今朝の閣議後の記者会見で、蓮舫行政刷新担当相は夫でジャーナリストの村田信之氏が、民主党から平成23年4月の東京都目黒区議選に出馬することを認めました。蓮舫氏はこう述べました。

 

「つい先ほど公認が出たと聞いています。目黒区議に挑戦するということです。一度、報告というか相談をされました。自分としてやりたいことがあるということでしたので、私が口を挟むものでもない。どうぞ自分でやりたいことをやる。当然のことだと思います」

 

 なるほど、別にこれには「そうですか」という感想しかありませんが、蓮舫氏とその夫君について、ついでに思い出したことがあるので紹介します。それは今年6月16日の蓮舫氏の決起集会における仙谷由人官房長官のあいさつでした。そこで、仙谷氏は蓮舫氏を国会に誘う際に夫君を利用した感動のエピソードを明かしていたのが印象に残っていたのです。

 

仙谷氏のあいさつは以下の通りです。

 

「横で蓮舫さんの熱弁に聞き惚れたが、こうやって、新人議員が6年後にこんな大きなホールにみなさんが集まっていただける。私も大変、感動をいたしている。前の選挙でもそうですが、この間の蓮舫さんの、少々至らぬところもあった民主党の政権を、愛情を持ってお支えをいただいておりますみなさんに、この場を借りて、厚く、厚く感謝を申し上げます。

 

6年前、実は蓮舫さんを担ぎ出したのは、私です。渋る蓮舫をどう口説き落としたか。あそこに村田信之という蓮舫の配偶者がいるが、この人に、徳之島で発明された育毛剤をプレゼントして、口説き落としたのが真相です。本当の話なんです。

 

(中略)子供たちのための東京、日本を私どもが、鳩山由紀夫流に言うと、居場所と出番を絶えず自分たちが持てる社会をつくる、そのためには政府が何を側面支援するのか。菅直人流にいえば、強い経済、強い社会保障、そして強い財政。強い財政なくして、強い社会保障はない。強い社会保障なくして、強い経済はない。強い経済なくして、強い財政はないということに、ようやく菅さんも気づいてくれましたので、このことに具体的に即して、子育て、医療、あるいは介護、即して語れる蓮舫さんが光り輝くだろうし(後略)」

 

…しかし仙谷氏も、何もことさら「本当の話なんです」と強調しなくても…と奇異な印象もありますが、ともあれ、そういうことであったようです。他意も底意もありません、ちょっと面白いかなと思ったまででした。おしまい。