レンタカーに乗り、政府に「計画的避難区域」に指定された村を訪れました。村庁舎は、まだ新しく使いやすそうな建物でした。
この村には約2000頭の牛がいて、のんびり草をはんでいました。これを他県に移すと言っても…。
野には花が咲き乱れ、本当に美しい場所でした。ですが、今春は田畑には作付けがなされていません。
本来は、春爛漫を楽しむべき季節なのに、政府の方針に従えば、5月末までに「避難」をしなければなりません。
あちこちで、私の好物である土筆が生えていました。袴を取り、ざっとゆでた後、炒めて卵でとじると、甘くほろにがく…。
無人の小学校では、当然のことながら子供達の歓声は聞こえてきません。
スーパーやコンビニは開いていましたが、こうしたお店は軒並み閉じられていました。寂しい限りです。
のどかで、美しい風景が、本当に惜しいと感じました。
駆け足で現場を通り過ぎたところで、それで何かが分かるわけではありません。ただ、菅野典雄村長が私に語った「(現地の実情と苦悩は)官邸や都会にいては分からない」という言葉の意味は、多少なりとも理解できた気がしました。
コメント
コメント一覧 (13)
長崎、広島だって次の年には人が住み始めました。
放射能では人は死にませんが、風評被害で人は死にます。
どうぞ、福島県民に優しい報道をお願い致します。
負けてたまるか福島 です。
>
今、福島の子供たちに、いちばん優しいのは
いちばん厳しい対応を主張している武田邦彦先生。
学者の無節操、政府の欺瞞を厳しく非難しながら
柔和に微笑んでしまわれるので困るのですが。。。
にわかに信じられないのですが。
最近は土付きのマンマ食うようになったんですかネェ~~
「負けてたまるか福島」、本当にそのとおりですね。
小生故郷を離れて50年になりますが、阿武隈の河畔から眺めた吾妻・安達太良の連峰の姿は今でも目に焼き付いております。あの美しい故郷が政府と東電の不手際で汚されたのは全く腹立たしい限りですが、福島県人特有の「粘り腰」で一日も早い復興をご期待いたします。
>洗いもしないほうれん草を食うような試算をしてる先生の話し、
>にわかに信じられないのですが。
>最近は土付きのマンマ食うようになったんですかネェ~~
こうやって食べると美味しいと言う話では?
土筆のまわりに咲いている可憐な花は「イヌノフグリ」ですね。畑では毎年手を焼く厄介な草ですが、こうして見るととてもきれいです。
『政権交代の悪夢』、かつて新聞に載った部分を懐かしみながら読ませていただきました。4月18日に本屋に行ったのですが、一冊しか残っておらず危ういところでした。店員さんも「あれっ、もうなくなってる」と驚いていましたよ。
菅直人にも民主党にも、もう何も言う気になれずただ早く消えてなくなれと祈るばかりです。ルーピーあたりがしゃしゃり出て何か物申している様子を見ると、いい加減にしろと、ぶん殴ってやりたいくらいです。
お疲れ様です。
ヘンなところに引っ掛かって申し訳ありませんが、農産物直売所のウィンドウの文字、「ひろば」の「ば」だけ何故逆さ文字なのでしょう??
こんなところが本当に「危険な状態」なのでしょうか。信じられません。
まだご出張は続くのでしょうか??
何せお気を付けて。
連休明けに本格化する菅降ろし、との報道が日刊ゲンダイなど。
歴史的に日本は女性が国を救った。
今回も救国の女神が現れるのでしょうか。
> 本来は、春爛漫を楽しむべき季節なのに...
目に青葉 山不如帰 初鰹 でしたか...
田植えの季節直前に避難指示なんて、地元農民にとって酷すぎますね。
しかし、有る程度放射能の排出が収まった時点で何故避難指示なのかがさっぱり解らない。 住民の累積被曝量が理由なら速やかに政府はそれを当事者に伝えるべきだし、もし更なる放射能の排出拡散が想定されるのなら強制的に避難させる必要が有るでしょうに...「直ちに健康への影響は無い」などという無責任な台詞が風評を増大させている事実にも政府は目を向けるべきですね。
テーマ違いですが・・・・
Willの「菅総理、あなたの存在が不安材料だ」拝読いたしました。
しかし今や不安というような生易しいものではなく、
今や放射能より恐ろしい、恐怖・脅威ですね。
細かい事象に異常にこだわり、説明する側をやり込めて満足している。
こういう人は相手が正しければ正しいでヒステリーを起こし、
どんな細かい検討はずれの欠点でも探し出して、
なんとかやり込めようとします。
無能上司の典型です。
無能上司と言うか、権力に固執し何が何でもしがみつく、
ほとんどマッドサイエンティスト。
1000年に一度のことなど必要ない、
と仕分け人が言っていたとか。
そういえば当時何かで読んだような記憶もあるのですが、
はっきりとは覚えていません。
この仕分けでは防災対策も自衛隊もかなり削られた、
という記事も依然読んでいて憤っていましたが、
こういう発言もあったそうな。
仕分け人がどういう人選でなされたのか知りませんが、
本当にこんあ発言や削減がなされていたのであれば、
仕分け人はきちんと説明すべきですね。
都知事が「天罰」だといって顰蹙を買いましたが、
私も石原氏のこの発言については批判的でしたが、
本当にこんな仕分けが行われていたのであれば、
「天罰」発言のほうが正しいことになりますね。
息をするようにウソを吐き、怠慢で強欲で道理がわからず、ウソの発覚を常に恐れている典型的な独裁者。頭脳は幼稚で、容赦なく殺害を命じ、誤魔化しだけは口達者。人には我慢と服従を求め、ゆっくり寝ておいしいものを食べ、瞬間湯沸かし器のように怒り出す。松本死刑囚の描写ですが、あまりにも似ています。
今の内閣はオウムの幹部とよく似ています。教祖の横暴はよく知りながら、彼に服従するしか生きる道が無いので、悪事を隠蔽します。内閣の中枢を拘束して尋問しなければ、事故の本当の原因が闇に葬られます。重要な役割を果たした伸子夫人も、不問にはできません。「デスバイハンギング(絞首刑)」という裁判長の声が、彼のヘッドホーンに聞こえるのは、遠くない日かもしれません。
>放射能では人は死にませんが、風評被害で人は死にます
風評被害で直接的に、人は死なないが、放射能で人は直接的に死ぬ。
放射能7シーベルト浴びると、99%の人が死亡する
>長崎、広島だって次の年には人が住み始めました。
広島型原爆による長期汚染物質セシウム137は、111兆Bqと言われる。
これに対して、チェルノブイリからのセシウム137は、3.7ないし16京Bq。
福島は、チェルノブイリの7ないし12%の放射能を放出したという。
このことから、福島では広島型原爆の23倍から174倍の長期汚染物質。
海に落ちた部分もあるが、広島とは比較にならない深刻な汚染。
広島に住めたとしても、福島の高汚染地域には住めない。福島市にも、二本松市にも。
チェルノブイリの高汚染地域は、25年後の今も立ち入り禁止となっているではないか。
共産党ソ連の立ち入り禁止基準は、1平方メートルあたりセシウム137で148万Bq。
この数値は、福島市・二本松市の市街地で認められる数値の半分程度である。
日本政府は、この高度汚染地域を方置し、避難などの対策を避けている。
共産党ソ連政府以上に国民の命を尊重しない態度。