民主党の小林千代美衆院議員が北海道教職員組合から違法な選挙費用を受け取っていたとされる事件の続報です。今朝の産経は社会面で「カンパを裏金化? 北教組幹部宅も捜索」という見出しで、次のように書いています。

 

 《北教組が選挙の度などに組合員から1人1千円ずつカンパを集めて裏金化しており、一部がこの選挙費用の原資になっていた疑いのあることが16日、関係者への取材で分かった》

 

 おやおや、選挙資金カンパというと、どうしても思い出してしまう県がありますね。6年前の参院選では、民主党の輿石東参院議員会長支援のため、下のような文書が各小中学校にファクスされた例の件であります。北教組より額が大きいですね。

 

  

 

 …写真にある「東明会」とは、輿石氏の後援会のことです。ここの教職員組合とその政治団体は、産経新聞が指摘するまでほとんどカンパという名の寄付金を政治資金収支報告書に記載しておらず、産経の追及を受けて、慌てていきなり6000万円以上の寄付収入を計上したのは以前のエントリで何度か書いた通りです。

 

 で、そのお金の提供を受けていた輿石氏は昨日、記者団に小林氏の事件へのコメントを求められ、「コメントする必要はない」と偉そうに言っていましたが、お気持ちは察するにあまりあります。そりゃ、何と答えたらいいのか分からないでしょうし。

 

 この問題では昨日、民主党の高嶋良充参院幹事長(自治労出身)が記者会見で、次のように語っています。ふーん、「政治活動される方は鍛えられた皆さん方」ねえ。学校の教師をはじめとする公務員が何に鍛えられているんだか。

 

記者:小林千代美衆院議員の政治とカネの問題。昨日北教組に捜査が入り、先週末には陣営の幹部が有罪判決を受けた。小林議員の進退、議員辞職とか離党についてどういう対応を考えているか

 

高嶋氏:現段階ではまだ、党としては相談、何の相談もしておりません。いずれにしても一審の有罪と、こういうことでございますから、あの種の事件の関係については最終確定も含めて公民権停止等の関係もありますから、その辺のことも含めた状況の推移を見守るというのが今の状況です。

 北教組の問題についてはまだどういう形に、どういう形というか、どういう進展状況になっていくのかというのはまったく私どもとしては今のところ関知をしてない状況でございますので、それも推移を見守りたいと思っております。

 

記者:今回の問題を受けて、民主党と支持母体の日教組の問題を自民党、野党は追及する構えを見せている。今後参議院に審議が入った場合、日教組出身の輿石参院議員会長もいて、そういった点についてクローズアップされることになると思うが、日教組と民主党との関係について改めて何かありますでしょうか。

 

高嶋氏:いや、あの、基本的に党を支持していただいている団体の一つでございますし、日教組以外にもたくさんそういう支持団体があるわけですから、そことの問題だという認識は持っておりますけども、その問題で党と支持団体とか連合とか日教組とかっていう部分で、野党側が攻撃をしてくることに対してそこの出身の議員の今のあのあれ、責任云々という問題にはまったく関係ないというふうに思っております。

 

記者:話に出た輿石会長も、以前輿石会長を支援するために集めた資金を山教組の当時の財政部長が政治資金収支報告書に記載しなかったということで略式命令を受けたことがあった。日教組と民主党議員の関係が再びクローズアップされることで参院選への影響はどう考えるか

 

高嶋氏:あのー、その事件によって、影響を、事件の風評によって影響を被るというのは私どもはそんなに思っておりません。ただ、ああいう事件を通じて日教組の皆さん方の政治活動に対し、政治活動は当然できるわけですから、政治活動に対するあれ、対応が、消極的になるという懸念は若干あるのかなというふうに思いますが、基本的に、皆さん鍛えられた選挙活動、あの、政治活動される方は鍛えられた皆さん方ですから、そういう部分で特別の影響を受けるというふうには思っておりません。》

 

 …政治活動が消極的になることに対し、高嶋氏はなんと「懸念」を示しています。教師や公務員にひるまずにどんどん政治活動してほしいと言いたいかのようです。やれやれ。この人たちの言動を追うだけで疲れてしまいます。ふぅ。

 

 きょう午前、国会前ではこんなビラが配られていました。小沢一郎幹事長、千葉景子法相に続いて3人目はやはりこの人でした。なんともはや…。