鳩山政権、特に鳩山首相をウオッチしていると、弾丸のように次々とギャグを繰り出す漫才師を見ているような気分になります。一人でボケと突っ込みの両方を演じるような首相の「宇宙的」スケールを持つ言動に、思わずゲラゲラ笑わされてしまうのですが、その後すぐに背筋が寒くなるような思いに囚われるのです。 

 

 政府はきょうの閣議で、鳩山首相夫妻が昨年10月末に首相公邸に入居する際に、内装や床の補修、洗濯機購入などで約474万円を支出したとする答弁書(自民党の高市早苗氏の質問主意書に対するもの)を決定しました。内閣官房共通費総理大臣官邸業務庁費からの出費です。

 

 答弁書によると、補修理由は「経年劣化に伴う」とありますが、この首相公邸は2005年4月にできたばっかりで、昨年10月の段階ではまだ4年半しか経っていませんでした。公邸内部を知る人に聞くと、「まだきれいなもので、劣化なんてしていない」とのことですし。

 

 また、首相は12日には記者団に「和室を洋風にして寝室にしている」と語りましたが、これについてもこの人は「それでは床の間がある和室が公邸からなくなってしまう。日本の首相の公邸としてはいかがか。第一、寝室は別にあるのに」と首をひねっていました。一体なんなんでしょうね。

 

 まあ、474万円なんて、一日50万円もの「子ども手当」をもらって気づかない首相には、ほんの端金なのでしょうが…。この答弁書を読んでいて、私が即座に連想したのは、17日の党首討論での首相の次の言葉でした。

 

 「今までの政権と新しい政権との違いを言えば、1円たりとも税金の無駄遣いを許さない、そのような思いで私たちは頑張っていきたい」(自民党の谷垣禎一総裁に)

 

 「無駄遣いのない日本社会を作り上げていきたい。国民の皆さま方の税金を無駄にしない新しい政治をぜひ与野党なく作り上げていきたい」(公明党の山口那津男代表に)

 

 首相は昨日、記者団に「税金を払っていなかった首相を、税金で支える国民の気持ちをどのように理解するか」と質問され、ムッとした様子で次のように答えていました。

 

 「税金を払っていなかったわけではない。税金を払っていなかったこと自体、全く知らなかったことで、その事実が分かった瞬間に、納税の義務を果たしてきたつもりだ」

 

 …彼は何を言っているのでしょうか?首相は母親から7年間で約12億6千万円の資金提供を受けながら申告せず、東京地検による捜査がなければ、今も税金は払っていなかったでしょうに。やはり、国民を和ませようとギャグを言っているのでしょうか。理解不能な言動に、日々頭を悩まされています。