感謝します。
えー、いきなりで何ですが、さきほど外出先から首相官邸記者クラブに戻り、イザを開いて自分の集計欄をチェックしたところ、この「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」の累計アクセス数が200万を突破していました。正確に言うと、午後10時40分過ぎの時点で200万965アクセス、1万5516コメントでした。このブログを始めてほぼ1年間で延べ200万の方が訪問してくれたことになります。身に余る光栄としかいいようがありません。
そこで、1年前の同じ日はどうしていただろうかと確かめると、私は3本目のエントリ「5月30日の教育基本法特別委員会」を投稿していました。このときのアクセス数は全く記憶にありませんが、多くて200程度だったと思います。コメントはゼロでした。何ごとも積み重ねが大事だといいますが、これは本当ですね。毎日のように(月に3、4度はさぼりました)投稿を続けてきた結果、これだけ沢山の方がここを訪れてくれるようになったわけですから。皆様のご厚情にひたすら感謝あるのみです。
そこで、単に200万アクセスのご報告だけでは何なので、一つ報告したいと思います。まだ随分先の話なのでこの先どうなるかは分かりませんが、先日、産経新聞出版から「来年の2月をめどに、本の第二弾を出そう。今度は装丁も変えて、縦書きにしようか。エントリごとのコメントも一部掲載したらどうだろうか」という話がありました。繰り返しますが、まだ半年以上も先のことなので、その通りになるかどうかは分かりませんが、有り難い話でした。1冊目はたいして売れなかったようなのに、よくぞ決断してくれたものだとついでに感謝します。
本当のところ、このブログを書いていて、素直な気持ちで書いたつもりが思わぬ反発を招いたり、自分が全く意識していなかった政治的思惑を指摘されたり、知らないところで批判を浴びたりで、精神的に負担に感じたこともあります(実は同業者に読んでいるよ、と言われたときが一番プレッシャーを感じます)。でも、ついそうした後ろ向きな気分に陥ったときも、批判に数倍するお励ましの言葉をいただくので、「とりあえずこれでいいんだ」と頑張ることができます。
また、こういう開き直ったブログが本業に有利に働くかというとそうでもないのでしょうが、ブログをやっていなければ分からなかっただろう様々なこと、意識しなかっただろうことが、半端ながらも理解できるようになりました。記者としてどうこうではなく、一人の社会人としてわずかでも成長させていただいたと考えています。ものを書く、何かを人に伝えるということの難しさと楽しさを改めて実感させてもらいました。
というわけで、全くいたらない、人によっては不愉快に感じることもあるだろうブログではありますが、次は300万アクセスを目指して頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。心から御礼申し上げます。