『テロ支援国家解除』の動きを牽制しなければならなかったのに…。今さら言っても遅すぎますね。北朝鮮は8月11日の指定解除に向けて、のらりくらりとしていれば良いと思っているのでしょう。
オバマ政権かマケイン政権どちらに変わるにしても、拉致問題に関してはまた振り出しから始めなければいけないのでしょうか?その辺がとても不安です。
シンガポール取材おつかれさまでした。
本音の感覚ですが、結局日本の政治家、官僚には、本気で拉致問題を解決しようと思っている人間がいないんじゃないかと。
人権にかかわるからアリバイ的に解決に手を貸さなければ立場上まずい。
マスコミもそんなスタンスでの報道としか見えません。
そこに、山崎、加藤のような利権に目のくらんでアリバイすらする気も見せない鼻息のあらいおっさんらが息を吹き返している。
悲しいけどそんな日本なんじゃないでしょうか。
これでは、安部さん中山さんのような方がいくらがんばっても難しいでしょう。
国民の声が届かない。売国政治家に。愚民と化した民衆に。
自分の家族が拉致をされたら?そんな想像力が働かない。
同じ国民としてその悲しさを共有できない。
そんな苛立ちを感じながら、でも阿比留さんが粘り強く何度でも拉致の話題を取り上げてくれる。それが希望ですね。
加藤発言を「純外交的には説得力がある」と返事をくれた自民党議員には反論メールしましたが、返事はありません。
議員ってもっと常識のある人間だと思ってましたが、欲の深い人ほど議員に執着しているのかもしれませんね。
その意味では、街頭連呼型選挙から脱却しなくてはいけないと感じています。
唐突なシンガポール出張、お疲れさまでした。
> 福田氏や政府側はよく「言わなくても、米国は日本の事情はよく分かっている」と説明するのですが、果たしてそれは本当でしょうか。
仮に「よく分って」いても、日本の意見を考慮した政策を採る保証などありません。
米国は自国の国益を最優先に外交を行っているのだから、その選択が日本にとって好都合であるとは限らないというのに...「捻れ国会」という超ドメスティックな現状なぞを国際交渉の場で「暗黙の了解」を戴けるとでも思ってるんでしょうか?
重要な事項は重複を恐れず主張すべきだと何故考えられないのでしょうね?
>無意味に相手の気持ちばかりに配慮する「お友達外交」の弊害
これは福田外交のことですね。
前にネットの産経の記事の見出しだったと思いますが「全方位土下座外交」と表現されていたのを思い出します。
それにしても日本の政治家は、周りを核保有国で囲まれ、拉致された日本人は帰ってこない…
アメリカは日本の事情は知っているでしょうが、知っている上で動かないのでしょう(そもそも米国の国益にかかわらなければ無視するでしょう)。
そういった背景を知っているのかいないのか?
今の日本の政治家は頼りにならない人ばかりだと思います。
現政権には草々に退場願いたい。
かといって民主党にはまかせられない。
日本の行く末が案じられます。
ちょっと気になったので一言。
私もたまにこちらを訪れている者ですが、4分の1は韓国人の血が流れています。数十年前の幼少の頃に韓国籍→日本国籍となったので、一応は"元在日"と言えるでしょう。
その立場で言わせていただくと、その47歳の男はただのバカですね。まあ自らが進んで日本人になったわけではないようですから、その程度の認識なんでしょうが。
私自身は、"崇拝"という言葉が適切かは分かりませんが、日本の象徴としての皇室は(男系で)存続させなければならないと考えてます。戦後60余年を経てなお、在日なんて中途半端な身分に甘んじてるクズ共には吐き気がすることも申し添えておきます。
もっとも私の場合は父方母方すべて朝鮮系というわけではありませんし、生粋の?在日とはやや異なりますのであまり参考にはならないかもしれませんが。その男と十把一絡げにされるはちょっと嫌なので書き込ませていただきました。
おはようございます。
私も書き込みした後、正直何を書いてんだ?と憂鬱になりました。
その後子供達を連れて出かけたものですので、、、
一色たんに表現した事、お詫び申し上げます。
>それと我々が我々の同胞を自力で守る、奪還するという当然の義務、論理は
別のものです
と書いていると思います
私は読売系からしきりに流れる「米国ばかり頼ってはならない」は、
対米感情を逸らす為の工作だと思っています
計算違いをした日本の世論対策だと思っています
では具体的に日本が現時点でなにができるのか?
となった場合、できることはほぼ限られます
最終的に米国意向で潰されることばかりだからです
少し出ましたが、なんらかの実力行使をする場合絶対に米国に打診する
はずですね
これは潰されます
総連に対する破防法適用も米国に阻止される可能性が高い
結局は中国、北朝鮮と戦争になるかも知れないという事態に繋がる案件は
米国は反対すると思います
なぜなら日本人は自らが血を流して戦う意思がないからです
本来は政治家が恐れずに発言すべきですが、自民党は自分たちが拉致問題に
深くかかわり、隠し続けたので解決する意思はありません
当然、野党もそうですね
拉致問題を与野党間の政争にしないという約束はお互いに露見しては
拙い事があるからです
国民が声を上げるとよく言いますが、数万人のデモが簡単に起きるような
事件があれば、暴動やクーデターに近いものになります
今は徹底して反米になるべきだと思います
拉致議連による議員外交のようなインパクトと実質的な内容を伴う日本の主張が、もっと多方面からなされるのが本当でしょうね。政府や国会議員をあてにできないことはもうわかっているのだから…。今はばらばらの個人の動きにすぎなくても、いつか大きなうねりになることがあればと期待しています。
>はっきり、「こうしてくれ」と言ってしまうと後には引けないので、ドンドン攻撃的になってしまう。それが恐いんではないんでしょうか?…よくわかりませんが、そういうことを言っていらるれような余裕のある状況ではとっくになくなっていると思います。平沼氏は首相を目指しているのでしょうから、外相に限定することはないのではないでしょうか。
田原氏が拉致被害者家族から「北のメッセンジャー」と呼ばれていることは以前のエントリでも書いたとおりです。>山本一太は逝ったに名前を変えた方がいいような発言ぶりでした。福田を擁護するあまり頓珍漢なことばかり言って、間抜けそのものでした…この人については、あまり相手にする気がありません。安倍氏支持を明確にしていたときも、発現内容は安倍氏の真意も考え方も理解していないような頓珍漢な支持ぶりでしたし。>それを言ってしまってはもしかすると拉致問題は更に進まなくなる、そんなところでしょうか?…これは安倍政権てでは確かにそういうところはありました。本当のところは北の体制崩壊が望ましいと思っていても、それを表に出せば今とれるものもとれなくなるという部分がありますね。それと、「右翼」を名乗ってメディアで発言している人の話している内容の多くが、私には左翼の言葉にしか思えません。まあ、右翼は資格制ではありませんから、自分で自分を右翼だと定義すれば、その瞬間からその人はどんな考えの持ち主であっても右翼と言えるのでしょうが。
実際、何かにとりつかれているのでしょうから、いずれこういうことになるのはわかっていましたね。何せ民主党は小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長に輿石参院議員会長…とみんな参政権推進派ですから。
こんにちは。>わたしはヒル氏が何もしてくれないと、ヒル氏の上司に愚痴る前に、拉致問題を軽視している日本の政治家、国民から代議士として信託されている輩を教育することが先だと思います。…ご指摘の趣旨は、私も常々書いてきているつもりです。ただ、実際問題として、あくまで主体的に動きながらも、目的達成のためには利用できるものは何でも利用すべきですし、巻き込んで味方にできるものは味方にすべきでしょう。今回のエントリにしても、米国に頼れとか、米国がちゃんとやってくれないと愚痴る趣旨ではなく、米国をきちんと利用することにも失敗している日本側の問題を書いたつもりです。
山崎氏は非常に困った人ですし、迷惑な動きもたくさんしていますが、実際問題現時点で何か力を持っているわけではないのです。監視しておく必要はありますが、あまり彼の言動を深読みしたり、過大評価したりすると、それがフィードバックされて彼の力を強めてしまいます。野中氏が特にそれが上手だったのですが、マスコミや国民の関心を集めることによって自分を実際以上に大きく見せ、そのことによって影響力を高めるというのは、ひとつの政治家の典型的なやり方なので、監視しつつも振り回されないようにするのが大事だと考えます。
ええ、実際問題よくある話なのだと思います。ただ、現在のトップがアレなので、構造的にどうしようもない状況にあるような気がして滅入ります。
現政権は政権の巻く引きは終わり
これ以上の政策に対する関与は不要と考えているように思えます
次期政権に政策の余地を残すことが重要と考えている
オバマ氏に共和党議員が同行したのもその現われでないか
と妄想しています
外交を純粋にパワーゲームと捉えるならば、米国が拉致問題より核を重視するのは現実的に致し方ないことなのでしょうね。納得し難いことではありますが。
私の記憶違いかもしれませんが、以前にヒル氏はもともと民主党に近く、もしもオバマ大統領誕生の暁には引き続き重用される可能性が高いと聞いたことがあります。
実際のところはどうなのでしょうか?
こんにちは。ヒル氏が反日であるかどうかまでは私は分かりませんが、日本を軽視していることは間違いないと思います。まあ、そういう米高官は珍しくありませんね。問題はそういうヒル氏のこれまでの態度に反感を持ってウラでは批判しつつも、表の場ではいつもかばっている(かばわざるをえない)日本側の立ち位置にもあるようです。
これまで私が書いてきたことをお読みいただければおわかりになると思いますが、私は、あくまで日本の抱える問題は日本自身が主体的に動いて解決を目指すべきだと考えています。ただ、目的を達成する際には、外国であろうと国際機関であろうとマスコミであろうと、利用できるものは何でも利用すべきだと思いますし、また、味方にできるものがあればそうすべきだと考えています。そのためには、相手の動向や考え方や現状を知ることが重要であることは間違いないはずです。何もやみくもに米国に頼れとか、そんなことを書いているつもりはないのです。
そうですか、食べ過ぎですか…。一日三食ふつうに食べただけなのですが、そう見えますか!?。確かに、暑かろうと風邪をひこうと食欲不振になったことはほとんどありませんが…。
ご指摘の通り、しょせん人ごとであることは変わりがないでしょうが、これまでの言動を見るとマケイン氏はオバマ氏に比べ、比較的日本に対する関心が高そうですね。しかし、どちらが大統領になろうと、日本が新たに関係構築を図らなければいけない点では同じなのでしょうね。
外相がどうというより、その前の時点で福田首相がなめられ切っているのだろうと思います。
>一日三食ふつうに食べただけなのですが、そう見えますか!?
いや別にw、 前のエントリの食事の画像を見ていたら私も食べたいなあって思ってたものですから、、
私の物差しで計ると、間違いなく太るものばかりかな?(笑)って思ってました。 私は最近毎日冷奴と漬物がメインなので、、はっきり言って羨ましいです。 ハイ。
>確かに、暑かろうと風邪をひこうと食欲不振になったことはほとんどありませんが…。
お互い中年と呼ばれて久しい?年代ですから、そろそろ成人病には気を付けたいですね。
アメリカの大統領によって、日本の置かれる立場が大きく変わるのに、どうしてそうした活動を(違法スレスレでも)しないのか、不思議でなりません。
次期大統領が誰になるか、まるでお御籤の結果を待つように傍観しています。
アラームを発する必要性には同感いたしますが、ご結論はいつものように飛躍しているのでついていけません。
こんにちは。日本に限らず、どんな国でも自国の生き残りのために懸命に動いていますね。それをろくにしないどころか、それをすることは他国を刺激するからよくないなどと、寝ぼけた話をしているのも日本だけでしょう。早く当たり前の国にしていかなければなりませんね。
戦後日本社会と日本人を縛り続け、半人前の立場に置き続けるそうした思考・言論の枠組みこそが、戦後レジームだと思っています。それは安倍氏の指摘と問題提起により一時は顕在化・可視化したのですが、今また元通りその姿を社会全体の中にもぐらせ、見えないようになっている気がします。私たちは、そのことを忘れてはいけないのだと思います。
日本外交のこれまでの大きな武器は経済力でしたが、これも日本の経済的地位が相対的に落ち続け、ODAの額も世界1、2位だった時代は昔の話となりました。ご指摘のように、外交力を担保する武器、カードが少ないのは事実です。しかし、私が今回のエントリで書きたかったのは、もちろんそういう事実関係はふまえつつも、トップ外交によってそれを補ったり、あるいは別次元で話をもっていける場合もあるのに、それを日本は生かしていないのではないか、という視点についてです。軍事力を持つことは当然の選択肢ですし、私も賛成ですが、いまそれを持とうと言ってもそれが現実の力となり効果を上げるまでには長い時間がかかりますし、何より反対勢力もあなどれませんしね。
こんにちは。>相手の事よりも、先ず自分の事(国)だろう!!と思います。…うーん、今回のエントリでのコメントでは、その点を指摘される方が多いのですが、それはこれまでのエントリやコメントを通じてほぼ前提としてのコンセンサスが得られてきたと思っていたのですが…。ヒル氏が日本を軽視していることについてもこれまで何度も書いてきましたが、それはそれとして、今回の外相会談を通じて改めてはっきりしたことを記しておきたいと思ったのです。
こんばんは。「朝生」は、そういう意見をぶつけ合う番組があっていいという意味では存在意義があるのでしょうが、司会がアレなので、ふだんは見ていません。単に不愉快なだけでなく、誘導の手口が見え透いているように思えて…。>北朝鮮は8月11日の指定解除に向けて、のらりくらりとしていれば良いと思っているのでしょう。…私はそういうことだろうと思います。
こんにちは。>結局日本の政治家、官僚には、本気で拉致問題を解決しようと思っている人間がいないんじゃないかと。…いえ、いないのではなく、少数派であるということです。私も仕事柄、オフレコでの政治家の発言をたくさん見聞きしてきましたが、国民が早く忘れてくれればいいと思っているような著名な政治家は少なくありません。ただ、どういう人がそう考えているかは、表の発言をじっと追っているだけで分かることが多いとも考えていますが。>議員ってもっと常識のある人間…。それは違うと思います。むしろ、議員を続けていればいるほど、一般常識とは離れ、人間と人間の関係性、距離のあり方が分からなくなる場合が多いと思います。議員の一人ひとりはもともとふつうの人間ですが…。
これも、「腹を割って話し合えば通じる」と信じているのと同じく、日本的感性のなせるわざかな、とは思っています。そうした日本の美徳(?)は、日本人同士の間では通じても、国際社会では相手にされないことなど、半世紀も前(あるいはもっと前)から指摘されていることなのに、いまだにこのていたらくです。そして、国際環境の激変の予兆にも気付かず、きょうと変わらない明日が保証されているかのように振る舞い…。
今晩は、お久しぶりですね
お元気そうで(Free Tibetの活動含め)ご活躍存じ上げております
私もチベット、トルコなどは大好きな民族、国家なのでご活躍を支持して
おります
>こんなものだよアメリカは。
何が「忘れない」だ。
「忘れてた」じゃねーか。
今更、念押ししなきゃスルーしてた可能性大じゃないか。
ご指摘通りですね
大変残念なのは自称親米保守(攘夷派から言えば媚び米ですね)の人たちは
反米感情が高まることを警戒して論点をずらしたり、話題を逸らしたりして
いますよね
なにが悲しいかって、、、、そういう行為が本当に残念でなりません
彼らもまた「55年体制」で飯を食ってきて、これからもその枠組みで
食っていきたいと思っているからなんでしょうね
日米同盟を朝日新聞が否定しない理由を考えれば、日米同盟こそ
自主憲法否定、自存自立の否定の元だとわかるはずなのに
日米同盟が存在すると言う事は自前の軍も憲法改正も必要ないと言うこと
なんですよね
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=102897&servcode=400§code=400
与・野党議員50人が対馬返還要求決議案発議に対し、国民の半分が賛成していることが調査で明らかになった。
世論調査機関リアルミーターが全国19歳以上男女700人を対象に国会で発議された対馬返還決議案に対して世論調査した結果、賛成は50.6%だったと25日、ノーカットニュースが報道した。反対は33.5%だった。
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韓国国民がいったいどんなやつらかもっと国民は理解すべきだし、
日韓議員連盟に名を連ねている者たちをもっと監視すべき
いったいこれはなんなんだ?
戦後韓国に対してやってきたこと、自民党は本当に腐っているとしか
言いようがない
拉致問題が解決しないのも、竹島問題も慰安婦問題も根は米国ってことが
ここ数年の流れでわかるはず
韓国がここまで横暴を極めるのは日本の過去の問題ではなく、米国の政策
によることが大きい
いい加減に米国とは距離をおかないと、これからも未来永劫米国には利用
されるだけだと思う
慰安婦問題で非難決議をしたのも米国
韓国との国交を促したのも、竹島の領土問題も「二国間問題」と逃げている
のも米国
サンフランシスコ講和条約は米国が決めたものであるはず
バカバカしい誘導に乗るのはそろそろ卒業するべきだと思う
こんばんは。「お友達外交」は、私の造語なのですが、先日は中曽根元首相が使っていました(彼の場合は肯定的に述べていましたが)。まあ、少しは流通してきたのかなと感じた次第です。おっしゃる通りですが、日本の行く末が心配なのは同感として、私は昨年の参院選の結果、すでに日本が10年は時を失うと覚悟せざるをえなかったので、短期的なマイナスは引き受けた上で、その後にどういう展望をもてるか考えていきたいと思います。
まあ、福田首相はブッシュ大統領に名前すら覚えられていないという情報まであるのですからね…。
ご指摘の「重圧」の所在は、相手国よりもむしろ国内にあったように思います。相手国は、対外的な摩擦はあって当然と考えていますが、国内はひたすら波風立てないことが正義でありすべてであると信じ込んでいるような人たちがあまりにもたくさんいますから…。老獪・老練を装い、気取っている人たちがその実、前例に従って一歩も出ず、また他者にも出ることを認めないだけであるという戦後の歪みに思いを致さざるを…。
お返事ありがとうございました。
山拓氏には、それ程の影響力は無いとのことで安心しました。監視は続け、落選に向けて抗議はしますが。
日本国の外交では、普通の独立国家と違い、「国内の敵」が一番強敵なのですから厄介です。
普通に国益を追求することも、相手国に毅然と主張することも、相手国で大局的なロビー活動をすることも、よしとしない国内勢力とまず交渉しなければならないなんて、
独立国家として狂ってますね。歯痒くて仕方ありません。
他国が日本国の不利益になる言動をしても、日本政府は公式な抗議をしません。
今回の竹島問題でもそうです。それで誤解を増幅させます。
外国相手に以心伝心なんて通用しません。
日本人の感覚として
言いすぎか?
と思うぐらいに自己主張してちょうどいいのです。
こんな国をたたき直すためには、私も、利用・活用できるものは何でも使うテクニックが必要だと思います。
阿比留さんが仰る通り、時には共産党だって活用したらいいと思います。アメリカだって「同盟関係を利用する」というドライな感覚でいいと思います。
>議員を続けていればいるほど、一般常識とは離れ、人間と人間の関係性、距離のあり方が分からなくなる場合が多いと思います。議員の一人ひとりはもともとふつうの人間ですが…。
もともとフツウの人間だった人々が権力を得て欲望を肥大させていく。
フツウの人々を軽く見て、利用することしか考えなくなる。
ならば、フツウの人間に引きずり降ろしたいものです。
その方法は、日本人一人一人の自覚によってしか出来ないように思うのですが、
軽く見られても仕方ないくらいに、人々は自分の生活(目先のこと)以外には無関心です。
まるで、ハーメルンの笛吹きに操られているような…
この場合、ハーメルンの笛吹きとは、マスコミでしょうか。
どうやったら、目が覚めるのでしょうか。
なんだか、遠い気がします。
大量の人々(子どもたち?)が犠牲にならないと… 目が覚めないのでしょうかね。
そうだとしたら、哀しいことですね。
なんとか、諦めずに、目を覚まさせるための努力を続けたいです。
それが、阿比留さんにとっては、このブログであると信じています。
私も、私のブログで発信し続けます。
微力ながら、私も踏ん張るつもりです。(笑)
>日本国民の大半は、拉致問題が解決しても北朝鮮との国交は望んでいません
そうですよね。これって、とても肝心要なことの気がします。
>これらはすべて55年体制だと思っています。日米同盟も55年体制です
なるほど、納得、了解です。
>気になる論調について
>米国に対して、若しくは米国は「日本を守る義務」があるのです
>善人になって、日米安保を米国側に立ったお人好し解釈するのは
やめましょう
>米国は沖縄、日本本土に最大の基地を持っているのです
>米国はテロ支援指定国家解除をしてはいけない義務があるのです
なるほど、納得、そうでしたね。
善人になって飼いならされるより、強(したた)かに賢くならないといけませんね。
アメリカに義務を果たさせねばなりませんね。
忘れたフリを許してはいけませんね。
>今は徹底して反米になるべきだと思います
そうですね。戦略として、重要なカードと出来るかもしれませんね。
せっかくの日曜日ですが、まあ暑いこと。暑中お見舞い申し上げます。
福田君じゃ無理だろうと思いますが、私がやりたいことは、
①公定歩合を上げ(1・5%ほど)円高に誘導する。
②アメリカの国際を少し市場に出し、イロイロ懐が苦しいと世界にアピー
ル。マーケットに心理圧力をかける。
③六カ国協議とかから「やめようかなぁ?」と協議を始める。で、やめちゃ うのもいいですね。アメリカばかりに負担はかけられないだろう?
自ら守る態度が大事とか言ってみる。
あの方じゃあ、無理だろうなあ、おまけにこの暑さだからなあ。おいしいビールをお楽しみください。
>hanausagiさん
>(muchさん)
>
>>鈴木氏
>
>りしているんじゃないか?って突っ込みだったんですね、あれは
>鈴木氏がやっているのは結局は皇室を利用した集団でしかないですね
>あれでは本当の民族右翼が迷惑だろうと思います
>
彼は民族右翼というより自称「右翼になりたい」というのが正確なところでしょう。彼も昔のグルーピーやミーハー、今のワンナビー(wannabe)そのものです。 理由は簡単、マスゴミ相手に何もしなくても金になるからです。
>阿比留瑠比様
>
>③六カ国協議とかから「やめようかなぁ?」と協議を始める。で、やめちゃ うのもいいですね。アメリカばかりに負担はかけられないだろう?
> 自ら守る態度が大事とか言ってみる。
>
同感ですね。六カ国協議から日本がはずれれば、残り「文無し」五カ国でしらけた協議をやってもらえれば良い話ですから。五輪開会日ぐらいのタイミングでその発表をすれば尚、良いのですが。 まあ、猿まわしの猿は「自身を含めた改造をするか、しないか...」でそれどころではないでしょうけれど。
吹けば飛ぶような北朝鮮が存続を賭けて大国相手の奮闘をみるにつけ、
日本は大国であるから、信義を欠く行動は報われないことを堂々と
行動で示すべきです。
それが経済制裁であり各国にたいする働きかけです(これがこころもとない)。
普通の国にある軍備が機能されないゆえ、自尊心を損なわれては
正常な思考・判断・行動ができないのは自明です。
そのように導いたのはほかならぬアメリカの力が大です。
そのことを認知していればそれとなく察してもらおう、
アメリカ経由ではたらきかけようなど、とは私は思いません。
アメリカは自国の国益優先でやっているので日本のことを
察してくれなくても仕方ないことです。
「はい解りました、日本は日本でやります」と動くことで
アメリカも「じゃ手伝うか」となるでしょう。
優先すべきは日朝問題も当事者である日本が北朝鮮に直接
圧力をかけることで、そうしなければ解決へ途は始まりません。
他国への協力依頼はその後でしょう。何かをなす時には
当人が本気かどうかでしょう。外交に限らず、ビジネス・スポーツ・
恋愛においても本人が本気かどうかで相手は動くか決めますから。
>今回の外相会談を通じて改めてはっきりしたことを記しておきたいと思ったのです。
そうですね。その辺りは私自身も理解しているつもりです。ただ、今の政府・官僚が歯がゆくてしょうがないのです。ですので、つい同じようなコメばかりになってしまうのです。阿比留さんは近くに見ていて、彼らの苦労や情勢等わかるのでしょうが、一般国民にとっては、不甲斐無い政府や官僚の姿勢が写るばかりです。特にあの総理では・・・
もうちょっと書きたい事もあったのですが、他の方へのコメで疑問解消されてしまいましたので、これで終わりにします(笑)
オフレコ情報なので出元や根拠は書けませんが、ライス氏に情報が伝わっていなかったのは事実のようです。ただ、ご指摘の通り、私も別に驚いたわけではないのは、エントリ名に「やはり」と書いた通りです。>現政権のアメリカに対する態度では、アメリカとすれば何の圧力も感じないでしょう。…これもその通りですし、私も繰り返し国民自体がいろんな形で意思表示するのが効果的であると書いてきました。
このエントリでは取り上げていませんが、ライス氏の言動からは、なんとかブッシュ政権の間に北朝鮮問題にかたを付けたいという思惑がにじみ出ています。それがブッシュ政権最後の仕事であるかのように。迷惑ですが。
駐米公使経験者の話によると、ヒル氏は明白な民主党シンパであるそうです。ですから、北朝鮮問題で成果(彼にとっての)を上げれば、次期大統領がオバマ氏になっても、いまよりむしろ出世できると見ているフシがあるそうです。そういう上昇志向の強い人だと聞いています。
いや、あの、私はプロフィールでも書いているように、すでにいろいろな病気を持っていまして…。まあ、確かに節制を心がけ、体調維持を図ることに留意すべきですね。はい。
日本はつい数年前まで、ODAに国益をからめるなどとんでもないと言われ、在外公館が日本企業の便宜を図ることすらよくないことだとされてきた、そういう国であるということだと思います。それが戦後レジームであり、あの虚ろで卑屈で、それでいて自己中心的でいやらしい憲法前文が規定してきた日本のあり方なのだろうと。
私も当然、「こんなもの」だと考えています。と同時に、こんなものとハサミは使いようだとも思うのですが、今の日本は全く使えていないようです。
ご指摘の通りですし、別に米国に限らず国と国の関係はドライかつビジネスライクなものであるのが常態だと思います。日中関係のように、「友好」でなければいけないような呪縛をかけられた関係が異常なだけでしょう。
自分にできることは小さくても、たぶん何もしないよりはマシなのだろうと思っています。目を覚まさせるなどという大げさなことではなく、せめて情報の共有は進めたいと。
当然、あの方には無理でしょうが…。一昨日の晩、あの方と話し合う夢を見ました。私も、まだ一縷の望みを抱いていたいと無意識に願っているのかもしれません。
こんにちは。ご意見に異存はありません。このエントリを書いた趣旨については、これまで複数の人への返事に書いている通りです。
>阿比留さんは近くに見ていて、彼らの苦労や情勢等わかるのでしょうが…。というより、私も今の政府やその指揮下にある官僚が歯がゆいということを書いたつもりだったのですが…。今回のエントリへのみなさんの反応を見ていて、自分がいかに真意の伝わらない下手くそな文章を書いているのかと改めて思い知りました…。
やっぱりその程度の人だったんですね
正義を重んじるばかりに時に行き過ぎる民族右翼の人とは違うのか、、、
勉強になりました
今朝の産経11面、「明解要解」に「過激派に高齢化の波・闘争形態変更も本質変わらず」という記事があります。
私は過激派なぞ時間の問題、ほっとけば消えてなくなるとと思っていたのですが、どっこい、まだまだ侮れないのですね。
記事によると中核はピーク8000人以上だったのが今は4~5000人。革労共は5000人以上が700人、革マルは勢力を拡大して5300人とか。
私はどこも千人前後で問題外と勘違いしてました…(^^;。早く消えてなくなれ!。
そういうば共産党員が増えたという報道もありましたっけ?。
こんにちは。侮れないどころか、革マルはまだまだ脅威そのものです。一部JRはまだその影響下にあるとすら言えるのではないでしょうか。
>一部JRはまだその影響下にあるとすら言えるのではないでしょうか。
東日本の事ですね。どこぞの週刊誌が叩いてました、幹部は豪遊とか?。
そういえば橋下知事にイチャモンつけていたのが中核派の女でした。「職員と府民との連帯どうのこうの」と言っていてピンときましたが…。
いや~日本再生には、これらの始末も含めて良識ある国民がなすべき事は山積してますな(^^)。
頑張れ、産経。頑張ろう国憂う日本人!。
おはようございます
>正義を重んじるばかりに時に行き過ぎる民族右翼の人とは違うのか、、、
>勉強になりました
彼の論文などを読んで、野村秋介や三浦重周等とはどうも違うなと思い国家社会主義者と切って捨てましたが、右翼になりたい、が核心を突いているようですね。私も勉強になりました。
>「一致団結」って全体主義なんですよね
これは確かにその通りで、ある目的に向かって走る場合、手っ取り早い方法であり且つ有効です。
しかし、そこに自由があるか無いかが重要だと思います。アメリカは、実は戦争は戦争は決して強くないが、いざアメリカ国民がその目的に向かった場合は、恐ろしいほどの強さを発揮します。それは其処に向かうまでには徹底した民主的プロセス、規律ある自由があってこそだとおもいます。
資本主義経済においても、市場への参入・撤退の自由は、所有権の絶対と並ぶ大事な要素だと思います。
アメリカの強さの根源は、この規律ある自由であって、其処に全体主義が入る余地はないと思います。
旧田中派は以前、一致団結箱弁当といわれ正に全体主義派閥でしたが、今は昔日の面影も無くなりましたね。
>彼は日頃の言動を見ますと、どうも反日のような気がします。それに、確か彼の妻は韓国人のはずです。日本にいる呉善花さんのような人とは違って、韓国人そのものが反日ですから、多かれ少なかれ影響は受けているような気がします。
そういう感情論を持ち出すのは危険だと思います。 というのは、こないだ韓国の新聞で、「終戦直後、GHQのシーボルド特使(だったっけ?)がサンフランシスコ条約の草案において、日本の放棄すべき領土から、竹島の名を削除させたのは、シーボルドの妻が日系人だったからだ」という記事を読んだからです。
そのときは、「そんな身内びいきや感情論で、国家を代表するアメリカの外交官たるものが動くもんか! 韓国人は自分たちがそうだから、外国でもそうだと思うんだろうが、民度が低いなあ」と思いました。 ヒルの妻がどこの出身であれ、彼は仕事としてそれをやっているのですから、アメリカを代表する立場として、責任を取るべきです。
>そのときは、「そんな身内びいきや感情論で、国家を代表するアメリカの外交官たるものが動くもんか! 韓国人は自分たちがそうだから、外国でもそうだと思うんだろうが、民度が低いなあ」と思いました。 ヒルの妻がどこの出身であれ、彼は仕事としてそれをやっているのですから、アメリカを代表する立場として、責任を取るべきです。
確かにその通りだと思います。つい、アウンサン・スーチーのことがちらりと頭をよぎった物ですから・・
以後気をつけます。
こんにちは。出張、お疲れ様でした。お帰りなさい。
>「約束はできているし、話し合いは進んでいるという印象を(参加各国に)与えたいのかなあ」と語りましたが、…
かなあって…呆れるやら腹立つやら、ええかげんにしてくれ!
「竹島」も「北方領土」も「靖国神社参拝」も「東シナ海ガス田」もなんもかんも”お友達の嫌がることはしない””相手の方の気持ちも考えなければ…”と見事な売国媚中振りを如何なく発揮しているチンパン自慰がトップですからね…
一番悔しく腹立たしいのは、そんな事言ってる自分自身です。
こんにちは。まあ、別にかばうつもりはないのですが、高村氏はまだ自民党内で左派ではないだけ、マシな方かもしれません。日朝国交正常化議連の面々とも距離を置いているようですし。
>iza!ファンには多い真保守を期待する方々は、自民党を離れた平沼さんらに期待しても、どうも無理スジのように見えます…。これは今後の展開がどうなるか分からない時点であまり言っても仕方がないのでしょうし、平沼氏の拉致議連会長を引き受けて後の拉致問題への取り組みには敬意を持っていますが、あまり大きな期待は荷が重いかな、と思います。あと、小泉憎しのあまりに味方にできる人まで遠ざけてしまっているのも本当でしょうね。
久々に覗いてみたら、お返事をいただいていたようでびっくりしました。謝罪の言葉をいただくほどのことではないので大変恐縮です。
身近な方のそういう愚かな考えに対する怒りから、思わず書かれたコメントだったのでしょうね。私ももし親しい人間がそういう考えを持っていたらショックですが、かといって簡単に交わりを断つわけにもいかないでしょうから、辛い所ですね。
阿比留さん、コメント欄を使用してしまってすみません。