昨日のテレビ朝日の番組に出演した仙谷由人官房長官が、ちょっと聞き捨てならないことを言っていたので、記録しておきます。内閣のスポークスマンである仙谷氏は、菅直人首相が「朦朧とした状態」にあるという重大な国家機密(?)を告白したのです。
そう言われてみると、あの行き当たりばったりで整合性のとれない発言も、口に出しては仙谷氏をはじめ閣僚に否定される思いつきの言葉も、最近の「これが俺のリーダーシップだ、後は知らん」と言わんばかりの無責任さも、社民党とたちあがれ日本の双方にこなをかけて平然としている無神経さも、すべて「朦朧」状態にあったからだと説明がつきますね。
ともあれ、仙谷氏の発言の関連部分は以下の通りです。
Q 陰の総理と言われているが、表になると、なろうという気持ちはあるか?
仙谷氏 まあ絶対ないでしょうね、ええ。
Q 来ればやれるんじゃないか。
仙谷氏 それはね、トップリーダーの気力、体力というのはちょっと別ですよね。そら、僕は菅さん見てても、鳩山さん見てても「よくやるな」と思うんだけど、これは外交的、何と言うんですかね…儀礼というと叱られるんだけども、外交的な日程が3分の1から半分ぐらいありますでしょう、今。これはね大変ですよね、う~ん。だから朦朧とした状態になる。う~ん。
…さて、手元にある広辞苑で「朦朧」の意味を確認してみました。それによると、
① おぼろなさま。かすんで暗いさま。
② 物事の不分明なさま。
③ 意識が確かでないさま
ちなみに、同じ辞書で「朦朧状態」についてはこうあります。
「意識障害の一種。ヒステリー・てんかん・慢性アルコール中毒などに起る発作的無意識状態。意識野が狭まり、誤認や錯覚があり、外界を広く把握できないため状況にそぐわない行動をとる。意識の流れが突然変り、それから醒めても、その間の記憶を喪失していることが多い」
…なるほど。うーん、首相職が極めて多忙であり、さまざまな決断を迫られる精神的・肉体的に大変な立場であることは私も全く否定しませんが、最近の菅氏はやたらと飲み歩き、土日にも夜日程を入れ(SP泣かせ)、二次会へとはしごすることも少なくないし…。
一国のリーダーが、本当に仙谷氏の言うような朦朧とした状態にあるとしたら、仮に「ときおり」であるにしろ、これは洒落になりません。そんなときに重大問題が発生したら、日本は恐ろしい目に遭いかねません。
それにしても、仙谷氏はポロッと怖いことを言うなあ。さすが、ご自分で「ちょっと放言癖があるわ」と言うだけあって。しっかし、「それだけきつい仕事だ」と強調したかったのだとしても、こういうことをテレビでしゃべっていいのかしらん。「暴力装置」にしてもそうですが、この人の日本語感覚はやはり少しヘンだと思うのです。
コメント
コメント一覧 (26)
総理は最近飲み歩いて、二字会までもですか?
私は総理の一日欄を毎日チェックしています。
質問ですが、午後6時位から8時位まで人の出入りがある場合、夕食は公邸に帰ってから取るのでしょうか?それとも出入りの時間のどこかで軽食を取るのでしょうか?
国難の折、翌日顔がむくむほど飲むのは、総理として自覚がなさすぎますね。
麻生元総理の場合は、ホテルのバーでお飲みになってお好きな葉巻を楽しまれると聞きましたが、普通に判断して麻生氏の方が断然、大人の所作ですね。
民主党は社会・共産主義者が多いので庶民的と言われる居酒屋通いが多いですが、こういうパーフォマンスを良しとする風潮は一体なんですかね?
卑しくも総理大臣や閣僚はSPにも警備がしやすい一般人があまり来ない、静かな場所が適切でしょうが!
「朦朧」は「耄碌」のいい違え(聞き違え??)かも知れませんが。
なるほど、でもこの方の場合、『日本語感覚』というより『日本人感覚』がおかしいのでは?と思います。
>外交的な日程が3分の1から半分ぐらいありますでしょう、今。これはね大変ですよね、う~ん。だから朦朧とした状態になる。
つまり首相に不向きな人間、性格なんですよ。
首相にふさわしくないんですよ、この人。
首相に向いてる人はこんなこと苦にせず、
生き生きと仕事をします。
そしてなおかつ日本国のために、
日本国の国益のために身をささげます。
それが首相たるに相応しい人品です。
菅には無理です。
菅さんに相応しい仕事を与えてください。
首相や政権を馬鹿にし批判する仕事を。
すぐに生き生きと働き始めますよ。
雇用問題は見事に解決して、
今年はもう皆職にあぶれたものはいないんでしょうか。
ならすばらしいことですが、
もしそうではないのに、やらないことにしたのなら、
年越し派遣村は失政であったことの証明ですが。
菅氏は派遣村の村長さんになってもらって、
政府が悪いんだ、と言っていればいい。
それが彼に一番相応しい職だと思います。
菅総理は、「二日酔い」で、「朦朧状態」の「仮免許」運転では、重大事故に繋がり兼ねません。
一刻も早く辞めてもらいことが一番ですネ。
>政府が悪いんだ、と言っていればいい。
>それが彼に一番相応しい職だと思います。
村民のための派遣村でなく、村長さんのための派遣村。
首相を失職した人のための雇用対策としての派遣村。
レンホウに切られてしまうかも知れませんが。
民主党政権考えてみれば大上段に振り被って何でもかでも自分達がやると言ったために沢山の荷物を背負い込む結果となって今の状況に及んだのでしょう。
お役人がいつも通りのことをやっても何故勝手にやったと指弾されるわけですから必然的にお伺いを立てることになるでしょうしそれでなくても交通整理が大変なはずですからね。
まあ、自分の蒔いた種だと言ってしまえば実も蓋もありませんが。
ところで、数多のブロガーの方々のコメントを拝読して随分と変った方もおられるのだなあと感ずることがこの1年しばしばありました。
特に阿比留瑠比さんの人格や姿勢を否定したり揶揄するようなコメントには
悪意を感じています。
「誹謗中傷を避ける」
「事実に即し、感情に流されないよう抑制的な内容にとどめる」
を押さえたエントリー作成お疲れ様ですwww
存在自体が非常識な人物=仙谷官房長官について述べる場合、事実に基づいた表現なら、公人であるだけにエントリーの内容なら名誉毀損にもならないでしょう。
旧正月を迎える前に、解散総選挙がありがたいのですけどねぇ。地方選挙も実施される毎に民主党の惨敗。問責決議を無視した菅+仙谷内閣って、レームダックとはこの事だと言う見本です。とっとと退場すれば良いのに。(-。-)y-゜゜゜
> さすが、ご自分で「ちょっと放言癖があるわ」と言うだけあって。
仙谷氏も朦朧状態にあるのではなかろうか.
日本のトップが菅・仙谷朦朧コンビ. 笑い事ではないですな.
> 重大な国家機密(?)を告白した...
確かに機密事項を語ってますね...
まあ、菅内閣のいう国家機密は民主党政権にとって不都合な事項全てであって、多少耄碌気味の首相でも優秀な副首相-官房長官-が存在すればどうと言う事は無いので機密事項では無い...でも"不都合な事実"を暴露した保安官は罪人...と言う事なのでしょうなぁ...
さて、今年も残り一週間を切りましたが、小沢新党(仮称)は実現するのでしょうかね? 政党交付金の為にモラルを捨てた連中に何も期待してませんけどね♪
こんにちは。>午後6時位から8時位まで人の出入りがある場合、夕食は公邸に帰ってから取るのでしょうか?それとも出入りの時間のどこかで軽食を取るのでしょうか?…公邸に帰ってとるというより、ほぼ毎晩、どこかに食べに出ているようですね。朝食は公邸で食べているのでしょうが。
国民の知る権利に奉仕した公務員は退職に追い込まれたのに、軽々しく首相に関する「事実」を口にした側近は免責なんて…。まじめに、これってけっこう問題発言だと思うのですが。
それも言えそうですね。困ったことに。
ところで、あまりの品行の悪さ、低レベルで陰湿な他者への悪口と誹謗中傷、手段を選ばない嫌がらせの執拗な連続…などの理由で出入り禁止にしている望月孝夫という人物が、本日、三度ほど投稿してきたので削除しました。私はマイページ欄で名前を見つけ次第、内容を読まずに自動的に削除しているのですが、もしかしたら訪問者の中で彼の無意味な書き込みを見て気分を害された方や、目が汚れたと感じられた方がいるかもしれません。どうか、路傍の吐瀉物に近寄ることなく、知らんぷりしておいてください。蝿たたきとなるのは人生の時間の無駄ですから。
こんにちは。菅氏は野党時代、民主党政権になれば株価はたちまち三倍に上がると発言していましたね。所詮、そんな人なのだろうと思います。
思い起こせば、仮免総理と暴力装置・健忘長官、他に柳田法務大臣という軽い人もいたし、千葉景子という県民から嫌われた大臣もいましたね。
反日岡崎公安委員長とか赤松アホ大臣等々等々・・・。
他にも仰山いたような。ありすぎて覚えられません。
民主党には変わった人材が豊富ですねぇ。
はぁ、何とかならないものですかねぇ。
社民党や立ちあがれ日本やら、誰彼と無く声を掛けて、ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たるって?
んなアホなぁ。
こんばんは。ただ、根っからの政局好きなのでしょう、最近の菅氏は朦朧としながらも妙に元気です。ハイになっているようにすら見えます。ランナーズハイとか、クライマーズハイとか、そんな感じの…。
>人格や姿勢を否定したり揶揄するようなコメントには悪意を感じています。 …私のような弱小新聞の窓際記者の私的なブログなんて放っておけばいいのに…と不思議なのですが、いなくなったかと思うと現れるゴキブリのように出てくる人がいます。よほど暇なのだろうと理解しています。
そういえば、以前ある記事を書いたときに相撲をイメージして「死に体」と書いたところ、上司の判断で「レームダック(死に体)」と直されたことがありました。どうでもいいことですが。端から見るともう詰んでいるのに、本人たちはまだなんとかなると必死で足掻いているようですね。
菅ーーー朦朧とした状態。
仙谷ーー人を惑わす、意味不明、暴力言語。
岡田ーー原理主義?自己に忠実なだけ。
鳩山ーーこれこそ、病気。
小沢ーーしがみつき。
民主党ー亡国集団、詐欺集団。
外国人参政権反対、人権擁護法案反対、夫婦別姓制度反対。
継続は力なり!
いつもお疲れさまです。流れて消えて行ってしまうこういう一言をすかさず記録に残すのは大切なことですね。インターネット上でいったん記録されると消えることはありません。
夕方のニュースの時間、フジTVの仙谷長官インタビューを、むかむかしながら見ていました。三百代言という言い方そのままで、決して相手の言い分を認めずとにかく何でも言い返す、それだけの才能の人であることが歴然としていました。政治家の才能のなかで、コミュニケーション能力、話している相手に少なくとも誠意はあると感じさせる能力は大事だと思いますが、この人は正反対のタイプで政治家には向いていませんね。
長くなって恐縮ですが、TVの映像が残酷なまでに政治家の本質を切り取って見せることがあります。胡錦涛の前でメモに目を落として発言した菅総理の姿など、今年の大傑作(?)でしたが、連合幹部を交えての菅小沢対決のあと、部屋から出て輿石と握手したらしいその後チラっと撮された菅の顔も、なんだか凄かったですね。怒りなのか失望なのか、じつに暗いものすごい顔をしていました。案外もう保たないのかも、と一瞬期待を抱かせるような顔でした。
”朦朧”という表現と重ねると、苦しまないで早く楽になれ、と言いたくなります。もちろん、そういう状況で恰好悪さを苦にせずに頑張るのがサヨクだから、まだしばらくはつき合わなければならないのでしょう。
これも毎度のパターンですね。
今まで甘やかされてたので、発言一つ一つ自覚を持って発言していないのではないでしょうか。
しかし、それでは首相失格なんですが┐(´д`)┌ ヤレヤレ
これで政権を担おうと言う方がどうにかしています。
菅総理は、いい加減往生したらどないや??ってな所です(^_^メ)
しかも放言癖のある車掌。
前任者は精神異常でしたから、なんて怖い連中なんだ。
民主党と言うバスに自殺願望が有るのは判りますが、
強制的に乗り合わせられた国民に罪は無いでしょう。早く解放してくれ!
晋太郎氏の自慢話(ホラ話)なんじゃないですかね。
安倍頼時/貞任父子が前九年の役で敗死した時、次男の宗任は死を免れて大宰府に流されたと教科書にもあり、嘘とは言い切れませんが、安倍家秘蔵の系譜でもあるのかな。
明治以降の研究では、頼時の祖父忠頼は蝦夷の大酋長(俘囚長)だったと言うのですが、日本書紀には、安倍氏の祖は孝元天皇(第八代)の長子・大彦命(古事記では大毘古命)で、開化天皇(第九代)の実兄云々、つまり王朝屈指の名門と書いている。
確かに貞任・宗任の兄弟は雲つく巨人で、相貌も佳かったそうですから(そんなこと、どうして分かるのでしょうね)、家政婦さんの記憶に間違いがないとしても、そんなこんなの自慢話じゃないんですかね。
ただ、週刊朝日に載っていたとすると、それなりに根拠は有るのでしょう。そうでなければ、自主的に廃刊しているはずですから。
捜して読んでみます。ありがとうございました。