さて、最近の政治の話題としては、平沼・与謝野新党がどうしたこうしたという件がにぎやかですが、まあ、これは私があれこれ書かなくても紙面でもテレビでも盛んに報じられているのでちょっと手を触れないでおきます。というか、実のところ、顔ぶれをみてもあまり興味・関心が湧かないし、タイミング的にもいかがなものかと感じていますし(以下の写真は、テーマと関係ありませんが、週末に出張で訪れた福岡県飯塚市の風景です)。

 

     

 

 

 それに比べ、あるいはマイナーな話かもしれませんが、本日は私自身の趣味・嗜好に従って、民主党の山梨県連が夏の参院選に向け、3日に選挙対策本部を立ち上げたという話について記しておきます。これは輿石東参院議員会長の選挙に、本腰を入れて取り組もうという態勢が整ったということですからね。といっても、山梨ローカルの話なので、私も新聞各紙の山梨地方版などの記事をチェックしてみただけですが。

 

     

 

 

 朝日、読売、毎日の各山梨県版と地元紙、山梨日々新聞によると、輿石氏の選挙対策本部の結成総会が3日、甲府市で開かれ、連合山梨や後援会幹部など約130人が出席しました。選対本部は、本部長に後藤斎衆院議員(県連代表)、最高顧問に小沢鋭仁環境相、幹事長に米長晴信参院議員、本部長代行に坂口岳洋衆院議員が就任したそうです。

 

   

 

 

 この場での輿石氏のあいさつは、各紙を見る限り次のようでした。なにやら悲壮感も漂っていますが、「持てる力のすべてを尽くす」というのは、山梨県教職員組合を総動員するということでしょうか?

 

 「何としても参院選に勝利し、国民にお応えする責任がある。国民の期待に対し政策で必ず答えを出す。平成維新には抵抗も反発もあるが、乗り越えなければならない。他党の動きを批判したり、言葉じりを突く時間はない。持てる力のすべてを尽くして戦いぬく。もうしばらく民主党を信じていただきたい。時間を与えていただきたい」

 

     

 

 

 …輿石氏に「民主党を信じていただきたい」と言われてもねえ。「政策で答えを出す」って、日教組の政策かしらん。ともあれ、やはり各紙を総合すると、他の出席者のあいさつは以下のようでした。やはり危機感(弱気?)は伝わってきます。

 

   

 

 

 後藤氏 「政権交代後、初の国政選挙だ。新しい政治を山梨、日本に根付かせるための戦い。輿石氏は党に不可欠な人物で、勝利に向け全力を尽くす。『もっとしっかりしろ』という声もある中で、参院選を政策実現のための集大成と位置づけたい。厳しい戦いになると思うが、圧倒的な力を持って結果を出さなければいけない。生活第一の理念で前政権では考えられないことを実現している」

 

 小沢環境相 「『何をもたもたしているのか』という叱咤の声を聞く機会も多くあったが、鳩山内閣が挑戦している課題は大きな社会変革で、向かう方向は間違っていない。社会を根底から変えようとしている。ハードルにつまずくことがあっても支えてほしい。長い目でごらんいただきたい

 

     

 

 

 また、毎日の記事には、「取材に対し、輿石氏は自宅土地(神奈川県相模原市)の一部の農地法違反発覚などの〝逆風〟について『有権者が判断してくれる。全力を尽くせば勝利できると確信している』と話した」そうです。その通りですね、まさに有権者が判断することでしょう。

 

 さて、おまけです。以下の写真の文書は、山梨県教職員組合の政治団体、山梨県民主教育政治連盟(県政連)が昨年10月、会員(教員、教員OB)に向け、年会費の納入とさらなる支援を呼びかけてたものですが、やっぱり「教育は政治のあり方と大きな関わりをもっている」「県政連は各種選挙への取り組みなど様々な活動を行ってきました」などと政治活動をあおっていますね。これから夏に向けて、どんな動きをするのか、可能な限りウオッチしていたいと思います。