今朝から始まった産経の連載記事「民主党解剖」(第一部は5回を予定)の中で、小沢一郎代表が2月上旬の会合で「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」と発言したことが紹介されています。私はこれがどんな場で、だれに向かって述べた言葉か全く知りませんが、私の2008年4月20日のエントリ「民主党・小沢代表の『拉致問題は解決しっこない』発言について」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/548899/)で記した言葉とも、どこか投げやりでぞんざいな言い回しが共通していますね。
今朝のこの記事には、「会場は一瞬凍り付いた」「小沢発言には、当然のごとく、箝口令が敷かれた」とありましたが、「米国の極東でのプレゼンス(存在)は、米海軍第7艦隊で十分」との小沢氏の軍事が何も分かっていないことがバレバレとなった発言に対し、民主党幹部らが党の公式見解ではないとして〝火消し〟に躍起であることを見ても、今後も小沢氏の諸発言をめぐり、振り回される場面がたくさん出てくるのだろうなあと思っています。
小沢氏は最近もまた、中国の王家瑞対外連絡部長との会談で日米中3カ国の関係は三角形(トライアングル)であるべきだという日米同盟軽視そのものの発言を繰り返し、「中国に特別な親近感を持っている」と表明していましたが、これについても私はかつて2006年7月14日のエントリ「小沢一郎氏の日米中関係『正三角形論』」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/14211/)で触れているので参考までに。
あと、念のために付け加えると、新聞社の政治部では、オン、オフを含めて記者同士が相互に取材メモをメールなどを通じて送り合い、情報を共有します。そうしないと、自分が日常的に取材する担当の政治家・分野だけでは、とても日々の政治全体の動きをフォローすることができないからです。とはいえ、少人数取材や一対一取材での「完オフ」メモはその限りではなく、直属のキャップぐらいにしか見せないことや、あるいは他の記者には全く伝えないこともあります。言うまでもなく、情報はどこからどこに漏洩するか分からないからで、それは社内であっても部内であっても同じことだという理屈からです。私の場合、あくまで自分で取材したことについては、一対一の話でも、このブログでぼかしつつも多少、書いちゃったりもしていますが。
で、本日はこういう連載が始まったことと、私の個人的事情と要請もあって、小沢語録シリーズを再開することにします。前ふりが長くなりましたが、それでは、今回は平成15年7月からスタートします。主に民主・自由両党の合併のあたりです。
・ 平成15年7月18日、夕刊フジ「剛腕コラム」、自由党党首、小泉首相の初の日朝首脳会談を批判して
「あれから10カ月、共同宣言(日朝平壌宣言)の大半が踏みにじられていることを恥ずかしいと思わないのだろうか。首相や政府として、対北朝鮮政策の基本方針や原則を持たないから、このような失態を演じる」
=いや、基本方針はいいのですが、それってもしかしてカネをいっぱい持っていき、何人かくださいと頼み込むことでしょうか?
・ 平成15年7月24日、産経、自由党党首、民主党の菅直人代表との間で民主、自由両党の合併を合意した後、記者団に話す
「自民党政権を倒し、政権交代を実現するための手段だ。われわれはポストを求めていない。他の党派にも呼びかけていく」
=なるほど、ポストは求めていないと。で、自由党は15年9月26日の解党の2日前、合併相手の民主党からなぜか2億9540万円もの寄付を受けたことの説明は?そのお金は小沢氏の関係政治団体へと渡っていますが。
・ 平成15年7月31日、読売、自由党党首、インタビューで民主・自由両党合併への社民党の参加を促して
「社民党の支持母体でも『この際まとまっていこう』という意見が多いのではないか。伝統や感慨はわかるが、国民のためなら決断しないといけない」
=この人はぶれていません。一貫して社民勢力を取り込もうと画策しています。
・ 平成15年8月1日、日経、自由党党首、インタビューで将来の政界再編について
「将来は政界再編に決まっている。自民党が一回ぶっ壊れ、次の若い世代がいい政党をつくるというなら、それでいい。その党が成長して、また政権交代すればいい」
=この予想が5年半を経て現実味を帯びてきました。しかし、政権交代はともかく、政界再編への道筋は残念ながら遠そうな気もします。さてどうなるか。
・ 平成15年8月2日、毎日、自由党党首、インタビューで菅直人民主党代表の「総理の器」について
「小泉(純一郎首相)さんにできるんだから、菅さんで十分だ。国民に分かりやすく語りかける能力は抜群。『市民派』でやってきたから、国民とじかに接するのも得意だし、政策論も小泉さんより上だ」
=それって、ほめたことになるんでしょうか?単に言葉遣いの問題で済むのかこれは。
・ 平成15年8月12日、産経、自由党党首、インタビューで社民党との合併について
「これをマイナスとみる人も多いだろうが、僕は絶対にプラス要因だと思う。(中略)社民党票は創価学会より固い。創価学会は他人の選挙だとやらないが、社民党は野党全体でやろうとなったら票がこぼれない。しかも自民党と同じで地方ほど強い」
=納得しました。結局ポイントはそこかい!と突っ込みを入れたくなるぐらいですが、時折、この人は妙に正直ですねえ。一昨年の参院選でも、もともと社民党の票田だった自治労、日教組の票は確かに固かったですが。
・ 平成15年9月25日、産経、自由党党首、民主党の菅直人代表と合併協議書に調印した後の記者会見で
「戦後初の健全な、自民党に代わって政権を担当しうる野党が誕生した。この挑戦に失敗すれば日本の議会制民主主義が失敗して八方ふさがりの自民党政治が継続し、日本が崩壊しかねない」
=本当に、健全であってほしいと心から願うものです。だがしかし…。
・ 平成15年9月26日、夕刊フジ「剛腕コラム」、小泉構造改革とマスコミを批判して
「抵抗勢力や官僚を敵対する大悪人のように仕立て上げ、構造改革が進まない理由付けにしながら、裏では旧体制・旧権力と談合している。そうした実態を知りながら、大きなメディアはこれを無視している。苦言を呈する評論家やジャーナリストは発言の場をどんどん奪われている。恐ろしいまでの自民党とマスコミとの癒着が進んでいる」
=そんな癒着が果たして本当にあったのかどうか疑問も残りますが、近い将来実現するかもしれない民主党政権では、発言の場を奪うようなことは是非やめてほしいと願います。どうなるかなあ。
・ 平成15年9月27日、朝日、民主党衆院議員、同党衆院議員のパーティーであいさつし、自民党総裁選に触れた中で
「日本人は(外国から)特殊学級、特殊人間扱いされている。ばかじゃないか」
=朝日の記事は、「障害児らが通う特殊学級を差別視した発言とも受け取れ、論議を呼びそうだ」と書いていますが、私はこの発言は記憶していませんでした。論議を呼んだかなあ。まあ、当時は「一兵卒」だったから、あまり騒がれなかったのか。まあ、いろんな発言をしている人ではあります。
きょう、例によって国会議員会館をうろうろしていて、たまたま自室に居合わせた議員と小沢氏の話題になりました。彼が「小沢氏の第7艦隊発言は相当ひどいね。今朝の産経の記事に載っていた拉致発言もとんでもない。昔からああだったかなあ。以前はもう少しまともな人だったような…」というので、私は「いや、昔からああいう人だったと思いますよ。以前から『大物』という虚像ばかりが独り歩きしていた人ですから」ととりあえず反論しておきました。少なくとも、私にはそうとしか思えないのです。
コメント
コメント一覧 (64)
再開をお待ちしておりました。
>「いや、昔からああいう人だったと思いますよ。以前から『大物』という虚像ばかりが独り歩きしていた人ですから」ととりあえず反論しておきました。少なくとも、私にはそうとしか思えないのです。
*失礼ながら、見方が甘くありませんか?病気と年齢のせいか、
昔より、さらにひどくなっているように思えますが・・・(爆)
これは 新聞やテレビで報道されましたでしょうか? まったく記憶にないのです、驚きました!
お待たせしました。>失礼ながら、見方が甘くありませんか?…うーん、言われてみれば、自制がきかずに言葉が緩くなっているか、な…。でも、基本的にはたいして変わらないような気もします(笑)。
今朝の産経の1面トップの記事です。朝の番組でテレ朝がさらっと紹介していたようですが、私は見ていません。
今朝の産経新聞を見て、小沢の「拉致は…カネで何人かください」発言を知り、私も一瞬凍りつきました。
阿比留さんの過去のエントリを読むと、今度の発言は偶然ではなく、小沢の本心を吐露したものではないでしょうか。
●菅直人らは、拉致の実行犯の釈放要求に署名
●小沢は、米第七艦隊だけでいい・拉致被害者はカネで何人か買い戻せ
●輿石は、教育に政治的中立などあり得ない
こんな幹部がお揃いの民主党が政権をとるのかと思うと、背筋が寒くなります。
初めて拉致問題を知った頃は、短絡的にこのテロ行為に対し身代金として
拉致被害者一人につき一億円とかも有りかな。
などと、負け犬的な考えになった事もありました。
しかし泣く泣く身代金を払った後は、この事件を忘れないように
国の恥として歴史の教科書にも記述し、
世界中に事の顛末を知らしめるべきでしょう。
そして再度の発生を防ぐ為に憲法を改正し、このテロ国家とは国交断絶です。
当然の流れですよね。
小沢氏は身代金を払った国と国交が出来ると思っているのでしょうか。
民主党が社民党国民新党と連立政権を取った時
社民党のつてで、北朝鮮と2国間協議を行って拉致問題を解決する。
経済支援は望むものを与える。
食料支援はMA米として保管されてるものを全て与える。
過去の罪を問わない。
これで拉致被害者全員返してもらう。
国交を回復する。
そして米国には核のことは忘れてませんという。
「小沢一郎氏の初当選からの言動を振り返る」の再開、ありがとうございます。また産経新聞の内容も本来のスタンスを取り戻したかのようで、本当に嬉しいです。
産経新聞と阿比留さんのブログはこうでないといけません(^^)。
参考までに前回までシリーズ十一をコピペで印刷すると、A4で64ページになってます。シリーズを完結してちょっと加筆すると本が出来そうですよ。
新聞の存在意義を充分に感じさせてくれます。
日本全体に活力の無い中、すべてに不感症になりそうですね。
TVの低次元な報道にもうんざりですし。
もう少しまともな報道であれば、また日本に元気があれば、暴動ですよ、暴動!
これで不安な老人の抱える金融資産が消えていけば、なーんにも無い国に、そこからしか日本の再生は無いのか?
では。
こんな男が党首なのですから
民主党に政権が移ると
大変な事になるでしょう。
沖縄の民主党県連代表は
麻薬で臭い飯を食った男ですが・・・。
野党といえども、時期の政権を担おうかという政党の政策や基本的な考えかた位は報道すべきだと思っていましたが、今回のシリーズは、まさにそうなりそうですね。
民主党の支持母体の話、外国人参政権、人権侵害救済法案、沖縄の一国二制度などのマニュフェスト、主要人物の発言、不祥事等も含めて。
こういうことを期待できるのは、産経新聞しかないと思います。
一応保守系とされている読売は、渡辺オーナーが麻生氏を何らかの理由で嫌いなのか、朝日・毎日以上のネガティブキャンペーンをしているように思えてなりません。福田総理誕生の時も不可解な動きがあったし、最近もありましたね。何を話し合ったのやら。
アメリカを発端として経済恐慌で各国、自国優先の世の中。
輸出依存体質の日本が一番被害を被っているように思います。
民主党が政権を取ろうが、自民党がかろうじて政権を維持しようが、自国の将来をまじめに考える指導者の出現を望みます。
評論家の森田さん曰く、麻生さんはトリプルKYとか。
すなわち、空気が読めない・漢字が読めない・経済が読めない。
両極端な意見がありましたので添付します。
あなたは真の保守だ:http://www.news.janjan.jp/government/0903/0902288429/1.php
小沢「在日米軍削減」は民主党外交路線の頼りなさ示す:http://www.news.janjan.jp/government/0902/0902278387/1.php
こんばんは。本音をつい吐露してしまった、というところでしょうか。私はその場にいなかったので、それ以上のことは分かりませんが。
> 納得しました。結局ポイントはそこかい!と突っ込みを入れたくなる...
本当にこの点ではブレないお人ですなぁ...
俗に「保守」の立場を取る有権者が日本において強い政治的勢力を形成し得ない理由としては、その指向が古典的自由主義に根ざしているからなのかな?と最近考えたりしてます...今更ながらJ.S.ミルの「自由論(新訳)」なんか読んじゃったもので...♪
で、嘗て小沢氏御本人は「自由党」なんて言ってましたが、構成員各個が自由に討議できる状況なんてこれっぽっちも好んでない所が面白いですね。 どう考えても全体主義的な支持組織の集票力を意思決定の基準においている点は自民党時代から一貫していると言うべきか...でなきゃあ、内輪とは言え「第七艦隊...」も「カネをいっぱい持っていき...」なんて日本国の政権を担うであろう政党の代表が言うわけないですものね。 辻元清美でも此処迄言わんで...♪
やはり”Remember 1995”は意識せねばならんのか...そういえば日本におけるインターネット普及の転換点となった年でもありますな...♪
こんばんは。小沢氏が何を考えているのかという問いがよくなされますが、私はいつも「たいしたことは考えていないのでしょう」と答えることにしています。そんなに物事を深く考えるタイプには見えませんし。
社民党は北朝鮮には強いシンパシーを感じているようですが、旧社会党時代から拉致問題については冷淡であり、というか、産経と公安当局の捏造の疑いがあるとまで言っていましたね。おそらく、そんな政党は北にも本当は相手にされていないでしょうね。
私が常々言ってきたように、別に産経の編集方針が変わったとかどうではないと思うのですが、今回の記事に対するみなさんのコメントを読むと、随分とフラストレーションをかけてしまったのだなあと改めて思います。私自身、そういう部分はありますが。
私は今回の記事にかかわっていませんが、ご評価に対し感謝したいと思います。
大変ですが、選挙前の9月までには完成させてくだされば、後々
『こんな事言ってるとは知らなかった』なんて意見を言う人間に対して反論の材料になりますから。
>小沢一郎代表が2月上旬の会合で「拉致問題は‥‥って言うしかないだろ」と発言
確かに1月近く、そんなニュースは聞かなかったですね、この発言は、
加えて「北朝鮮には補償を何もしていないのに、『9人、10人返せ!』ばかり言ってもフェアじゃない」と言う基本スタンスの社民党が加われば、一人幾らでと具体的に金額交渉しそうな勢いじゃないですか。
それにしても『突っぱねて相手の妥協を待つ』行動様式が北朝鮮式ですね、相手が同じタイプだと中国に対しての態度を見てると弱いのかな?
麻生氏も就任前から『失言が多いので的になる』と言う話をよく聞きましたが、マスコミがその気だと、小沢氏も同じ道を歩む可能性はあると言う事ですね、そうなると党首交代の際は衆議院選挙しないとこの2年の発言は何だとなりますが、福田氏の事務所費問題等々は無視できたのですから、その点は『危機だから』と無視してくれそうですね、テレビなんか特に。
マスコミ特に朝ズバの、みのもんた氏、報ステの古館氏、に代表されるABC,TBS、日本経済新聞、毎日新聞、朝日新聞、東京新聞、中日新聞、沖縄、等々あるわ、あるわ、いたるところに左翼系が有象無象!
↑もう、飽き飽き。
そんなに毎日毎日、麻生さんをいじめて、さげすんでいれば、ブーメラン!
↑国民も、飽き飽き。
読売は、その場しのぎでアメリカさんに依存。
のこるは、産経さん。今回のような特集は産経にしかできない所業!
民主党、小沢氏に蜂の一刺しでは物足らず。、小沢、菅、鳩山、輿石氏にスズメバチ1千匹を進呈しましょう、おっと悶絶だ!
継続は力なり!
「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」
この発言が気になってしまいました。
「わが子だけでも帰ってきて欲しい」そんな思いを押し殺して「拉致被害者全員の救出」と「拉致問題の完全解決」の為に日々老体に鞭打って奔走されておられる被害者家族のみなさんのお気持ちを思うと、この台詞はあまりに無神経で、あまりに無責任としか思えません。例えどんな場面で誰に対して発した言葉であったとしても、一国会議員が少なからぬ人数の人を前にして発していい言葉だとは思えません。
こんな人間が党首を務める政党が、政権奪取を目前にしているのかと思うと、つくづく・・・。もう言葉も発したくなくなります。
いつもご苦労様です。
小沢一郎先生って、本当に複雑な方ですね。
自民党時代は、もう少しわかりやすい人物だったような気がするのですが。
そもそも、
・総理になりたいのか、なりたくないのか
・世論に敏感なのか鈍感なのか
・剛胆なのかノミの心臓なのか
・早い話が、バカなのか利口なのか
阿比留さんの「言動を振り返る」シリーズを拝読しつつ考えてみるのですが、謎は深まるばかりです。
私一応若者の世代で、父の教育?のおかげもあり自称保守派です。
連日の反日左派メディアの偏向報道(主観です)にうんざりする中、
産経新聞とたかじんのそこまで言って委員会が心の拠り所です。
三宅久之先生に日本の理想的な親父像を見、金美齢先生に日本人以上
の日本人らしさを感じています。
さて今日の朝刊1面に掲載された小沢氏発言なのですが、他紙の記者
さんもその場にいたと思うのですが、一切報道されないところを見る
と産経さん以外のメディアはすべて緘口令に従ったという事になる
んでしょうかね?
さすが産経新聞と思う反面、メディアのあまりにの沈黙ぶりに逆に
なんか一抹の不安を感じてしまいます。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090303/stt0903030003000-n1.htm
小沢さん。ブレているなんてもんじゃない。
しかし豹変を期待すると言う民主党さん「公約は膏薬」と言うならマニフェストなんか信用できないじゃない。
など微塵も感じさせないこの発言を許す訳にはいかない。小沢民主を国民が選択するのであれば、まさに白紙委任状を小沢代表に渡すことに他ならにという今日の指摘は的を得てると思います。
この穏和で大人しい日本人が暴動を起こすような事態…恐ろしいです。
>沖縄の民主党県連代表は麻薬で臭い飯を食った男ですが・・・。…そうなんですか。それはまた大胆というかいい加減な…。
今回の連載は、第一部は5回ですが、第二部、第三部と続く予定なので、いろいろな角度から「解剖」ができるだろうと思います。第一部には私はノータッチですが、今後はかかわっていく場面があるかもしれません。
こんにちは。ご紹介のサイト、のぞいてきました。私は個人的には自主防衛が最も望ましいし、またそうあるべきだと思っていますが、同時に、過去に防衛庁を担当した経験から、日本の防衛がいかに米国頼りかも多少は知っているつもりです。自主防衛への道のりはあまりに遠く、米軍駐留の抑止力を軽視することはできないと思っています。
強いリーダーシップというと聞こえがいいですが、この人の場合は単に権力集中と独裁・専横を好むということのような気もします。民主党代表選で、立候補に意欲を示した野田佳彦氏が、締め付けが強いので立候補もできなかった事態が、なにか象徴的ですね。
先日は、批判めいたコメントを残しましたが
昨日の朝刊は、素晴らしい!
今まで、ネット上では出ては、消え、出ては消えていた(私の印象)
「民主党INDEX」を、全国紙が取り上げた意義は大きいと思います。
リベラルな部分を、もっと表に出すべきです!
何しろ、私の周りには「未だ」小沢を「保守」だと勘違いしている
「団塊の世代」が多く、
また、その世代はネット上の事は「嘘」、TVが「本当」と
浮世離れしている人が多いのです。
佐藤栄作氏の影響でしょうか(笑)
当時みたいに、「生中継」だけじゃありませんからね、今は。
ま、いいか。
阿比留様、大変失礼いたしました(_ _)
北京ダックまきこはいいことあったんだろうが、日本国民にはない。
ただ、嫌支感情が芽生えて、支那を何とかしてあげようという気分がなくなったことはいいことだ。
ハルノートなど無くても、撤退する時は撤退する。
小沢発言が世界に広まれば、日本人は狙われるな、黄金の国の小金人だね。
>『9人、10人返せ!』ばかり言ってもフェアじゃない」と言う基本スタンス…。これは辻本清美氏のインターネットでのインタビューを、産経が報じたことで広まった話ですね。あのとき、私はもう一人の記者と辻本事務所に取材に行きましたが、辻本氏が妙に低姿勢だったのを思い出します。今は政治家も学習して、拉致問題に対する本音を口にしない人が多いですね。
こんにちは。>飽き飽き…。本当にそういうことばかり目につく昨今ですが、それでも日々、世の中は変わっていくのでしょうから、なんとか頑張らないといけないと思っています。
>例えどんな場面で誰に対して発した言葉であったとしても…。今回のエントリを書いた後、同僚記者に聞いたところ、この発言の場面は記者団に非公開だったそうです。あまり具体的に書けませんが、それを弊紙があるルートで入手し、今回報じたという次第です。
こんちには。産経購読をやめられたとのこと、残念ですが仕方ありません。ただ、これは何度も書いていますが、今回の連載も含め、弊紙の報道姿勢や方針がどこかで変わったとかそういう問題ではありません。その判断が正しいかどうかは別として、ニュースだと判断したものをその都度報じてきただけだと思います。それがダメだと読者に判断された場合は、それもまた仕方がないと思いますが。
こんにちは。>謎は深まるばかりです。…これは私の本意ではないし、これまでも口を酸っぱくしてそうではないと書いてきたことです。小沢氏の言動に限って深読みする人が少なくないのですが、そうではなく、ありのまま底が浅く支離滅裂なだけだと解釈するべきだと思います。ただの○×だと私は見ています。
はじめまして。上のchamiyasue様へのコメントで書いた通り、その場では記者団は排除されていたようです。ですから、他紙が報じないのは、この情報をきちんと入手できずにいるという可能性もあります。第一、あらかじめそういう約束だったのならともかく、政党がマスコミに箝口令を敷くなどということはできることではありません。
小沢氏は民主党と合併してすぐ、「民主党のマニフェストなんて誰も読まない」とも発言しています。
弊紙の記事を読み、趣旨に賛同していただきありがとうございます。
>小沢を「保守」だと勘違いしている「団塊の世代」…まるで悪い冗談ですね(笑)。いや、悪い冗談どころか、悪夢として身に降りかかってくる話かもしれません。
いえいえ、何の心配もいらない(笑)。
そうですね。テロに屈し、人質にはカネを払うと公言したわけですからね。
拉致被害者を金で・・・という件ですが、確かにどの場で、誰に発言したのか分かりませんし、言い方が投げやりとかは戴けません。しかし、私は小沢しを支持しませんが、政治家としては核心を突いていませんか?
同情はするが我々の平和を乱されるのは御免と考えている人が余りにも多いので、問題が進展しないのではないでしょうか?
拉致被害者を救出するには、救出武装部隊を送り込んで強引に救出するか話し合いで解決しない以上お金で形をつけるのは政治の選択肢としては止むを得ないのではないでしょうか?
前者を選択するなら、日本も攻撃を受けることを覚悟しないとダメですし、お金なら全員救出=救出金イコールかれらが言う賠償金=平和条約=核完全放棄を4点セットでする条件です。
拉致被害者家族の皆様への同情だけでは解決しません。日本人としての決断は上記二つしかないと思います。
これは政治家として超機密でしょうし、与党でないと出来ませんから、政権奪取を狙う民主党党首としては、相変わらず軽率な発言ですが、拉致救出に本気?なら面白いと思います。
>拉致救出に本気?なら面白いと思います。…これまでの彼の発言をみても、とても本気だとは思えません。
「民主党内の旧社会党系が無茶苦茶をする不安と官僚内閣制が終焉する期待を天秤にかければ官僚内閣制の終焉の方がましです」
と書いてます。
こうなることを、祈るしかないですね。
祈りたい気持ちですが、あまり期待をかけられるかどうか…。
お願いがあります。
乾正人政治部長に私達の声と感謝の気持ちを伝えてはいただけませんでしょうか?
ネット万能の世の中ですが、民主党に関する報道は極めて少なく、「自民党政治」への批判が、そねまま「民主党」へ投票せよとも受け取られる報道が多すぎます。
いまは、世界恐慌一歩手前の経済情勢です。
私達、国民としても政権選択を誤る訳には行きません。
投票に公平をきすためにも今回の企画に感謝いたします。
1、現実には民主党内の左派勢力は、外から見るよりはるかに弱体化している
2、横路氏はすでに力を失っており、おれの後ろには小沢がいるんだと言う顔をすることで辛うじて影響力を保っている。
3、自民党にもかつては宇都宮徳間のようなゴリゴリの左翼がいたし、現在も右から左までいるわけだから構図は五十歩百歩。極端で現実離れした意見は、政権を獲ったらはじき飛ばされてしまう。
とまあ、屋山さんはそんなに心配はいらないといいますが・・・
民主党に疑問を持つようになった根拠に、韓半島に注力する前回参議院議員候補を見たからです。
現在の各政党の党員資格を党則ないし規約で見ますと、
党員を「日本国民」としているのは、自民党と日本共産党だけです。
共産党はコミンテルンの指示で各国ごとに結成していることから考えれば「日本国民」のための政党は自民党しかありません。
民主党は、「18歳以上の個人(在外邦人及び在日外国人を含む)」となっていますが、1998年の結党以来からなのか不明です。
10回も改正を重ねていますから、いつの時点で「在外邦人及び在日外国人を含む」が挿入されたのか、調べて、いきさつを取り上げていただきたいものです。
と、申しますのも、イザブログで「政権交代」に言及されている人たちも、また、日本国民の多くも、知らぬままではと、危惧しているところです。
公明党は、「国籍を問わず」とはっきりしていますが、社民党は、なにも書いていないことも「不気味」でなりません。
よろしくお願いいたします。
乾部長に伝えます。
今度、屋山さんから直接、お考えをうかがって参考にしたいと思います。
以前も同様の趣旨のコメントをいただいたと記憶していますが、参考にさせていただきます。
今、当地では小沢代表の資金管理団体「陸山会」の責任者と前社長が逮捕と速報が流れました。
これは阿比留さんのこのシリーズの成果でしょうか?
今後の展開が楽しみですね!ここは野次馬と決め込んで、散々叩いてきたマスゴミとミンス党幹部の対応とご本人の対応が見物です。
矢張り、何事も一本調子ではないということですね。
>他紙が報じないのは、この情報をきちんと入手できずにいるという
可能性もあります。
なるほど。それにしても不思議なくらい報道されません。こんなもん
なんでしょうか。。
仮に閣僚の発言という記事だったとしたら、果たして今のような状況に
なっていただろうか?と思ってしまいます。
>矢張り、何事も一本調子ではないということですね。…全くその通りだと思います。政界一寸先は闇、ですし。
もちろん、何度も書いてきた通り、政府要職者だったら、もっと必死に裏をとろうとしたり、伝えようとしたりしたことでしょう。ですから、なぜだか現在はそういう慣習になっていると書いてきたつもりです。
本エントリーの最初にある、【小沢一郎代表が2月上旬の会合で「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」と発言した】と報じた産経新聞の記事についてコメントします。
民主党幹事長代理から産経新聞社編集局長と政治部長宛に、3月3日、
【3月2日付朝刊1面における「民主党解剖1」なる記事において、党小沢代表が「拉致問題は 北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」と会合で述べたと報道】されたことに対しての抗議するとともに訂正と謝罪を要請する文書が提出され、同じ文書が民主党から救う会事務所にもFAXで送られてきた、と
「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」のweb siteに掲載されています。
http://www.sukuukai.jp/mailnews.php?itemid=1809
同じweb siteには、
(救う会が)産経新聞に問い合わせたところ、本日3月5日、産経新聞政治部長から救う会に電話が入った。同氏は、民主党幹事長代理(民主党からの文書発信者)に対し、3月4日、文書で「正当な取材の結果得られたもので、かつ裏づけもとれているもの」という旨を回答したと報告した。
ーーー引用以上ーーー
という記事も掲載されています。
http://www.sukuukai.jp/mailnews.php?itemid=1809
(字数制限があるので分けます)
以上を踏まえた上で、産経新聞の記者である阿比留様にお尋ねします。
1. 民主党から産経新聞が上記のような抗議を受けたのは事実ですか?
2. 産経新聞は民主党に「正当な取材の結果得られたもので、かつ裏づけもとれているもの」という回答をしたのは事実ですか?
3. 2が事実であるとして話を進めます。産経新聞がお取りになったという「裏付け」とは何ですか?ご存知と思いますが、「録音テープではないか?」という説が、3月4日(水)、夕方のFNNスーパーニュースANCHORで青山繁春氏から出されています。「裏付け」とは録音テープなのですか?
4. 3が録音テープだとして質問します。録音テープという証拠を持っているのであれば、産経新聞としては自信を持って追加記事をお書きになることができると愚考しますが、それをなさっていないのはなぜですか?もし追加記事が掲載されないままですと「裏は取っていないのではないか?」と、この問題に関心のある国民に思われてもよいとお考えなのでしょうか?
ご存知の範囲で、あるいは公表しても問題ない範囲でご回答いただけますとありがたいです。
産経新聞としてのお考えではなくご自分のお考えでももちろん構いません。
1つめは正しく、2つめは
http://www.sukuukai.jp/mailnews.php?itemid=1810
です。
申し訳ありませんでした。
はじめまして。ご質問の件には、他の人のコメントへの返事でも書いていますが、①については、何か抗議があったらしいことは承知していますが、その詳細は存じません②ですから、これについても承知していません③この点に関しては、取材した同僚記者から聞いてある程度知っていますが、ここでそれを明らかにする権限は私にはありませんし、また、「わざと」抗議してきたと思われる民主党側に手の内(こちらが把握している事実、取材方法)をさらすことになるので残念ながらそのまま書けません。ただ、やたらめったら抗議してくる小沢氏相手にこうした記事を書くには、それだけの裏づけが必要だということは一般論として申し添えます④これはよく意味が分からないのですが、もう必要なことを書いているときに、ただでさえ狭くいつも記事が落とされる貴重な紙面を割いて追加記事を書く理由が見あたりません。というか、私自身はこの取材を行ったものではないので、全体像は知りませんが、問題のある部分はあの記事で十分指摘できたのではないかと思うのですが…。以上、当然のことですが、私個人の見解です。