2006年11月

 
 私は今まで、このブログで繰り返し日教組批判を続けてきました。でも、読者のみなさんの中には「教育荒廃は日教組のせいだけじゃないだろう」「私が習った先生はいい教師だったけど」などと疑問に思う方がいると思います。

 確かに、日教組が強い地方も弱い地方もありますし、日教組に所属する教師一人ひとりを見れば、立派な教育のプロもたくさんいることでしょう。それは全く否定しません。

 ですが、組織としての日教組はどうでしょうか。私のブログでは、何度も授業を放棄して国会前で座り込んでいる教師たちのことを紹介していますが、サヨクイデオロギーに支配された日教組教育は、果たして子供たちのためになるでしょうか。

 そうしたことを考えるヒントとなればと思い、産経のデータベースで、関連しそうな過去記事を検索してみました。10年以上前の私の記事もヒットしましたが、改めて振り返り、この人たちをこのまま放置してはいけないとの思いを強くした次第です。

【社会部発】日教組研集会いじめ分科会から「優しさ」だけでは解決せず
 
[ 1996年02月04日  東京朝刊  社会面 ] 

 大阪市内で四日まで開かれている日教組の教育研究全国集会では、「個性」「自由」といった言葉が飛び交っている。相次ぐいじめ自殺や不登校に危機感を募らせた教師が子供のさまざまな要求にこたえようとする姿勢は分かる。だが、子供をはれもの扱いし過ぎてはいないか。厳しい現実社会と遊離した「優しさ」だけが目立っている。

 今回のメーンテーマを話し合う「いじめ・不登校問題克服」特別分科会。約四百人の教師や父母らが沈痛な面持ちで討議に耳を傾け、メモをとる。

 「いじめは教師自身の問題」「教員同士にもねたみや中傷はある」「教師は忙しいというが、本当か」といった率直な意見も多かったが、討議からは、いじめ問題に有効策を見いだせないまま暗中模索している教師像が浮かんだ。教師でありながら不登校児を持つ父親も発言、問題の根深さをうかがわせた。

 首をひねりたくなるような議論もあった。「『がんばれ』という言葉はプレッシャー」「運動会は軍隊の行進みたい」「生徒とはいつも対等に」「子供はいつも傷ついている」…。優しさを強調したいのはよく分かるが、何を目指しているのかはっきりしない。

 子供につらい思いをさせないような気配りは大切だが、学校も教室も社会の一部だ。子供の世界だけを温室状態にしておいても、子供はやがて大人になり、社会に出る。

 三日の討議では、「私服通学が学校に受け入れられないのはおかしい」という熊本市の父親の報告があり、不登校の中学一年生の娘が「個性を押しつぶす中学はつまらない」という作文を読み上げた。大阪市の父母も私服通学を通していじめられた娘の話をし、会場から拍手が起こった。だが、個性は制服を着たぐらいでなくなるものだろうか。

 教師の多くは「子供の未来は無限」「子供を信頼しよう」と訴える一方で、子供に厳しく接することを恐れ、物事の是非善悪を教えられずにいるようだ。

 「環境・公害と食生活」分科会では、三重県の小学校教師が「給食の盛り付けを子供に任せて自由にし、食べ残してもいいことにした」というリポートを発表したが、このリポートには「忍耐力を育てる」という思想はない。

 目の前のいじめや不登校の深刻さはどの教師も自覚しているが、教師たちには確固たる価値観がなく、子供の要求に迎合しているように見える。戦前の歴史、日本の道徳観のすべてを否定した日教組の教育そのものが今日の事態を招いたのではないだろうか。 (阿比留瑠比) =おわり

 …この記事をめぐっては、同僚記者から「不登校の子供には本当に『頑張れ』という言葉はプレッシャーになる」と後に諭され、反省しました。ただ、当時の日教組は放任と個性尊重をはき違えているという感想は今も変わっていません。

【社会部発】日教組の教研集会開幕 来賓に罵声 まるで“荒れる成人式” 
[ 2001年01月28日  東京朝刊  社会面 ] 

 「ヒトラー!」「右翼!」

 二十七日午前、東京都江東区の有明コロシアム。壇上に立った横山洋吉・東京都教育長に、穏やかでない言葉が飛んだ。

 客席で声を張り上げているのは、教師か、少なくとも教育関係者である。なぜ断言できるかというと、そこは日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会の会場だったからだ。

 司会者は時々「静粛に」と注意するが、ほとんど罵声(ばせい)にかき消されて聞こえない。客席側は「かーえーれ! かーえーれ!」と、シュプレヒコール風に調子をあわせたりしている。声の聞こえる方向の客席には、「日の丸・君が代処分糾弾」との横断幕が掲げられた。

 横山教育長は、この教研集会を妨害するために乱入し、壇上にかけ上ってマイクを奪ったわけではもちろんない。来賓として、あいさつをしているのである。

 しかし、すぐ後ろに着席している日教組の榊原長一委員長も、隣となにやら言葉を交わして苦笑いするだけで、特に場をとがめるふうでもない。怒号はとどまることを知らず、場内は妙な雰囲気になってしまった。

 日教組中央と、各都道府県の教職員組合との間には、はっきりとしたねじれ関係がある。いつまでも「なんでも反対」ばかりしていては生き残りすら図れないと危機感を持つ中央に対し、何十年も前の闘争至上主義をいまだに変えない地方の組合も多い。

 しかしそんな事情はともかく、招いた来賓に罵声を浴びせ、それをどうにもできない組織をはたしてまともな団体といえるだろうか。

 逮捕者まで出した今年の「荒れる成人式」を、教育の問題とする声は多い。ところが、教育者自らが最低限の社会常識すらわきまえていないことを、図らずも露呈してしまった。

 会場の臨海副都心は、折からの寒波で吹雪となった。しかし、教育への熱い思いを話し合うはずの会場の中には、外の風雪よりももっと冷たい、荒涼とした空気が漂っていた。(松尾理也)=おわり

 …学校の先生たちは、何というか集団になると品がない言動をとることが多いように感じています。私が平成7年に取材した日教組大会でも、会場ではヤジというか怒号が飛び交っていました。「日米安保廃棄、反天皇制を運動方針に盛り込め!」とか「闘いを続けることが大事なんだ」とか、昔の学生運動のような内容でした。

【社会部発】日教組教研集会・総合学習分科会 「甘えさせる教育」極まれり 
[ 2001年01月29日  東京朝刊  社会面 ] 

 東京都内で開催されている日教組の教育研究全国集会で、ある教師からこんな発言が飛び出した。

 「遅刻もなくみんなが登校し、授業中の私語もない学校が良い学校なのか

 特別分科会「子ども参画と学校改革」の会場。いじめや不登校などの問題解決に向け、実際に悩んでいる子供たちの声を聞き、子供も加わった学校づくりの可能性を探ろうと、初めて設置された分科会だった。教師ら約百人に各地の小・中・高校生約三十人が加わり、「いじめ」「校則」などのグループに分かれ、意見交換した。

 「校則」のグループでは、子供たちから校則への批判が相次いだ。「先生は『前髪が勉強のじゃまになるから切れ、お前のために言っている』と言うが、自分が良ければよい」「(校則の)理由も言わないでダメというのはおかしい」という“理論的”な言い分から、「決めつけられるから破りたくなる」というやや感情的な声も出た。

 冒頭の教師の発言は、「中学校で丸刈りを強制されたため二年半、不登校になった」という男子高校生に対し、別の教師が「かつて学校が荒れ、生徒を丸刈りにしたら(学校が)良くなったこともある」と発言したことを受けたもの。恐らく「“良い学校”では学校管理に息苦しさを感じている子供たちを受け止められていない」という考えがその裏にあるのだろう。

 しかし、学校現場の荒れが無視できない状況のなか、一人の保護者として言わせてもらえれば、子供がきちんと授業を受けられる学校は何よりの願いである。そこで子供たちの息苦しさが生じるとしたら、また別の問題として対策なりを考えるべきだ。結局、会場を取材した限りでは、教師側は子供たちの言い分にうなずくばかりで「学校で君たちを受け止めてくれる教師がいなかったら、日教組に連絡してほしい」と働きかける教師までいた。

 「子供たちを甘えさせてきた」という戦後教育も「ここに極まれり」とさえ感じた。(小島新一)=おわり

 …だれが日教組に連絡するでしょうか。また、仮に何か勘違いした子供が日教組に連絡したとして、本当に対応してくれるのでしょうか。思いつきで無責任なことを言っているのなら、深く反省してほしいところです。

【社会部発】「学校の警備強化」に不可解反応 
[ 2002年01月28日  東京朝刊  社会面 ] 

 大阪府池田市の大教大付属池田小で起きた校内児童殺傷事件は教育界に大きな衝撃を与えた。宮崎市で開かれている日教組教研集会でも大阪府教職員組合が報告を行い、現場でどのような対応が可能か、問いかけた。

 ところが、その報告の後、理解に苦しむ発言がいくつかあった。

 東京からの参加者は、池田小事件の後に東京都杉並区で起きた幼稚園教諭が狂言で「刃物を持った女に切りつけられた」としていた事件を引き合いに出し、「狂言事件後、登下校がものすごい警備体制になった。そこにキナ臭さを感じてしまう」と発言。キナ臭さとは、警察の警備が教育への国家権力の介入であるから許せないということらしい。次のように発言が続いたからだ。

 「捜査のプロなのだから、本当なら狂言とすぐにわかるはずなのに、それを隠して警備強化につなげているんじゃないかと…。われわれも見抜く目を持たなければ」

 また、埼玉県からの参加者は昨年末に起こった不審船事件を例に出し、「米国からの情報に基づいて、他国の人を武器で粉砕してしまうことを、(社会が)当然と思っている。これは日教組の危機ではないか」と、とうとうと述べ立てた。「命の大切さ」というところから話が発展したと思われるが、あまりの論旨の転換ぶりに理解力がついていかなかった。

 組合の大会だから、イデオロギー的な議論もあるだろう。しかし池田小事件を、そんな議論のタネにしてしまっていいのだろうか。違和感は消えなかった。(松尾理也)=おわり

 …公立学校の教員は地方公務員であるのに、どうしてこう反体制を気取りたがるのか。また、教職員の組合がなぜ反社会的になるのか。私には理解できないことが多すぎます。

教研集会 「北海道の教育」討議 「国旗・国歌」反対崩さず 本紙記者一時足止め 
[ 2001年01月30日  東京朝刊  社会面
 国旗国歌の適切な取り扱いがなされていなかったり、勤務に関する違法な協定が結ばれていたりする実態が問題化している北海道の教育をめぐり、東京都内で開かれている日本教職員組合(日教組)の教研集会で二十九日、実情が報告された。北海道の組合員らは国旗国歌問題について、従来通りの反対姿勢を強調。さらに「マスコミの前では発表できない」と急きょ報告をとりやめるなど、閉鎖的な体質をうかがわせる一幕もあった。

 「民主的な学校づくり」をテーマにした分科会では、北海道教職員組合(北教組)の組合員が、昨春の中学校卒業式で十勝支部の教員が会場に流された「君が代」のテープに抗議し途中退席した問題を提起。処分を不当と非難した。

 その後の討議で参加者の意見が続出。「日教組として、日の丸と君が代に反対だということを、はっきり言うべき」などと、日教組中央を突き上げる意見が目立った。

 一方、「(神奈川県のある支部は)処分者を出さない取り組みを掲げている。職員会議での交渉ではもはや解決できない」「(沖縄県では)日の丸と君が代の問題は十年前に終わっている」などと“悲観的”な意見もあった。

 また、同日の平和教育分科会では「平和教育(運動)をとりまく状況をふまえ、どのようなとりくみを展開したか」との課題で、室蘭市の小学校教諭が「今こそ平和教育を!-日の丸・君が代をどう教えるか」と題する報告を予定していた。

 しかし、この教諭は「北海道はいろいろ攻撃をかけられている。とんでもない処分が行われ、札幌市教委からは校長に日の丸・君が代に関しての職務命令が出された。学校管理運営規則も改悪され、組合員が勤務時間中の組合活動を行っていないかという調査も入っている」と現況を説明したうえで、「本部(北教組)からはマスコミがいる前では発表するなといわれており、今回は発表できない」と報告を辞退した。

 この日の同分科会出席者らは、マスコミに対して過敏になっている様子をうかがわせた。産経新聞記者が取材に訪れると、日教組中央本部の役員が「これまでの(産経新聞の)報道からトラブルになる可能性がある」として一時、会場への立ち入りが足止めされた。=おわり

 …メディアに傍聴され、報道されたら困るような話なら、公の場でしなけりゃいいのに、と言いたくなります。どうせ集会の夜は仲間と飲みに行くのでしょうから、そのときにでも語り合えばいいと。

日教組教研集会 「開かれた集会」なぜ… 本紙取材拒否、やり取り再現
 
[ 2003年01月29日  東京朝刊  社会面 ] 

 二十八日閉幕した日教組教研集会では、全国の単位組合から約九百の教育実践例が報告され、学力問題などでは真剣な討議が行われた。一方で、日教組と北朝鮮の関係の報道をめぐって産経新聞記者が五時間半余りにわたって取材を拒否された。閉鎖的な姿勢を見せる一部の単組に対し、「開かれた教研集会」を掲げながら組織をまとめるのに四苦八苦の中央。やりとりを再現する。(教育問題取材班)

 ◆「産経は壊すために参加」/「記事のどこが不正確なのか」/「個人的判断で指摘できない」

 ■やじと怒号…

  平和教育分科会は二十六日午前九時半から奈良県生駒市の生駒市北コミュニティセンターで行われた。会場には本紙記者以外に山口県内の新聞社の記者らも入場した。

 騒ぎは冒頭のプログラムが進行中に起きた。やり玉に上げられたのは、教研集会開会前の二十日付本紙が、拉致事件を主題にした報告がないことを指摘して日教組と北朝鮮の友好の歴史を振り返った記事だ。

 記事中に取り上げられた東京教組の女性組合員が「報道でプレッシャーを感じている。産経新聞は(平和教育を)壊すために参加しており、記者が同席したのでは安心して発言できない。そうしたことを皆で確認して退席させてほしい」と提起した。

 会場は拍手喝采(かっさい)。相前後して、記者の斜め後に座った女性出席者から「あなたでしょ! 何か言ったらどうですか」と取材者である記者に発言を求める声…。

 司会者側は「中央で(後ほど)対応する」と出席者に理解を求めた。日教組中央は「開かれた教研集会」を掲げ、公開を原則としている。教育への国民の負託に日教組が応えるためには、批判も含めた取材活動に広く門戸を開くことが不可欠と考えているからだ。

 しかし、会場の空気は違った。「今すぐに対応してほしい」と女性組合員が繰り返すと、これに唱和する拍手や「テープを取り上げろ!」「人権侵害だよ」といったやじが飛ぶ。

 記者の背後からは「誠実に報道したらどうですか! 何か表明すればどうですか」。その言葉をノートに書き記すと今度は声を荒らげ、「ちょっと! そんなの書かないでよ!」。騒ぎはさらに大きくなった。

 ■警備役を配置

 会場の空気に抗しきれず、司会者側は「いったん出ていただけますか」。記者は退席を余儀なくされた。誘導時に「これ以上残ると危害が加わる恐れもあります。この後は本部で対応しますので」と理解を求められた。開会から二十分余りの九時五十四分。産経を排除して討議が始まった。

 十一時前、中央の幹部が会場に駆けつけ収拾に乗り出した。しかし、事態は変わらない。「すみません。時間を下さい」。午前中の報告は終わり休憩に入った。

 午後になっても収拾は続いた。どうも幹部にとっても会場を抑えるのは難題のようだ。二度、三度の“水入り”を挟みながらの断続的な協議の末、幹部から、経過説明に加えて「正確な報道をお願いします」と告げられた。

 入場を認めるにあたり、会場内部の“要望”を伝達したものとみられるが、これでは記者は納得できないので「一体、どこが不正確なのか。具体的に指摘すべきでしょう」と水を向けると、「それを今この場でやるのかい。それに(今言われても)組織で決めてないから、個人的判断で今指摘はできないよ」と幹部はかわした。

 不測の事態に備え、地元・奈良県教組から二人がボディーガード役になった。右翼団体から分科会を守るためではなく、組合員から新聞記者を守るための警備だ。

 ■拒否と感ぜず

 午後五時、初日の日程が終了。ことの経緯を記事にした。そのさい、中央に電話でコメントを求めたが「ない」という返事だった。

 ところが、翌二十七日の朝刊を見た幹部から電話で「われわれとしては(入場できたのだから、記事にある)『取材拒否』をした認識はなく、記事の訂正を求める」と告げられた。

 この日の分科会の冒頭、司会者側は「取材拒否ではなく、本部で対応する時間をいただいたと考えている」と説明。討議は淡々と進められた。

 一連の経過について、日教組に再度コメントを求めた。幹部は「重大な問題と考えており、今後、運営のあり方は検討したい」と述べるにとどまった。=おわり

 …同僚記者も苦労しています。これだけ産経だけが目の敵にされるのも、他紙が日教組の問題点についてほとんど批判しないからでもあります。弊紙記者が取材拒否を受けた現場には、他紙の記者たちも当然いたわけですが、その場では「同情的な目で見るだけ」で、何もしてくれなかったと言います。

 そういえば、かつて村山富市首相の時代に、与党の北朝鮮訪問団の同行取材を、産経だけが北朝鮮側に断られたことがありました。このときも、当時の自社さ政権は何もしてくれなかったなあ。あまり関係ないかもしれませんが。


  昨日、ようやく参院の特別委員会で教育基本法の審議が始まりました。私が注目していたのは、民主党は参院に5人いる日教組出身議員のうち、だれを委員に立ててくるかでしたが、名簿を見て思わず笑ってしまいました。

 というのは、御大、輿石東参院議員会長元山梨県教組委員長)を除く4人全員が委員に選ばれていたからです。民主党の委員は12人ですから、3分の1に当たります。これは露骨ですね。少なくとも参院民主党は、日教組の代弁者であることを隠そうともしていません。

 念のために名前を挙げると、まず、理事に佐藤泰介氏元愛知県教組委員長)が入っています。あとは、神本美恵子氏元福岡県教組女性部長)、那谷屋正義氏元横浜市教組書記長)、水岡俊一氏元兵庫県教組書記次長)です。いやあ、壮観ですね。

 しかも、安倍首相の出席のもとに行われた昨日の審議で、民主党の質問のトップバッターに立ったのは佐藤氏でした。ここまで話をわかりやすくしていいのか、と突っ込みたくなるほどです。この日は水岡氏も質問していましたし。

  質疑では、自民、民主両党とも、「日教組」の一言を出すことを慎重に避けていましたが、双方ともそれを十分に意識していました。例えば、安倍首相は入学式や卒業式で「政治闘争の一環として国旗掲揚、国歌斉唱が行われないとすれば問題だ」と答弁しています。まあ、普通に解釈すればこれは日教組を意識した発言でしょうね。

 一方、その日教組の佐藤氏の方は、教育基本法改正案16条にある「不当な支配」について盛んに問いただしていました。現行法では10条にあるこの文言を使って、国旗・国歌の強制は「不当な支配」だと抵抗を続けてきた人たちですからね。

 これに対し、伊吹文部科学相は「教育行政上の要請は不当な介入ではない」と明言していました。佐藤氏はさらに「『不当な支配』はだれがどんな支配をすることか」と追及したのですが、このやりとりがなかなか興味深かったのです。

 伊吹氏はまず、「国民全体の意思とは違う意思で特定の団体による教育が行われることだ」と答えたのですが、佐藤氏は当然、納得しません。それで、「特定の団体とはどんな団体か」と重ねて聞いたのですが、このときの伊吹氏の表情が何とも言えないものでした。

 いつもは立て板に水の答弁を誇るこの人が「…」としばらく詰まり、苦しそうに「たとえばオウム真理教」と述べたのです。喉元まで他の言葉が出かかっていたように見えました。

 これは、推測するに「日教組」と答えたかったのではないでしょうか。でも、それを正直に言えば国会が紛糾して審議がストップすることを恐れ、言葉を濁してすり替えたのではないかと。伊吹氏は「特定の政治団体や特定のイズムを持つ団体だ。教育への介入を排除したい」とも答弁しています。

 そういうわけで、自民、民主両党が直接日教組に言及する場面はなかった(ずっと真剣に見ていられたわけではないので、たぶん)のですが、国民新党の亀井郁夫氏は違いました。亀井氏は民主党の対案について「本当に立派な対案をつくられてありがとうございます」と述べた後、民主党側にこう問いかけました。

 「よく民主党を支持している支持団体の日教組がこれを納得したものだと思うが、そのへんの経過はどうですか」

 民主党法案提出者の西岡武夫氏も、この質問には明確に答えられませんでしたね。このほかも、安倍首相が徒競走で全員が手をつないでゴールするなどの極端な結果平等主義を批判するなど、けっこう面白いやりとりがありました。

 昨日の質疑は、NHKで放送されていたので、与野党のやりとりは国民の目を意識して、ある意味で抑制されたものだったと思います。でも、これからの国会テレビなどでしか放映されない審議では、激しい応酬も予想されます。

 日教組は現在、教育基本法改正に反対して31年ぶりの「非常事態宣言」を出し、組合員に闘争を呼びかけています。今後の参院審議も波乱含みです。この4人の日教組議員がどんな質問をし、どんな行動に出るか、注目していきたいと思います。
 


   ここ最近、国会議員会館をうろうろしていると、あの「週刊金曜日」がいろんな議員のところに届けられていました。ふだんは手にとることもない雑誌なのですが、せっかくだからとぱらぱらめくると、表紙には「9条否定で核も持つ タカまる出しの安倍〝軍事〟政権」とありました。ある意味突き抜けた雑誌であります。

 よく見ると、それには、発行人の佐高信氏による「政治、経済、宗教等、あらゆるものにタブーのない本誌こそ、みなさん方の最大の武器になるものです。いわば、〝生活必需品〟として、本誌の購読よろしくお願いします」という手紙が添えられていました。拡販の対象として、国会議員を選んだ、ということのようでした。

 まあ、国会議員には週刊金曜日に限らず、いろんな雑誌が試読誌として届けられますから、それ自体は珍しくないのですが…。編集委員としてアピール文を書いている一人が、あの本多勝一氏であることに目がつきました。

 本多氏といえば、元朝日新聞記者で、最近では9月24日に中国の南京大虐殺記念館から「『事実』を伝える上で大きく貢献した」として表彰されていましたね。中国側のプロパガンダはそのまま忠実に伝える一方で、歴史的事実は気にしないという大きな器を持った有名人です。

 前置きが長くなりましたが、民主党の小沢一郎代表はかつて、この週刊金曜日誌上で、本多氏のインタビューを受けています。まあ、どこの雑誌の取材に答えようが自由ですが、興味深いのは、小沢氏がインタビューを終えた本多氏から褒め称えられていることです。

 インタビューは平成16年12月7日に小沢事務所で行われたといい、本多氏はその感想についてこう書いています。

 「正直な話、かなり基本的な認識で小沢氏と共通するとは意外だった。現役記者のころ〝政界〟を担当なり取材なりしたことがないので知らなかっただけかもしれないが、論理の一貫性でも明晰な頭脳が感じられ、小泉首相のような馬鹿とは桁が違う

 本多氏は、小沢氏について明晰な頭脳、桁が違うと持ち上げる一方で、小泉前首相については馬鹿であると断言しています。実は、本多氏はインタビューでも小沢氏とのやりとりの中で「そう、事実として彼(小泉氏)はバカですからね」と語っています。

 佐高氏が自慢するタブーのなさというのは、こうした言葉遣いのことかもしれません。また、小沢氏は自分のインタビュー原稿を厳しくチェックするので有名ですから、当然、本多氏の「バカ」発言にも目を通し、容認したのだと考えられます。私には、下品に感じられますが。

 また、インタビューで小沢氏は、平成17年中の解散・総選挙の可能性について繰り返し「ない」と断言しています。まあ、郵政解散を予測しろというのは酷かもしれませんが、特に政局を見通している人でもないようですね。

 その小沢氏は昨日の記者会見で、沖縄県知事選における野党共闘の失敗について問われ、「ジレンマはない」と述べています。以下、その部分の質疑をそのまま記します。小沢氏の考え方がよく表れていると思うので。

 《記者 沖縄の知事選を分析すると、野党共闘の結果、真ん中から右側の有権者が離れたのではないかというものがある。今後の参院選を展望するときに、野党共闘とマジョリティをとるのとはジレンマがあるのでは。

 小沢氏
 ジレンマはない。どちらがプラスかというだけだ
その判断だ。ですから例えば、いつも言うが、社会党や共産党まで入った形は、君が今いうように、そうじゃない人の票が逃げるのではないかという議論は常にある。

 それから、特に僕なんかは、あんたが社会党や共産党のあれと一緒に共闘というんじゃ、ちょっと違うんじゃないかという人もいる。それはやめた方がいいんじゃないかっていうね。おかしいという人もいる。

 だけど、二大政党として戦後半世紀にわたって対立してきた社会党の政権をつくって、何が何でも権力を奪回するんだといっていた自民党が現に政権をとっている。それをマスコミも国民も容認している。いい加減といえば、こんないい加減なことはないが、現実にそのことはもう忘れ去られちゃっているごときの状況だ。

 ですから、その善し悪しとか、日本の政治風土という、そのレベルという問題があるが、現実にそういったことを勘案しながら、野党としては多数の国民の支持を得ていくにはどうしたらいいか、ということを考えてやらなくちゃいけないから、だから、そういう意味で、例えば、沖縄の選挙も全野党がまとまったことによって、ライトのほうの票が逃げたんじゃないかという君の話の中のことだが、ほんじゃあ、民主党単独でやってあれだけで取れっかという問題がある。

 だからそれは、いろんなこと言うんだけどもね。日経新聞もときどき読むが、いろんなこと言うわね。自民党が権力を取り返すために、社会党の総理大臣を作ったとその一時をマスコミは忘れたんですかと言いたい。半世紀対立してきた政党。けちょん、けちょんにけなしていた政党じゃないか。

 それを権力を奪回するために利用したわけだ。私はそういうつもりはないが。正面から選挙に勝つということを目標に頑張りたいと思ってますけどね。》

 私も、自民党が社会党の村山富市氏をかついで政権に復帰したときには真底、失望しました。当時は社会部に所属していましたが、「これは自民党に投票した有権者への裏切りではないか」と思い、新聞の政治面を読むことすら避けたほどです。

 後に政治部に異動してからも、亀井静香氏や森喜朗氏から、うまく社会党を取り込んで政権に復帰したとの「自慢話」を聞くと、強烈に反発を覚えたものでした。

 ですが、小沢氏がそれを免罪符に何でもありだと主張するのはいかがなものでしょうか。小沢氏は本多氏のインタビューの中でも「私情はまったく抜きにして、僕で(政権を)獲れるなら多少無理をしてもやる」と述べています。

 「他に手はない」という小沢氏の気持ちは分からないでもありませんが、それでは小沢氏が批判した古い自民党のやり方そのものではありませんか。

 また、確信的な保守である安倍晋三首相ですら、自民党に多数のリベラル派を抱え、公明党が連立に参加している現状では主張を抑えて進まざるをえないようです。それを見るにつけ、小沢氏が政権をとったとしても、果たして何ができるのだろうと疑問に感じます。

 今回の野党共闘もそうでしたが、民主党内にはリベラルどころか極左や日教組までが存在します。そうした政党が社民党や共産党の協力を受けて政権の座についたとして、国民が望むような政治を実現できるのでしょうか。

 小沢氏は、本多氏から「まともな政治家」と評価されていましたが、私は本多氏が称賛し、反日・反米色の濃い知事候補を懸命に応援するような政治家に、この日本を託す気にはどうしてもなれないのです。


 本日も、あいかわらず国会前はにぎやかです。教育労働者たちは座り込み、宗派の分からないお坊さんは教育基本法改正反対のパンフレットを配り、そして職業不詳の若者がギターをかき鳴らして「何が美しい国だ~ファシスト安倍政権を倒そう!」と歌っています。

 常軌を逸した光景に目眩をこらえ、いつものように全国労組交流センターが配るビラ「国会闘争速報」を受け取った私は、歩きながらその中身を読んでいて、さらにくらくらさせられたのでした。それは、「包囲ネット・Wさん」の発言の中にありました。ちょっと引用します。

 「明らかに我々の(※教育基本法改正に反対する)闘いが政府を追いつめてきた。千葉高教組の仲間が街頭でビラまきしていても反応が非常にいいという。学校でも北教組グッズに生徒たちは大喜びだった」

 何の説明もなく、いきなり北教組グッズといわれても分かりません。私が非常識なのでしょうか。金日成バッヂか太極旗ストラップのようなものでしょうか。何より、生徒たちが大喜びだったというのが理解できません。そこまで洗脳されているのか、捏造コメントなのか…。

 この「速報」によると、衆院本会議で教育基本法改正案が可決された翌日の17日金曜日には、北教組50人と大分県教組60人が元気に早朝から座り込みをしていたそうです。あいかわらず授業は放棄しているようです。

 また、「速報」には「一度も日教組の委員長が来ない。地方動員に激励の言葉どころか挨拶さえない。こんなことで勝てるのか」という日教組組合員の不満も掲載されていました。では、その委員長さんは何をしていたのかというと、昨日は国会に出没していたようです。

 きょう、国会議員会館で入手した資料によると、日教組の森越康雄委員長は、20日11時から参院議員会館で開かれた国際人権法政策研究所総会で、「教育基本法改正と子どもの教育を受ける権利」という題で講演しているようです。

 この研究所とは、兵庫県教組出身の本岡昭次元参院副議長が中心となって設立した団体で、よく分かりませんが人権諸政策の実現に取り組んでいるのだそうです。本岡という人は、慰安婦問題を盛んに国会で追及していた人ですね。ふーん、総会にはどうやら、民主党の日教組系議員らが出席していたみたいです。

 残念ながら、詳しい講演内容までは分かりませんが、森越委員長が講演用につくったレジュメには、次のように書いてありました。

 1.政府教育基本法案は子どもたちの思想チェック
  (1)徳目の羅列と伝統と文化の尊重
  (2)「国を愛する態度」の明記は必ず評価につながる

 2.政府法案で上意下達の教育行政がより強固に
  (1)法律で定めれば「不当な支配」から除外
  (2)政権が変わるたび教育内容が変わる?

 3.子どもたちの「不安」を煽り立てる教育の競争原理
  (1)「勉強しないとひどい目に会うぞ」
  (2)外され・落ちこぼれる不安

 4.教職員を「不安」で管理する教育行政システム
  (1)事件・事故のたびに山のような報告書-議会対策・アリバイづくり
  (2)指導力不足・不適格教師さらには教育免許更新制度

 5.政府法案成立でますます悪化するいじめ・自殺・未履修・やらせ
  (1)寺脇研流文部省改革-教育の地方分権-トップに存在したい文部官僚の抵抗
  (2)自民党の教育支配が遠慮がちから直結へ

 6.子どもの生命より自民党結党以来の悲願が優先
  (1)与党協議さえ三年かかったのに-なぜ急ぐ
  (2)山積する教育課題こそが最優先事項

 7.本当の教育改革は「どの子どもにも公平で質の高い公教育を」
  (1)安倍首相の手本=サッチャー改革・アメリカの競争原理は破綻
  (2)共生の教育で成功したフィンランド=学ぶ意欲と教職員の誇り

 8.政権交代しなければどうにもならない日本
  (1)民主党案の参考部分=教育関連法の改正で対応できる-政府法案阻止に全力を
  (2)死物狂いの自民党=骨身に沁みた野党経験-喧嘩できない民主党では歯が立たず

 …なるほど、地方組織が座り込んでいる間に、トップは頂上工作を展開していたわけですね。日教組の不安がどのあたりにあるのかがよく分かります。実際の講演は聞いていないのでよく理解できないのですが、どうして政府案成立でいじめや未履修が増えるのでしょうか。

 ともあれ、あすからは参院の特別委員会で教育基本法審議が再開されます。現時点では、民主党のだれが委員に選ばれるのか私は把握していませんが、きっと、上記の森越委員長と同じような論理展開で政府案を攻撃してくるでしょう。それは確かだと請け負えます。
 


  注目の沖縄県知事選は、与党候補の仲井真弘多氏が、野党統一候補の糸数慶子氏に3万7000余票の差をつけて当選しました。ひとまずは県民の良識が発揮された形で、厳しい国際環境に置かれた日本のためによかったと思います。

 それで、私は今朝は夕刊当番のため、朝7時過ぎから会社にいるので、いつもよりじっくりと朝刊各紙を読むことができました。県知事選の結果をどう報じているかが気になります。各紙とも県知事選のサイド原稿を載せていますが、ふむふむ、やはりどこも民主党の小沢一郎代表にスポットを当てていますね。そりゃそうです。

 まず、毎日新聞はとみると、大きな5段見出しで「野党共闘戦略に暗雲」、袖見出しで「『反小沢』民主内で表面化も」となかなか強烈です。記事の中で、鳩山由起夫幹事長の「代表の選挙に強いという神話は決して崩れているとは思わない」という言葉が引用されていますが、だからそれは「神話」なんだってば。新進党時代など過去の事例をみても、小沢氏が選挙に強いとはあまり思えません。

 毎日はまた、「民主党内には国会審議での共産、社民両党との共闘に保守系議員を中心に不満がくすぶっており、小沢氏は党内融和と野党共闘の間で難しい判断を迫られそうだ」と書いています。

 日経新聞には4段見出しで「民主、対決路線に打撃」「小沢氏 求心力低下は不可避」とあります。記事は「『小沢氏で選挙は勝てない』との見方が広がれば、党内外から不満が噴き出しかねない」と指摘しています。

 私が注目したのは、日経は防衛庁の省昇格法案とのからみで書いていることです。「党内には省昇格法案に『信念で賛成票を投じる』との声もある。『衆参合計で60人は賛成』とされ、賛否いずれで臨んでも採決の際、造反が出かねない」との部分です。

 自民党も左右に幅のある政党ではありますが、民主党はもっとバラバラですからね。今後の動きに注目したいですね。保守系の若手・中堅議員が立ち上がるかどうか…。小沢氏側は当然、こうした動きを切り崩そうとするでしょうし。

 読売新聞の見出しもやはり4段で「安倍政権に追い風」、「民主 小沢氏、求心力に陰り」ときました。読売もやはり鳩山氏の「教育基本法で与党が強行採決したことへの批判票は(投票結果に)だいぶ出ている」という強弁を紹介しています。

 でもねぇ、鳩山氏は単独採決する前の福島県知事選で民主党候補が勝ったときは「教育基本法の審議をやり直せというメッセージだ」と言っておいて、単独採決後には負けているんだから、これまた強引かつ無理がある論理展開ですね。鳩山氏イコール牽強付会というイメージが定着しそうです。

 読売の記事は、行数自体は短いものですが、「小沢代表の責任を問う声が出る可能性もある」と踏み込んでいます。また、「自民党は今後、郵政民営化に反対した『造反組』の復党問題に本格的に着手する」とも書いていました。

 東京新聞も4段見出し。主見出しは毎日と同様に「野党共闘、小沢戦略に狂い」とし、袖見出しは日経、読売と同様に「求心力低下は避けられず」としています。リード部分には「民主党は沖縄県知事選を『今年最大の政治決戦』と重視してきただけに、敗戦の衝撃は大きい」とありました。

 記事は「勝っていれば、民主党にとって来年の統一地方選や参院選への勢いがついていたのは間違いない。それだけに惜しい星を落とした形」と、なんだか民主党に同情的ですね。郵政造反組の復党問題については「これで早期復党に向けた調整が加速しそうだ」との見通しを示しています。

 で、これまで「安倍憎し」の気持ちからか、党首討論の際などで小沢氏を持ち上げ続けてきた朝日新聞はというと、民主党関係では見出しをとっていません。その代わり、4段で「自民、週内 復党手続き」「教育基本法改正案 成立にも自信」という記事がありました。

 記事の中には、さらっと「小沢代表の求心力に陰りが出ることは避けられそうもない。参院選に向け態勢立て直しを迫られるが、再構築は容易ではない」とありました。単に他紙と注目点が違うのか、編集意図が如実に表れたのか。

 最後に弊紙です。産経は、横見出し一本で「民主、対立軸路線見直し論も」としています。囲み記事風のおとなしいつくりです。意外かもしれませんが、小沢氏の求心力への直接の言及もなく、「党内には、『選挙』を重視するあまり『政策』か゜置き去りにされたことへの不満もくすぶる」などと、民主党の審議拒否戦略の誤りにポイントが置かれています。

 また、防衛庁の省昇格法案について「党内では賛成派が多数を占めるにもかかわらず、野党共闘を優先して賛否を先送りした。保守系議員からは『知事選は終わった。党の政策判断をきちんと示すべきだ』(若手)との声もあがっている」とも書いています。

 各紙とも、報じ方は似ていたり、似ていなかったりとさまざまでしたが、いずれにしても小沢流の審議拒否など55年体制的国会戦略は、もう通用しないという認識は共通しているようです。

 安倍政権の浮沈を決する来年の参院選については、現在、旧来の支持基盤がぼろぼろになった自民党の不利という見方が大勢のようですが、このまま小沢氏が代表を続けてくれたら、自民党は負けないのではないかという気がしてきました。

 小沢氏の代表就任早々の千葉7区補選での勝利もそうです。あれは、小沢氏のおかげというより、当時の自民党の武部勤幹事長の異様なじゃんけんパフォーマンスに有権者が呆れてそっぽを向いたのが主因ではなかったかと思っています。

 いまだに、小沢氏に「何かをやってくれるのでは」と期待する人が少なくありませんが、私はそうした見方にずっと疑問を持ち続けています。まあ、今回の沖縄県知事選は、厳密に言えば民主党の候補でも何でもないわけですし、あまり決めつけるのもよくないでしょうけど。

 

↑このページのトップヘ