きょうの産経は政治面で、「『恫喝』発言波紋 仙谷氏審議の火種に キャリア招致拒否→野党退席」という見出しの記事を載せています。昨日の衆院内閣委員会が、仙谷氏が15日の参院予算委員会で「(予算委出席は)彼の将来を傷つける」と恫喝した経済産業省の古賀茂明氏をめぐって紛糾し、野党が審議をボイコットしたことを報じたものです。

 

 野党はこの日の内閣委に先立つ理事会で古賀氏の参考人招致を要求していました。ところが、委員会での自民党の平井卓也氏の質疑中、荒井聡委員長が「きょうの招致は取りやめる」と発言したため、「質疑はできないので退席させてもらう」と実際に退席し、他の自民党議員や公明党、みんなの党の議員も同調したという異常事態です。

 

 これについて産経は記事で《「陰の首相」といわれる仙谷氏が「国会運営のアキレス腱」になってきた》と書き、政府・与党が目指す補正予算案の11月上旬の衆院通過が危ぶまれるようになってきたことを指摘しました。ですが、民主党には本当に危機感がないのか、事態がけっこう深刻化していることが分かっていないようです。かのルーピー氏をはじめ、本当に自分のことが分かっていない人たちばかりです。

 

 きょうの産経は同じ政治面で、同じ委員会での蓮舫氏と自民党の小泉進次郎氏の質疑も取り上げ、蓮舫氏が小泉氏に「人を指さすのはやめた方がいい」と気色ばんだことを伝えています。

 

 で、ここからが本題なのですが、以前一度このブログに登場した産経研修生、石井映四郎記者が野党議員が退席した後の委員会の模様を観察し、メモにしてくれたので紹介します。いかに彼らに危機感も緊張感もなく、だらけているかが臨場感あふれる描写から伝わってきます。以下、メモからです。

 

15時11分 自民党、公明党、みんなの党の議員が退場。退場際に「野党の要求を飲んで下さい」、「真摯にやれよ」などと言い残す

 

15時13分 閣僚席で片山善博総務相と仙谷由人官房長官が談笑。海江田万里経済財政担当相と蓮舫行政刷新担当相が談笑。(※質疑時間経過中)

 

出席者が定足数に満たなくなるため民主党の議員が席を立てなくなる。委員会を成立させるため、マスクの議員が「誰も席を立たないでください」と声をかける

 

蓮舫氏「これって質問続いてるの?」

民主党議員「続いてます」

蓮舫氏「本当にそんなことしてるの。すごいことしてるね」

 

15時18分 三日月大造氏が来て定員+1になり、みんなに喜ばれる。

 

15時22分 荒井聡内閣委員長が休憩を宣言

 

15時24分 三日月氏とマスクの議員、荒井氏がロビーで話す。

 

荒井氏「時間を止めとかないと、(野党議員が)帰ってきたとき…。(三日月氏に対し)一度呼び込みをしてきて、それでもダメなら散会」

 

三日月氏「じゃあみんな(委員会室で待っている民主党議員)に説明してきます」

 

荒井氏「いい。よけいなこと言わなくても」

 

15時31分 片山氏、海江田氏、仙谷氏は事務方も交えて談笑

 

15時39分 海江田氏が委員長席に行って荒井氏に話しかける。荒井氏が事務方を呼んで、「もう泉(健太)君にいいって言ってきて」

 

15時43分 仙谷氏出る。出る前に玄葉光一郎国家戦略担当相と話し込む。

 

15時45分 蓮舫氏「30分以上経つね」

 

海江田氏が片山氏と話しながら、蓮舫氏を指さす(蓮舫氏を話題にしている様子)。

 

蓮舫氏最悪でしょ。このおやじ!」と立って海江田氏を指さし、爆笑して席に着く。(ダラダラ感100%)

 

15時48分 荒井氏が散会を宣言。泉氏「(野党側に)出席要請するもかなわず」と民主党議員らに説明 みんなばらける

 

 …どうでしょうか。閣僚たちがとても仲が良く、うち解けた間柄であることがよくわかり、とてもほのぼのとしていて、胸が温かくなってきますね。さすがに、わが国の前途を託すにたるいずれも高潔なお人柄だなあと感嘆し、なぜだが涙もこぼれそうです。

 

 今までの国会であれば、野党が退席しても与党議員たちは席でじっとしたまま、静かに時間が経過するのを待っているというのが相場でしたが、政治の文化大革命が進むわが国では、議員たちはもっと自由と享楽を謳歌できるようになったのです。

 

 って、蓮舫さん、セクハラまがいの話でも出ていたんだか何だか知りませんが、あなたも人を指さしているじゃない。形式的には委員会が続いているのに、他の閣僚に対し、「このおやじ」と言い放つのもいかがなものかと。まあ、どうでもいい、バカバカしいことではありますが、なんだかなあ…。