昨日は、与野党の政治家からそれぞれ興味深い発言が相次ぎました。政局は菅政権の終末に向けてカウントダウンを始めていますし、そこにルーピー鳩山氏のメガトン級の破壊力を持つ爆弾発言が飛び出し、人徳がないのでかばってくれる人のいない菅直人首相はますます窮地に追いやられていますね。なぜか因果応報という言葉を思い出します。

 

 そこで本日は、昨日に関心を惹かれた発言をそのまま紹介します。解説や感想をつけずとも、その素材だけで十分、面白いのではないかと考えました。全部オンの発言なので、それなりに婉曲、遠回しな表現とはなっていますが、言わんとしていることは明確ですね。それではどうぞ、何かの参考にしてください。

 

 「小沢元代表の問題も一つの結論を見ました。このことによって、党内が揺らいだり、大変な方向へ行くことも考えられます。しかし、いかなる場合も参議院は一つに結束していただいてことにあたっていただきたい。なお、私たちは自分の発言に責任を持たなければいけない。どんな場合でも。そういうものを自覚をしていただきたい。テレビに出ることもいいでしょう。そこで主張することもいいでしょう。しかし、そのことによって党内が混乱をしたり、国民が誤解を招いたりしたらそのものの責任が問われるということになろうかと思います」(民主党の輿石東参院議員会長、参院議員総会でのあいさつ)

 

 「今は無職の方だから。看板をしょっておられないからね。それ以上のことは考えていない。私は」(藤井裕久官房副長官、記者会見で鳩山由紀夫前首相の「海兵隊の抑止力は方便」発言について)

 

 「普天間問題を含めた、(鳩山氏の)方便発言が出た後の態度も含めて、底流には菅政権に対する評価ももちろんそれは反映するだろうと思っている」(社民党の福島瑞穂党首、平成23年度予算関連法案への賛否を決める基準について)

 

 「おそらく、日露関係、過去何十年を振り返った時の相当、最低水準に近い」(外務省の上月豊久欧州局参事官、自民党の勉強会で)

 

「俺はなあ、連合赤軍事件で先日死んだ永田洋子を取り調べた。俺が指揮して妙義山のふもとでアベックを装っているところを逮捕した(武勇伝中略)。あのリンチ殺人事件、どんどん仲間をね、ちょっとした違いを取り上げてリンチ、殺人ときゅっといくのだ。永田洋子が中心人物の役割をしたんだけどね。女だからね、美人から先に殺したんだ。ちょっとした違いを取り立てて追及して殺していくんだよね。今の民主党をみているとね、連合赤軍を思い出すね」(国民新党の亀井静香代表、記者会見で民主党の現状について)

 

 「事件が起きたとき、民主党代表選の渦中にあったことも多少の影響があったかもしれない」(菅直人首相、衆院予算委員会で尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件への対応が混乱したことについて)

 

 「鳩山元総理の発言というものは、私はなかなか理解できない。長く人生、長く生きておりますと、時々とんでもないことが起きますが、私の人生の中でも1,2位を争うような衝撃的なことです」(北沢俊美防衛相、衆院予算委で鳩山氏の発言について答弁)

 

「鳩山前総理は、何かあったんですか。総理から答弁はいりません。これ以上、2人の仲を裂くつもりはありませんから。(中略)総理大臣辞めたからといって、言っていいことと悪いことがある。民主党の皆さんもそう思っているんじゃないですか」(公明党の遠山清彦衆院議員、衆院予算委での質問)

 

「もうこれは感想としては何をかいわんやというか、開いた口がふさがらないどころの騒ぎではない。やはりこの人はこういう認識だったのだということだと思う。私は予算委でお尋ねをした。『総理、何かあてでもあっても言ったのか』ということを申したら『あてはなかった』という答弁だった。そして『じゃあ、何であてがなくてそんなことを言ったのか』と聞いたら『沖縄の方々の思いを大切にしたかった』という話だった。その後、辺野古ということになったのだが、『じゃあそこで果たしている海兵隊の抑止力は何だ』というふうな質問をしたと思う。全く答えはなかった。要は徳之島がダメになってしまった、それじゃあやはり辺野古に戻らないといけない、何か理屈がいるということで抑止力だった。

全部順序が逆だ。思考として順序が逆だ。そしてこの期に及んでも『海兵隊そのものに抑止力はない』などという発言が出るに至っては、やはり何も分かっていなかったとしか言いようがない。海兵隊は確かに自国民救出ということが任務の重要な一部ではあるが、それだけではない。練度を常に最高に保ち、陸海空が出るまでの間に可能な限りのことを迅速に行うということが海兵隊の果たすべき役割であり、それ自体が抑止力ではないというのは、要は軍のオペレーションを全く分かっていないし、なぜ沖縄かということも理解できていないということであり、とても論評に値するものではない。

こういう人がこういう認識で外交安全保障をやっていたということの恐ろしさを痛感するのみだ」(自民党の石破茂政調会長、記者会見)

 

 …子曰く、先王至徳の要道有りて、以て天下をおさむ。民もって和睦し、上下怨み無し。菅首相これを知るか、と。まあ、知っているわけありませんが。