本日は前回に引き続き、世に隠れた賢者であるミスターLと私との〝清談〟をお伝えしようと思います。ミスターLも、昨今の政治のていたらく、日本を取り巻く厳しい国際情勢を前に、憂国の至情を迸らせずにはいられないらしく、きょうも私の脳内に金星方面から降臨されました。以下のやりとり中、ミスターLによる預言部分は、彼が過去に未来を見通して実際に語った通りですが、私の問いかけ部分は、意味が伝わりやすいよう現代語に少し翻訳・意訳してあります。

 

  日米関係がどんどん悪化していることを危惧しています。まさに、日本の生存基盤が危うくなってきたというのに、鳩山首相は「普天間なんて皆さん知らなかったでしょ」と口走るなど何の危機感もないようです。

 

 ミスターL 総理の考えそのものが、果たして、総理大臣にふさわしい考えなのかどうかということ自体が大変問題になってきている。軽い方だから、失言をしているというよりも、失言の中に、何か本質的な間違いというか、本質的な考え方がどうも我々と違う部分がある。それが結果として表面的な失言につながっているのではないか。失言が軽いものではなくて、極めて重いものではないかと思う。(2008年11月27日、記者団に)

 

  そうですね。その上、閣内もバラバラでまとまりがありません。あまりのことに、国民も閣内不統一など当たり前だと慣れてしまったようにも思います。

 

 ミスターL 毎日のように総理の発言、政府、さらには党の内部での混乱ぶりがメディアを騒がせている。統治崩壊という言葉が伝わっている。官邸の中にも、あるいは党の中にもまとめ役が不在だと。結果として、統治能力が完全に失われているという状態だ。(2008年12月4日の記者会見)

 

  ええ、そういうひどい状況なので、今朝の新聞を見ると、朝日の調査で内閣支持率は25%まで急落していました。この先も上がる要素が見あたりません。

 

 ミスターL 内閣支持率の急落は当然だと思う。内閣、首相を中心に国民の皆さんが完全に見放されたと。そういうことだと私は理解した。その理由はいくつかあるが、一番は景気が厳しくなってきていると。だから、経済対策、景気対策を打ってほしいと、今やってもらいたいとそういう悲痛な声を今上げているときに、景気対策も来年に先延ばししてしまった。

 結局、打つ手がない。まさに今こそ、政治空白を招いてしまっていることに対する国民の失望感、呆れかえった姿というものが、このような支持率の急落につながったと思う。(2008年12月8日、記者団に)

 

  鳩山首相と内閣に対する「軽侮」の気持ちが、内外から表明されています。米政府関係者が、同盟国の首脳に対して「loopy」と呼び、日本の若者もそれを仕方がないと受け入れ、自らも首相を指して使うような異常事態となっています。

 

 ミスターL 若い人たちの中で「チェーンソー」……チェーンソーと言えばノコギリでしょうが……チェーンソーというのは「チェンジ・ソウリ(総理)」だという言葉が流行っていると聞いているが、甚だ情けないなと。こんな言葉が若い人たちの間で流行るようでは、とても一国の総理が務まるものではないと申し上げておかなければならない。(2008年12月12日の記者会見)

 

 …深く濃い霧の中に隠された真実を見抜き、それを的確に射抜いて示すわれらがミスターLは、1年数ヶ月前にすでに今日の事態があることを予想し、預言を残していました。いま、その美しく紡がれた言葉の一つひとつを噛みしめると、ほろりと涙がこぼれそうになります。パソコン画面がにじんで見えなくなってきたので、本日はここまでとします。