2007年02月


 こんにちは。私がこの稚拙で独断に満ち満ちた、毒にも薬にもなるのかならないのか分からないブログを書くようになって、8カ月余が過ぎました。で、本日中に読者の皆様から寄せられたコメントが累計1万を突破することがほぼ確実(午前9時15分現在、9986コメント。私の返事も合わせて。※午後零時31分に1万を突破しました)となりましたので、ご報告を兼ねて感謝の気持ちを述べたいと思います。

 私のそのときどきの思いや、考えたことに、これほど多くの賛意や意見、あるいは建設的な批判をいただき、心から感謝いたします。どうもありがとうございました。また、これからもよろしくお願いいたします。

 世間にあまたある人気ブログの中で、この1万コメントというのが多いのか少ないのか分かりませんが、私にとっては本当に一つひとつが大変貴重なものでした。私が書いたものの真意を汲んでくれたり、あるいはさらに考えるべき方向を指し示してくださる人が、こんなにもいるのかと。また、とかく独りよがりになりがちな私に、世の中ではこんな風に物事を見ているのだと教えてくれる人もいました。

 ブログを始めて最初の1か月ほどは、コメントは日平均2、3個程度でした。当時は、いただいたコメントに返事をするという当然の礼儀すら、よくわきまえないままのスタートでした。最初のころにコメントをくださり、私が返事をしなかったために不快な思いをされた方があったらごめんなさい。

 で、きょうはとりあえず、ブログ開始時から昨年8月15日まで(さすがにきりがないので。なぜ15日なんだ、と理由を聞かれても小泉前首相が靖国に参拝したからとしか…)にコメントを寄せてくれた人を紹介し、改めてお礼を言いたいと思います(お名前が抜けていた人がいたらすいません。他意はありません)。

 鯖子様、Beer Nuts様、佐々木美恵様、海賊王様、morimasa様、ryosuke様、miyatake様、タケボルタ様、YAMATO様、こきんとう工作員様、Palo様、八重垣様、nekopon様、mako様、お茶の水博士様、yosh1様、kazu様、uchujin様、舛田奈津子様、五目ちらし様、ダイスマン様、Robots Dont Cry様、milesta様、chorin様、keiten様、power様、車好き隠居様、found様、hiro様、totopapa様、朝日新聞様、真実一郎様、kazakumo様、izakimigon様、片岡友理様、こぬま様、ららぽ様、kinny様、thinking様、お絵かき爺様、amber19850921様、chrysanthemum様、ヌュー様、安保仁様、チンプの店長様、tak-tak様、GIEN様、ニョロニョロ様、ポコポコ様、涼月様、hiropon様、uussmm様、小龍景光様、にゃんこ様、memora様、uh-huh様、pryvate-eye様、zori様、nobby様、poimandres様、iza5391様、weirdo31様、平成退屈男様、mlc19687様、長三郎様、くぼた様、zero-bouzu様、cop-vnp様、さくやこの花様、suika様、cccpcamera様、ムッシュ様、極東のななし様、koku様、adularescence様、イラクサ様、へぼゴルファー様、文の里人@伊予様、raptorol様、parchizan様、a-natsume様、pokopen様、rx7gtrnsx様、いらいざ様、mzysknd様、可燃性様、凶徒市民様、レン(仮名)様、leslieyoshi様、VIVA様、かわら屋「たいせい」様、原口和久様、七瀬またたび(Darkside)様、安原美吾様、talken様、ngshmshd様、hiry900様、izayd様、なめ猫様、worldchamp様、extemist5123様、蘆の髄から様、izu-chan様、sakuratou様、aqua2020様、info21様、社会人一年生、Dr.Hunger様、先っちょマン様、沖縄そば様、るんるんるん様、ponko様、tshinlg様、aqua-vitae様、terawarosu様、hoihoihoi様、starbeast様、kodiak様、iitaikotoande様、kurari様、足知様、hotpepper様、scopedog様、リンギオ様、gomaster様、蓮様、minimamu0830様、案山子様、nob63h様、マルコおいちゃん様、ahaten様…

 重ねてありがとうございました

 
 ここしばらく、あまり話題にならなくなりましたが、本日はまた政治家の政治資金収支報告における事務所費の問題を取り上げようと思います。ここ数日の国会質疑を見ていて、どうも民主党は、当初は批判していた自民党の伊吹文明文部科学相の説明に納得しているようだとの印象を受けているからです(松岡勝利農水相に対してはまだそうでもないかもしれませんが)。

 今国会当初、民主党は自民党の政治とカネの問題を徹底追及するしていましたから、ちょっと不思議な感じもしますね。さて、まずは一般のテレビ中継のなかった16日の衆院予算委員会における民主党の小川淳也氏と伊吹氏のやりとりを紹介します。小川氏は旧自治省に入省し、総務省課長補佐などを経験したいわばこの問題の専門家みたいな存在です。

小川氏 伊吹大臣は不適切な経理はないと主張しているが、不適切かどうかではなくて、中身を教え、説明してほしい。

 

伊吹氏 率直に言って、私はなぜ疑惑とか不適切とか私の事務所費について言われるのか今も疑念を持っている。小川さんの質問に答えることで、このことが各党の政治家の活動を不公平に公表することになったり、選挙に大変な影響を与えていることが国民に分かる。説明するが、私の政治団体は5万円未満のものも領収書聴取義務ないが、基本的にすべてとっている。ない場合も、領収書等とあるが、払い出し伝票、だれにいつどう出したか、香典3万円持って行って領収書出せとは言えない、こういうことも誰が誰に払い出したかを全部とっている。

まずこういう紙が先生の所にもきている。18年度の収支報告書。事務所の借料、もろもろ。私は人件費も入っている。人件費は政治団体職員に支払われる給与、報酬など。土日にほとんど帰れないときに、車を運転する人を休ませるほど余裕ない。外回りの秘書が帰ってきたときに運転させる余裕もない。非常勤を雇うことはよくある。選挙の準備活動で、きちっと政治活動をしなければならない。11万の名簿整えチェックする。この人件費は経常経費の人件費では読みとれない。どこに入るか自治省に聞いてここに入れている。コピーはリースなので購入費に入らない。交際費も入れて、法違反だと言う幹部もいるが、他団体との交際に要する費用は、ここに入っている。東京の秘書が地元に来たって回る。それも他団体との交渉ではない。だからここに入っている。そういうのを積み上げてこうなっている。東京と京都に明風会という私名義の2つの事務所。賃料積み上げるとこうなる。通信費も11万人に年2回新聞出している。組織活動費に入れろと言うから、入れている。毎年3万5000人にハガキを出しているが、組織活動費に入れている。小川委員が参考にしたいから経理を見せてくれと言えば、いつでも見せる。

 ただ、どうしてこれが始まったか。1月2日の赤旗で、事務所が議員会館でタダだとずらーっと出た。鳩山幹事長が言うのは正しい。一種のレトリックだと。いつでも見せるが、量が多いなら公表するというなら、某党の幹部は10いくつ団体持っている。事務所費全部足して多いか少ないか論じて。自民・小野次郎議員が質問したように、共産党は資金管理団体、政党支部を持っていない。政党の本部と支部でやっている。私は共産が強い京都だからよく知っている。1億数千万円ある。私は注意深く答弁している。すべての政党が公表するならば、喜んで従う。そうでないと、その人の選挙準備活動を、だれかが批判したら白日のもとにさらされる。だけど疑惑がだれが判定するのか。国会で判定しないと。

 法にのっとって積み上げているから、ここで細かに、資金管理団体の事務所費が多いからと言って公表すると、政敵を追い落とすトリックはいくらででもきる。

 

小川氏 最初からそう説明すればいいのに。本会議場で志位に対し、疑惑があるから答えるのは法律上やや問題あると言ったから、何かあると思う。法律上問題あるとは何か

伊吹氏 法律上、詳細を公開しなくてもいいんです。先生も自治省出身でかつて所属した部署が担当。事務所費は一括計上でいい。ところが、主たる事務所を置いているからタダだという一時をもって疑惑があるから、法律で許される事務所費の非公表を、タダだという誤った認識で出すのは政治資金法上、無理があると。

 

小川氏 公表しないことは問題ないだろう。でも公表しても問題ない。誤解招くような答え方しなければよかったのに。伊吹大臣だから言っている。事務所費、賃料、通信費、4000万円ぐらいですねえと言えば良かった。いろいろ言うからこじれてくる

 

伊吹氏 これはね、法律では、公表しなくていいんです。公表しなくていいものを主たる事務所を会館に置いているから疑惑があるから公表しろというのは政治資金規正法からいってやや問題あるのではないかと。グレーゾーンはいっぱい出てくる。地元の同窓会に行くのは政治活動か、個人の活動か。どちらにつけるかは、政治家同士のつきあいでも、情報交換の名目つければ政治資金で落とせるかもだが、ゴルフばっかりして政治活動かといわれれば、私の性格からしてポケットマネーでやっている。

 

小川氏 言っていることは、そんなに違わない。私は法律上公表する必要はないし、主たる事務所云々もその通り。主たる事務所に事務所があったほうが当然いい。疑惑のうける話ではないと堂々といえばよかった。公表しろとかではない。

 

伊吹氏 見たいなら、どうぞ。喜んでみせる。自民党にも教える。ただ、このことよく理解して。鳩山幹事長言うように赤旗のレトリックは崩れている。多いから出せといったら、多い人はみんな自分の政治活動を公表させられ、政党でやっている人は公表しなくていいというのは、政治活動を平等に国会で審議する意味で不適切だから、公表したくても不公表の引き金をひくことはできないと言っている。

 

小川氏 私が大臣だったら、周到に見極めた上できちんと説明する。

 

伊吹氏 自分1人いい子になったり、パフォーマンスしたりしたくなることはあるが、それで大きなルールが崩れる場合はつらいが我慢しなければならないときもある。なぜ疑惑や不透明と言われるのか不思議だ。きょう質問してもらって、本当にうれしく思っている。》

 

 伊吹氏が言及した「鳩山幹事長が言うのは正しい」というのは、鳩山氏が以前の記者会見でこの問題について、「赤旗に、主たる事務所を国会議員会館に置いても他の事務所の分もあるのだから、問題がないことをあるように仕掛けられた」という趣旨の発言をしたことを言っているのでしょう。

 それで、上の質疑の中にも出てきた自民党の小野次郎氏(警察庁出身)の質問とは、次のようなものです(14日の衆院予算委員会)。まだあまり注目されていませんが、自民党は以前から、共産党の政治資金の扱いはおかしいのではないかと、たびたびちくちく言っています。

小野氏 与野党とも政治資金の透明性高める議論の中、政党によって取り組みに温度差がある。共産党の政治資金収支報告書のあり方について。志位委員長、穀田国対委員長について、本人が代表を努める政党支部、資金管理団体の登録なされているか

総務省・久元喜造選挙部長 総務大臣、神奈川、京都選管に確認したら、志位、穀田が代表の政党支部、資金管理団体はない。

 小野氏
 ふつうの政治家と違うと疑問だ。調査では、日本共産党は府委員会、その下の15の地区委員会で支出されている事務所経費は1億数千万円に上るとのデータがある。京都府委員会、下の15の地区委員会で政治団体の届け出、政治資金主右飛報告書は届け出あるのか。

 

久元氏 京都選管に確認したら、いずれも共産党中央委員会の支部として政治団体の届け出なされている。いずれも17年分の収支報告書提出されている

 

小野氏 政治資金の透明性が議論になっているが、共産党国会議員は各人代表の地元の政党支部がない。政治資金管理団体も置いていないなら、各人が使用する日常の事務所経費は府委員会などの経理の中で処理しているということ。各政治家ごとの収支実態がまったく見えてこないので問題だ。もし事実なら共産党は他の政党の政治資金管理団体と同じ土俵にのせて府委員会などの事務所費の詳細を明らかにする必要あるのではないか。この際、与野党とも政治資金の透明性を高めて国民の期待に応えていくべきだ。》

 小野氏の指摘はけっこう本質的な問題を内包しているような気もします。政治資金収支報告の趣旨は、政治家の政治資金を不断の国民の監視の下に置くことですから、この点は共産党にも考えてほしいところです。

 さて、最後に13日の衆院予算委における民主党の馬渕澄夫氏と伊吹氏のやりとりです。馬渕氏は手厳しい質問で有名ですが、やはり伊吹氏にある程度理解を示しています。

 

馬渕氏 今国会の大きな課題である政治と金の問題。古くて新しい常に国会でも取り上げられる課題だが、これも事務所費問題として大きくマスコミで取り上げられた。これも国民に説明責任を果たすことが政治不信払拭し、未来に続く政治を実現する大事な課題だ。伊吹文明文科相、松岡利勝農水相の2人が30日の衆院本会議で、多額の事務所費支出をめぐり領収書などの自発的公開について制度上の不備を理由に現時点では応じないという考えを示している。代表質問の中で、小沢一郎民主党代表は支出の詳細だけでなく領収書、関係書類も含めていつでも公開する用意があると言っている。改めて聞くが、2人はその発言の中で法律の通りやっているからいいと、自発的関係書類を出すことで国民の不信を払拭する必要がないという発言をしているという理解でいいのか。

 

伊吹氏 まず、本会議で言ったのは私の収入と支出はすべて帳簿にきちんと記載されていると。そして、その政治資金規正法と1つ1つの項目について疑義がある場合には、当時の自治省、総務省に訪ねて報告し、公開していると。したがって、私の主たる事務所はなるほど議員会館に置いてあるが、京都の事務所は東京でいえば丸の内みたいな所で、200平米の事務所を借りている。これがどの程度の時価かは前原誠司さんに聞いてもらえば分かる。そして、東京の事務所も外にある。だからこの問題の発端になった、ある党の機関誌が、その主たる事務所を会館に置いているという一事を持って経費が多額だから疑惑がある、だから公開しろというのは無理があるといった。

しかし、私はその後言ったのは政党あるいは政治家で一定以上の事務所費を持っている人たちがすべてみなそれを公開するというのであれば、私は率先してそれに従いますと言ったので法律通りやっているから、どうでもいいなんていうことは私はひと言も言ってないですよ。

これから大切なことを申しあげます。馬淵さんは平成15年の当選だから、平成6年のときの政治資金規正法の資金管理団体をつくったときの議論をずっとフォローしてもらいたい。私は党内でこれに参画していた。その時はすべての入と出を資金管理団体に集中することによって、もう一方の選挙区支部と併せて政治家の政治活動を透明化するということになっていた。
 ところがいくつもの、たとえば地元の後援会団体を別において、地元の後援会活動をそこで行って資金管理団体からそこへ資金を投入しておけば事務所費が二分されるのではないか。そして、ある党は資金管理団体も政党支部も何も置いてない。すべて政党が一括管理している。私の地元では、その政党の事務所費だけで1億6000万円ある。これもすべて合わせてきちんとしてもらわないと、このことはその政治家の政治活動の自由という言葉は国民のためには使いたくはない。政治活動ということで一般の人と違うことをしていると思われては困る。しかし、政治活動はすべて平等でないとならない。ある政党だけが、ある政治家だけが資金の内容をすべて公開するというのは選挙の準備活動など政治活動をすべて公にしてしまうということでは困るんですよ。

たとえば、皆さん方のところへ、いよいよ18年度の収支報告をしないとならないから、収入支出項目の分類表が来ているが、これを見たら非常勤の人件費をどこに入れるのか。人件費というところには政治団体の職員と書いてある。例えば当該団体内の渉外費はどこに入れるのか。そういうことを、すべてきっちりと総務省に問い合わせて私の事務所は積み上げてある。だから私的な経費を政治資金として報告するということは、政治資金収支報告ではありえない。グレーゾーンみたいなところは私の性格からしてすべて自費でまかなっている。だから、疑惑と言われることは一切ありません。

 

馬渕氏 伊吹文明文科相は当初、この問題が発覚した時点からご自身の言葉で説明していた。都内と京都に事務所があり、家賃2000万円が含まれていると事務所がいった。(中略)さまざまな政治活動を行っていることは十分に理解できる。》

 今後、この問題はうやむやのうちに沈静化していくのか。それともブーメランは共産党に向かうのか。それにしても、民主党の小沢一郎代表が1月29日に領収書や関係書類を出すと明言してから随分たちますが、一体どうしたのでしょうか。まさか国民がこの問題から関心を失うのを待っているとか。

 現在、民主党は1万円超の支出はすべて領収書を必要とする案をまとめ、自民党は資金管理団体による不動産取得は禁止する案をつくったようですが、両党間や国会で今後、この問題はきちんと協議・議論されるのか。忘れずに、きちんと見ていようと思います。

 


 本日はご報告があります。さきほど、拙ブログをもとにした本の見本が刷り上ったとの連絡を受け、産経新聞出版に赴いて2冊を受け取ってきました。書店の店頭に並ぶのは、都心は今月24日ごろから、全国的には26日ごろになるとのことです。しかしまあ、なんというか…。

     

 結局、タイトルは『永田町取材日記 阿比留のブログ』という非常に分かりやすい、というかそのまんまのものになりました。このブログのタイトルである「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」は、副題として表紙に載っています。本は276ページで、まあ手ごろなボリュームでしょうか。

 で、表紙にはまた、いかなる理由からか私の似顔絵がついています。こんなものを人様の目にさらしたくはなかったのですが。なぜか国会議事堂を頭にかぶっているし。こんな本を1365円も出して買ってくださる人がどれだけいるのかと、だんだん不安になってきました。というわけで、この場を借りて宣伝しているわけです(セコイ)。

 人助けだと思って、買ってください!!お願いします


 今朝の毎日新聞は社説で「教研集会 改革は現場の実情の上に」と書いていました。内容はというと、日教組の教育研究全国集会が大分県で開かれたことの紹介から始まり、ゆとり教育の見直しを提言した安倍政権の教育再生会議を批判するものです。社説には、次のように書いてありました。

 《実際、現場の当事者が自ら具体的に問題点を明らかにして改革の先頭に立ち、実態を十分つかんだ国はその動きを支援する-。そんな形の方が、円滑に(安倍首相らのお気に入りの言葉なら「スピード感をもって」進むのだ)》

 前後の文脈上、毎日がいう現場の当事者とは、日教組の教師たちとも読めますが、彼らがいつ、自ら具体的に問題点を明らかにしたというのでしょうか。それどころか、北海道教職員組合にいたっては、北海道教育委員会が実施した「いじめ」に関するアンケート調査に協力しないよう組合員に指示していたことが明らかになっていますね。

 では、日教組中央はこの問題についてどう考えているかというと、中村書記長は今月9日の記者会見で、次のように北教組をかばい、その行為を「理解できる」と正当化しています。

 《北海道の委員長と話を持った際、北海道の委員長は「道教委と市町村教委と事前にいじめに関わるアンケート調査について話し合いをしていたと。組合サイドは『子供の人権やプライバシーに関わる質問内容等も含まれていて問題があるのではないか』と。で、了解なく教委サイドが押し切って現場にアンケート調査を出したと言うことで、北教組としては、『非協力』と。『協力はしない』という文章で指示を出したと。地元では北海道の書記長が会見したが、真意が伝わっていない。ブツブツ切られ、謝罪したところだけ伝わり、「誤った行為をした」という報道がされているが、「そこは違う」ということだ。ぜひ北海道の組合に直接取材して、真意を尋ねていただければ。私の日教組書記長としての立場としては、北教組と話した時は、「十分、経過も含めて理解できる」と思った。》

 私もいじめアンケートの内容に目を通しましたが、北教組がいうような子供の人権やプライバシーにかかわるようなものだとは感じませんでした。14日付読売新聞朝刊によると、北教組は文部科学省が4月に実施する「全国学力調査」についても、組合員に非協力を指示しています。毎日新聞はこうした行為について、現場の声だからと尊重すべきだと考えているのでしょうか。

 毎日の社説は、教育再生会議に対し、「『ゆとり』や『ダメ教師』が教育を後退させたときめつけ、ばっさりと排除することが改革という認識だけでは現場の共感は得られず、改革の歯車はかみ合わない」と批判しています。また、教育改革について「どの政策にもまして時間をかけた考察、検証、試行が必要だ」と指摘し、ゆとり教育の見直しについては「そこに求められる姿勢は『丁寧さ』であって、決して『性急さ』ではない」と主張しています。

 どれもこれまで日教組が言ってきたことにそっくりですね。しかし、教育のあり方を見直すことに関して、そんなに悠長に時間をかけていていいのでしょうか。学力低下、学級崩壊、いじめ、必修科目の未履修…と、教育改革派まさに待ったなしの必要に迫られているからこそ、安倍首相も教育再生会議の委員も必死になって力を入れているのではないでしょうか。毎日の現状認識を疑います。

 弊紙は11日付の朝刊社会面で、「いじめ解消報告わずか 日教組教研集会始まる」という記事を載せています。記事は、「現場から集まった約800の教育実践報告のうち、『いじめ』の見出しがついた内容はなかった」「全体集会で、来賓の梅田昭博日本PTA全国協議会会長が『一部(北海道教組)の教員が、いじめの実態調査に非協力的だった。誠に残念だ』とあいさつした際、会場からヤジが飛ぶ一幕もあった」と報じています。毎日は、こうした現状を肯定する気でしょうか。

 北教組問題をめぐっては、自民党の「北教組に関するプロジェクトチーム」(座長・宮路和明組織本部長)が14日に初会合を開いています。今月中に現地視察を行い、道教委から聞き取り調査をして、今国会中に調査報告をまとめる方針のようです。宮路氏は会合後、記者団への説明で「常軌を逸した北教組の歴史」という表現を使っていました。
 
 このチームが、しっかりと成果を上げ、東京にいてはなかなか分かりにくい北教組の実態を明らかにしてくれることを期待します。毎日の社説については、関係紙が日教組から広告の出稿を受けていることとは関係がないと信じたいものです。


 最近の拙ブログは、どうも民主党の小沢一郎代表に関するエントリが多く、関心がない人には申し訳ないですし、私も少し飽きてきたのですが、本日もしつこくこだわってみようと思います。というのは、ふと思いついて、ヤフーやグーのブログ検索で「小沢」「不動産」「議員」などのキーワードを引いてみたところ、自民党議員が小沢氏について論じている文章がいくつか出てきましたので、それを紹介したくなったからです。

 議員ブログの何に興味を覚えたかというと、メディアは小沢氏について「豪腕」と形容し、選挙に強いとの「神話」を懸命に印象付けようとしていますし、自民党議員は小沢氏のことを恐れていると語りたがるのですが、どうも議員のブログを読んでいてもそんな感じは受けないことです。

 もちろん、自民党幹事長時代のこわもてぶりを知っている世代と、若手議員とでは感じ方が違うでしょうし、少ないサンプルでは一概に言えないでしょう。まあ、たまたま検索に引っかかった中ではそうだったということかもしれませんが、メディアはかつて小沢氏の師である金丸信氏や、小沢氏と敵対関係にあった野中広務氏のイメージを報道でやたらと膨らませたことがあります。メディアで語られていることと、現場にいる人の受け止めとでギャップがあることは珍しくありませんから。 

 さて、まずは国会で各党の代表質問が始まった1月29日のものからです。当選1回の土屋正忠衆院議員(元武蔵野市長)は、「弱々しい小沢党首の代表質問」と題して次のように書いています。代表を党首としているのはご愛嬌ですが。

 《衆議院で代表質問が始まる。民主党の小沢党首、内容はともかく語調の弱々しさが目に付く。政治と金を取り上げたが、4億円近い政治資金で土地を購入し、秘書の独身寮をつくったことは、政治資金による個人名義の資産形成ではないのか。質問が空しく聞こえる。常識では考えられないことだ。》

 参院議員を経て当選3回の馳浩衆院議員も同日、自分のブログで小沢氏の不動産購入問題を取り上げていました。余談ですが、この人は自民党本部のエレベーターで弊社の大柄な後輩記者(190センチ)と乗り合わせた際、「オレも君ぐらい背があれば、もっとレスラーとして大成したかもしれないなあ…」と嘆息していました。

 《事務所経費問題で小沢一郎さんが本会議で説明責任とおっしゃっていた。ぜひとも政治倫理審査会で説明の場を持っていただければいい。ただし、小沢さんの事務所費である不動産物件取得はいかがか?政治資金で不動産を買いあさっているようにしか見えない。これでは、個人資産の政治団体への付け替えではないのか?もし、政治団体の名義が小沢さんから他の人に代わったら、不動産取引にかかる税は発生するのだろうか?万が一、政治団体を親族に引き継ぐことになったら、相続税は発生するのか?名義の書き換えだけで済んでしまい、関係する納税の義務が発生しないとなると、これは、何?おそらく政治資金規正法には触れないのだろうが、思わぬ盲点ではないのか?》

 馳氏は、私がしつこく追及していた山梨県教職員問題で、民主党の輿石東参院幹事長(当時)の証人喚問を要求するなど(実現しませんでしたが)、なかなか頑張っていらっしゃいますね。さて、次は2月9日付の中川秀直幹事長(当選9回)のホームページから引用します。

 《自らの政治資金管理団体に10億円の資産を溜め込む小沢代表は、「格差論争」に加わる資格があるのか。「格差論争」をいうからには、単に、政治資金管理団体の資産の情報公開だけでは済まされないのではないか》

 まあ、自民党の幹事長が民主党の代表に厳しいのは当然ですが。中川氏のホームページの更新は非常にまめで、かつ丁寧なので、いつ書いているのかと感心します。最後は、当選4回の今村雅弘衆院議員の13日付のブログからです。タイトルは「ヤマは越した」。

 《今日から野党首脳の質問による予算委員会が本格化。しかしながら看板倒れ全くの期待外れで多くの国民はがっかりしただろうし閣僚はホッとしただろう。菅副代表(※正しくは代表代行)に至っては追求(※追及の間違いか)の元になる資料がいい加減で恥かいてしまった。昔であればスタッフは切腹ものだろうがこちらも恥知らずなんだろう。昨年の今頃はメール事件で大騒ぎだった。あれに懲りてしまったのか。それとも小沢不動産の件で逆襲されるのが怖いのかな。いずれにしろ当分は安倍政権は安泰か、腰を据えて着実に政策を実行していくことで信頼感を高めていけばいい。さあこちらは勉強!勉強!》

  …別に民主党の肩を持つわけではありませんが、ここまでバカにされているのを見ると、気の毒になってきました。今村氏は「小沢不動産」と固有名詞であるかのように使っていますね。うーむ。それにしても、今さらながらにネット社会というのは本当にすごいなあ。初めて読んだ議員さんのブログだけでなく、いろいろな方が小沢氏や不動産取得問題について論じているのに目を通すことができ、本当に勉強になりました。

 だれもがパソコンを通して自分の意見や主張、あるいは情報を発信でき、また受け取れる世の中にあって、新聞はどうやって生き残ればいいのか。新聞は何を伝えればいいのか。ネット社会の広がりを歓迎しつつも、自分の身の振り方を思うと考えはまとまりません。

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