えー、この問題はすでにあちこちで取り上げられているし、国の外交・安全保障や教育問題、財政問題を左右するような話でもないので傍観していましたが、本日、新たな動きがあったので参考までに記しておきます。以下の発言は、昼に国会内で開かれた民主党の代議士会でのものです。感想は…まあ特別なものはありませんが、お二人ともひたすら強気のポーズをとっていますね。

 

三宅雪子氏 ここで一言、お詫びを申し上げたいと思いまして、お時間をちょうだいしております。今回、私の転倒にあたりまして、大変、みなさまにご心配をかけ、またお騒がせをしまして大変、申し訳ありません。地元でいろいろご質問も受けることと思いますが、言うまでもなく、私が私自身で転倒したという事実もございませんし、それをまた、自民党の議員の方に言ったという事実もございません。この2点だけははっきりさせておきたいと思います。

細かい点につきましては、私のブログで釈明させていただいております。私はこういう時は黙っている方が良いと思いまして、先週はあまり発言をしないでいたんですけれども、そのために土日に大変、ひどい報道がされまして、日曜の夜にブログに細かい説明をさせていただきました。いくつかのインタビューには、ナマの条件とか、編集の条件とかで受けさせて頂きました。

私としては精一杯説明したつもりでございます。今回ばかりは、私は応援で駆けつけたところで巻き込まれたということで、本当にみなさまにはご迷惑をかけていると思いますが、これからもよろしくお願いします。本当にすいませんでした。

 

山岡賢次国対委員長 いろいろと相手は言っているが、誰の目にも明らかなので私たちは懲罰の手続きをきちんととっている

 

…まあ、確かに、映像を見る限り、誰の目にも明らかだという点では全く異存がないというか私もそうは思うのですが、一体何をおっしゃるやら、ご無理ごもっともでありまして、いやはやなんとも、はてさてどうしたものかと…。同僚記者に聞くと、民主党議員たちも陰では「あれは自分でやったに決まってるだろ」と言い合っているそうです。

 

 さすが、誰の目にも透明でオープンな政治を目指す党だけあって、いろいろと見え見えの行動をとって国民により政治を身近に、わかりやすくしてくれていますね。みなさんのたゆまぬ努力に、きょうも自然と頭が下がり、心が友愛で満たされていくの実感します。ありがとうこざいました。

 

 ところで本日、私はふと思うところがあって、昨年9月16日の鳩山内閣発足時に発表された鳩山首相の「基本方針」を読み返してみました。茶化すつもりはなく真面目な話、少々抽象的ではあるものの、当時の内閣の高揚感や意気込みが伝わってくるようで、久しく忘れていたある種の「清新さ」すら感じました。その冒頭にこうありました。

 

 「私は、先の総選挙は、民主党及び友党のみの勝利ではなく、国民の政治へのやりきれないような不信感、従来型の政治・行政の機能不全への失望とそれに対する強い怒りが、高い投票率になって現れ、政権交代に結びついたものだと考えてきました。その意味で、総選挙の勝利者は、国民一人ひとりであるはずです」

 

 それが9カ月後の今では、最大の敗者は…。