2007年12月


 ちょっと旧聞となりますが、14日の産経社会面に小さく、「『明日の神話』寄贈先候補決まる」という記事が載っていました。画家、岡本太郎氏が原水爆の炸裂をテーマに制作した巨大壁画「明日の神話」(縦5.5メートル、横30メートル)の恒久的な設置場所が、広島市、大阪府吹田市、東京都渋谷区の3自治体の中から選考される、という内容です。岡本氏といえば、大阪万博の「太陽の塔」のイメージが強烈ですね。

 このニュースが妙に頭から離れなかったのですが、昨日たまたま、東京近郊の某所で岡本氏の作品を鑑賞する機会がありました。まずは、「躍動の門」という作品をどうぞ。

     

 写真ではスケール感がつかみにくいでしょうが、かなり大きな門でした。岡本氏独特のどこか突き抜けた感覚、明朗さがあります。次は、「五大陸」という作品です。正面遠くに「躍動の門」も写っています。

   

   

 別の角度から撮ったものです。…岡本氏は芸術家らしく、物事の芯の部分を直感的にとらえ、表現する能力に優れていたのでしょうか。私は絵画は好きなのですが、芸十的な審美眼があるわけでもなく、正直なところ、評価がよく分からない部分もあります。

 ともあれ、実は私は、イザが正式にスタートとして間もない昨年6月26日にも「『日本は東洋文化ではない』と岡本太郎氏」というエントリを投稿し、岡本氏について言及しました。なぜか妙に気になる人物です。このときは、岡本氏が昭和35年に中央公論に連載した「沖縄文化論-忘れられた日本」という論文(中公文庫になっています。沖縄の一面を鋭くついた名著だと思います)を紹介したのですが、コメントは私の回答も含めてわずか2つだけでした(笑)。たいしたことは書いていなくても、「継続は力なり」だと実感します。

 というわけで、長々と前振りをしましたが、明日から沖縄に出張してきます。10月の出張では1泊だけでしたが、今回は2泊を予定しています。取材成果は紙面とこのブログで報告するつもりです。例によって芋づる式・泥縄式取材ですが…。


 昨夜は東京・九段会館で、南京事件の実相に迫る映画「南京の真実」第一部、「七人の『死刑囚』」の撮影完了報告会があり、私も行ってきました。日本文化チャンネル桜を母体にして始まった運動が、国民有志から募った支援金でよくぞここまできたものだと、何もやっていない私まで改めて感慨を覚えました。会場入り口では、いつもの言葉が来訪者を歓迎していました。

   

 最近は、政治をよくするためには、国民一人ひとりが声を上げないとダメだという思いが強いので、これは改めていい言葉だなあとしみじみ感じます。会場車寄せのところでは、「史実を世界に発信する会」の茂木弘道事務局長が小冊子「アメリカにおける中国の反日プロパカ゜ンダ戦」を配っていました。茂木氏は、EU議会における慰安婦問題での対日非難決議に関し、外務省がろくな対応をしないと怒っていました。確かに、現在の外務省の姿勢は、「日本が反応したら、仕掛けた相手を喜ばせるだけだ」という静観の構えですからね。福田官邸の意向もあるのかもしれませんが。

 次は、映画の監督・脚本を担当したチャンネル桜の水島社長のあいさつです。私は以前、水島氏に「体型的に親近感を覚える」と言われ、喜んでいいのかそうではないのか複雑な心境になったことがあります。

   

 水島氏は、この映画に対する拒否反応が各所で大変多かったことについて話していました。撮影スタジオから、役者の控え室に「南京の真実」という映画名を書かないでくれと言われた話や、巣鴨プリズン跡地前での撮影が2週間ペンディングにされたことなど、いろいろなエピソードを指摘し、「連合赤軍の映画は簡単につくれても、この映画は大変だった」と語っていました。日本という国の言語空間が現在、どういう状況にあるのかがよく分かります。あいかわらず、GHQの敷いた言論コードにのっとっていないと排斥されるというわけです。日本人の主張、歴史観は許容しないという「戦後レジーム」は強固に日本社会を支配していますね。

 さて、この日は本来、映画第一部の完成試写会が行われる予定でしたが、諸所の事情で完成試写会は来年1月25日に延期されたそうです。それで今回は、20数分の特別予告編が上映されました。私は、これを観て、かなりのインパクト、訴求力のある映画となっていると確信しました。海外でも、良くも悪くも大きな反響があることは間違いないと思います。

 予告編ですから本編とは異なるでしょうが、いわゆるA級戦犯とされた7人の挿話の合間に、東京大空襲、広島・長崎の原爆投下、日本軍の南京入城、日本軍入城後、爆竹で楽しげに遊ぶ中国の子供たちの笑顔、東京裁判の模様…などの記録フィルムがはさまれ、説得力を増しているようです。米国による空襲、原爆で焼け死んだ人たちの、あまり目にすることのないくらいむごたらしい記録写真も出てきます。しかし、目をそらさずにしっかりと見て、記憶しないといけないと感じました。

 特に、東京裁判で日本側の米人弁護士、ブレイクニー氏が米国による原爆投下に言及し、「戦争は合法的だから、戦争での殺人は罪にならない」と指摘したうえで、「(訴因の一つの)真珠湾爆撃による米軍人の死が殺人罪になるならば、われわれは広島に原爆を投下した者の名を挙げることができる。(中略)何の罪科で、いかなる証拠で、戦争による殺人が違法なのか。原爆を投下した者がいる。この投下を計画し、その実行を命じ、これを黙認した者がいる。その人たちが裁いている!」と訴えるシーンはスクリーンで見ると圧巻でした。この部分は、GHQ側により裁判記録からカットされ、長く知られていなかった有名なくだりですね。

 7人の処刑が実行されるまでの場面では、11月20日のエントリ「完成間近・映画『南京の真実』のセットを見てきました」で紹介したセットが出てきて、ああ、あそこがこういう映像になるのだと新鮮でした。7人が処刑を前に「天皇陛下万歳!」を唱えたことは私も承知していましたが、映像でみると、その際7人は手錠をかけられたまま小さく万歳をしており、なるほどそうだったろうなと考えさせられました。批判的に見る人も少なくないでしょうが、多くの人の心にきっと響く映画だと思います。

 ちなみに、7人を演じる俳優は浜畑賢吉、藤巻潤、寺田農、渥美國泰、久保明、山本昌平、十貫寺梅軒の各氏で、女優の烏丸せつこさんも広田弘毅元首相の奥さん役で出演しています。水島氏によると、俳優の中には、映画の題名を伝えただけで拒否反応を示した人も少なくなかったそうですが、それでもこれだけの名優たちがそろったのはよかったですね。

 この映画の最大のメッセージは、「それでも日本は黙っているのか?」ということであるように受け止めました。映画の宣伝チラシには、「原爆が落とされ、広島長崎三十万人が虐殺された日、戦後日本と『南京大虐殺』の嘘が始まった…」と書いてありました。米国や欧州は当然として、日本国内も戦後レジーム派が多数派を占めていますから、この映画の配給・上映など今後も苦労が絶えないことと思いますが、できる限り応援していきたいと考えています(この日はこの後もシンポジウムなどが続いたのですが、私は所用で退席したので残念ながら聞くことができませんでした)。


 きょうは夕刊当番だったので朝から本社に詰めていて、外務省の記者クラブには午後2時半ぐらいに到着しました。で、いつものように掲示板を見て、その脇の台上を見ると…。あ、やっぱりありました。毎週火曜日と金曜日は閣議があるので、国会議員の質問主意書に対する政府答弁書が閣議決定され、外務省関連分が置いてあるのです。これを見て、「政府は○×について△□とする答弁書を決定した」という記事を書くこともあります。

 どれどれと見ると、本日分は6通の答弁書があり、質問者は…全部、鈴木宗男衆院議員でした。鈴木氏の質問主意書は鋭い内容も多く、参考にしてはいるのですが、毎回毎回、ありとあらゆることを答えさせられる外務省側にも少し同情します。質問主意書は、議員が国政全般に関して政府の見解を訪ねるもので、答弁書は当然、ときの政府の公式見解となります。文章の書き方一つまで内閣法制局のチェックもかかりますし、変なことを書いたら大変ですから、下書きさせられる若手・中堅官僚はこれを処理するのにへとへとになるそうです。

 しかも、書いている内容ときたら、いかに事実関係と過去の答弁を調べて文句を言われないようにするか、あるいは定型文に収めるか、また鋭い質問をどう誤魔化すかといった「逃げ」の作文が大半なので、非生産的な作業だとも言えます。ある外務省関係者は、「もっともいろいろなことを吸収でき、外交官としての素養を磨くべきとき30~40代に、こういう『逃げ』の文章技術ばかり身につけているのが現状だ」と嘆いていました。本来の外交ではなく答弁書づくりと大臣の国会の想定問答集づくり、野党議員からの質問取りで消耗してき、新聞も自分の担当に関係する部分しか読まず、必要な知識・教養も不足していくとも言っていました。この関係者の言い分を100%納得して聞いたわけではありませんが、でも確かにそういう部分はあるだろうなと感じました。

 鈴木氏は、かつて庇護してきた外務省に後ろから刺され、議員辞職にまで追い込まれた経緯から、延々と外務省に対する意趣返しを続けているのでしょうね。気持ちは分からないでもありませんが、少しいかがなものかと思います。もちろん、質問の中には、有意義なものも当然多いですし、私自身も記事にしたものもありますが…。

 ちなみに、本日の質問内容は①2007年版「ODA白書」原案に対して答弁書②外務省における公用車及びタクシー・ハイヤーの使用状況とそれに係る経費に関して③在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画が消失した件に関して④国連における先住民族の権利宣言を受けての我が国政府の対応に関して⑤国連事務総長主催のコンサートにおける日本海呼称問題等に触れたパンフレット配布に関して⑥中国の税関における我が国の航空会社機内誌の通関拒否に関し-の6種類でした。⑤と⑥は特に興味深く読みました。両方とも弊紙がかつて記事にした内容だったからです。

 質問主意書というと、今年は民主党の長妻昭衆院議員が年金がらみで連発し、政府から重要な答弁書を引き出したとして脚光を浴びました。それは評価されてしかるべきでしょうが、私は6年以上前にこんな記事を書いたことがあります。防衛庁を担当しているときのことで、ちょっとタチが悪いと思ったからです。

 《民主議員元秘書 防衛庁資料を有料配布 私的目的?半年で40件

[ 20010329  東京朝刊  1面 ]

 

 民主党の金田誠一衆院議員の元政策秘書が、金田氏の国政調査活動の一環として入手した防衛庁資料の写しを、自らが主宰する研究会会員に有料で配布していることが二十八日、分かった。一方、金田氏がインターネット上に開設しているホームページに安全保障問題への言及はなく、国会での質問も厚生労働関係が中心。このため、元秘書による防衛庁への資料請求は当初から研究会会員への有料配布が目的だった-との見方も出ている。

金田議員の元政策秘書は昨年末に退職したが、その後も「金田のスタッフ」(金田事務所)として、現在も政府に対する質問主意書の提出を受け持つなど実質的に秘書業務を続けている。元秘書はその一方で民間の研究者ら約二百人をメンバーとする「軍事問題研究会」を主宰。防衛庁資料や新聞記事コピーサービスを中心とする会報を発行している。資料や記事ごとに「代金」が明記されており、防衛庁の事務次官通達である「秘密保全体制の見直し・強化について」(七ページ)は三百円、「秘密漏えい防止のための取扱い環境の整備等について」(四ページ)は百五十円となっている。

元秘書は「会費だけでは会が運営できないので、コピー料に少し上乗せした代金で販売している。いわゆる秘密資料を売っているわけではない」と説明。金田議員は「(元秘書の行為は)初めて聞いたので問題があるのかどうか分からない。私も防衛問題には関心を持っており、質問主意書について、彼に『こんな主意書を提出します』といわれ、許可したことはある」と話している。

昨年十月から半年間の国会議員らによる資料請求は約二百六十件。この七分の一強の約四十件が金田議員の名前で行われているが、二番目に多い議員でも十数件。こうしたあまりの突出ぶりに、防衛庁関係者は「閣議決定が必要な質問主意書への答弁書作成や要求された資料提出に追われ、本来の仕事に支障をきたしかねない」と困惑している。》

 私が直接現場を見たわけではありませんが、人づてに聞いた話では、私の記事が出た朝、陸幕広報では歓声が上がったということです。これで微に入り細を穿った意味不明の質問主意書攻撃が減るだろうと思ったのでしょうね。それだけ質問主意書への対応が日頃から負担になっているということでしょう。

 しかし、当時の民主党執行部は、金田氏に簡単に事情を聴いた後に結局、不問に付しました。他紙が同調して書いてくれたら別の展開があったのでしょうが、クラブで話題になった割にはどこも追いかけてくれなかったので、たいしたことはないということになったようです。議員宿舎にアポなしで取材に行き、金田氏にこの話をぶつけたところ、「突然じゃなくて前もって言ってくれたら…」などとしどろもどろの対応で、かなり動揺した様子だったのですけどね。

 国会で直接政府に質問する機会が与えられない無所属議員や少数政党の議員が、質問主意書という形で政府に見解を求めるのは当然でしょうし、実際、国民にとってもそこで明らかになった事実を知ることは大切だと思います。したがって、鈴木氏の行為も、別に否定しようとは考えていません。しかし、鈴木氏はすでにこれまで質問主意書とその答弁書の記録を分厚い本にまでしているのです。

 鈴木氏にしてみれば、個人的感情ではなく、あくまで真実探求の手段として質問主意書を用いているだけだということになるのかもしれません。また、質問主意書は別に外務省対象だけに絞って出しているわけでもありませんし。ただ、私はいつも思うのです。ものには程度というものがあり、それが大事なのではないかと。何についても、やりすぎはよくないのではないかと。

 確かめたところ、この臨時国会で鈴木氏が提出した質問主意書はすでに計329点に及んでおり、そのうち専ら外務省が主管し、回答したものが106点、外務省も協議に加わったものが別に数十点あるそうです。外務省には、国内で国会対策で疲れ果てていないで、海外相手にもっと戦い、日本の主張を伝えて欲しいと願い、ちょっと思うところを記してみました。


 国会は1カ月の再延長され、越年国会となることが決まったためか、いつもの年の瀬のような慌ただしい雰囲気はまだ漂っていません。もう忘年会シーズンですが、全然そういう宴会モードにも入っていませんし、なんだかダラダラと区切りなく一日が過ぎていく感じがします。まあ、仕方ありませんが…。本日は、昨日から今日にかけて、国会や霞が関界隈で写した写真を紹介したいと思います。

 まずは、原稿は書いたものの、ボツとなった各国の拉致被害者家族の高村外相訪問の写真です。昨日は、ルーマニア、タイ、韓国、日本の拉致被害者家族が外務省を訪れ、国際拉致解決連合の結成を報告するとともに、①外務省としても各国政府との連帯を深めてほしい②同盟国として、米国にも(テロ支援国家指定解除問題などで)強い意見を言ってほしい-の2点を要請しました。

   

 大臣室の写真です。家族の要請に対し、高村氏は「(被害者を)取り戻すという気持ちで、相当やっている。それは信じてもらいたい」と述べていたそうです。ただ、この日の会談時間はわずか15分間でしたから、実質的には表敬、あいさつ的部分が大きかったのだろうと思います。この日、私はたまたま国会議員会館で家族会の増元氏と有本氏と話す機会があったのですが、北朝鮮の言い分を事実関係の検証もせずにそのまま垂れ流すジャーナリストや評論家に憤りを覚えているにようでした。

 次は今日の写真です。衆院第2議員会館前で、「9条改憲阻止の会」という人たちが、立て看板を出していました。まあ、その主義・主張はかまわないのですが…。

   

 琉球新報と沖縄タイムスの沖縄地元紙2紙がなぜか張り出されていました。県民集会に本当に11万人が参加したなんて、心から信じているのでしょうか。文部科学省の教科書検定審議会も、3月の検定意見の撤回はしないことにしたようで少しほっとしています。集団自決を軍が命じ、強制したことを示す新事実など何も出てきていないのに、3月に決めたことを何でいま覆すことができようかということらしいですが、圧力に負けてすぐふにゃふにゃになる政治家より、検定審委員の方がよほどしっかりしていますね。

 さて、きょうは超党派の「皇室の伝統を守る国会議員の会」が、約1年ぶりに勉強会を開いたので、その取材に行ってきました。あいさつをしているのは、会長の島村宜伸元農水相です。この人は、天皇陛下のご学友としても知られていますね。

   

 この日の勉強会には、宮内庁の風岡次長らを招き、愛子内親王と悠仁親王の養育体制について議論したそうです。議員側からは、将来、皇位を継承する可能性が高い悠仁さまのバックアップ体制が、皇太子ご夫妻の長女である愛子さまに比べ不十分ではないかとの疑問も出ましたが、宮内庁側は「表向きは差があるように見えるが、内容的には遜色がないよう十分配慮している」と述べ、法制上可能な限りのことはしていると説明したとのことです。

 喉が渇いたので議員会館内の売店に水を買いに行き、「福田首相のキャラクターグッズ」を見つけました。なんだかなあ、とても間抜けで気持ち悪く見えるのですが、こういうものなんだろうなあ。

   

 これは、だるま煎餅なのだそうですが、「…フッフッ」というのが不気味です。福が来た!と言われてもただ当惑するしかない感じです。だるまだけに、手も足も出ない今の福田政権のありようを表しているのでしょうか。

   

 これも「…フッフッ」と言ってるし。私は「やっくん」が何のことか分からず、しばらく考えて「ああ、康夫だからやっくんか」とごく単純なことに思い至りましたが、これもなあ。このまんじゅうには、ビンボーくじ(20種類だとか)が入っているそうですが、そんなくじ、引きたくないし。とすると、この表紙の絵は貧乏神なのか。

   

 衆参で与野党議席が逆転するねじれ国会から名前をとったのでしょうが、私はちょっと手を出そうという気にはなれません。ねじれからっ風って、何が言いたいのか。ただ、この売店には福田首相グッズだけではなく、麻生前幹事長グッズも置いてありました。

   

 私は福岡県出身なので、こちらの方が親しみを持てます。でも、「まがり」って何なのか。麻生氏の口元のことを指しているように思えますが、よく分かりません。

   

 カステラは確かに九州産品ですが、麻生氏のイメージに合うかな。まあいいか。次は、いかにも、という商品です。

   

 漫画王はいいのですが、「自由と繁栄の狐(きつね)」って、何が言いたいのかさっぱり分かりません。福田政権下で今や風前の灯火となった麻生氏の外交政策と引っかけたのは分かりますが。この商品の袋とじの中には、麻生氏のフィギュアが入っているそうです。こっちは少し欲しいかもしれません。

 売店のご主人に、福田氏と麻生氏の商品はどらちが売れているのかを聞いたところ「それは福田さんの方がずっと出ているよ。やっぱり国会の顔だし」という答えでした。そう言われればそんなものかもしれませんが、私はやっぱり今の世の中、納得がいかないことばかりだと感じてしまいます。何か根本的な勘違いが社会を覆っているような。それが「空気」と呼ばれるものだとしたら、そんなものに従う気にはなれません。


 安倍前首相の墓参に関する私のエントリへのコメント欄でいくつかやりとりがあった、「美しい国の名無しが鶴の恩返しをする会」が安倍氏に贈った千羽鶴について報告します。この会は、インターネット上の書き込みをきっかけに、病に倒れた安倍氏のために全国の有志で千羽鶴を折り、安倍氏に届けて励まそうという活動をしたわけですね。私はきょう、その写真を撮りに行ってきました。まずは、衆院議員会館内の安倍事務所に置かれた千羽鶴の写真です。

   

 カラフルできれいなのと、何より鶴の数が多いのに驚きました。居合わせた某氏は「千羽鶴じゃなくて万羽鶴だ」と言っていましたが、確かに並の千羽鶴ではありません。手に取るとずしりと重い感じもしました。次は、「恩返しをする会」から安倍氏にあてられた手紙です。とても温かいものでした。

   

 こういうネット上での呼びかけをきっかけとした運動が結実した例を、寡聞にして私は他に知りません。常軌を逸したメディアの攻撃や、心無い誹謗・中傷を受け続け、病床で53歳の誕生日を迎えた安倍氏も、この善意の千羽鶴はさぞ嬉しかったろうと思います。事務所にはこのほかにもたくさんの励ましの手紙が来ているそうです。また、残念なことに悪意の手紙も。そして、次の写真は…。

   

 きょうは衆院本会議があり、安倍氏も出席しました。幸運なことに、その後にたまたま安倍氏が議員会館に戻ってきたので、「恩返しをする会」の千羽鶴を手にとってくださいと要請したところ、快く応じてくれました。来客が順番待ちしている状況だったので、ゆっくり感想を聞く時間はありませんでしたが、安倍氏は、この千羽鶴が「にちゃんねる」での呼びかけをきっかけにできたことも知っていて、とても感謝している様子でした。

 議員会館には、他にも議員有志や民間有志から届けられた千羽鶴もありました。テレビのニュースショーを観るといまだに安倍氏の悪口ばかりが目立ちますが、世間は必ずしもそればかりではない、見る人はちゃんと見ているということが分かりますね。次の写真は別の千羽鶴です。

   

 正式に取材したわけではないのであまり具体的には書けませんが、この日の安倍氏は来訪者と拉致問題の現況と北朝鮮の今後の出方などについて協議していました。逆風はまだまだ強いことでしょうし、いきなり表舞台で活躍とはなかなかいかないと思いますが、安倍氏には拉致被害者とその家族のため、日本のためにまだまだ働いてもらわないといけないという思いを強くした次第です。

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