ここ数日、ご無沙汰していました。忙しかったり、二日酔いだったり、衆院解散後にもう今さら何を書いてもと思ったりで、ブログに手が出ませんでした。もともとモノグサな性質なもので、しばらく書かないでいると、自分のブログであるにもかかわらず変なのですが、なんだか敷居が高く感じるものですね。

 しかしまあ、いよいよ明日、衆院選は公示され、以後は情報発信は何かと制限されます。なので、今のうちに少し思うところを記します。

 今回の衆院選では、争点について原発、消費税、TPP、安全保障、政権の枠組み……などいろいろ言われていますが、やはり絶対に忘れてはいけないのは民主党政権の33カ月の評価と総括だと考えます。

 国民に数々の嘘をつき、誤魔化し、ペテンをかけ、居直り、自己正当化を図り、責任転嫁し、いまだに「僕、一生懸命やったもん」「僕、何も悪くないもん」と主張する彼らに、きちんと鉄槌を下さないでなあなあの投票行動で済ませると、次の政権をどの政党が握ろうと、緊張感と責任感が持続しないのではないかと危惧します。

 国民の審判はまっこと恐ろしいものぞと、明確に示す必要があると考える次第です。主権者たる国民をなめ、愚民扱いしたらどういう目に遭うか、思い知らせるべきではないでしょうか。

 今回の選挙にあたり、投票したいと思う政党も政治家もいない方の中には、今、消去法で民主党かなあ、と考えている人もいるかもしれません。民主には失望したものの自民には戻りたくない。でも第三極もなんだかなあ、という人はたくさんいるでしょう。日本未来の党は、政策も構成議員もほとんど「元民主党」ですしね。

 なので、行き場を失った票が、なんとなく馴染んできた民主党にある程度向かう可能性もあるでしょうが、本当にそれをお天道様は許してくれるでしょうか。特に、この3年間余、民主党を率い、主導してきたメインプレーヤーたち、つまりは裏切りと無責任の権化たちには、それ相応の報いを与えることが、日本が生まれ変わるに際して重要なポイントであると思います。

 もう、個々人の名前は挙げません。このブログでも産経紙面でもその他雑誌などの場でも、私は彼らの名前と所業を繰り返し指摘してきました。私は国民の一人として、彼らに国富も国の信用、名誉も奪われ、日々恥ずかしい思いをして傷つけられたと、物理的にも精神的にもとんでもない被害と苦痛を受けたと考えています。それもこれも、彼らが自分たちの無能も不勉強も努力不足も何も自覚せず、「僕なんでもできるもん」と何でもやりたがり、片っ端から失敗したからだとも言えます。

 政府・与党高官らの非常に属人的なダメさ、いい加減さと過信が今日の深刻な事態を招いたのだと考えるのです。未来志向は大事ですが、だからといって彼らを不問に付すことは社会にとってよくないと。

 もちろん、私のように思わない、感じない人がたくさんいることも理解できます。また、メインプレーヤーたちがそうであるからといって、構成員全員がひどいというわけではないでしょう。それはそれで認めますが、ここは私の個人ブログなので、公示を前に率直な感想を記してみました。

          ◇

 ここからは上司に命じられたので社告を掲載します。

 産経新聞は、日本の次代を担う若者たちの人間力向上を目指す第14回「産経志塾」を今月121415日に東京・大手町の産経新聞東京本社で開講、塾生を募集します。

 14日には、明治天皇の玄孫で慶大講師の竹田恒泰氏が「日本の皇室」、15日には、語り部として活躍する大阪芸大教授の平野啓子氏が「語りは心の絵画」をテーマにそれぞれ講義します。14日の昼食会には、アサヒグループホールディングス相談役の福地茂雄氏を迎えます。

 参加費は8000(2日間。14日は昼食付)。問い合わせは☎0332758134、ウェーブ産経「産経志塾」係までよろしくお願いします。