いつものように外務省に入るとき、ふと空を見上げると屋上で鯉のぼりがはためいていました。やはりいいものです。

 

 衆院選がいつになるのかは分かりませんが、どうやら自民党のマニフェスト(政権公約)の一つに、集団的自衛権の政府解釈見直しが盛り込まれる気配が出てきました。まだ確定したわけではなく、また、あまり国民ウケするテーマではないでしょうが、今後の日米同盟と国際社会の中での日本の立ち位置を方向付けていくという意味でも、政権の本気度を占うという意味でも重要な問題だと考えます。時代も日本を取り巻く国際環境も大きく変化しているのに、国内政治を見ると、内向きで、かつ昔へ後戻りすることばかり考えているような議論が続いています。そういう中で、この集団的自衛権の問題が、新風を吹き込んでくれることを期待します。

 

 鯉のぼりの方は、眺めているうちに風がやんで垂れ下がってしまいましたが…。さてさて。