非常に長い間、ご無沙汰しました。まあ、その間もあれこれ思うところはあったのですが、それはもう述べません。
私はこのブログで、できるだけ本心を隠さずに、思ったことをそのまま隠さず書いていこうと思っていました。実際、かなりきわどい部分も含め、知り得たこと、考えたことについて、ほとんど包み隠さず率直に書いてきたという自負はあります。読者と情報を共有したい、同じ土台に立って議論したいとも願っていました。
ところが、不徳の致すところとはいえ、不本意な誤解・曲解は後を絶たず、それについて説明しようとしても結局、かえって火に油を注ぐような結果となり、私としてはどう対処すればいいのか分からないという状態がずっと続きました。
ただ、最近になって、今さらのように「ああ、私自身の発想もろくでもないものであり、はっきりと何かしらの 計算があったのだな」とようやく自覚しました。あるいは、そういう無自覚な打算のいやらしさのようなものが、鼻につく人には反感を増幅させていたのかもしれません。
はい、私はここで、さまざまなことを学ぼうとし、実際学びましたが、読者や訪問者の反応を社なり自分なりの今後に役立てようという下心がずっとありました。あるいは、あわよくば自分のスキルとして、社内的に利用しようと……。
それは私も会社員なので当然あることなのですが、「率直」なふりをしてその辺りをオブラートに包んでごまかしているような部分も、今は明確に自覚しました。いつもそうだったわけではありませんが、そういう思惑も多々、顔を覗かせていたのでしょう。かといって、一部の悪質なつきまとい行為に、何で好きこのんで材料を与える必要があるのかという思いもあります。
で、計算高い(しかし計算、というか算数も苦手)な1人の中年男としては、まだここでどういうことを書いていくか、方向を大転換するか、過去に書いてきたようなことを続けるのか、まだ決めていません。まあ、そんなの他者にはどうでもいいことでしょうが。
ブログを始め、順調にアクセス数が伸びたり、なんだかいまだによく分からない賞を受賞したりした際には、ここを続けなければ……という強迫観念のようなものもありましたが、今は吹っ切れました。
というわけで、更新をさぼっている間も訪問してくれていた方々に一言、断りを述べさせてもらいました。私は今後、私を少なくとも対等な人間として認めてくれる人だけに語りかけたいと思います。そうでない人は、出歯亀でもあるまいし、もう覗きに来ないでいただきたいと心底そう思います。
コメント
コメント一覧 (20)
阿比留さんのスタンスを支持しています。
今後の展開に期待します。
ところで岸田秀さんの新刊「唯幻論大全」が出たので参考までに献本させていただきます。
抱えていらっしゃるご苦労は図り知れませんが、読者のほとんどの方は阿比留さんを応援しています。
どうかご無理のないペースで続けてください。
反自由主義、反民主主義のサヨク、幼稚な人格
一人対千人
久々の書き込み、頼もしく拝見しました。”誤解、曲解”をする人たちはどういう人たちか、思い浮かべる人間像は仙谷・枝野・福島瑞穂のような反自由主義、反民主主義のサヨクでエチケットを弁えない幼稚な人格を持つ人、ということだろうと思います。インターネットはすばらしい知的空間を提供してくれますが ― もはや、朝日新聞の捏造記事は直ちに暴露され、世間に通用するようなことがなくなりました。今回もまた、朝日新聞は安倍叩きに邁進するだろうと思いますが、今回は前回のようには行かないだろう、そこで日本の言論空間の進歩の徴が見られるだろうと信じています ― ストーカーの参加を拒否できません。
”誤解、曲解”する人一人に対して、理解し感謝する読者が千人いるとお考えになって、その千人のために、引き続き健筆を振るってくださることを願っています。阿比留様のこのブログは、民主党の支持率が維新の会、みんなの党よりも下といういまの状況を生み出す要因のひとつになっている、阿比留様がよしとする方向に向けて日本を動かす梃子になったと、満足して振り返るのがいいと思います。
ご多忙のなか、ありがとうございます。
みなさんのやりとりに いつも刺激を受けています。
阿比留さんには「来者勿拒 去者勿追」「往者不追 来者不拒」がお似合い。
いや,「知者不惑 仁者不憂 勇者不懼」のほうが更にお似合い。ご自愛を。
いつもの切れのいい書き込みと違い戸惑う思いです。
私は、今の日本をこんな風にしてしまった元凶は、教育とマスコミであると思っています。。しかし、教育はともかく、マスコミは批判されることが少なすぎる。自分たちは政治をはじめいろんな世界を批判するくせに、マスコミを批判する機関が殆ど無い。
その責任の重さと自覚があってこそ、「報道の自由」というものを主張できる資格があるのに、資格が無いのに自分たちが正義だと覆っている。まったく鼻持ちならん世界です。
さらに記者という人種もまた大嫌いだ。
雑誌の取材なら、校正を事前に見せてくれるものだが、新聞、テレビの取材は、こちらが言っていることとぜんぜん違うように編集してしまう時がある。
それに、だいたい無礼な人たちが多い。
そんな中で、阿比留氏は私が尊敬する数少ない新聞記者なのです。
このような人たちがもう少し多ければ、日本も少しはまともな国になるのにと思います。
このブログもここ二年くらい本当に楽しみにしてきました。
ところが最近昔のブログで阿比留氏を中傷といえるような批判の文を見ました。
私が尊敬する人をこんなふうに言われることに、びっくりと腹立たしい思いをしました。
信じられない気持ちでした。
しかしいるんですね。そんな人種が。
言わなきゃわからない人は、言ってもわからない。
バカは相手にしないで、信じた方向へ進んでください。
私もそうします。
これからも楽しみにしてますので、どんどん更新してください。
阿比留様を対等な人間と認めていない人などおりますでしょうか。
ま、出歯亀さんはいるでしょうが。
中傷と批判は異なります。下らぬ中傷は無視するなり問答無用で削除するなりすればよし。ただ批判提言に対しては反論なり意見なりいただきたくコメントしております。
もし自分の考えに対して異を唱える者は自分を対等な人間と認めていないと仰りたいのなら悲しいことです。
私は訪問を続けたいと思っております。
同じ九州人です 肥後もっこすバイ!
お忙しい中、更新し続けるには大変なことだと拝察いたします。
けれども保守の論客が少なく、また保守言論人に高齢者が多い中、阿比留様の言論には保守のオピニオンリーダーの一人として期待しております。
また約30年以上の産経購読者として、紙面には載らない内容を単純に楽しみにしております。
“不本意な誤解・曲解は後を絶たず”のは、まともな議論をしようとしているのではなく、悪意を持って言いがかりをつけようとしている左傾の人なのです。だから無視して構わないと思います。ひどいものは上の方と同様削除したらよいと思います。
もし万が一(そんなことは有り得ませんが)阿比留様のご意見が変節したとしたら、読者の足が遠のく、ただそれだけのことです。
お時間、気力の許す限り続けてくださることを期待いたします。
7月の参院選挙で、民主労組系惨敗の責任を取り輿石会長辞任、参院議長の夢潰える・・・なんて夢見ています。
もとより、私が阿比留さんのことをどのように拝見しているかなどと不遜なことを申し上げる気はありませんが、それ以前に、名も名乗らぬ無礼を承知で書き込みを続けている私の方こそなんとか「対等な人間」として認めていただけるようにと、そういう思いを新たにしております。
メディアという実態無き括りに対して思うことはいつもここや拙ブログで申し上げている通りです。きっと多くの方が似たような不満を持っているのだと思いますが、それを具体的対象としてそこにある、あたかもメディアの代表かのように阿比留さんにぶつけてしまうのかも知れないと、そんな想像をしながらいつも拝見しております。そういう窓を阿比留さんが開いてらっしゃるからに他ならないでしょうが。
普段そんな声などメディアやその内部の人たちは、「そんな事ぁ私ゃ知りませ~ん」という態度がありありなわけで、みんな、良い悪いことも含めて「メディア相手にちゃんと話そう」などとあまり思わないのだろうと思います。名前を出すのもあれですが、片山さんにしたところでブログをお止めになる直前には呆れている人も多かったかと(お立場に配慮なくすみません)。
それ以上言うのも野暮でしょうが、そういうことだと思います。
何せ、今回の「線引き宣言」は当然のご判断だと思うし、阿比留さんご自身が向学心を忘れない限りそれに資するものだけを「文字」と認識して読まれればそれでよろしいかと。
ネットという媒体特有に生まれる「現象」と、個別にとらえるべき意見、その両者が混在してるんでしょうね、きっと。
久し振りの記事を拝見し安堵致しております。1月14日以来ですね。
何か有ったか?と少し心配致しておりました。
本業の仕事以外にブログでの正当な意見の発信は、物凄いプレッシャーを頭脳と胸中に与える事と思い気苦労お察し致します。
私等の様に町屋で生きている者には、目線を変えた観方、又記者としての詳細な
ものの捉え方考え方に凄く賛同し感謝し読ませて戴いております。
誰しも自身の胸中は、自覚する、しないは別にして何処かでオブラートに包んで
他者と接していると思いますよ。気になさらず気楽に書き込みを願います。
出る杭は打たれる。
でもさ、打たれたことのない杭なんか
いざっていうとき役に立たないような気がしない?
> 計算高い(しかし計算、というか算数も苦手)な1人の中年男
あら、算数苦手は意外でした...♪
ともあれ、自己主張に大なり小なりの"打算"が有るのは当然ですし、目的意識なくして公的空間で持論を吐く動機なぞ生まれません。
故に...
> 不本意な誤解・曲解は後を絶たず...
...不本意も糞も、そのテの手合いは端から相互理解なんか求めてませんからね。
自己の主張を顕示する為に他を叩き、持論を人の多い所で喚き散らす事が「具体的行動」と信じる手合いは左右問わずあちらこちらに居ますから...でなけりゃ真性かまってちゃんか...
国会もいよいよ本番ですから、従来の「永田町異聞」的なエントリを期待している次第です。
とても、まじめな方ですよね…
それが、内へ内へ攻撃してきているように見えます。
この世の中、完全体の人なんかいません!当たり前か。。
自分を信じるしかないですよね。
自分を「計算高い」とか言ってもしかたがないですよ。
それがどうした、ですよ。
意図して誹謗中傷を書き込みする人をまともに相手しないで、と言ってもキツいですよね。
しかし、マスゴミといった批判はそういう人だけではありません。
朝日をはじめ、NHKなどは氏も批判をしていたと思います。
阿比留さん個人を意地悪に攻撃するわけでも無いのは、判っているとおもいますが、しかし、どんどん門を閉ざしていってるように思います。
真正面から声を掛けたいのですが、それも閉ざされそうです。
しばらく時間がかかりそうですが、
また鋭い阿比留さんならではのエントリーを待ちます。
ご自愛ください。
民主党政権〜自民党政権へ
日本を取り戻す!
貢献した。
知れば知るほど、矛盾が見えてくるのですね。
そして攻撃も、気になさる事はありません。
人間とは本来そんなものです。真面目すぎると疲れます。
自民党政権に替わり、あまりイザブログ書くことがなくなりました。
、今は大人政権の様子を見ています。
阿比留記者の勇気知ってますよ。
何処まで行っても文句を言う反対論者はいます。
笑い飛ばしてください。
まず、御苦労をお察しいたします。
で、お願いです。
私のために、書き続けて下さるようお願いします。
頑張れ!阿比留さん。
思いのままに。
ようやくの更新お待ちしておりました。
立場上、厳しい事もあるかも知れませんが、ここに来る大半の人達の心をある程度理解されていると思います。 その人達の目線を大切にして阿比留さんらしいコメントを待っております。 他の出歯亀さんはスル―しましょう。
お帰りなさい。待ってました。
「そうでない人は、もう覗きに来ないでいただきたいと心底そう思います。」
その通りです。なぜ、人のブログを覗きに来て嫌味を書く人の気がしれません。
随筆みたいな気で気ままに書いてください。それを読むだけでも楽しみです。