ここ数日、新聞各紙の政治面を読むときに、なんだか政治家たちの心象風景や、発言している場面が目に浮かぶような気分になることがあります。民主党政権内の不協和音が、隠しようもなく表面に出てきて、それがこれまで以上に記事の行間からあふれているような。

 

 そこで本日は、スクラップをしながら、私が心の中でつぶやいたことを、元記事の内容とともに紹介します。ただのつぶやきであり、非常にどうでもいいことであることはその通りですが、小さな政治記事も背景を考えるとけっこう面白いものです。

 

『しっかり1升飲んだ』首相 元気アピール(4日付読売)……《中小企業経営者らとの意見交換会であいさつし、「お酒を昨日久しぶりにしっかり一升(18リットル)飲んだ」と笑顔で語り、底なしの酒豪であることをアピールした》→というより、なんか野田首相の緊張の糸が切れかかってきたことの表れではないかと。飲んだ相手も手塚仁雄首相補佐官と蓮舫氏だというから、どうせ実のある話はしていないんだろうし。

 

小沢氏、極秘会談に不快感 政界再編に意欲(4日付産経)……《3日のテレビ東京の番組で「ベストは民主党が政権交代の初心に帰ることだが、かなえられないなら安定した政権が必要だ。そのための方策を考える」と述べ、自ら政界再編に動く意向を示した》→まあ、小沢氏が政界再編の主役となることはもうないでしょうが。追い込まれたゆえの発言なのでしょうね。

 

『ジャンボ鶴田にあやかりたい』 首相〝ロープ際〟自覚?(5日付産経)……《長州力にサソリ固めを入れられ、見事に腕立て伏せでイグアナのようにロープまで行ったあの基礎体力。あやかりたいですねえ》→ホントにあやかりたいのでしょうね。ドジョウの次はイグアナ宰相でいくつもりでしょうか。

 

連合、給与削減先行に不満 協約締結県 政権に展望なし(5日付朝日)……《民主党の労組出身議員も危機感を強める。2月下旬、日教組出身の那谷屋正義参院議員は「一番最初に公務員人件費削減が来るのはおかしい」と執行部にかみついた》→他紙に日教組議員の言動がごく自然に出るようになったのは嬉しいですね。でも、執行部って、もしかして輿石氏?

 

政治主導の反面教師? 菅前首相、勉強会で熱弁(6日付産経)……《民主党の菅直人前首相は5日、民主党中堅・若手を相手に「真の政治主導実現」について講演した。(中略)菅氏は政権交代前に視察した英国の議会制度などについて説明、「日本は国家統治機構のあり方をしっかりと考えるべきだ」などと訴えた》→政治主導という言葉を恥ずかしくて口に出せなくした人物はどこの誰でしたっけ?それにしてもアレのくせに何が「国家統治」だ。

 

解散している場合でない 民主幹事長(6日付日経)……《民主党の輿石東幹事長は5日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について「今、解散している場合じゃないと思っている」と述べ、早期解散に慎重な立場を示した》→まあ、解散があれば現在の権力は失うでしょうしね。希望を語ったというところかしらん。

 

発言録 小沢一郎・民主党元代表(6日付朝日)……《この23カ月で解散・総選挙ということはあり得ないと思っているが、国民に信を問う時がそう遠くないという気もしている》→「あり得ない」は希望的観測でしょうか。そこはかとなく不安が漂う言葉でもあり、いや選挙が実に楽しみです。ぜひ早くやってほしい。

 

競馬サイト閲覧 法相、陳謝せず(7日付毎日)……《「ただ、委員会(開会)中でないときの携帯電話の使用については取り決めがない」として、陳謝はしなかった》→子供の屁理屈みたいですね。ホント、左派や人権派ってこんなのばっかり。

 

『誰とでも会う』小沢元代表(7日付日経)……《一川氏らが野田佳彦首相と会談するよう求めると「誰とでも会う」と答えたという》→会って得意の〝恫喝〟〝圧迫〟の土俵に持ち込みたいのだろうなあ。分かります、うん。

 

岡田副総理、新聞解約で行革?(7日付産経)……《さっそく首相官邸の副総理室に届く新聞6紙のうち、自宅で取っている3紙の解約を支持したという。ただ、どの新聞を止めるかについては「あまり敵を増やしたくない」と多くを語らなかった》→なにげに笑えますね。次を意識してか「言うだけ番長」を反面教師にしてか、かなり神経質になっているようです。

 

 ……かなり唐突ですが、この時代の閉塞感、やりきれなさを吹き飛ばすには、憲法改正が一番なのではないかと、そんなことを今、妄想しています。そろそろ、新しい風を招き入れないと、もうどうしようもないと。まあ、憲法を改正すればすべてが解決するわけでも何でもないでしょうが、心機一転、気持ちを新たにするのもいいだろうと。