もうすぐ新年度ですね。何か定かな理由があるわけではないけれど、こういう節目があると気分一新が果たしやすく、妙に有り難く感じます。諸行は無常なので、とらわれず、また新たに前を向いて進んでいこうという気に、ちょっとだけなれます。
で、そろそろ紹介する本がたまってきたので、本日は恒例の読書エントリとします。今回は、またまた警察モノに手を出しました。まずは、笹本稜平氏の「突破口 組織犯罪対策部マネロン室」(幻冬舎、☆☆☆★)からです。
政官財界で巨大な影響力を持つフィクサーに、刑事達が身内の裏切りに遭いつつ挑戦を続けるというストーリーです。それ自体、面白いのですが、感心したのは、作者が意図したわけではないでしょうが、奇しくも北朝鮮に対する金融制裁がどのように効くかの解説にもなっている点です。
《売買代金をアンダーグラウンドで決済する手段が違法薬物の密貿易にとっていかに重要かは、1995年に米国による金融制裁で営業停止を余儀なくされた、マカオに本店を置く北朝鮮系の銀行----バンコ・デルタ・アジアの事例が示している。
北朝鮮で印刷された成功な偽ドル紙幣の流通に関わる疑惑も指摘されたが、いちばん重要な点は、密貿易の上がりのマネーロンダリングに関与してきたことだった。そこには北朝鮮で製造された覚醒剤の密輸代金も含まれていたはずだった。
金融制裁の発動後、北朝鮮ルートの覚醒剤の摘発量が激減した。(中略)日本の当局は、バンコ・デルタ・アジアの閉鎖で代金の決済に不自由をきたし、覚醒剤の密輸がビジネスとして成立しにくくなったことが大きいとみている。》
などの説明がはさまれ、新聞も分かりやすく書かなければなあと改めて反省させられました。暴力団担当刑事や、生活安全部が癒着の温床の悪役のように描かれている部分には、ちょっと極端かな、という気もしましたが。
次は、今野敏氏の「東京湾臨海署安積班」シリーズの新刊「晩夏」(角川春樹事務所、☆☆☆)です。周囲の評価は非常に高いのに、自己評価は低く、どこか自信を持てずにいる安積が、今回は生意気な若手刑事の教育係の役割も果たします。
これは、警察小説であると同時に、やはりサラリーマン小説なのですよね。私ももういい年なので、会社組織やそこにいる同僚、後輩のことをつい思い浮かべなから読んでしまいました。
この本で勢いがついたので、もう一冊、今野氏の「同期」シリーズの第二弾「欠落」(講談社、☆☆☆)も読んでみました。この本では、当初、公安部が「悪役」として描写されていますが、途中から中国の諜報機関などと戦う「公安の正義」も描かれています。
それにしても、堂場瞬一氏の執筆のこのハイペースぶりは何なのか。前回の読書エントリで「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズの第8作を紹介したばかりだというのに、もう第9作「闇夜」(中公文庫、☆☆☆★)が出ました。しかも重厚な内容です。
ストーリーは……まあ、これは細かく述べても仕方がないので省略します。帯の「高城は絶望から甦る」がすべてですね。改めて、犯罪被害者の家族が直面する苦しみや絶望について考えさせられました。
だいぶ以前に集中して読んでいた真保裕一氏の「ローカル線で行こう」(講談社、☆☆☆)は、帯の文句通り「読めば元気が出てくる」を目指した作品です。
廃線も近いとみられている宮城県の赤字ローカル線立て直しの切り札として送りこまれたのは、新幹線のカリスマアテンダント、という設定が楽しいですね。それに当初は反発を覚えながらも協力していく県庁からの出向者……上手い!
私は漫画の「コンシェルジュ」(原作いしぜきひでゆき氏、漫画藤栄道彦氏)が好きなので、題名にひかれて買い求めたのがこの門井慶喜氏の「ホテル・コンシェルジュ」(文藝春秋、☆☆★)でしたが……。
うーん、登場人物の設定も物語もなんか地に足がつかないというか、軽すぎて感情移入できませんでした。やはり、好みに合う合わないというのはあるようです。
お気に入りの川上健一氏の「月の魔法」(角川書店、☆☆☆★)も出ていたので早速読みました。「大切なことは、言葉にしないと伝わらない」という当たり前のことが、つくづく大事なのだと改めて感じました。舞台が小笠原というのもいいですね。登場人物が愛おしくて、ちょっと泣けました。
川上氏と言えば、以前当欄で紹介した名作「渾身」がせっかく映画化されていたのに、近くの映画館では上映されず、観ることができませんでした。残念でなりません。
三上延氏の「ビブリア古書堂の事件手帳」の第四弾「栞子さんと二つの顔」(メディアワークス文庫、☆☆☆)も出ていました。まあ、本の方はなかなかよいのですが、テレビドラマの主人公役は明らかなミスマッチですよね。原作のイメージとまったく重ならない(すみません、観ていません。配役を聞いて観る気にもならなかった)。
浜田文人氏の「情報売買 探偵・かまわれ玲人」(祥伝社文庫、☆☆☆)は、元SPの私立探偵で、実は非常勤の内閣官房特別調査官という設定の主人公が、政権再交代前夜の永田町で活躍します。舞台が私の職場に近いし、主人公の友人として政治記者なんかも登場するので楽しく読めました。物語の中で、政治記者がこう語ります。
「俺たちに守秘義務はない。酒場で聞く政治家のオフレコ話には裏があって、大抵の場合は、政治家が外部に漏れるのを望んでいるのだ」
これは全くその通りだと、うんうんと頷きながら読みました。政治家に限らず、官僚の場合もそうであることが多いのですが。
一方、「(政治家から)祝儀や車代を受けとらない記者など相手にされない」というセリフには、ちょっと違うなあと感じました。田中角栄元首相の時代やその後しばらくは、そういう時代もあったやに聞きますが、今はそんなにカネを持っている政治家もいないし、世間の目もそういう悪弊に厳しくなっているし、そういう慣習はなくなっていると思います。まあ小説の話なのだから、いいのですが。
瀧羽麻子氏の本は、この「株式会社ネバーラ北関東支社」(幻冬舎文庫、☆☆☆)が初めてです。いろいろあって東京の証券会社を退職した主人公の女性が転職先に選んだのは、納豆がこよなく愛されている某地方だった……。
納豆がやたらと出てくる割に、さらっと読めます。帯のいう通り、疲れている時の読書にぴったりかもしれません。それにしても、もう転職なんてそう簡単にはできない年齢になってしまったなあ。
話は飛びますが、昨日の参院予算委員会の民主党の小西洋之氏の「クイズ質問」は下品でひどかったですね。どうして民主党の人たちは、あんなやり方は自分たちの評判を下げるだけだと気づかないのか。それが不思議でなりません。
コメント
コメント一覧 (67)
これは小説では無い。
「日本を工作し日本の健全な判断力を麻痺させるという某国型の外交は、何十年にもわたって一日として休む事がない。昼も夜も片時も、休む事がない。わらゆる手段を通じて、日本の政治家、ジャーナリスト、学者、そして国民の頭のなかに某国のみを利する情報を入れ続けているからである。何が日本にとって国益なのか、某国が何をねらっているのか、などの重大な問題で日本人が冷静に判断する事ができないようにするためである。いわゆる情報宣伝戦であり、洗脳しているのである。
この情報汚染に特に染まっているのはどのへんか、ここに来る人ならよく解りますよね。
それから、外務省の罪を問う(杉原誠四郎著)これは現実のお話で自虐史観の本質は外務省にありとする至極まっとうな内容で頷けるものでした。
>堂場瞬一氏の執筆のこのハイペースぶりは何なのか。
「何なのか」は阿比留さんの読書ペースの方ですよ。
>ちょっと違うなあと感じました。
現実世界の事情を知り過ぎているというのも、読書的に良いのか悪いのかビミョーですね。
>あんなやり方は自分たちの評判を下げるだけだと気づかないのか。それが不思議でなりません。
そこが民主党の民主党たる所以ではありませんか。それを不思議がっていたらキリがありません。菅さんのような人でさえ、それでも一定の「支持者」が残るように、一定の民主党支持者が皆無に帰することは(残念ながら)あり得ません。民主主義ってそういうシステムなんだと割り切るしかありませんよね。
何せ、「月の魔法」にかなり惹かれています。
今野氏の本は読み始めると次から次へ買い求めてしまいます。
>私は事実と小説が混同してしまう事を恐れて、あんまり小説は読まないという事もありました……。実際、両者の間にそう明確な境目はないと思うようになりました。人間の想像力の方が、下手なファクトより真実・真相に近づくということは珍しくもないし。
あのお坊さん(?)はとにかく政治と政治家が好きで、いろんな政治家のところに顔を出しては近づこうとする人で有名でした。議員会館の各議員事務所に手紙をまいたり、政治家を講演会みたいな会合に呼んだり。
ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました。
>そこが民主党の民主党たる所以ではありませんか…。まあ、そうなんですが。これは政治学や社会学の分野の問題ではなく、もしかしたら文化人類学の何か、全く別のフィールドの研究分野なのではないかという気もしてきました…。「月の魔法」、いいですよ。
こんにちは。私もそういうわけで、けっこう買ってしまっています。
> 「ローカル線で行こう」(講談社、☆☆☆)
毎度ながら先を越されたと言うか...真保氏の一般的な路線とは異なる作品の様な印象が有り、気になってたのですがね。
>「栞子さんと二つの顔」(メディアワークス文庫、☆☆☆)
今回は一作丸ごと"乱歩"でしたね...「本編」の方が劇的進行遂げるかと思ったら言う程でもなかったですな。 ドラマはそもそも見れる放送枠じゃない上、主役俳優に望むべき萌え要素が足りない故に全く未見ですわ。 今後小説の方がドラマに影響される事は無いでしょうから、次回にも期待したいですね。
> あんなやり方は自分たちの評判を下げるだけだと気づかないのか
気付いていれば先の総選挙に於ける大敗は無かったでしょうね♪
「小西君」に限らず、国会審議を舐め切ったTV報道向け言動が無駄に多いのが民主党議員の特徴とでもいいましょうか...往年の菅のアホと同様の手法がこんな所で晒されるとはなぁ...
大阪の桜は、今日明日が満開のようです。
川上健一の「渾身」は良かったですね。映画のほうは大阪で上映されたのかな? 身内が島根県松江市に居るのですが、松江市では当然のごとく上映されていたようです。
「ビブリア古書堂の事件手帳」。良く書けていると思います。TVも期待して観たんですが15分位で電源を切りました。もちろん2度と観ていません。テレビドラマの出来について文句を言っても始まりませんが、、。
ありがとういございます。
「亡国前夜」江上 剛 読み始めました。金融界の事件かな。
「ローカル線で行こう」は、よく練られた、プロットを考え抜かれた作品だと感じました。「小西君」は、たぶんいくら批判を浴びても何で批判されているのか分からないタイプなのでしょうね。確かに菅直人氏と通底するものがありますね。
>15分位で電源を切りました…。そうなんですよね、こういう評判をちらほら見聞きしたので、よけいに観る気がおきませんでした。プロデューサーの人も、もう少し原作の読み手を尊重したらいいのに。
江上氏の作品は、銀行小説を中心に一時集中的に読みました。組織と個人というテーマが、会社員には身にしみます。
恩知らずな隣国が大統領以下国をあげて世界中で日本を貶め、悦に入っている。まことにアグリーですが、そんな下劣な行為を見て世界で尊敬されるわけもないということに気づかないバカな国。小西議員の国会質問を見て、やっぱりあの党の議員の血は争えないと思いました。
その信条は現実の我等に通じるものですが、我らならもっとうまくやる。
面白かったのは、「関係無いのに北の工作員とされている」と言うくだり。
次は、名前に魅かれて浅田次郎「降霊会の夜」。
おはようございます。小生も川上健一さんは、“宇宙のウインブルドン”、“ららのいた夏”他何冊も読みました。彼自身長野県かどこかに隠棲し地元に溶け込みテニスのインストラクターもやっているそうですね。
今朝の“視点”を拝読しました。以前から、民主党の総括で空きカンの責任に触れていないのは何故かと訝しく感じていましたが、“党の会合に可能な限り出席し自身に直接的な批判をされないように目を光らせていた”を読んでナルホドと納得致しました。相変わらずの責任逃れ、小狡さ、人間的な汚さは天下一品ですね。
ところで、5面に安倍首相のモンゴル訪問が掲載されていました。記事とは直接関係ないのですが、以前から疑問に感じていたことがあります。
それは、モンゴル政府、人々は中国共産党の侵略された?“内モンゴル”についてどのように考えているのでしょうか?つまり具体的に返還要求などしているのでしょうか?産経を長く拝読していますが、チベットやウイグルの歴史は書かれていますが、モンゴル(内モンゴル)の歴史や領土については余り読んだ記憶がありません。
もし、“内モンゴル問題”という(領土)問題が中蒙に存在するのであれば、日蒙の共通認識として、対中国共産党への戦略的対抗手段になると思いまして。今後の日蒙の関係発展を希望すると共に、深堀の記事を期待します。
今朝から“きょうの天気”が1面になりましたね。産経の論調は殆ど信頼できますが、天気予報だけはちょっと確率が・・・と思っていましたが、
今後期待?することにします。
良い場所にありますね、よく目立ちます。
おっしゃる通り、エコカンハウス、ではなく、エゴカンハウスでしょう。
エコといったって、贅沢してる人の中での、エコだろ。
世界四十億の貧困層にとっては、エコでもなんでも無いよ。
寄生虫のようなイデロギーに染まっている連中には分からんだろうけど。
はっきり言って菅直人氏のことか民主党政権時代のこととか昔の話はいいです。
今のこと現政権のことについて語ってほしいものです。
自分の考えに沿ったことを述べやすい話題に逃げているという感じですね。
外モンゴルの祖国は中華人民共和国ではない、モンゴルが祖国です。
当然祖国に帰るべきでしょう。
一九五一年の鳩山一郎首相の場合。「国交が回復すれば、北方領土返還の”出口”がすぐに見つかる」であったが、未だに出口は見つからない、騙されたのである。
田中角栄首相の場合。「日本側が先に四大プロジェクト(南ヤクート炭、森林、ヤクート天然ガス等)の開発を開始すると、北方領土返還という”出口”にすぐにいたる」といういかがわしい出口論を信じた。田中角栄は一大決断をもって開発をスタートさせたが、なにもなし、又騙された。
今度は「ラストチャンス」ですか、安倍総理歴史に学んで、交渉に臨んでいただける事を期待します。
芦部氏をご存じない首相に、ドン引き嫌味ツィート多数。侮蔑の対象とならない事を祈る。
フィリピンも緊急避難で5万人の日本への脱出に向け検討開始。
我が国も検討、準備、呼びかけなどが必要なのでは。
アメリカの配備見ると、まじ本気モードだけど。
また、中華人民共和国、朝鮮情勢と直接関係あるのかないのか、幹部は逃げ出す準備をしてるようだが。
金を買いこんで持ち逃げ、私は、アフリカが逃げ込み先ではと推測します。
今非常に緊張する場面にきている、平和ボケの左傾化日本では本当に危険です。
今朝の産経の記事だと、北の体制固めのために、米軍が協力してるということなのかな、われらはあれだけの軍を無駄に動かす事は無いなだろうと思うけど。
以下は小説ですが、おそらく北に工作員が潜り込んでいる、手引きでピンポイント爆撃、オバマ大統領の支持率アップ、軍事予算確保、そして北国の春が来る。
政治家さんよ頼むよ。
阿比留瑠比の極言御免。
政権100日「結果出す」政治を「大バカ者は首相はやるな」
「政治はバカがやってはいけない」と言ったルーピーは基地外でしたね。
政権100日の安倍政権、株式相場は安倍相場というより、野田自爆相場だと思います。ここは一旦下がるのではないでしょうか、その後アベノミクス効果が出てきたら、本来の上昇相場に乗るのではと思います。
期待としては、天井を突き抜ける史上最高値ですね。
振り込め詐欺に取られるくらいなら日本株を買おう。
阿比留瑠比の極言御免
読んでびっくり完璧提灯持ちになってますよ、これでは読者もついてこない
読者が求めるのは冷静な分析によるするどい考察、是々非々の評価です
>読んでびっくり完璧提灯持ちになってますよ、これでは読者もついてこない
今日の『極言御免』、あらためて読み返してみました。
が、自分の目が節穴なのか、提灯のようなものは見えません。
「私が阿比留さんなら、安倍内閣のこのような“非”も取り上げる」というマイナスの業績をご指摘ください。
現在、多国籍企業はすでに政府を越えている。国家や市民社会ではなく、営利を目的とする企業こそが人類を持続可能な社会へ導くカギを握っている。
なぜなら、そのカギとなる技術、資源、規模、国際的影響力を有するのは、この世の中で企業以外に無い。
政府や国際機関は重要な協力者、監視役を担うことになる。
その為にも、北朝鮮のような国の存在は、人類の持続可能な社会への妨げになっている。また、鳥インフルエンザや大気汚染、その他の社会不安や国際紛争をばら撒いている、中華人民共和国も人類最良の時代への足かせになっている。
北朝鮮問題解決の意味はこの辺りにあるのでしょうか。
時に、何か、神経のささくれ立つことでも?
安倍さんは絶好調で、気分はアゲと思っていましたが?
皆さまこれをご覧ください。
「くれば の ひとり語り」97歳男性から安倍総理への手紙。
sahashipesu.blog.fc2.com/tb.php/249-2850092f
1 小林 正則 (民主、・共・生・社・ネ推薦 ) 33,106票
2 永田 政弘 (自民、維新会、みんな 公明推薦)19,108票
保守対革新の典型的選挙。しかも小林氏は菅直人の元秘書だっただけに阿比留さんとしては無念かも?
世論調査では自民党の支持率が高いけれど本当なんだろうか
話は変わるが、チャンネル桜の水島社長は最近ユーチューブで彼に疑義を呈するような投稿を削除しまくっているようだが、これもやばい。
産経、安倍総理のコメント秀逸でした。
英国の四大首相、ピット、ディズレーリ、チャーチル、サッチャー。
ピットはイギリスを大帝国に押し上げ、ディズレーリは極盛を極めしめ、チャーチルは滅亡から救った、サッチャーは、死んだ大帝国を一時蘇生させた。フォークランド戦争の勝利は、死んだライオンの雄叫び。一九八三年の総選挙で保守党は驚異的な大勝を遂げた。そして「社会主義化」された英国を、強引に資本主義に引き戻す政策を勇往邁進した。
サッチャーは「ビィクトリア時代へ戻れ」と絶叫した。
安倍総理は「日本を取り戻す」。
占領憲法を擁護するという事は、「戦争状態」のなかで、敵国に協力するということになる、これは、講和後、現在までも続いており「外患援助罪」である。(刑法八十二条)
われらは、改正反対護憲論は似非護憲論であり、改正賛成護憲論も似非改憲論であり、占領憲法を憲法として有効であるとする論は、亡国的見解と考える。
これらは結局のところ、暴力に屈する暴力肯定論者であろう。
辻元議員、同社側とも控訴しなかった。
産経新聞は2011年3月16日と21日付の朝刊で「辻元議員は阪神大震災の際、被災地で反政府ビラをまいた」などと指摘したが、地裁判決は「記事が真実とは認められない」と判断した。
産経新聞社は控訴しなかった理由について「コメントしない」としている。
(2013年4月9日12時46分 読売新聞)
ご本人はスルーだから、誰かが知らせないといけないね。
それにしても新聞社が「ノーコメント」とは、恐れ入ります。
「マスゴミ」呼ばわりされても文句言えないでしょ。これじゃ。
80万円といえば庶民にとっては大金だよ。コメント書くばかりではなく
カンパを呼びかける人はいないのかな?
2ちゃんねるの書き込みをそのまま記事にした事は丸わかりだったし、
そんな記事を書いて、しかも掲載した方が悪いよね。しかも震災と
原発事故で国中が騒然としている真っ只中に。。。
戦前・戦中だったら、非常時に流言飛語を流したとして逮捕されても
おかしくなかったね。今の憲法で良かったですね。
まあ相手の要求が3300万だから、応訴せずに不戦敗だったら、えらい
ことになる。
とにかく裁判で戦って、3300万の言い値を80万に値切れたんだから、
実質的に勝利じゃないですか??
まぁ詐欺罪の人だから、なかなか、ほんとの事は、闇なのでしょう。
辻元、ピースボートのやることと言ったら反日・反自衛隊だから反政府ビラをまいたと言われても仕方ない。司法も左傾化していますしね。
記事に「(ビラ撒きの話しは)一般市民の間で話題になっていた」とでも付け足せばよかっただけの話し。
何も鬼の首を取ったように言わなくてもいい事。
辻元が災害ボランティアの補佐官であることがブラックジョークであることはその通りだと思う。
一本、TBさせて頂きます。
(どうかお気を悪くなさらず…)
安倍外交の成果!と言えます。実は、馬英九も日台漁業に乗り気という話を、少し前に「唐人電視」が伝えていましたし、「東森新聞」は、魚群の到来する四月は、日台中の漁船が入り乱れて尖閣が危ないという話でしたので、これは、大ヒット、もう、小三元。
人の上に立っても、一匹狼でも、風当たりが強いとは思いますが、嵐の中に、雲間から光が見えたような、そんな気分のニュースでした。
民主党・小西洋之参院議員
いま、ご指摘の3月29日の参院予算委員会の中継を聞きながら書いておりますが、自分では総理をやり込めたとでも思って悦に入ってるんでしょうかね。
馬鹿だねぇ。話しぶりも態度も、まるで狂人。こんな奴に6年間も税金を無駄遣いされるかと思うと腹が立ちます。
極言御免…毎回楽しみにしております。
厩戸豊聰耳皇子(うまやどのとよとみみのみこ)を推古元年四月十日皇太子にたてて政事をすべてまかせた。皇子は用明天皇の第二子です。
十年には新羅を討つため軍をすすましたが、将軍の急死などにより征討は中止になりました。
十年に新しく冠位をきめました。
十二年夏皇太子は自ら作った憲法十七条を公布しました。
十六年四月には小野妹子を隋の国に遣わせました。
二十八年には、馬子ともとに天皇紀、国紀、臣連・伴造・国造百八十部と公民等の本記を記録させました。
二十九年の二月五日、太子は斑鳩の宮で亡くなられました。
私は、一万円札が聖徳太子でなくなってから、日本経済が駄目になったと感じています。
> 伊佐柳若人様
>私は、一万円札が聖徳太子でなくなってから、日本経済が駄目になったと感じています。
そうかもしれませんね。(^0^)
聖徳太子は、背が高く、白人のような風貌と伝わっているようですね。
日本経済は、「いざなぎ越え」にいきそうですね。
成長戦略も相当なものを出してくるようですね。
もう一度、太子に登場を願いますか?デノミの際にでも。(^¥^)
阿比留さんからすれば、与党だっていっぱい辛口コメントはあるでしょうし、野党(特に民主党)に対しては、山のようにあるでしょう。お忙しいこととは存じますが、読者はそれを期待して待っています。
起きましたね。
非独立時代のGHQ占領期に制定施行された「憲法」は、マッカーサーノートとマッカーサー草案という「原稿」に基づくものであるという意味で「現行憲法」は「原稿憲法」と揶揄されるにふさわしい。
この「原稿憲法」は占領期故に、米軍が日本を防衛する事が前提になっている。
憲法を守るのなら、米軍も守らなければ、成り立たない。
ましてや、今は日本国軍自衛隊と米軍という、世界最強の軍事力が防衛体制を敷いている。全く有名無実である。実効性がない法は無効である。
もう一度、太子に登場を願いますか?デノミの際にでも。(^¥^)
いいですね、ワクワクします。実は、もう一度、使ってみたかったんです。
こう言うのを読むと、私のイヤミもまだまだだと…
「憲法改正を成し遂げて初めて、堂々と日本は国民主権の独立した民主主義国だと主張できようというものです。絶対護憲派の人たちは、民主主義の否定論者だということになります。」
こちらは、間違いなく目から鱗の正論です。
「民主主義と自由主義」が最高のものとするが、自分たちが脅かされると、すぐ暴力と恫喝を行う。アメリカニズムは決して我々のお手本となるものではない。
日本はその自立性を損なわず事を行うには本当の理念と叡智を持たねばならない
でしょう。
もちろん、相手次第です、分からないものには容赦はするな!
麻生・古屋氏が靖国参拝
春季例大祭 首相「真榊」を奉納
昭和天皇御製
国のため たふれし人の 魂をしも つねなぐさめよ あかるくいきて
韓国「日本は日韓関係を改善させたいなら、もう少し配慮しろ」
麻生副総理の靖国参拝等に怒った韓国外相、訪日中止
うーん、改善させたい気持ちなんてまったくないです
安倍首相が参拝してたなら国交断絶だったかも、残念
それはそうと阿比留さん、ブログやめたいなら「辞める」と宣言して下さい。
編集委員となった現在、忙しさで更新できないのは仕方が無いのかもしれません。あるいは、民主党崩壊で失礼ながら気が抜けたのかもしれません。
しかし、民主党保守派が維新等に合流し、安倍さんをはじめ保守派の悲願である憲法改正の日がくるまでは、お体にムチうって更新を週1回位続けて下さい。
話しは変わりますが、
・小沢の国会招致はウヤムヤになったのでしょうか?招致の動きは与党に ないのでしょうか?道義的責任って何?
・小沢腰巾着、山岡賢次は総選挙落選に懲りずに、夏の参院選比例代表で 立候補するようで、革マル派が巣くうJR総連から全面支援受けるらしい ですね。
・昨年の民主党分裂騒ぎの中、生活の議員が、民主党岩手県連事務所金庫 から4500万円持ち出して裁判沙汰になっている件はその後どうなってい るのでしょうか?
・参院選に向けて、山梨日教組は相変わらず仕事をさぼって選挙活動する のでしょうかね?
貴紙の深追い記事、期待しております。
其の一ポツダム宣言違反。其の二連合国に裁判権、裁判管轄権がない。
其の三裁判官構成、偏向、公開性などインチキ裁判。
裁判では無い東京裁判、憲法では無い現行、占領憲法。
1985年8月7日の朝日新聞が、いきなり、中国は靖国問題で日本の動きを注視している」と報じたことが、騒動の発端。当時の中国にはそのようなうごきはなかった。情報汚染のマスコミが諸悪の根源。
産経新聞は新聞縮刷版の書籍を刊行しないのでしょうか。
こんな状況だからこそ、本で残す意味があると思って。
産経新聞社のホームページを見ても、どこに意見できるのかわからなかったので、ここで失礼します。
ここ十年、二十年の政治の流れを自分なりに総括してみる時に、阿比留さんが発した言葉は重要です。
百年単位になってどうかは分かりませんが・・・そりゃ歴史が判断することです。
私は、人間だから当然ですが、思想信条を阿比留さんと一にしていません。だが、今、国民が知るべき情報を伝えているのは、産経だと思います。その上で求めています。
現在でも、一般人が過去を知ろうと思ったら、まず図書館に行って新聞縮刷版を捜すのが常道だし近道だと思います。
新聞縮刷版があれば、何か事が起こっても、どこかには残るし、その意味があると思うのです。
このような、耐え難い状況だからこそ思います。
万が一、日本に有事があって、その後の世界で過去を調べようとした時、朝日新聞縮刷版など等しかなかったら、それこそ歴史の改竄です・・・・
是非こんな感じにしてほしい
朝日辺りが作ったら選挙権は外国人も有するってつけそう・・・
”伝書鳩”使った中国の失敗。
中国側の意向に沿った「尖閣は係争地」との言葉を引き出した。
人民解放軍は米国に対し太平洋を渡すように要求している。
勿論、米国は同盟国との歴史的関係を全うするために、渡す事はないと突っぱねる。しかし、偶発的な衝突を避けるため両国の軍事協力に努力している。
尖閣が係争地なら、中国は真っ先に占領を企むだろう。
伝書鳩、学名カワラバト、ドバトか?
ハトのふんは臭くてどうにもならん。
「5年、10年(要人の)会談がなくても、それでいいんだよ。日本の経済力が強くなれば問題ない。中国が尖閣問題であれだけめちゃくちゃやると、日本の国民世論も乗せられない。中国は墓穴を掘った」
安倍さん、中国だけでなく韓国に対してもその姿勢でお願いしますね。
あと阿比留さん、「会わない作戦」に簡単に動揺し、譲歩を重ねてきた事例として自民党政権時代の話も混ぜてくれると説得力増すんじゃないかと思いました。
首相インタビューは阿比留さんだから出来る仕事と思います。読み応えがありました、ありがとうございます。
ええと前日の感想につけ足して、下記を、朝日新聞に送りました
(送りゃ意味があったら誰も苦労していないんでしょうけど笑
以下は字数制限でどんどんガッツリ切ります
____________________________
☆産経新聞が「国民の憲法」表明で、一報道機関の責任をちゃんと負った姿勢にさすがと思います。 必ずしも産経新聞と同一の思考をしていませんが、いま現在ある危機感の中で、一報道社が、表現と報道という行為に責任を負って、憲法を検証し定義した意味は、とても大きいと思います。 「表現の自由」という意味をちゃんと分っていない報道機関がありますし。
現憲法の最大の問題点は、国民が自国の憲法に主体的に自負や責任を負って、「だから、ここで生きる」と出来ない、個々人の主体性のなさだと感じます。
(先々まで思い巡らすと、改憲をうたう政党であっても、維新もみんなも、怖ろしいですが・・橋本市長はポピュリズムの底辺を露呈してきたと思うが「朝日新聞の憲法試案もみたい」(笑)て発言は面白かったです。私もみたいと思います)
憲法議論に関しては、昨日産経新聞インタビューで報道された現首相の「国民にも、憲法改正に関わっていくことに責任が発生する」という姿勢に賛同します。
その上で、改憲を積極的に発信する政党がある。護憲を主張する政党がある。積極的な議論をつくすべきだ、と思う。
それなのに今でも玉虫色であろうとする政党や報道機関に対して、無責任な存在で飯食ってんじゃありませんよ、と感じている。
今、国民が知った方が良い情報を、ちゃんと伝えている報道機関は、産経だと思います。
(以下 略)
戦後、我が国に於いて戦乱が回避されてきたのは、占領憲法のおかげなのではないでしょう、国際情勢の幸運と、先人の犠牲と、皇徳のおかげでしょう。
これからは、そうはいかんでしょう
日本と中韓関係に米が危惧?
また何か企んでいる。
要するに、あの連中とはズブズブのGHQ派なんだね。
ついでに、改憲だけど、日本維新の会橋下代表とかは、公武合体派ということですかね。
じぇじぇじぇ!
今回も、弱みがあるのはロシア側である、日本側にメリットが無いものは、やらない方がいいのではないか。
阿比留瑠比の極言御免。
「護憲派の親米ぶりに感心」GHQの言論統制、「押し付け論」タブー。
護憲派は戦いのすえに得た憲法だから大切に、とかいうが・・・
占領中は戦争中と同じ、武力で支配する、軍事独裁である、しかも外国の軍隊である。植民地同然の状態である、植民地時代の法律を守ろうとする、植民地擁護派か?反米だけど大東亜戦争になると、米国は正義の存在になるんだもんな。
これは、戦争が共産コミンテルンの主導であった事の証明になります。