さて、私は最近のエントリで慰安婦問題を「捏造」した朝日新聞と、虚偽を事実であるかのように「認定」して日本の歴史と我らの父祖を恥辱の海に沈めた河野談話について批判してきました。この問題に関しては、いくら書いても書き足らないという気持ちがあります。
ただ、それでは悪いのは朝日と河野洋平氏だけかというとそうではなく、朝日の報道に目をくらませて追随した他のメディアも、河野氏と一緒になって何とか韓国のご機嫌をとろうと必死だった他の政府関係者も、みんな共同正犯であるわけです(残念ながら、産経の報道も当初は変でした)。日本にありがちな時代の「空気」が背中を押したという部分も否めません。
また、このところ、他人の書いた文章を引用することが多かったので、本日は私自身が鳩山由紀夫内閣発足前夜に、月刊「正論」(2009年10月号)に書いたもの(「第二の『村山談話』を阻止せよ」)から関連部分を抜き書きしたいと思います。以下がそれです。
《鳩山氏は平成19年3月の記者会見で、こう明言している。
「河野談話は、事実に基づいた談話と認識している。民主党としても(談話を)尊重する立場だ」(中略)
河野談話は政治改革関連法案の処理に失敗した宮沢内閣が総辞職する前日に、駆け込み的に発表されたものである。平成5年8月5日付の毎日新聞はこのときの状況をこう記している。
「政府が4日発表した従軍慰安婦問題の調査結果は、5日に総辞職する宮沢政権が駆け込み的に行ったものだ。韓国側が強く求めた『強制連行』の事実を認めたことで、政府は『調査はこれで終わった』(河野洋平官房長官)と区切りがついたことを強調する。こうしたタイミングでの発表の背景には、政権交代を前に『現政権のうちに決着させたい』との両国政府の利害が一致したことがある」
鳩山氏は、このようにして〝藪の中〟で成立した河野談話を簡単に「事実に基づいた談話」と呼んだ。だが、河野談話について調べれば調べるほど「事実」などどこにもなく、その場しのぎの短慮で国益を害した愚かな政治家・官僚たちの実態が浮かび上がるばかりではないか。
河野談話作成の準備段階にあたる平成5年3月の新聞各紙を読み返すと、24日付の毎日新聞と、25日付の朝日新聞に、情報源は同じとみられる興味深い記事が掲載されている。見出しは次の通りだ。
・毎日新聞「従軍慰安婦『強制連行』広く定義」「政府が新見解 精神的苦痛も含める」
・朝日新聞「『強制』幅広く認定」「従軍慰安婦調査で政府方針」「精神的苦痛含めて判断」
この前日の23日には、谷野作太郎外政審議室長が参院予算委員会で「強制」の定義について「物理的に強制を加えることのみならず、脅かし、あるいは畏怖させて、本人の自由な意思に反してある種の行為をさせること」と答弁し、「強制」を幅広くとらえる考えを強調していた。
毎日新聞は記事で、谷野氏の答弁と政府首脳の「物理的だけでなく精神的な場合も含む」との言葉を挙げた上で、「強制連行の定義が焦点になっていたが、今回の政府判断は『本人の意思』に反していたかを基準とし、脅かしや精神的圧迫による連行も含めたことになる」と報じている。
また、朝日新聞も政府首脳の「精神的苦痛、心理的なものも含めて」との言葉を紹介し、「元従軍慰安婦からの聞き取り調査で、脅迫など精神的圧迫を受けたとする証言があった場合、強制的に連行されたものと判断するなど幅広く解釈していこうというものだ」と書いている。
新聞表記の慣例上、政府首脳は主に官房長官を指すため、この二つの記事はオフレコの場などで河野氏が表明した考えを伝えたものとみられる。谷野氏と政府首脳(河野氏)の言葉からは、当時の政府が、証拠がいくら探しても出てこないにもかかわらず、韓国を満足させるためどうにかして強制性を認めようとして苦心していたさまがうかがえる。何とも倒錯した日本国民不在の風景だ。
付け加えると、谷野氏は外務省チャイナスクール出身で中国課長を経て、外政審議室長として村山、河野両談話の作成にかかわっている。後に中国大使となったほか、親中派の福田康夫前首相の小学校時代の同級生でアドバイス役も務めていた人物である。
ただ、河野談話の責めを河野氏や当時の政府関係者だけに帰するのは公正ではないかもしれない。当時のメディアの慰安婦報道はあまりに一方的で不勉強で、旧日本軍への偏見と悪意に満ち、かつ諸外国の言い分を垂れ流すばかりだったからだ。
例えば、平成4年1月12日付朝日新聞の1面トップ記事「慰安婦 軍関与示す資料 部隊に設置指示」は、それ自体、政治的意図のある偏向したものだが、さらに噴飯モノなのは記事に添えられた「従軍慰安婦」に関する用語解説だ。そこにはこうある。
「(前略)約8割は朝鮮人女性だったといわれる。太平洋戦争に入ると、主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」
まるっきり、北朝鮮か韓国の反日活動家のプロパガンダである。慰安婦問題に詳しい現代史家の秦郁彦氏によると、慰安婦の総数は2万から2万数千人にとどまるし、日本人女性が4割を占め、朝鮮人女性は2割程度だったとされる。また、女子挺身隊と慰安婦は全く関係がないのはあまりにも明らかだ。
しかし、当時の新聞は元慰安婦の証言は何ら検証も行わないまま事実として報じ、朝日新聞だけでなく毎日新聞も東京新聞も「女子挺身隊名で強制連行」と平気で書いて旧軍を批判していた。産経新聞も、史実にない「従軍慰安婦」という言葉を何度も使用していたことを反省とともに指摘しておきたい。
当時のテレビ報道がどうだったかは把握していないが、新聞と似たり寄ったりだったかそれ以上に扇情的だったのではないか。河野氏をかばう気などないが、そんな歪んだ言語空間にあって、政府のみに「正気」を求めるのは酷なのかもしれないと思う。(後略)》
……何とかその場しのぎに韓国をなだめたいと浅知恵で「強制」の範囲をでたらめに広げて無理矢理「強制性」を認めた結果が今日、「セックススレイブの国、日本」というとんでもない誤解が世界に広まったことにつながっていますね。そして、当時の新聞は政府のそうした事実とは無関係の「作為」を特に批判しようとはせず、むしろ同じ気分でいたようです。
だいたい、20万人もの同胞の若い女性が軍に強制連行されるのを黙って指をくわえて見ていたとしたら、朝鮮半島の男は信じられないほどの弱虫、卑怯者、クズということになります。韓国の人たちは、そこのところをどう考えているのでしょうか。まあ、例の「反日無罪」の思考法で、矛盾や齟齬など気にしないのでしょうね。そして、そのアホらしい限りの20万人説を無批判に掲載する新聞も新聞です。さすがに最近はこうは書かなくなりましたが……。
この当時、インターネットがすでに普及していて、いろんな人の情報発信が可能だったら、こうも話が歪んでいかずに済んだのだろうと思います。まあ、これは言っても詮なきことですね。
コメント
コメント一覧 (29)
朝鮮半島でも多くの日本人が殺され、その財産をう奪われた。
北の遺骨外交の中味をもっと報道した方がよい。
ソ連から北に移された二万人と言われているが。
日本人に領土問題も同様ですが、語れるように教育することから始めなければいけませんね。
海外に行くと、突然韓国人から「日本人は、従軍慰安婦という性奴隷を~~」と追及され、何も知らないので答えられなかった、という若い人の話をよく聞きます。
この還暦過ぎた私でさえ、この問題の本質的真実を認知したのは30年ぐらい前にテレビで塩田丸男さんが、「この慰安婦の人たちはかなり高額の報酬をもらって働いたんだよね」という言葉を聞いた時でした。それまでは、漠然として何も考えようとしなかった、というのが実情でした。
慰安婦と称された戦場売春婦がいたことを否定しているひとはよほどのバカですので論外。
問題は、それが日本軍の正規な命令に基づく従軍者だったか、そして、その者を日本軍あるいは政府が権力を用いて強制的に徴募したかなんですが、それについては答えられない。
日本憎しの団体からの渡されるお金に目が眩んだ元慰安婦の証言に真実があるとは真っ当な人間ならだれも思わない。 (証言に矛盾がいっぱいあり、慰安婦年齢と時代がマッチしない証言もいっぱいある)
公正な裁判なら、法廷侮辱罪と偽証で罰金あるいは禁固刑です。
示唆的な問いかけに対して示唆的に、しかし実質的には明確な形でご回答を頂いたように感じます。有難うございます。
正直申し上げてこの、正論の記事も知りませんでした。やはり、同じ新聞記者によって書かれたものであっても雑誌の記事は「一つの論」、新聞記事は一般的事実、という雰囲気というか、媒体による受け取られ方の違いがあるようですね。
それにしても、2009年度時点で既に「反省とともに」自社の過去のあり方を指摘しておられたわけですね。あとは何とかこの認識(河野談話のおかしさと罪)が拡がりを見せることを願います。
今回の「朝日の捏造云々…」の部分を袋とじにしえで売った方が、FLASHもよく売れたのではないかと…
アァ・・・ナニイッテンノコノヒト(´Д` )モウイヤダ
こういうには、すぐに抗議だな。
朝日、NHK、共同通信(地方の新聞)が、巣窟です。
デタラメをばらまいている連中に対して「それはウソだ、デタラメだ」
と反論する者がいないのですから。
「いや、X年Y月Z日の~にちゃんと書いてるよ」と言うかもしれませんが、
彼らが主張を取り下げるまで毎日、
いや、せめて彼らが費やしたのと同程度の紙面・時間を割いて
「あれはウソだ、デタラメだ」言い続けなければ言ったうちに入りません。
言論は一度だけ正しいことを言えばいいというものではありません。
内容だけではなく量もまた重要なのです。
いやむしろ量こそが「マス」コミの本質です。
嘘つきどもはそれを行使した。
批判する(と称する)側は行使しなかった。
マスコミがマスを行使しなかったということは
何もしなかった、黙認したということなのです。
だからこそ世間には「慰安婦=性奴隷」を信じている人がたくさんいるのです。
それがデタラメであることはおろか異論があることさえ知らない人が大勢いるのです。
そのアサヒはこの、自らが捏造し冤罪を作り上げ広め、
救いようもないほどに国益を貶めた大犯罪に対して、
今朝の社説でも「枝ではなく幹を見よう」などと
ほんのひとかけらの反省も謝罪もなく、
そんなことは枝葉で、アメリカ議会が、
この捏造を元に出した決議が、これが幹だから、
日本人はもう永遠に拉致強姦魔の運命を背負い続けよ、
本当かどうかなど詮索してはいけない、と命令しています。
やっぱり反省も謝罪も賠償もできない恥知らずはアサヒの方であり、
日本人でも日本政府でもなく、中国朝鮮の方である、
と明確に断ずることができます。
ウソを元に出された決議を、事実かどうかなど関係なく従えなどと、
論理的に破綻している理屈ですが、それだけ、やばい、と
感じているんだな、ということもよくわかりますが。
自分はアサヒなどとは名指しで戦っていたが、
総理大臣になって立場上そうはしていられなくなり、
やられるままになったことが失敗だったと反省していましたが、
そこに気づいて、今度は徹底的に戦ってくれるのなら支持しますね。
えらくなると、まあまあと顔を立てて融和を図るのが日本人ですが、
そんな日本的な人間関係論などハナから通用しないのが
シナチョウセンサヨクアサヒです。
立場についたら、それまで以上に心して戦わねばならないのです。
ことレイプとなったら感情論先行ですから、
簡単には理解してくれないでしょうね。
もう今となっては、もって回った言い方はせずに、愚直に、
吉田清治というホラ師の妄言と、
確認もせずに裁判の当事者となりあおり続けた反米サヨク朝日新聞社、
でっち上げ訴訟で被害者を創作し裁判を起こした反米社会主義者・福島瑞穂、
認めたら静かにしてくれるだろうと何の証拠もなしに認めた、
社会主義首相の村山、リベラル政治家宮沢・加藤・河野、
と、すべて実名で列挙し否定するしかありません。
欧米には、これらはみな反米活動家であり、
米軍は出て行け、と熱心に活動している連中であり、
自民政治家も親中派ばかりで、中国の人権弾圧にはなんの批判もしない、
人権感覚など露ほどももったことのない連中ばかりだ、と、
愚直に訴えるしかないでしょうね。
実名を挙げて。
それで自民党が割れるならそれも覚悟の上、
あんな売国政治家と一緒にいられるか、
と思っていただきたい。
もしたとえそれで総理大臣になれようがなれまいが、
あるいはまた朝日の汚い捏造報道で貶められようが、
それでも戦う、という強い意志こそが必要なのです。
変に遠慮してもってまわった言い方をして配慮しても、
そんなのは逆効果でしかなく、実名を挙げ事実をもって、
これが作られた罪であることを訴えるしか道はないでしょう。
>「河野談話の見直しを求める政治家は、韓国や欧米でも同じ発言ができるのだろうか。」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
三輪明宏さんは長崎の遊郭の近くの出身ですが、テレビの番組で、そこかららどんどん大陸に出掛けて行った、と言っていました。
以前、阿比留さんが言っておられたと思いますが、アジア女性基金でなぜ、日本人の慰安婦に対する援助を行わないのか、と村山さんに問いただしたら、返答につまったとの事でした。
日本人の慰安婦はなかなか名乗りでないでしょうが、慰安婦の実態を教えてもらって参考にすれば良いと思います。
民主党は事業仕分けなるものを始めた分けですが、その前に仕分けする人を仕分けするべきだった。同様に、国益に成らぬ人材・団体・企業(マスコミ含む)は仕分けされるべきでしょう。公的機関が無理なら、産経新聞でランク付けなどを……。
「記事でしているよ」と返答されたら、それまでですが……。
次には、沖縄で暮らしていた、在日朝鮮人のケースだったかと。
それに対して、国内問題のうちは、日本政府は、恩給の問題とか、なにも手を打たず、ガン無視。
外圧がかかってから、バタバタするのが、この国の習わし。
しかし、橋下がこの時点で安倍政権の閣議決定を持ち出すのは選挙狙いが見え見えだなあ。
塩崎&安倍&橋下のトリオで何をやりたいのか、怖い怖い。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/30/2012083000744.html
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
実はワタシもそれまでは朝日の南京大虐殺記事など疑っていなかったのですが、しかしこれはさすがにオカシイと思いました。
当時存命だった母と二人で「これは身売りの話の間違いではないの?」と言い合った記憶があります。
そしてこの件で朝日新聞に疑問を感じ購読を止めました。
慰安婦が居た事は知っていました。 戦後の娯楽小説などに沢山出てきます。
勿論戦前に成人した人なら皆知っています。
しかしその慰安婦をアフリカの奴隷狩りのように強制連行したなどと言う話は聞いた事もありませんでした。
もしそんな事をしていたら、当時から暴動になっていただろうし、戦後直ぐに大問題になったはずです。
所が当時のメディアはもっと荒唐無稽な労働者の強制連行さへ、平然と宣伝していました。
彼等には普通の常識が無いのでしょうか?
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kj8899/minshu_houan.html
>その原因の一つに「慰安婦」問題があります。いわゆる「慰安婦」は、今次の大戦において、日本の軍や官憲などの甘言、強圧等により本人の意思に反して集められ、日本軍の慰安所等で将兵に性奴隷的苦役を強要され、女性の名誉と尊厳が深く傷つけられた未成年を含むアジアの女性たちのことであります。
[発議者]
本岡昭次・江田五月・輿石東・竹村泰子・千葉景子・円より子 各参議院議員
河野氏も宮沢氏も日本人としての誇りを持っていなかった、三流の政治家だと思うのです。「好意を持って謝れば済む」これは日本人同士ならば通用するでしょうが、外交の場では自殺行為だという、政治家としてのイロハを失念していた人たちに思えます。
かつてイギリスがインドに、フランスがベトナムに、オランダがインドネシアに謝ったでしょうか。何某かの賠償金は動いても、謝罪をしたでしょうか。それが主権国家の要諦であり、プライドというものではないでしょうか。
仰せのとおり、河野談話は日本の誇りを傷つけ、父祖先人を悪者にし、冒涜したものです。日本人として実に悔やまれることです。
アレの福一に関する証人喚問を熱望するのと同様、河野氏が老化する前に是非証人喚問し、証人を論破し、同談話取り消しの端緒としたいものです。
韓国が騒ごうが、喚こうが、新しい首相と国民一体がとなって毅然と対処すればいいのです。
だいたい、中韓朝の三国は「先の戦争を材料にして、ことあるごとに日本人の歴史認識を強く責めれば、すぐに謝って、金を出してくるから、対日外交は問題なし」ぐらいに、高をくくっているのです。
何とならば、日本の政治家は威嚇されれば右往左往し、すぐに詫びをいれてきましたから。
日本の首相が安倍さんあたりならば、多分そうはならないでしょう。
(つづく)
さて、朝日新聞の存在。この新聞はいったいどこの国のメディアか、たいてい記事を読むたびに考えさせられます。外交も、政治も、教育も、皇室も。どうして自分たちの国をかくも自虐的にいたぶり、時にはかくも国家を卑屈に、貶める必要があるのでしょうか。
昔から、この新聞は詭弁を弄して絶対に自分たちの非を認めず、謝るということをしない不思議なところがあります。中韓朝に詫びるのではなく、読者にこそ詫びるべきなのに。
くどいようですが、読者が早く記事の偏向に気づき、不買運動に参加しましょう。
新聞を懲らしめるには物騒なものは何も要らないのです。
「米軍や国連軍の慰安婦についてはここに書けばいいの?」と、韓国の東亜日報の記事を元にトークページに書き込んだとたんに1か月のブロックを受けました。議論の余地も許さないようです。
世界に発信するためにはやはりアメリカは重視しなくてはならないと思いますが、私一人では手に負えません。誰か、助けてください。
現在韓国はロンドンオリンピックでの日本の体操チームのユニフォームが、旭日旗の衣裳であり、旭日旗はハーケンクロイツと同じで政治的パフォーマンスだから、日本チームのメダルを剥奪しろと騒いでいます。
日本サッカー協会の昨夜の措置は、この韓国のトンデモ主張を自ら認めた事になります。
今後韓国は旭日旗でも騒ぎ続けますよ。 実際今在米韓国人たちが、これで騒ぐと宣言しているのです。
これってまさに河野談話と同じなのです。
その場で揉め事を避ける為に安易に韓国の言い分を認めて、結局後々の大問題の原因を作ってしまうのです。
とにかく揉め事を避ける為にその場で安易に相手側のいう事を聞く、こんな対応を止めないと、今後幾らでもこの手の問題が起きてきます。
>日本にありがちな時代の「空気」が背中を押したという部分も否めません。
正に核持込と同じ構図ですが、だとするなら、鳩山が言った事も、そんな空気が続く中での話しでしょ。(笑)
では河野自身はどうでしょうか。
河野洋平は29日に取材に答え、
「(自分の)立場は談話を発表したときと全く変わっていない」と語っています。
更には、
「先ごろ一部の国会議員が、談話発表の経緯や事実関係を確認するため河野氏の参考人招致を求めたことに対しては「正式な手続きを踏んだ上で要請があれば、国会で談話に対する立場を堂々と語る」」と言っています。
これって今の話ですよ。
時代の空気なんてものじゃない。
彼は彼なりに信念を持ってやったのです。
証人喚問にいつでも応じると言っているのですから、とっとと証人喚問して、それを広く国民に見てもらって、確り国民の声を聞いて、必要なら河野談は誤りであったとちゃとしようじゃ有りませんか。
現政権の方針だって、河野談話は踏襲するものの、強制を証明する証拠はないと内閣総理大臣は明言(27日参議院予算委委員会)し、議事録にも残っているんですから、あとは河野談話の「踏襲」問題だけです。
「河野談話」
正確には、「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」と言います。この談話は、同じ日に内閣官房内閣外政審議室から発表された文書「いわゆる従軍慰安婦問題について」を受けて発表されたものです。
そう言う意味では不可分のものですが、その内容の細部まで完全に一致しているかと言えば、私が先日来言っているようにそうではない様です。
だから「強制を示す証拠はなかった」が河野談話は踏襲すると言う奇妙なことになるんですね。
では、2007年の安倍内閣の閣議決定はどうか。
この閣議決定は、国会答弁を決定したものです。
だから安倍内閣も、河野談話は踏襲しています。
これじやあ、これをもって何かが変わったかと言うと何も変化はないんですね。現に野田政権も同様に国会で、強制の証拠はなかったと言いつつ、河野談話は踏襲していて、この両者に何の違いも有りません。
つまり、2007年の国会答弁のあとも、国際的には韓国の主張が通り、非難決議が止まらなかった。この状況は変わらないと言うことですね。
だからこそ河野談話は破棄しなければならないのです。
-「朝日」、「毎日」の糾弾
- 韓国修学旅行の中止要請
- 福島瑞穂の証人喚問
等々
朝日新聞の茶番、民主党の本質的な事も賛同なんですが…これらって全て自民党の遺産でしょ?
自民党で河野を除名出来る議員いますかね?安倍さんだって総理の時やらなかった。まして今批判してる事は過去の自民党の外交そのまんまですよね。今度は維新と何するのか。結論は全て自民党を守る為?っていう事に聞こえるね。
つまり、天皇陛下まで侮辱するコリアに民主や自民を特定して批判するのでなく、日本人として戦う記者でいて欲しいと思います。
生意気ごめんなさい。
外交や商売でも【困った方が折れる!】
相手が窮地の時、例えば【ソ連崩壊】、【南朝鮮の経済破綻×2回】が、絶交のチャンスだった。
★.外交では【隙(すき)を与える】事は致命傷。
【追軍売春婦】で2.5万円貯金したのに、【南朝鮮に配慮】する隙を与えてしまった。
①.闇雲に謝まった【宮沢喜一】の愚。
②.強制連行など無く、親に40円で朝鮮人女衒(ぜげん)売られた事実があっても、知らべようともせず、現在まで尾を引く【河野談話】の愚。
>最近英語版WikipediaのComfort Women(慰安婦)の項目が、ひどいことになっています。アメリカ人管理者が相当韓国よりなのか、日本人のアカウントをことごとくブロックし、日本側の主張がほとんど書き込めない状態になっています。
慰安婦問題、南京問題等、アメリカは癌ですね。そのアメリカで安倍元首相は慰安婦問題で謝罪してしまった。権力欲の橋下も根性のない安倍も頼りにならない。
>世界に発信するためにはやはりアメリカは重視しなくてはならないと思いますが、私一人では手に負えません。誰か、助けてください。
こういうのご存知ですか。
http://sakura.a.la9.jp/japan/
「エジプト滞在10時間・・・」2007/05/03 コメント05/04 21:14
「安部首相は・・・謝罪などしていない」2007/09/21 コメント 09/21 11:00
私の考えは今も変わらず、従って「河野談話で悪いのは」のリストには安部氏も名を連ねて然るべきとの想いを否めません。伝えられる同氏のカムバックへの意欲にケチをつけるつもりはないのですが、本件に絞って言えば、氏が往時の迷走への率直な反省を表明した上で、(「強制性否定の閣議決定」のごときテクニカルな逃げ道に頼るのではなく)正面から「河野談話」に引導を渡してくれることを願っています。その場合、国内外の反日勢力から飛んで来る矢玉の激しさは容易に想像できますが、そこでの武器は、橋本大阪市長が明快に論じた「強制連行(性奴隷狩り)の証拠を出せ」の一言で足ります。
ただ、それは同時に、叙勲の栄に輝く自党の先輩をコケにすることを意味します。心優しい(らしい)安部氏にとっては辛いところだとは思いますが、ここは大義のために割り切って頂きましょう。
「安部首相は・・・謝罪などしていない」2007/09/21 コメント 09/21 11:00
を覗いてみました。私も基本的にはあなた(や西尾幹二氏)と同意見です。
ただ、河野談話や安倍さんの謝罪にはグレイゾーンがあるとは思います。つまり、「白馬事件」だけでなく拉致強姦されて慰安所に監禁された例が一部にはあったと思われること。更に女衒や親にだまされて慰安婦にさせられ泣き喚いても軍当局が黙認放置していた例が一部にはあったと思われること。そういうことに対して河野談話や安倍さんは国の責任として謝罪したのではないかと思うのです。(貧しさのために本人も不本意ではあるが半ば承知で親に売られたり、子供のうちにキーセンに売られたりというケースもグレイゾーンに入れる人もいるでしょうが、これは国の責任といえるかどうか。)
しかし、このような謝罪はあまりにもバカ正直というか、西尾幹二さんが言うように、(上記のようなケースだけでなく)慰安婦問題全体について最初からとりあうべきことではなかったのかもしれません。せいぜい「遺憾」の言葉で済ませるべきことだったのかもしれません。
安倍さんのように謝罪するならどのようなケースに対する謝罪なのかもうすこし明確に定義してすべきだったと思います。