地図や伝聞を通じ、頭では理解していたつもりですが、ウトロ側から知床峠を越えてすぐ見え始めた国後は、思っていた以上に近く、こんなにすぐそばにある島がロシアに奪われ、占領され続けているのだと、改めてその事実に戦慄を覚えました。
で、その国後をさらに間近から見るため(という家族サービスを主目的として)、船に乗ってマッコウクジラの潜水場面を追いかけたりしていたわけですが
そうしながらも、本当に国後の近さが実感できました。下の写真の真ん中あたりにある黒っぽいものは、クジラの背中なのですが、背後に映る陸地は国後です。世の中は理不尽なこと、不条理なことで満ちあふれているとはいえ、なんとも悲しい気持ちとなります。
今朝の北海道新聞は3面トップで、「根室視察の道外国会議員 北方領土票にならぬ 低い関心 相次ぐ『失言』」という見出しの記事を掲載していました。根室を視察に訪れる議員たちの無関心ぶりや不勉強さ、心ない放言に、元島民らが神経を逆なでされている実態を報じたものです。
私自身もまた、きちんと関心を持って返還を訴え続けなければいけないと反省しました。中学校時代、勉強道具を入れる雑嚢に「北方領土返還」と書いて通学していたものとして…。
で、お約束として、名物「ウニ丼」の写真も載せておきます。
注文したのは家人ですが、私も少しわけてもらい味わいました。ちょっと贅沢を楽しんだ次第です。
コメント
コメント一覧 (19)
休暇を存分にお楽しみのようで結構なことです。
マッコウクジラの尾っぽの写真
「ウニ丼と同様においしそうでヨダレが出ます」
不謹慎かな?水族館に行くと水槽をのぞき込んで
ついついおいしそうと思ってしまいます。
実質の住民がどうだとか、旧島民の高齢化だとか、そんなこととは次元が違います。
個人に尊厳があるのと同じく、日本にも尊厳がある、そういうことです。
外務省に対する恫喝は必要だったのかもしれません。
…ブログタイトルに迫るエントリーです。
北海道出身の者ですから懐かしく拝見しております。
辻本の本などが風景の面汚しでしたね。
北海道は北海道新聞、TVとも左巻きの巣窟です。北海道大学も民主党を支持していた山口教授に代表されるように左巻き偏重
です。道民も左巻きに踊らされ左巻きに疑問を持たなくなってしまってるようです。次の衆議院選挙で民主党議員が一掃され北
海道の自然が蘇ることを願います。
>個人に尊厳があるのと同じく、日本にも尊厳がある、そういうことです。
その尊厳を踏みにじっているのが、こともあろうか日本の左翼マスコミ、左翼政治家ですね。
現職首相が国を売ったり、領土問題を蔑ろにしたり、マスコミは全く無視をする。
本当に狂った国です。
少なくともアメリカの一保護国である日本には、ロシアに日本の領土を返還するように頼んでも無駄です。
自主独立の国家として少なくとも国防力を持ち核保有国にならなければ突破口を開けません。それでもロシアが大不況に陥り、日本に助けを求めてきたときか、極東ロシアに中国人が増えすぎカウンターバランスとして日本に救いを求めてきた時しか機会はないでしょう。
> マッコウクジラの潜水場面
普通にホエールウォッチング出来るのですか...あの海域はロシアの沿岸警備が容赦なく発砲する印象があるもので...
> 北方領土票にならぬ...
自民党議員三名が韓国鬱稜島訪問目的の入国を正式に拒否されましたね。 こういう一石を適宜投ずる事も外交の要諦だと考えるのですが、確かに選挙で多少の効果がある程度でしょうね。
しかし自我の国家観を明確にしている議員は比較的その発言にも論理性・具体性がある為、一有権者として信頼しやすいのも事実ですね。 国家観と言う主題に真っ向から向き合わない代表例が"アレ"とも言えるかな?
> 私も少しわけてもらい...
えっ、がっつり一杯いかなかったのですか~?
イクラ丼よりは未だコレステロールとか塩分低めのような気が...
京都みたいに生物の貧しい土地に育つと、写真のような丼は最早暴挙に近い贅沢に思えたりします。 何だか罰当たりのような♪
どうも、北方領土が返ってきていないのは、日本側の内部問題のような気がしています。実際、ロシア当局者から日本は本当に北方領土を返還して貰いたいのか疑問だというコメントも見た様な気もしますが…。
実際、対露外交が前に進みそうになると、必ずそれを潰すような動きが出て潰してますよね。
結局、それによってメリットを一番得ているのは中国だと思いますが…。
夏だっちゅうのに、風がびゅんびゅん吹いてて、テント張るの大変だった。
余りの寒さに手の平がとてもかゆかった。
寒くて寒くて、途中で買ったアサリでアサリ汁。
あるもの全部着込んで家族四人くっついて寝袋へ。
翌朝、起きてトイレ行ったら、トイレの戸が打ち付けてあって使えない!
急いで車で町の食堂へ。
でっ、朝食は、知床なのに、子供達はラーメンとカレー。
親は、お刺身定食と焼魚定食。
楽しい思い出です。
阿比留さん、お子さんと思い出たくさん作って下さいね!
なんて、なんて、おいしそうなんでしょ~~。
この写真はたまりません!
>少しわけてもらい
私も、え?と思いました。
阿比留さんは、ウニはお嫌いなんでしょうか?
でも、いろんなものを少しずつ味わうのもよさそうですね。
仕事で北海道に住んでいたのは40年近く前ですが、納沙布岬へ行ったとき、水晶島から、当時のソ連の監視船が日本の漁船を追いかける姿を見たことがありました。
その時食べた花咲ガニのことを想い出しました。
良い夏休みをお過ごし下さい。
阿比留瑠比さんが休暇中にアレが9月以降も続投表明。
それは予想されたことなんですけど。
情けないのは解散総選挙を目論んで自民党がアレの続投を容認しようとしている。おいおい大甘だぞ自民党。
アレを辞めさせられないクセに民主を惨敗必須の解散総選挙に追い込めるのか?
自民党三議員が韓国で孤軍奮闘しているのに石原や谷垣は党とは無関係を決め込んでいる。
阿比留瑠比さん早く帰ってきてくださいよ。
幕末、対馬もロシアに侵略されそうになったときがありましたね。
ロシア側が千島列島を不法占拠する「道徳」的な根拠(自分たちが犯罪者ではないとの「良心」の拠り所)としては、戦前の日本の「侵略」性が根拠にあると思われますけど、日本の「侵略性」の当否はともかくとして、日露両国関係において最初に侵略的行為をしかけてきたのはロシア側であって、幕末、ロシアが対馬で一体どういうことをしようとしていたのかをロシア側に思い起こさせて、その他、ロシア側の「道徳」性の欺瞞性をロシア国民に明らかにしていくとの作業も、千島列島返還のためには、いずれ必要な作業なのではないでしょうか?
政治・経済を中心とした情報サイト「BLOGOS」の編集部です。
貴ブログのエントリを転載させていただけないかと思い書き込みさせていただきました。
もしよろしければ、詳細を説明させていただきますので、
blogos@livedoor.net
までご連絡いただけないでしょうか。
普段から、ここで書いたものはあちこちで転載されているようなので、ご自由にどうぞ。
佐藤優氏の活躍もあって、最近は鈴木氏の評価が高まっているようですが、私はあまりそういう気分にはなりません。彼が官房副長官時代、記者懇談中にわざと外務省幹部に電話をかれて怒鳴ってみせるパフォーマンスをしたり、野中官房長官とともに、当時、ヒラ議員にすぎなかった安倍元首相の拉致問題への取り組みを批判したりした場面を、直接目の前で見てきています。また、サハリンに行った際には、現地のロシア人から「鈴木という議員を知っているか?最近、日本人を引き連れてこっちにきて『盆踊り』とかとう踊りをしていったが、あれは何なんだ」と真顔で聞かれたこともあります。あるいは、この盆踊りは悪くはないのかもしれませんが……。