地図や伝聞を通じ、頭では理解していたつもりですが、ウトロ側から知床峠を越えてすぐ見え始めた国後は、思っていた以上に近く、こんなにすぐそばにある島がロシアに奪われ、占領され続けているのだと、改めてその事実に戦慄を覚えました。

 

     

 

 

  で、その国後をさらに間近から見るため(という家族サービスを主目的として)、船に乗ってマッコウクジラの潜水場面を追いかけたりしていたわけですが

 

     

 

 

 そうしながらも、本当に国後の近さが実感できました。下の写真の真ん中あたりにある黒っぽいものは、クジラの背中なのですが、背後に映る陸地は国後です。世の中は理不尽なこと、不条理なことで満ちあふれているとはいえ、なんとも悲しい気持ちとなります。

 

      

 

 今朝の北海道新聞は3面トップで、「根室視察の道外国会議員 北方領土票にならぬ 低い関心 相次ぐ『失言』」という見出しの記事を掲載していました。根室を視察に訪れる議員たちの無関心ぶりや不勉強さ、心ない放言に、元島民らが神経を逆なでされている実態を報じたものです。

 

 私自身もまた、きちんと関心を持って返還を訴え続けなければいけないと反省しました。中学校時代、勉強道具を入れる雑嚢に「北方領土返還」と書いて通学していたものとして…。

 

 で、お約束として、名物「ウニ丼」の写真も載せておきます。

 

 

     

 

 注文したのは家人ですが、私も少しわけてもらい味わいました。ちょっと贅沢を楽しんだ次第です。