本日、国会議員会館で、自民党議員の秘書さんと雑談していたところ、彼女は牛のレバ刺しの飲食店での提供が7月1日から禁止されることについて、心から憤っていました。憤懣やる方ない彼女いわく

 「自分が何を食べるかまで、政府に決めてもらいたくない!今までずっと民主党政権は何か気持ち悪いともやもやしてきたけど、今回ほど明確に本当に嫌だと思ったのは初めてだ」

 もっともです。私も全く同感であり、深く賛意を示したところです。何を食べるも食べないもそんなの個人の自由であるべきでしょうに。で、小宮山洋子厚生労働相はきょうの記者会見で、こう述べています。

「きちんと(禁止措置が)守られているかのチェックを徹底していきたい」

 だからそれが余計なお世話だと。私は特別レバ刺し好きなわけではありませんが、今まで随時、食べてきて何の問題もありませんでした。それなのに7月1日以降、レバ刺しを出した店は食品衛生法違反となり、場合によっては2年以下の懲役か200万円以下の罰金が科されます。秘書さんは続けてこう言いました。

 「もし自民党が政権を奪還したら、そのときはぜひ、レバ刺し禁止を解除すべきだ!だいたい、禁止のきっかけは子供に被害が出たからだけど、子供に安易に生ものを与える方がおかしいのではないか」

 私は再び深く頷き、「それならばいっそ、自民党は次期衆院選マニフェストに『レバ刺し解禁』を掲げるべきだ」と提案しました。われわれは、そうした場合、自民党マニフェストは「レバ刺しマニフェスト」と呼ばれるだろうという問題点についても見解の一致をみましたが、まあそれはそれで別に…私の知ったことではないし…。

 私はそこでもう一つ、秘書さんにこんな疑問を投げかけてみました。

 「レバ刺し解禁は自民党が掲げる『自助』の精神とも合致すると思うが、個人の自由を守るために、レバ刺し解禁を強く主張すると、『新自由主義』だとのレッテルを貼られるのではないだろうか」

 彼女はあっさり、「そう言われるだろうね」と答えましたが、それについてすでに覚悟はできているようでした。潔い態度です。やはり、今回のレバ刺し禁止はとんでもない愚挙であり、可及的速やかに解除すべき措置だと思います。

 話はさらに、安楽死と社会保障費の問題にも発展したのですが、まあそれはさておき。…というわけで、日本社会の正常化のため、自民党はレバ刺し解禁を掲げてくださるようどうかお願いします。