非常に長い間、ご無沙汰しました。まあ、その間もあれこれ思うところはあったのですが、それはもう述べません。

 

 私はこのブログで、できるだけ本心を隠さずに、思ったことをそのまま隠さず書いていこうと思っていました。実際、かなりきわどい部分も含め、知り得たこと、考えたことについて、ほとんど包み隠さず率直に書いてきたという自負はあります。読者と情報を共有したい、同じ土台に立って議論したいとも願っていました。

 

 ところが、不徳の致すところとはいえ、不本意な誤解・曲解は後を絶たず、それについて説明しようとしても結局、かえって火に油を注ぐような結果となり、私としてはどう対処すればいいのか分からないという状態がずっと続きました。

 

 ただ、最近になって、今さらのように「ああ、私自身の発想もろくでもないものであり、はっきりと何かしらの 計算があったのだな」とようやく自覚しました。あるいは、そういう無自覚な打算のいやらしさのようなものが、鼻につく人には反感を増幅させていたのかもしれません。

 

 はい、私はここで、さまざまなことを学ぼうとし、実際学びましたが、読者や訪問者の反応を社なり自分なりの今後に役立てようという下心がずっとありました。あるいは、あわよくば自分のスキルとして、社内的に利用しようと……。

 

 それは私も会社員なので当然あることなのですが、「率直」なふりをしてその辺りをオブラートに包んでごまかしているような部分も、今は明確に自覚しました。いつもそうだったわけではありませんが、そういう思惑も多々、顔を覗かせていたのでしょう。かといって、一部の悪質なつきまとい行為に、何で好きこのんで材料を与える必要があるのかという思いもあります。

 

 で、計算高い(しかし計算、というか算数も苦手)な1人の中年男としては、まだここでどういうことを書いていくか、方向を大転換するか、過去に書いてきたようなことを続けるのか、まだ決めていません。まあ、そんなの他者にはどうでもいいことでしょうが。

 

 ブログを始め、順調にアクセス数が伸びたり、なんだかいまだによく分からない賞を受賞したりした際には、ここを続けなければ……という強迫観念のようなものもありましたが、今は吹っ切れました。

 

 というわけで、更新をさぼっている間も訪問してくれていた方々に一言、断りを述べさせてもらいました。私は今後、私を少なくとも対等な人間として認めてくれる人だけに語りかけたいと思います。そうでない人は、出歯亀でもあるまいし、もう覗きに来ないでいただきたいと心底そう思います。