人事とカネを握り、巨大な権限を持つ与党幹事長に敬意を払うため、関東近郊の某県に行ってきました。これまでも何度も仕事では訪れていたのですが、今回は取材ではなく自家用車を使っての完全プライベートでです。

 

     

 

 私の食い意地が張っているせいか、某県で目立ったのはとにかくこれでした。ぶどう、ほうとう、煮貝…と、某幹事長のお姿、言動をしのびながらもとからの名物も一通り食しましたが、どこへ行ってもこれが「宿命」であるかのように私の行く手に立ちふさがったのです。

 

     

 

 ちなみに、このエントリの写真は、すべて別の場所で撮りました。どこへ行っても、気づくと畏敬の念にとらわれ、敬虔な気持ちとなってついシャッターを押していたのです。「いくら何でもドロップはどうだろうか」「これはありなのか」とか、意味不明の独り言をぶつぶつと発しつつ。

 

     

 

 これまで、某県に行く際にはいつも、新宿発の電車を利用していたのであまり意識していなかった(車中ではずっと本か資料を読んでいることが多い)ことが、改めて強い印象に残りました。街道沿いを車で走っていて思ったのは、この県は本当に某隣接県と、そして某都の一部といろんな意味で関係が近いのだなということです。

 

     

 

 もちろん、地理的にもそうですし、歴史をひもとけば、戦国時代を持ち出すまでもなく、そんなことは当然なのですが、大渋滞に巻き込まれながら(特になぜか選挙区の県外にある某幹事長の自宅付近)、ひたすらそんなことを思っていました。私は南の方の出身で、頭の上で分かっているつもりでも、行ってみて初めて実感することは、いまだに多いのです。

 

     

 

 20年以上前、初任地の東北・仙台で暮らしていたころは、よく「九州と岩手県はどちらが広いの?」とか、「九州弁は全部一緒なのか」とか尋ねられて少々憤慨したものでした。でも、私自身、もともと地理が苦手だったこともあり、高校生のころは筑波も横浜も東京みたいなものだろうと想像していましたし、栃木県と北関東の県の位置関係なんてさっぱり知りませんでしたから、ひとのことは言えません。

 

     

 

 国道沿いの某所では、このような意外な出会いもありました。このたくましい武将は、人生の最後の瞬間に「わが生涯に一片の悔いなし!」と天に拳を突き上げて叫んだことで有名な某県の偉人(嘘)ですね。私のすぐ妄想が連結する貧弱の頭では、これを見て同じ作品の登場人物の

 

 「退かぬ、媚びぬ、省みぬ!」

 

 という名セリフを思い出しました。読んでいたのは大学生のころだったかな。あのころは、こういうセリフにしびれていましたが、その後の人生はと思うと、生まれてすみませんと言いたくなります。そういえば、大学時代にこの作品をクラスメート(現在は朝日の政治部記者)に貸したら、そのまま戻ってこなかったような…。

 

 ともあれ、私はここからさらに偉大な某幹事長がモットーとしている次の言葉を連想しました(ずっと以前のエントリで取り上げたことがあるものです)。われながら、サウザーの言葉から、某幹事長の言葉を思い浮かべるとは、病膏肓……。

 

 「ぶれない、逃げない、嘘つかない

 

 ……この某幹事長については、過去エントリに微に入り細に穿ち書いてきています。でも、いちいち探すのは面倒でしょうから、もし関心のある方がいたら、10月1日発売の月刊「正論」をお読みください。拙文を寄稿してあります。