きょう、国会の売店でこういうお土産用の「せんべい」を見つけました。「値下げしました ¥380」というプレートがどこかもの悲しく感じましたが、モデルとなったご本人(似てない!?)はぶつぶつこぼしながらもまだ意気軒昂に過ごしているようです。さて、長々と続けてきたこのシリーズも、早く仕上げて区切りをつけたいので、本日もさくさく進行させていきます。

 

・ 平成19年6月22日、産経、民主党代表、記者会見で、資金管理団体による不動産取得を禁止する与党提出の政治資金規正法改正案が成立確実とみられることについて

「(法律が不動産の所有を)問題と言うなら、いつでも処分する」

 

 =というわけで、現在、小沢氏名義のマンション群は、ほとんどが抵当権が外され、いつでも売却できるようになっているそうです。記事の中では、日大法学部の岩井奉信教授が「問題は売却益をどうするかだ。国民の感覚は小沢氏の個人財産だということで、そうだとすれば小沢氏が所得税を払うのか。一方、陸山会のものだとすれば無税となる可能性が高いが、税当局の判断に注目したい」と述べていますが、このあたりはどうなっているのか…。

 

    平成19年7月6日、産経、民主党代表、参院選を前にしたインタビューで首相への意欲について

「国民が選べば仕方がない。先の話を言っても仕方がない。それは国民の天命に従う。そうでなければ、私は党代表なんてやっていない」

 

 =これは、選挙で勝てば仕方がないから首相をやってやる、という意味でしょうか。

 

    同上、不動産問題について

「論理的に何も悪くない。ローンを払えば政治団体以外に政治献金は流出しないじゃないか。政治団体でちゃんと届けているだから利殖のわけがない。(だが)面倒だから処分する」

 

 =私は頭の働きが鈍いのでよく分かりません。届けているから…というのは理由になるのでしょうか?。

 

    平成19年10月11日、産経、民主党代表、記者会見で資金管理団体がマンションの2室を貸し、コンサルティング会社と社団法人から家賃収入を得ていたことについて

「無償提供しようとしたが、賃料を払いたいということだった。(この件を1面トップで報じた9日付の毎日新聞の報道については)政治的思惑で意図的に誹謗中傷した報道だと認識している」

 

 =この件については同年10月9日のエントリ「小沢不動産問題・ニュースはつくられる!?」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/334354/)であれこれ書いているのでコメントは省きます。

 

    平成19年10月30日、読売夕刊、民主党代表、福田康夫首相との初の党首会談後、記者団に

「(会談に)応じなかったら『小沢は話し合いを断った』と報道される。首相から『週末をメドにもう一度話し合いたい』との要請があったので、『首相の要請であれば、もちろん結構だ』と答えた。(今後も)首相の呼びかけなら、いつでも応じる」

 

 =このときの会談では、新テロ対策特別措置法案をめぐって話し合いは平行線をたどったのに、福田、小沢両氏とも満足げだったと報じられています。で、実はナベツネ氏が仲介した大連立のあり方についてたっぷり話していたのだと後に分かりましたね。

 

    平成19年11月2日、朝日、民主党代表、記者会見で大連立を否定

「連立どうのこうのという政局論的な政治問題は一切なかった。今、私はそういうことは考えていない」

 

 =どうしてこう虚言癖があるのか。「小沢氏の政治哲学では、誰と会ったかと何を話したかは嘘をついてもいいことになっている」と解説する関係者もいますが…。

 

    平成19年11月3日、産経、民主党代表、福田首相との会談後、民主党に持ち帰った大連立構想を役員会で拒否され、記者団に

「先ほど福田首相との懇談の中で、わが党に対し、連立の要請、いろいろな今日の状況の中で力を合わせないと政策の実現ができない、そういう意味で連立を何とか組んでもらえないだろうか、とそういうお話があった。(中略)そんな中で、先ほど役員会を開催したが、役員会の皆さんはその政策協議に入ること自体も反対だと、そういう考えの人が多数ございましたので、先ほど福田首相に対して、連立は、私どもとしてはのめない、受諾できない、せっかく誠意あるご対応をいただいたが、結果としてはできません、ということを福田首相に(電話)で伝えた」

 

 =このときの産経の見出しの一つは、「『小沢神話』に陰り」というものでした。もう何度陰ったことか数え切れないぐらいだと思いますが、それでもマスコミが何かあるとまた「神話」を倉庫の奥から引っ張り出しては金メッキし、無理矢理持ち上げてきた、その繰り返しであったように思います。要は、政界という名の舞台を引き立てるには、こういうキャラ、カリスマがいた方がいい、必要だと決め込んできたような…。

 

    平成19年11月5日、産経、民主党代表、記者会見で代表辞任を表明して

「政治的混乱が生じた。私が選任した役員から不信任を受けたに等しく、けじめをつける。民主党はいまださまざまな面で力量が不足しており、国民の皆様からも、自民党はダメだが、民主党も本当に政権担当能力があるのかという疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は大変厳しい情勢にあると考えている。政権担当能力が本当にあるのか、というような、あらゆる意味で今一歩という感じだ」

 

 =これは今からわずか1年4カ月前のことですが、もう遠い過去の話のような感じもします。政治の世界はあまりにも移り変わりが早く、ちょっと前に大騒ぎしたことでもどんどん忘れられていきます。私はこのとき、「ああ、やっと小沢時代も終わったか。ただ辞めるだけでなく、自分の党の政権担当能力まで疑ってみせたし、これでみんな小沢氏には飽き飽きしただろう」と思ったのですが、甘かったようです。本人はもっと面の皮が厚く、また世間も私の予想よりこの人に優しかったというのか。

 

    平成19年11月8日、産経、民主党代表、党の両院議員懇談会で続投表明

「国民に多大な迷惑をかけた。この体にもう一度鞭を入れ、次期衆院選に私の政治生命を賭けて勝利する決意だ。不器用、口下手の東北気質のままで説明不足で、それが今回の混乱の一因にもなった。私の思いを打ち明け、丁寧に説明をすべきだった」

 

 =現在、民主党内では24日に小沢氏の公設第1秘書が起訴されても、小沢氏は辞めずに続投するだろうとの見方が強まっています。常識的には責任をとって辞めるのが普通ですが、小沢氏にはそんな常識は通用しないし、小沢氏の首に鈴をつける議員もいないだろうからというわけです。ヘンな話ですが、このときのことを考えても、実際そうなるのかなという気がします。やれやれ。

 

    同上、両院議員懇談会後の記者会見で

「私は昨年代表に就任して以来、心身ともにひたすら7月の参院選に向けて、自分の限界までやってきたつもりだ。体も精神面もかなりくたびれていた。頑張っていた気力が途切れたというか、プッツンしたというか」

 

 =65歳にもなって「プッツン」、だそうです…。

 

    平成19年11月28日、朝日、民主党代表、「政治資金問題や年金記録問題を追及し、国民不在の政治に風穴を開けた」として「小学館DIMEトレンド大賞」の特別賞に選ばれて

「何かよく分かんなかったんですが、ありがとう。私はあまりこういう場に慣れていないので、特別賞をいただくようなことやったかなと思った」

 

 =ご本人も受賞を訝しんでいますが、私もさっぱり分かりません。小沢氏が「政治資金問題を追及…」ってこれは悪い冗談なのか。当時、この記事を読んで「世の中の受け止め方なんてそんなものなのかなあ」と空しく感じたのを思い出しました。

 

 自民党幹事長室長として歴代自民党幹事長を身近に見てきた奥島貞雄氏は著書、「自民党幹事長質の30年」(中公文庫)の中で、小沢氏について「ワーストワン」の幹事長だったと断じた上で、「幼児期は積み木遊びで積み上げてもすぐに崩す。少年期は戦争を知らない軍国少年もどきの戦争ごっこ。そして大人のつもりのパワーゲーム――これが小沢の歩みだったのだろう」と手厳しく書いています。

 

 何度でも繰り返しますが、彼の一体何が一定の支持と評価を集めているのか、私には本当に理解できません。小沢氏は「自己中心的でわがままなただの子供」にしか見えないのですが。