さて、一連の鳩山邦夫前総務相の言動を見ていて、結局、この人は何がしたかったのだろうとずっと考えてきました。特に、自らの「正義」を訴えながら麻生首相に対し、日本郵政の西川社長と自分の首との二者択一を迫る姿は異様でしたから、この実は計算高い人物が何か自分にとって得することを狙っていないはずがないとは思っていたのですが、なかなかこれだというものがなく…。まあ、兄の由起夫・民主党代表とのパイプはしっかりと維持しておいて、自民党内でどうしようもなくなったらまた連携を模索するのだろうとは見ていましたが、いまひとつ腑に落ちるものがありませんでした。
それが昨日、鳩山氏が地元、
以下がその講演録ですが、相変わらず「正義」の大安売りです。「よく言うよ」という感じの鼻につく表現もありますが、まずはご一読ください。「大手マスコミ社長」なる人物が出てきて笑えます(いや泣けます)。
《政治にとって一番大事なのは政策ではない。正義だ。正義がなければ、どんなに政策が立派でも正義に反している限り、その国をほろびの道に導いていくに違いない。正義と信念を曲げて自らの立場を守ろうとするならば、政治家は辞めたほうがいい。人間として、太宰ではないが、人間失格だ。正しいことをいって通用しないならば潔く内閣を去ろうということで内閣を去った
残念だという人が大勢いる。しかし最終的な場面で、日本郵政の西川社長は続投である。これを認めていただかなければ辞めていただくということになった。いろんなことを言われた。西川さんを会長に祭り上げるから、それでいいか。ダメです。西川さんを取締役から外すから、代表執行役社長で良いか。それもダメです。国民共有の財産をかすめ取ろうとした責任を認めた責任はとってほしい。取締役は外れていただきたい。29日の株主総会で財務相がいいといっても総務相が認めなければ効力は発生しない。だから29日まで総務大臣をやらせていただきたいと。そして西川さんたち、何人か取締役として認めない。許認可権を行使して内閣を去ると言ったが、それまでは待てませんという総理のお答えだった。ならば、辞表を書きますということで私は潔く辞表を書いた。
間違ったことを認めてはいけない。業務改善命令は責任をとって辞めてくださいというのと同じ事だ。かんぽの宿問題は氷山の一角ではないか。
私は郵政民営化賛成だが、国民共有の財産を勝手に処分する。こんな国民をバカにした話はない。正しい民営化のために、正義にもとる不正義の部分は一掃しなければならない。だから新しい経営陣が必要だ。当たり前のことだ。
なぜ当たり前のことが通らないのか。この間広島県にある応援に、細田博之自民党幹事長と行った。2人で演説した。幹事長への拍手なんて、ほとんどなかった。私には熱狂的な拍手だった。これは自民党にとってこんなピンチはない。私のような正しいことを正しいといった人間が、街を歩けばがんばれといわれる。中学生にも。正義のためにがんばってと。いまの政治が正義を踏みにじっていると国民が思っていることは、自民党や政府に対する国民の風当たりがいかに強いかの表れだ
私のように当たり前のことを言った人間がヒーロー視されるような世の中は間違っている。当たり前のことをやった人間が、鳩山が当たり前のことをやっているのねと軽く評価されるのが●(聞き取れず)ではないか。政治、政党が正邪の判断ができなくなったとするならば、政治の大ピンチだ。
私は麻生総理、総裁をつくるために全力を尽くしてきた人間だ。3回も選対本部長を務めたんだから。あの方はいい人だと思う。人が良すぎる。人の話を聞き過ぎる。だから揺れてしまう。この4月はじめまで私と麻生総理は完全に歩調があっていた。総理も経営陣は取り調べ後は一新しようと。私を心配していろいろと話をしてもいいよというようなお手紙をちょうだいしておった。それがどうしてこうなるか。よってたかって、あの善人を、人のいい内閣総理大臣を妙な振り付けをした人たちがいる。どういう経緯かまだわからない。しかし、総理の判断を完全に誤らせた。
私は総理に言った。西川さんを続投させるとなると、世論が牙をむくと。私は何度も忠告した。しかしおそらく総理にむらがって間違った情報を伝える振り付け師たちは、鳩山を切ったって支持率は下がりゃしませんよと言ったのではないかと想像する。私は総理が本当にお気の毒だ。こんな間違った判断をするような麻生太郎ではない。だれがどうやって総理を誤った判断に導いたのか、本当に腹が立つ。だから総理も、そういう誤った判断を無理強いする人たちに乗ってはいけないということは、一国のリーダーなんだから、言えるのかなあ。非常に残念だ
最終的には西川さんが詫び状を書いて総務大臣室に来て私に謝ることで西川続投を認めてくれと言うことが総理周辺からたびたびいわれた。私は受け入れられないと言った。彼らが不透明でさかんにやってきたことは国民に謝るべきだ。
誠に残念だった。それならば辞表をお書きくださいということで、用意された辞表に署名した。何の悔いも残っていない。ただ残念なのは、なぜ総理が誤った判断をしたか。兄との党首討論でも、振り付け師たちが総理によけいなことを言わせた。私が混乱させたという。混乱させていない。正義を貫いただけだ。民営化企業に政治が介入すべきではないと。まったく間違った理屈だ。公的な会社だから総務相に監督権限が与えられているのに、民間会社だから口をだしてはいけないという論理は全く通用しない。公的な存在だから口をださなければ行けない。
振り付け師たちは総理にこんなことも言った、総務相は客観的な事実と法律に基づいて行動してもらわないと困ると。私は客観的な事実を一杯指摘してきた。全部法律に基づいて行動してきた
総理は欺されているのではないか。だれかに嵌められたのではないか。私を切れば支持率は下がる。私の常識は国民の常識とだいたい同じだ。国民の常識を切ったら支持率が下がるのは当たり前だ。総理はだれかにやられちゃった。はめられたのかもしれない。麻生内閣を作った男としては悔しい思いでいっぱいだ。
マスコミは、私は浅野内匠頭で、西川さんが吉良上野介のようだ。吉良は大石内蔵助が出てくる前に逃げ出さないで大丈夫なんて書いている人が結構ある。中には、自分が大石内蔵助になると宣言しているある大手マスコミの社長さんもおられる
今の政界、いま選挙やったら自民党はぼろ負けする。間違いない。しかし民主党に政権を渡すわけにはいかない。民主党には問題がありすぎる。創立者の1人だからよく分かる。政治とカネの問題、民主党にも間違いなくいっぱいある。政治とカネの問題は小沢さんと西松だけの問題ではない。少なくとも私が見てきた民主党は、お金のことをきちんと清潔に処理できる政党ではなかった。労組との関係も微妙だ。私はこの目で見てきた。
そういう民主党にいま政権を渡さないようにするためには、自民党を根本から改革しなければならない。三木元首相が言った出直し的な改革が自民党にできるかどうか。私もやってみるが、若手議員にも決起してもらいたいと思うし、本当に出直し的改革が出来るかどうかが総選挙までの最大のテーマではないか。
これから何が起きるか分からない。政局の予想はだれがしゃべっても当たることがない。常にえっという意外なレース展開を示す。私がこれからこの夏、どういう行動をするのか。行動が成功するか失敗するか、選択肢は一杯持っていたいと思う。おやっと思うような行動をするときがあっても、私の基準は常に国民目線だから。一定の業界に目を向けたような行動をとらない。国民にとってプラスかマイナスか、それ以外の判断基準はない。その判断基準を正義という。友愛といってもいい。兄は友愛といっているが、私のほうが10年前から友愛といっている。同じじいさんをもっているから仕方ないが。
この正義の目盛りですべてを判断する。どんな政治行動をとっても心優しいひまわり会のみなさまには、鳩山邦夫は正義のためにやっていると理解して支援してほしい。》
大石内蔵助を気取った大手マスコミ社長をバックに、若手政治家らの決起を煽って勝負をかけようということでしょうね。何やらいろいろとエクスキューズをはさみつつ、「おやっ」と思う行動をとることも示唆しています。本当に、この大手マスコミ社長「○○○○」にはいい加減にしてほしいと思います。そして鳩山氏は講演後、記者団にこう語っています。
記者 夏になんらかの形で動くと
鳩山氏 それは政局と言うよりも、政治の流れ次第で自分がとるべき行動は決めるわけだから。自民党の出直し的な改革というのが目標だが、それに向かっていくが
記者 おっというような行動は何か
鳩山氏 それは分からない。だって何が起きるか分からないから、政治は。だからどんなことが起きてもご支援くださいという意味だ
記者 総選挙前に自民党を抜本的に改革する必要があるというが
鳩山氏 選挙後では話にならないでしょ
記者 総裁選を前倒しにして次期総裁にと言う期待もあるが
鳩山氏 あまり現実的なものとして考えてはいない
記者 鳩山氏への支持が国民から高いが
鳩山氏 悲しいことだと思う。この間も、餃子の王将に並んでいたら若者がエールを送るというのは、表面的にはすごくうれしいが、当たり前のことを言ったら評価されるということは、当たり前のことが通用していない今の内閣、自民党ということにもなるから。
記者 若手を中心に脱麻生の動きが加速していることについて、鳩山氏の行動がきっかけになっているとの見方もあるが
鳩山氏 私としては忸怩たる思いというか、麻生太郎を今でも信じたいと思っているが、やはり大きな判断の誤りをしたことが、こういう動きになるということは私にとっては悲しいことだ
記者 内閣支持率も下落しているが
鳩山氏 私は、総理が世論が牙をむくと2回ぐらい申し上げたが。
…私は政治部記者ではありますが、もともと政局が得意でも好きでもないので、こういう人たちが騒ぎ暴れる政局など見たくないのですが…。まあ、しかし、世論調査ではまだ鳩山氏に対する支持が高いようなので、そういう場合も十分ありますね。兄弟トップで衆院選を争うなんて、いま流行の世襲問題どころじゃない気も少ししますね。自民党内、特に麻生氏に近いところで最近、早期解散論が強まっているのも、こういう人たちの跳梁跋扈を防ぎたいという思惑があるのかもしれません。それにしても振り付け師って…菅義偉氏あたりを指しているのでしょうか。
鳩山氏の言い分ばかり紹介するのはナンなので、それと対照的な見方を掲載しておきます。今朝の新報道2001に安倍元首相が出ていたので、そのやりとりがちょうどぴったりでした。ちなみに安倍氏は、鳩山氏の理屈を「めちゃくちゃだ」と周囲に評しています。
Q 新報道2001の世論調査で支持率20・6%。支持率を下げた要因は
安倍氏 支持率は高いときもあれば、下がるときもあります。私の時もそうですし。小泉さんの時だってそうですね。ですから一喜一憂せずに、しかし謙虚に支持率を受け止めながら、信頼を回復するために全力を尽くしていくべきだと思います。この現在の支持率低下はおそらく鳩山総務大臣の更迭の結果だと思います。
Q 鳩山の更迭判断をどう思うか
安倍氏 この判断は私は間違ってないと思いますよ。どういう判断をされたか、ということなんですが、メッセージが少ないと思うんですが、郵政の民営化をこれからも積極的に進めていくんだという判断をしたんだと、こういうことなんです。そしてもう一点。日本は市場主義経済ですね。民営化が進んでいくなかで、株式会社の人事に関しては、めったなことでは政府は口を出さない。当たり前の判断をされたんだと思いますよ。
指名委員会と取締役会で経営者としての経営能力、経営判断についての評価をして、全会一致で西川さんという方が決まりました。それに対しては基本的に尊重するというのが政府の姿勢ですね。そうでなければ、日本は今でもNTTに対して株を持っている。JRに対してもそうです。NTTの商行為について政府が口を出すんですか。口を出すということは今後も当然政府は、結果に対して責任を持っていなければ、株式会社にしていく、そして民営化をしていくということは、経営判断は経営者に任せれば、そして株主とさらには取締役にちゃんと責任持ってもらう。これが正しい姿だと。
Q 西川さんの首を守ることがまさに小泉構造改革路線を守る
安倍氏 首を守るという言い方はおかしいですね。首を守ると言うことではなくて、指名委員会と取締役会を尊重する。
Q そう麻生に進言したのか
安倍氏 こういうことについては、それは基本的にそれは総理がお決めになることでありますから、私はそういうことは一切申しあげていません。
Q 伝えられるところでは、安倍がそういう気持ちを菅義偉さんが麻生に伝えたと
安倍氏 菅さんがどういうアドバイスをされたか、私は存じ上げませんが。私は元総理として、麻生総理にいちいちのこういう判断についてはあまり差し出がましいことをいってはならないだろうなと、こう思います。
Q 鳩山総務相が言っているのは、前は麻生も西川の更迭を考えていたと。西川の後任リストももらったと。
安倍氏 そういう問題ではなくて、なぜ、総務大臣という地方自治、放送もそうです、たくさんありますよ、責任は。国務大臣ですから。その国務大臣が自分の首と、大きな仕事をしているとはいえ一、いわば株式会社の社長の首とを天秤にかけて、総理に決断を迫るんですか。そうではなくて、問題点を具体的に、こういう問題点がありますねと、具体的に挙げて法令違反なのかどうかということの判断をしながら、それを郵政側に投げかけて、それを指導していくというのが総務大臣の立場ではないでしょうか。西川さんを辞めさせなければ、私が辞めますというのは、これはおかしいと思います。閣僚として、そもそも。
Q 西川を切ろうとしたことで、国民の多くはまたぶれたという印象を深くした
安倍氏 またぶれたという意味がよく分からないんですが。かつて給付金の時もまたぶれたという話がありました。あれは給付金をやるのか、やらないのか、行ったり来たりしたのではないですね。ないですよ。給付金をやるということは決めていました。所得制限ということについて、これは景気対策か生活支援かという違いはあります。
しかしこれはやや技術的な問題です。ぶれたと言われているのは、本人が受け取るかどうかということについてぶれたといわれていますけども、いわば政策としてやるかやらないかについてはぶれていないんですから、そんなに騒ぐことかな。ですから、一段落した後は支持率が上がってきたんですね。今回についてはやはりどうして判断をしたのかということをはっきり、本来であれば、私がここにいるのではなくて、官房長官、あるいは幹事長がもっと遠慮なく、惻隠の上は切って、その情は捨てて説明をするべきだろうなと思いますね。
Q 麻生にそういう厳しいことを言う人はいないのか
安倍氏 それはたくさんいると思いますけど。今まで政府はたとえ許認可権限を持っていたとしても、株式会社の人事に介入したことはないですよ。一回も。一回もないことをやっていいのかどうかという、いわば当たり前の判断をしたんだろうなと私は…
Q 官房長官も幹事長も怠慢だと
安倍氏 そういうことじゃなくて。もっと積極的にやっていくべきだ。この数字は、先ほどの数字はおそらく西松建設の初公判の前なんだろうと思いますね。ですからその要素が入っていない。西松建設の初公判の結果、2億円以上のお金が小沢さんの所に行っていた。そしてはしもと秘書も、それを認識していた。小沢事務所の天の声があった。いわば天の声を出して、お金をもらっちゃいけないでしょう。このことがはっきりしましたね。
それに対して鳩山さんも岡田さんも、これは個人のことなのでコメントを差し控える。個人なんですか?党の代表代行ですよ。ナンバー2ですよ。当然コメントする必要があります。また鳩山さんは、この問題に関して制度が悪い、制度が悪いって、根本的に法律を破る人がいたら、制度を変えたって同じですよ。また、法人から個人に制度を変えていくべきだと。いわば法人からひとりひとり個人の寄付に変えていくべきだと…
Q これはまだ裁判の途中なので、秘書のルートはまだこれからだ
安倍氏 鳩山さんは、法人から個人へとおっしゃっていた。鳩山さん本人が亡くなった方名義の個人献金を150万円以上を受けていたことが分かりました。私はそのとき、鳩山さんが言っている法人から個人という「こじん」は、亡くなった故人なんだということが分かりました。そういうことを全然報道しないじゃないですか。みなさんね。国民の皆さんが分からない。
Q 7月5日に静岡県知事選、12日に東京都知事選。負けると麻生降ろしの流れが加速すると思わざるを得ない
安倍氏 基本的な位置づけとしては、静岡の知事選も、東京の都議選も、静岡、東京の未来を誰に託すか決める選挙であって、総理の責任とは私は関係ないと思います。しかし、政局ですから。この理屈とは別に実態としては、それは議員心理、選挙を前にして影響はあるんだろうと思いますね。
Q 麻生はきのうも8カ所回っている。そうすると、麻生自身が一体化させようとしている。都議選に負けたらやはり麻生のせいだとなって、麻生降ろしが加速する
安倍氏 一体化させようということではなくて、やはり候補者から応援要請が来れば、それに対して対応しようか、時間があれば対応しようか、そういうことだと思いますね。。
Q 都議選の前に解散するかという話が出ているが
安倍氏 解散については総理大臣が判断することですから。私には分かりませんね。
Q きのう安倍さんが7月中にも選挙が行われる可能性があると
安倍氏 それはわが党の議員のいわば大会ですから、みなさんの気を引き締めるために言いますよ。
Q 現実問題ではないと
安倍氏 現実問題かどうかは分からない。これは麻生総理が判断することですから、7月かもしれないし、8月かもしれないし。
Q 7月中となると、早々に解散…
安倍氏 分かりませんよ。麻生総理がお決めになることですから。
Q 今、窮地であることは間違いない。流れを変えるために内閣改造をやる。安倍さんの時も参院選の後に改造したら支持率が10ポイント上がった。こういうことを麻生はやるべきだと考えるか
安倍氏 これは改造については、私はとやかくいうのは僭越だと思います。総理が判断されればいいんだろうと思いますね。
Q 内閣改造でもやって、トップリーダーを変えて、例えば舛添という話が出ている。流れを変えてという可能性をどう見るか
安倍氏 トップリーダーを変えるということは、今考えるべきではない。現実的ではないだろうと思います。麻生総理自身がお辞めになるという気持ちは全くないわけでありますから。強い意志を持って、景気を回復させていくと。
Q 次の選挙は麻生自民党総裁で戦うと、麻生総裁とみんな自民党が命運をともにすると考えていいのか
安倍氏 基本的に総裁選挙を前倒しにするというのは、国民の皆さんからとって、姑息な手段だと私は見られるんだと思うんですね。ここは麻生総理の下、結束して、いかに魅力的な政策を私たちが打ち出すことができるかどうか、これに勝負がかかっていると私は思います。(この後、民主党の安保・外交政策を批判、略)
…本筋の話ではありませんが、鳩山氏は麻生氏との会話内容をべらべらしゃべり、一方で安倍氏は実際は上の発言以上にいろいろにことを意見したり、進言したりしているでしょうが、それについては明らかにしようとしていません。その当たりに、両者の麻生氏に対するスタンスが表れているようにも思います。まあ、私は麻生氏自体には何の思い入れも縁もありません(いちいちこういうことは書きたくなかったのですが、どうも誤解もあるようなのでついでに記しておきます)が、鳩山氏を事実上、罷免したことは正しかったと思っています。あと、安倍氏の民主党の安保政策批判も面白かったのですが、長くなりすぎるので残念ながらここまでとします。あしからずご了承ください。