…公私ともに日々雑事に追われ、更新が滞っています。政治はいろいろと動いているので、ここでも紹介すべきこと、書き残しておくべくことはいろいろあるのですが、本業の取材・執筆その他(結果が出せなかったものも含め)が忙しくなってきたことも手伝って、ブログに向き合おうという気力が衰えています。また、政治情勢、政治の現場で起きていることが、賃金を受け取る業務として書くのならともかく、私の自由裁量に任されたこの場で、好きこのんで書きたいとは思えないようなげんなりするようなことがあまりに多く…。

 

 一つ、中川昭一財務相の様子のおかしかった記者会見の件について言えば、今回はご本人にも周囲にも取材していないので、実際のところどうだったのかは知りません。ただ、中川氏は以前も、経済産業相のときだったか農水相のときだったかに国会で言葉が不明瞭になってふらふらし、産経を含むマスコミに「酩酊状態か?」などと書かれたことがありました。

 

 そのときの実態はこうでした。中川氏は腰痛持ちで、ときおり強い鎮痛剤なしでは国会に出られないようなことがあり、その鎮痛剤が効きすぎてぼーっとしてしまったのでした。また中川氏は、腰痛によくないと知りつつ、趣味のテニスはやめられないときています。私はそのときはそういう事情を知っていたので、当時の上司に「いくら何でも写真付きで茶化した記事を載せるのはいかがか」と抗議したのですが、「ふらふらしたのは事実だから」ということで押し切られた次第です。

 

 実際、中川氏が酒好きであることは広く知られている通り事実で、私自身も何度か酒席で酔っぱらい、同じ内容のことを繰り返す中川氏の姿を見ています。正直、酒癖は決していい方ではありません。でも一方で、経済産業相時代にある会合で同席した際には、おいしい酒のつまみを前に2時間、一滴の酒もたしなまず、節制に努めている場面も目撃しました(私はすぐそばで全く遠慮せずにガンガンビールをあおっていました)。つい最近も、秘書さんの一人から「今は酒も控えめにしている」と聞いたばかりでした。

 

 繰り返しますが、今回が本当のところどうであったのかは知りません。ただ、テレビで繰り返しあの表情のアップを見せられ、野党などから早速攻撃されている様子を見ると、中川氏の将来にとって今回の件は大きな痛手となったなと思わざるをえません。たとえ本人の主張通り、風邪薬が効きすぎたのだとしても、それも自己管理が行き届かなかったのだから責めを負うべきだとも考えられます。また、ご自身でも「中川(酒)」などと揶揄されていることは知っているのですから、もっと気をつけるべきだったのは間違いありませんが、体調は本人の意思にかかわらず変調をきたすことがあるので惜しいと感じるのも事実です。

 

 もともと中川氏は毀誉褒貶があり、評価する人もしない人もいましたし、現在も財務相として、あるいは一人の政治家としてどう見るかは当然、意見が分かれることだろうと思います。ただ、まだ拉致問題に対する社会の関心が低い時代に票にならない拉致議連会長を引き受け、自民党の日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会を結成、会長となったほか、超党派の歴史教科書議連の会長も務めた真面目さを持つ中川氏には、まだまだ活躍してほしいとも思っています。

 

 酒については、私も大好き(私はビールで、中川氏はウイスキー)で、というよりそもそも、大学に合格して学生寮に入った当日からほぼ毎日飲んできたので、他人のことを言えた義理ではありません。同病相憐れむというわけではありませんが…。

 

 

 

 写真は一昨日の陽気に誘われ、自宅近くの公園で見かけたカワヅザクラです。梅も花をつけてきましたし、また季節はめぐり桜(ソメイヨシノ)の満開の姿が見られると思うと、とても楽しみです。