きょう昼前、取材を1件終えて外務省の横を通ると、銀杏の落ち葉がまるで黄色い絨毯のようでした。ふつうなら、足を止めてしばしこの季節ならではの風情を楽しむところなのですが…。

 

     

 

 本日は朝から多数の警官が立ち並び、周囲を警戒していてそんな気持ちにはなりません。で、少し歩みを進めると、そこには

 

     

 

 徐々にこういうふだんは見かけない人たちが集まってきて、

 

     

 

 だんだんと辺りは落ち着きを失ってざわめきだし、

 

     

 

 なんだかよく分からないうろんな雰囲気の人たちが、なにやら主張を始め、次第に外務省の周囲は喧噪に包まれ

 

     

 

 いろんな怪しげな団体が、横断幕を掲げたり、メディアの取材に何か語っていたりで

 

     

 

 慰安婦問題の欺瞞性を問うていた人が、外務省前に来るなと警官に制止される場面も見られ

 

     

 

 なぜか慰安婦問題で日本側の主張をする人たちは、外務省前からは排除されて道路を隔てた向こう側に集められていました。なんで日本という国は、日本を糾弾し、悪し様に批判する人たちを優遇するのか…。

 

 で、話は飛びますが、この慰安婦問題で、火のないところで火をつけた高木健一弁護士の親しい友人である民主党の仙谷由人政調会長代行についてであります。

 

 たまたま、ある野党議員と雑談をしていたところ、彼は「仙谷氏は財界の評価が高いんだよね。ある意味自民党的で、『人たらし』なところがあるようだ」という話をふってきました。

 

 どういうことかというと、財界関係者が民主党議員に陳情なり要請なりをしても、おおむね実現しないのだそうです。それは決して、議員側が要請をはねつけるからではなく、むしろ「分かった」と返事はよいのだけど、実際は何も進まないと。

 

 野党議員の解説によると、「役人を使うのだって命令するだけではダメだ。ちゃんと動かすためのツボを押さないと。その点、民主党の連中は『オレは◯◯だ』と役職をかさに着て威張るだけだが、仙谷氏はよく役人とも食事をしているし、その使い方を分かっているんだろう」とのことでした。

 

 そりゃ、いくら議員が役人の前でふんぞり返っても、役人側が「はい、はい、ご無理ごもっとも」と言っておいてサボタージュすればまあ、実態として何も動きませんね。民主党議員は、役人とその組織を回転させることが苦手なようです。一方、確かに役人で仙谷氏のことを悪くいう人はあまりいません。政治家にはたくさんいるし、私も随分言ってきましたが。

 

 もっとも、仙谷氏程度の役人操縦術を持つ人は、いわゆる族議員をはじめ自民党側には珍しくないはずですが、財界関係者は「民主党には仙谷氏しかできる人がいない」と言うそうです。うまく「口利き」ができる人が仙谷氏だけ、ということでしょうか。

 

 そんな話を聞きながら思い出したのはかつて、後輩記者が仙谷氏の地元、徳島県の土建業者を取材して聞いてきた言葉です。野党議員であるにもかかわらず、仙谷氏に仕事上の要請をすると、しっかり役所に話を通してくれて助かったという内容でした。

 

 まあ、この野党議員は財界関係者があんまり仙谷氏を持ち上げるので、「慰安婦問題を大きくしたのは仙谷氏の一派ですよ」と釘を刺しておいたそうです。河野談話の唯一の根拠となった韓国での元慰安婦への聞き取り調査に、オブザーバーとして加わったのが、仙谷氏と同じ弁護士事務所にいた福島瑞穂・現社民党党首ですしね。

 

 なんだかとりとめのないエントリになりました。締まりのない、愚かな日々を送っています。