日頃、山梨県教職員組合の違法な政治活動や、日教組の反日教育とその弊害などについて書いているためか、山梨県の方から、ある集会の案内が送られてきました(いろいろな情報のご提供に感謝します)。
平日の開催ということで、私はちょっと見に行くことは難しいのですが、山梨県教組の違法なカネ集め・票集め運動に関して資料が配られ、出席者からは提言もあるとのことなので、この場で告知してみようかと。
送られてきた簡単な資料によると、主催は「安倍改革推進『山梨県民大会』実行委員会」(山梨改革推進・草の根会議)。12月4日(月)午後7時から、山梨県昭和町のアピオという場所で開かれるそうです。(会場代などがあるため会費は1000円ということですが、だれでも参加自由だそうです。山梨県教組関係者も様子を見にきそうですね)
山梨県教組問題に関しては、①山梨県教組とその政治団体が各学校にファクスした選挙資金カンパの指令書②同じく輿石東参院議員の後援会の入会カード集めの指令書③同政治団体が教員らから政治資金収支報告書に記載されただけで年間6000万円もカンパを募り、うち3300万円が輿石氏に渡っていたこと④山梨県の道徳教育の実態-などを書いた小冊子が配布されるそうです。
山梨県では、次期県知事選で、この山梨県教組問題が一つの争点となる可能性があり、注目しています。で、その当事者である輿石氏は民主党の参院議員会長として、17日の党参院議員総会で教育基本法改正案について次のようにあいさつしています。
「私どもはあえて国会を混乱させようとは毛頭(思って)ない。しかし、きょうの午後、安倍総理がAPECでベトナムに行く。その日程に合わせて、まさに衆院では強行採決し、きょう参院では本会議を開き、特別委員会を設置し、趣旨説明も行うという暴挙が許されていいのかどうか。そのたったひとつの理由できょうの本会議は私どもは出席しない」
意味がよく分かりません。国会の審議日程がぎりぎりになり、首相が本会議出席が可能な日に間に合うようにスケジュールを組むのが暴挙だというなら、国会は通年国会にすべきだとまず主張するのが筋だと愚考します。
また、「そのたったひとつの理由で」と強調した理由は何でしょうか。民主党は勝手に審議拒否をしておきながら、参院で審議拒否を続けるのもしんどいので、理由を限定してみせて審議に復帰しやすいよう予防線を張ったということでしょうか。
でも、輿石氏はその2日前の参院議員総会では、「強行採決でも何でもさっさとやってほしい」と矛盾した発言をしているのです。これは与党に強行採決をさせて、国会が混乱してくれた方がありがたいと言っているように受け取れますね。
まあ、政治、特に国対的な駆け引きや表の発言なんてそんなものだとは言えますが、この人の場合、あまりに白々しくて。民主党の保守系議員に対しては、「与党との修正協議で、勝ち取れるものがあれば勝ち取ればいい」という話もしているそうです。
この人は、日教組の政治団体の会長でもあるわけですが、たとえ修正したとしても、政府案には絶対反対の日教組の立場との間にも矛盾があります。国会の外で連日座り込みをしている日教組の現場教員たちは、こうした輿石氏の姿勢をどう感じているのでしょうか。
18日付の朝日新聞によると、参院自民党は参院での教育基本法審議に備えて「輿石東、佐藤泰介、神本美恵子、水岡俊一、那谷屋正義の5氏の日教組出身議員の顔写真とプロフィルを記したA4判の紙を大量に印刷し、国対委員長室に積んだ」そうです。
顔と名前の周知徹底のためらしいですが、むしろ「怨敵退散」の護符か何かのようですね。