連休まっただ中ですね。今年は、「夏休みはとれないかもしれないから、できるだけ連休中は休め」という部長の方針もあり、私も比較的のんびりしています。といっても、連休中も新聞は(休刊日を除き)発行するので、休みをとるためには事前に「連休用原稿」を用意しなければなりません。

 

 というわけで、私は今回、杉本康士記者とともにきょう、明日の政治面に「『外交ごっこ』のツケ 民主党政権の禍根」という大型の記事を書いています。もともと政権交代だけが共通目的の寄せ集めのプロジェクト政党である民主党が、政権奪取前にはほとんど関心も見識も持っていなかった外交の舵取りをすることになり、いかに国益を損ねてきたかについて、上・下でまとめました。

 

 今回は、これこれこういう趣旨の記事を書け、という指示は上から来たものですが、じゃあ具体的に何を取り上げ、どんなエビソードを書くかは現場が決めることができるので、例によって好き勝手書いています。

 

 私自身も含め、人は、特に過去は水に流す文化を持つ日本人は忘れっぽいところがあるので、この27カ月余の民主党外交をおさらいするのも、それなりに意味はあるかと思います。もちろん、あれやこれやの混乱と混沌と弊害を上下2回の記事で全部記せるわけはないので、ダイジェストにならざるをえません。でも、ある程度の紙面はいただきました。

 

 結論は、まあこういう人たちに外交をこのまま任せていたら、日本はますます地盤沈下し、どうしようもなくなる、ということです。いつも繰り返し書いてきていることと変わりません。

 

 で、連休らしい話題というか話は大きく飛ぶのですが、週刊文春のゴールデンウイーク特大号を読んでいたら、巻末に「大人がいま読むべきまんがランキング」という特集が載っていました。さて、どんな漫画が取り上げられているかなと見ると、上位3位は…

 

 1位 3月のライオン   羽海野チカ

 2位 ちはやふる     末次由紀

 3位 海街diary      吉田秋生

 

 ……とありました。うーむ、みんな女性作家ですね。実は3作品とも買って読んでいました。やはり私はけっこう漫画読みであるようです。

 

 「3月の~」は将棋、「ちはや~」は百人一首、「海街~」は人々の日常を描いたものですが、共通項はどれも「心理描写がとてもうまい」ということでしょうか。羽海野さんの作品は、最近、家人がブックオフで買ってきたので「ハチミツとクローバー」も読みましたが、これもとても面白かったですね。まあ、個人的にはもっとハッピーエンドの方が好きですが。

 

 吉田さんの作品は、私が高校生か大学生のころから読んでいましたが、ますます磨きがかかったというか円熟したというか。独特の雰囲気は「夢見る頃を過ぎても」のころから、それほど変わっていないようですが。末次さんはこの作品で初めて読んだのですが、これも脇役がよい。

 

 漫画といえば最近、ビッグコミックオリジナル誌上で、「MASTER キートン」の新作が掲載されているのが嬉しいですね。あの不朽の名作のその後が読めるのですから、ファンとしてはたまりません。あと、雑誌ではいま「コミック イブニング」の発売日が一番楽しみです。読み応えがあります。

 

 ……何の話をしているのかわけがわからなくなりましたが、まあ連休だから許してください。といっても、明日明後日は平日で仕事だし、とりあえず本日はゆっくりするつもりです。

 

     

 

 一昨日は千葉・房総へ行き、縁の薄そうな観音様にお祈りしてきました。賽銭を入れ、何を祈っていいか思いつかなかったので「私の願いがかないますように」と……。