本日は夕刊当番で朝から会社にいます。で、大阪夕刊に送る政治関連記事を処理しながら、政治部のブースでうだうだ過ごしていたわけですが、さきほどこのブログの累計アクセスが1600万に達していることに気づきました。この数字がどこまで正確なものなのか正直なところ、技術系の知識に疎い私にはよく分かりませんが、983エントリ目でのことでした。とりあえず、訪問していただいたたくさんの皆さまに感謝します。ありがとうございます。
われわれはふだん、経費の精算や会議出席などの必要がないときは会社には寄らず、直接、職場(現在は官邸)に出勤し、また直接帰宅することが多いのです。そしてたまに会社に行くと、自分宛の郵便物を受け取ったり、誰宛か不明の献本などを手に取ったりするわけです。そして本日は、「鳩山占星術内閣の研究」(立木冬麗著)という本が目に入りました。
「鳩山占星術内閣」って…と目次をパラパラめくると、「占星術で組閣された内閣の出現?」「偶然ではありえない占星術的組閣」「占星術的人事は誰が行ったのか?」などの見出しが踊っていて、困惑しながらも興味を引かれました。第4章「鳩山夫妻と占い」の「『スピリチュアル』は楽しんでいるだけ」の項にはこんなことが書かれていました。
《鳩山首相は、20年前には国会議員有志と「気」を科学的に研究する「気の研究会」をつくり、一時はサイババに傾倒してその写真を持ち歩いていたこともあるそうです。皇太子妃雅子さまの静養先としてサイババのいるインドを推薦したり、仏教の護摩行への参加、さらに無になるためにお風呂でマントラを唱えているといった記事も週刊誌などで散見されました。また、水晶のお守りをいつも身につけているともいわれ、これは幸夫人がアメリカの透視能力者ジム・ワトソンからもらったものを渡されたということです。》
…なるほど。確かに一つひとつのエピソードはどこかで聞いたことがあるのですがもこうした改めて列記されると、ただすごいなあと絶句するしかありません。本分はさらに続きます。
《その幸夫人は、オカルト雑誌『ムー』で4年にわたって連載を持ち、それを書籍化するなど、この分野では夫以上に存在感のある方です。幼少期から知り合いの死を予知するほどの霊感があったといわれ、「UFOに乗って金星に行ってきた」「太陽をちぎってパクパク食べた」などの発言で、「スピリチュアルなファーストレディー」として海外のメディアでも話題になっていたのは記憶に新しいところです》
はい、そうでしたね。いまさらながらに思い出しました。鳩山内閣が、ここまで不祥事に見舞われながらも直近の毎日新聞の世論調査(1月30、31日実施)ではなお50%の支持率を維持しているのも、こうした超自然的な力に守られているのかもしれませんね。妙に納得させられました。
で、民主党の輿石東参院議員会長が1月30日に、甲府市での国政報告会でこの鳩山首相と小沢一郎幹事長について、次のように語っていたことが31日付の産経で報じられていました。
「こんなに優しい人が何でこんなにいじめられるのか、悔しい気持ちもある」
また、同日付の読売新聞山梨県版には、輿石氏がこう語ったとありました。
「(政治とカネの問題は)時間が解決してくれる。その時が間もなくやってくると信じて疑わない」
…まあ、もういいか。で、この占星術の本に話を戻すと、「小沢一郎と輿石東の関係」という項があり、二人の相性が語られていました。この二人は、結婚相手にぴったりなのだそうですが、ちょっと想像したくありませんね。
《小沢幹事長の右腕といわれる輿石東さんと小沢幹事長の相性は、小沢幹事長のパートナーの室である射手座に輿石さんの木星が入っていますから、結婚相手としてぴったりです。男性同士で結婚なんて、と思われるかもしれませんが、小沢幹事長にとって輿石さんは約束を守ってくれる良きパートナーなのです。輿石さんからすれば小沢幹事長と組むことは、まさに玉の輿婚。ひじょうにお金まわりがよくなります》
このほか、「小沢一郎の金運に貢献する山岡賢次」という項もありました。いやあ、なんというか、世の中スピリチュアルだなあと、しみじみそう感じた次第でした。